《リトマスの死の剣士/Litmus Doom Swordsman》 †
儀式・効果モンスター
星8/闇属性/戦士族/攻 0/守 0
「リトマスの死儀式」により降臨。
(1):このカードはモンスターゾーンに存在する限り、罠カードの効果を受けず、戦闘では破壊されない。
(2):罠カードがフィールドに表側表示で存在する場合、このカードの攻撃力・守備力は3000アップする。
(3):儀式召喚したこのカードが相手によって破壊された場合、
自分または相手の墓地の罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを自分の魔法&罠ゾーンにセットする。
COLLECTORS PACK 2018で登場した闇属性・戦士族の儀式モンスター。
罠カードの効果を受けず戦闘破壊されない永続効果、罠カードが存在する場合に自己強化する永続効果、儀式召喚した状態で破壊された場合に墓地の罠カードをセットできる誘発効果を持つ。
(1)は、罠カードの効果を受けず、戦闘破壊されない耐性。
モンスターの除去手段であるモンスター効果・魔法カード・罠カード・戦闘破壊のうち2つを対策できると考えれば強力ではある。
だが、現在の除去手段はモンスター効果・魔法カードが主流になっており、罠カードの投入比率が低い現環境では必ずしも有効に働く効果とは言えない。
自分から《激流葬》などに巻き込む、モンスター効果や魔法カード封じと組み合わせるなどコンボを狙いたい。
サーチ手段の多い儀式モンスターということも相まって活用の幅は広いため、この耐性を主体的に活用したデッキを組むべきだろう。
(2)は、罠カードが表側表示で存在する場合、攻撃力・守備力が3000アップする効果。
相手の罠カードにも対応するとはいえ、基本的には自分で永続罠を用意する必要があるだろう。
攻撃力3000は最上級モンスターの基準といえる攻撃力であるが、罠カードが全て除去されると攻守共に0となり、貫通を含む大きな戦闘ダメージを受けてしまう。
特に、(1)の戦闘破壊耐性と相まってサンドバッグにされる危険性が高い。
《宮廷のしきたり》は永続罠を破壊から守るだけでなく、自身も永続罠であるのでこのカードと相性が良い。
0から3000という極端なステータス変化は《財宝への隠し通路》や《進化する人類》とコンボできるが、それらは永続罠ではないため採用には一考が必要。
ちなみに3000の攻守を維持するのに永続罠に目が行きがちだが、通常罠でもステータス変化は起こる。
《天融星カイキ》を墓地に置いておけばそのトリガーにできるので罠カードにチェーンして任意のタイミングで蘇生できる。
あちらともども融合素材としてやるのも手で、このカード自身が元からあちらと併用されることが多い《覇勝星イダテン》・《覇道星シュラ》・《鋼鉄の魔導騎士−ギルティギア・フリード》等の素材として手札に加えやすいために戦術にも無理が生じにくい。
ただ、普通は発動してから墓地に送られるため、《鎖付きブーメラン》のようなフィールドに残るものを除き通常罠をコンバットトリックに利用することはできない。
(3)は、儀式召喚したこのカードが相手に破壊された場合、自分か相手の墓地の罠カード1枚をセットする効果。
このカードは(1)の戦闘破壊耐性があるため自爆特攻もできないので効果を発動できるかは相手に依存する部分が大きい。
能動的に使うのはあきらめ、間接的な魔法カード・モンスター効果による破壊耐性と考えた方がいいだろう。
自身を対象にした《リビングデッドの呼び声》や《竜魂の幻泉》などの蘇生カードが、完全蘇生且つ強化カードと化す。
ただしそれらが除去された場合、(1)により自壊はしないものの、他に永続罠がなければやはり低ステータスを晒すことになる。
サンドバッグにされない様に他に罠カードを用意しておきたい。
儀式召喚も可能な永続罠である《リターン・オブ・ザ・ワールド》との相性は悪くなく、複数枚採用した場合に、1枚目で儀式召喚し、2枚目以降は(2)の強化の維持に利用し、状況次第で2体目以降のこのカードの儀式召喚に利用できる。
「永続罠を維持する」というコンセプトが一致する【ウィジャ盤】の壁兼アタッカー、更には《ウィジャ盤》の再利用役としての採用も考えられるか。
V・HEROならダメージを受けた際に永続罠として置かれるため、攻撃力の維持に利用しやすい。
《メガリス・エマージョン》と《メガリス・プロモーション》を擁し、これらのサーチ手段がある【メガリス】でも、攻撃力3000のアタッカーとして安定した利用が可能。
《メガリス・エマージョン》は継続的にアドバンテージを稼ぎ続けるカードであるため、被破壊時に回収する効果との兼ね合いもよい。
- カード名の由来は「リトマス試験紙」だろう。
カード名の「リトマスのしのけんし」から「の」を取って読むと「リトマスしけんし」になる。
モチーフの名称に少し足しただけだが、「死の剣士」というシリアスな響きやイラストは元ネタを一見して感じさせないものになっている。
- リトマス試験紙はリトマスゴケなどを原料に作られた実験用器具で、酸性であれば赤く、塩基性(アルカリ性)であれば青く変色する。
特定の状況で変化することから、変化の影響などを指す比喩としても用いられる。
日本では小中学校の理科の実験で用いられるが、変化が段階的で現在のpH(酸性・アルカリ性の程度)を正確に測るのには向かないため、高校以降ではあまり使われず、BTB溶液などが主に使われる。
- コナミのゲーム作品において―
TAG FORCE シリーズでは、アニメ版と同じ効果で1の時点からオリジナルカードとして登場していた。
関連カード †
収録パック等 †
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