《大捕り物/Crackdown》 †
永続罠
(1):相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。
そのモンスターのコントロールを得る。
そのモンスターは自分フィールドに存在する場合、攻撃できず、効果を発動できない。
そのモンスターがフィールドから離れた時にこのカードは破壊される。
DARK NEOSTORMで登場した永続罠。
発動時に対象とした相手モンスターをコントロール奪取する効果を持つ。
汎用コントロール奪取の1枚であり、同じく汎用性の高い魔法カードの《心変わり》が比較対象となる。
基本的に現環境では即効性の高さや除去への強さが重視されやすいため、《心変わり》の方がより環境に適応していると言える。
また、こちらは表側表示しか奪えず、奪ったモンスターの攻撃及び効果の発動が封じられている点でも劣る。
永続罠であることや、フリーチェーンなので相手ターンの動きを妨害できる点で差別化することになる。
低速のデッキと相性が良く、【オルターガイスト】や【神炎皇ウリア】の様に罠カード(永続罠)である事がメリットになるデッキではこちらを優先しやすい。
妨害としては展開の起点となるリンクモンスターであればリンク先を失わせる意味もあり、【リンク召喚】や【ペンデュラム召喚】への影響力は強い。
その他の利用法としては、エクシーズ素材や裏側表示にできれば自壊を回避でき、バウンスで再利用を狙える。
たとえ再利用できなくとも単体で機能するカードなので、【セルフ・バウンス】や【エーリアン】にも採用しやすいだろう。
ややピンポイントではあるが、「発動した効果を受けない」耐性を持つモンスターや、効果のみを無効化するカウンター効果を持つモンスターを奪えるのも《心変わり》に勝る利点である。
特に前者の永続効果はこのカードで奪った後も有用なままなので、ステータスも高ければ壁としては役立つ。
- 効果について
自分が採用せずとも相手に使われる際に把握しておかなければ不利に働くことも多いので頭に入れておきたい。
- 「大捕り物」とは犯罪者を捕らえる騒動の大掛かりなもので、逮捕時に大騒ぎになった様子を意味する。
- 英語名の「Crackdown」は「犯罪行為の取り締まり」を意味する米国の警察用語である。
- コナミのゲーム作品において―
『デュエルリンクス』では22/09/28の実装と同時にLIMIT3に指定された。
関連カード †
―イラスト関連
このカードを使用する代表的なデッキ †
収録パック等 †
FAQ †
Q:自分のバトルフェイズ開始時に自分の《青眼の白龍》が相手の《大捕り物》の(1)の効果でコントロール奪取されました。
それに対して自分もその《青眼の白龍》を《大捕り物》の(1)の効果でコントロール奪取しました。
そのバトルフェイズに自分の《ピティ》が相手の守備表示の《ピティ》と戦闘を行うダメージ計算時に《禁じられた聖典》が発動され、フィールドのすべての効果が無効になりました。
この《青眼の白龍》は両者の《大捕り物》の対象に取られ続けていますが、《禁じられた聖典》の効果終了時、最終的にコントロールを得るのはどちらですか?
A:自分がコントロールを得たままです。
Q:相手のモンスターゾーンに表側表示で存在するモンスターを対象として、《大捕り物》の効果を発動し、コントロールを得ています。
その後に、対象のモンスターが裏側守備表示になった場合、適用されている《大捕り物》の効果はどうなりますか?
A:《大捕り物》の効果によってコントロールを得ているモンスターがその後に裏側守備表示になった場合、そのモンスターは《大捕り物》の対象から外れます。
よって、「そのモンスターのコントロールを得る」効果の適用はなくなり、そのモンスターのコントロールは相手に戻ります。
また、「そのモンスターは自分フィールドに存在する場合、攻撃できず、効果を発動できない」効果の適用もなくなりますので、攻撃や効果の発動も行える状態になります。
なお、《大捕り物》は魔法&罠ゾーンに表側表示で残り、「そのモンスターがフィールドから離れた時にこのカードは破壊される」処理が適用されることもなくなります。(24/09/19)
Q:《大捕り物》のカードの発動に対して《セリオンズ“キング”レギュラス》の(2)の効果や《スプライト・キャロット》の(2)の効果を発動した場合、どのような処理となりますか?
A:それらの効果は直前のチェーンブロックの処理時に適用される効果を無効にする効果です。
《大捕り物》の効果はカードの発動のチェーンブロックの処理時以降にも適用され続けられますので、無効にならず、通常通り適用されます。(22/12/30)
Q:「発動した効果を受けない」永続効果を有する《鎧皇竜−サイバー・ダーク・エンド・ドラゴン》を対象に《大捕り物》を発動した場合、コントロールは奪えますか?
A:「発動した効果を受けない」とは、相手が発動した効果の処理時(チェーンブロックの処理時)に適用される効果は受けませんが、チェーンブロックの処理時以外で適用される効果は受けます。
《大捕り物》の効果はカードの発動のチェーンブロックの処理時に適用を開始し、その後も適用され続ける効果なので、コントロールは奪えます。(24/12/05)
Tag: 《大捕り物》 罠 永続罠