《E・HERO エアー・ネオス/Elemental Hero Air Neos》 †
融合・効果モンスター
星7/風属性/戦士族/攻2500/守2000
「E・HERO ネオス」+「N・エア・ハミングバード」
自分フィールド上に存在する上記のカードをデッキに戻した場合のみ、
融合デッキから特殊召喚が可能(「融合」魔法カードは必要としない)。
自分のライフポイントが相手のライフポイントよりも少ない場合、
その数値だけこのカードの攻撃力がアップする。
エンドフェイズ時にこのカードは融合デッキに戻る。
※テキスト中の「融合デッキ」は「エクストラデッキ」を指す。
STRIKE OF NEOSで登場した風属性・戦士族の融合モンスター。
コンタクト融合体共通の召喚条件、エンドフェイズにエクストラデッキに戻る誘発効果、相手とのライフポイントの差だけ自己強化される永続効果を持つ。
相手とのライフポイントの差だけ強化されるため、劣勢であれば爆発的な攻撃力を獲得可能。
基本的に自分のライフが2500以下であれば、相手のライフポイント以上の攻撃力になるため、直接攻撃を通せば勝利できる。
他のコンタクト融合体と同様《ミラクル・コンタクト》1枚から特殊召喚が可能であり、【コンタクト融合】の切り札としての活躍が期待できる。
《インスタント・コンタクト》を使えばライフポイントを減らしながら特殊召喚でき、《E・HERO ネオス》を墓地かフィールドに置いてあれば効果が有効になるため、勝利を狙える。
ただし1ターンでフィールドを離れてしまうため、特殊召喚したターンに勝負を決めるフィニッシャーとして運用するか、チェンジや《コンタクト・アウト》との併用が基本となる。
- 長らく【コンタクト融合】の切り札となっていたカードだが、第6期以降は一度も再録されていない。
それ自体は珍しいことではないが、このカードの場合デュエルリンクス・マスターデュエルといった近年のゲーム作品に全く実装されていない点で異質である。
他のカードのイラストにもほぼ全く登場しておらず、《インスタント・コンタクト》ではアニメOPを再現したイラストでありながらこのモンスターのみ不自然な構図でほぼ全体が隠されているなど、このカードを描くことを避けていると見られる節がある。
これらの措置の理由については公式発表が一切なく、この問題は長らく「遊戯王最大の謎」としてプレイヤー間で様々な憶測が飛びかっていた。
- 2025年4月に英語圏のインターネットコミュニティで、この問題の原因が「著作権に関する訴訟ではないか」との報告がなされた。
2008年4月11日に提出された、Beyond Comics社によるKONAMI社、UpperDeck社、他数社に対する著作権侵害訴訟の資料において、このカードが侵害対象とされているとのこと。
訴状ではBeyond Comics社が版権を持つコミックキャラクター「REVEDACTYL(レイヴダクタイル)」のデザインがこのカードのデザインにコピーされたとしており、同キャラクターのヘルメット、翼、配色、全体的な姿勢など、複数の特徴的な要素を不正に盗用したと主張している。
この訴訟は提訴から半年後に当事者間で和解しており、その和解内容については公表されていない。
和解内容に「再録や新規カードのイラストへの登場を行わない」ことが含まれているのか、あるいはKONAMIがこれ以上のトラブルを避けるために再録等を自主的に回避しているのかは不明である。
- 本件に関してREVEDACTYLの作者であるGraig Weich氏は2025年4月18日に投稿した動画内にて、「自身の芸術的権利を守りたかった」との旨を話しているのと同時に、このカードが再版されることについては問題はなく、KONAMI社の判断に任せるとのコメントも残している。
- 唯一イラストにこのモンスターがまともに描かれているカードとして《次元誘爆》が存在する。
こちらは再録こそされていないものの、ゲーム作品には普通に実装されている。
イラストが引いた構図であるためこのモンスターの細部などが確認しにくく、デザイン面での問題にならないと見なされたのだろうか。
- 海外においても一度も再録されておらず、ポルトガル語版に至っては現在でもなお未発売のままである。
- 原作・アニメにおいて―
アニメGXにおける「十代vsヨハン」戦にて十代が使用。
残りライフ400の状態でコンタクト融合し、効果で攻撃力を1200強化して攻撃する事でヨハンに勝利した。
その後「十代vsブロン」戦や「十代vsクロノス」(2戦目)でも登場した。
攻撃名は「スカイリップ・ウィング」。
- コナミのゲーム作品において―
前述の通り、ゲーム作品においてもOCG同様に登場が制限されている場合がある。
- 上記の件の顛末と日付を踏まえると、TF3では問題になることを懸念して隠しカードにしておき、和解後のTF4からは通常通りの収録にした可能性が高い。
なお、この一件が影響しているのかは不明だが、TF3は元々の発売日予定の9月から2か月延期された11月に発売されている。
- TAG FORCEシリーズの展開終了後は、Legacy of the Duelistには収録されているが、デュエルリンクスやマスターデュエルには実装されていない。
ただし前述の通り《次元誘爆》には制限はかかっておらず、それらの作品にも収録されている。
関連カード †
―ライフポイントの差の分攻撃力があがるカード
―《E・HERO エアー・ネオス》の姿が見られるカード
このカードを使用する代表的なデッキ †
収録パック等 †
FAQ †
Q:効果欄には「自分のライフポイントが相手のライフポイントよりも少ない場合、その数値だけこのカードの攻撃力がアップする」とあります。
その数値というのが「ライフポイント差の分上がる」という取り方もできますが、「自分のライフポイントの数値分上がる」とも取る事ができます。
どちらの数値でしょうか?
(《裁きの代行者 サターン》と違い、テキストがはっきりしていなかったための質問)
A:上昇値は「ライフポイントの数値差分」となります。
Tag: 《E・HERO エアー・ネオス》 融合モンスター 効果モンスター モンスター 星7 風属性 戦士族 攻2500 守2000 HERO E・HERO ネオス 正規の方法以外でエクストラデッキから特殊召喚不可 融合召喚不可