水族/Aqua †
基礎データ †
概要 †
水属性の不定形やエネルギー体、魚ではない水棲生物、そして各種カエル・ペンギンなどが属する種族。
長らく禁止カードだった《同族感染ウィルス》が属する種族。
しかしそれ以上にOCG・アニメの古参ファンに牢記されているのは、かの悪名高き【サイエンカタパ】に名を残す《カタパルト・タートル》(エラッタ前)かも知れない。
《No.101 S・H・Ark Knight》や《餅カエル》、《海亀壊獣ガメシエル》を始め、過去には《アビス・ソルジャー》・《スノーマンイーター》・《氷帝メビウス》・《黄泉ガエル》などが環境一線で活躍してきた。
カテゴリとしては、ガエル・アクアアクトレス・グレイドル・軍貫・氷水が水族で統一されており、ペンギン・ティアラメンツもほぼこの種族である。
長年、純水族カテゴリといえば水生生物をモチーフとしたものが多かったが、近年はそれ以外のものも増えてきている。
また、氷結界などの種族が統一されていない水属性カテゴリには、大抵の場合この種族のモンスターが存在する。
帝や結界像といった属性単位のシリーズモンスターでは水属性を担当することが多く、水属性を象徴する種族であると言える。
しかし、サポートカードは第1期の《海》を始めとして魚族・海竜族とセットになっているものが多く、水族のみを補助するカードはあまり多くない。
そのため、カテゴリに捉われない【水族】を構築する場合は、完全な種族統一デッキではなく魚族・海竜族も組み込んだ【水属性】になりがちである。
アクアアクトレスのサポートカードであるアクアリウムが水族サポートの効果も合わせ持っており、かつてに比べて統一の難しさは若干克服された。
第11期になると《氷騎士》や《絶海のマーレ》など汎用水族のサポートカードが登場し、氷水や軍貫など統一カテゴリも誕生するなど、種族全体に大きな底上げが見られた。
とは言え、やはり他種族と比較すると量・質共に見劣りしがちであり、単一種族でデッキを組む長所に乏しい状況は脱却できていない。
一応、他種族との混合構築だが水族主体のデッキならば、【ティアラメンツ】の様に環境で活躍するデッキも登場している。
種族全体の特徴としては、守備力が高い壁モンスターや、カテゴリサポートカードも含め誘発効果・リバース効果持ちが多く存在し、バウンスを中心に除去も比較的豊富。
総じて、守備的な面において比較的優れた特長を持つ種族である。
- 「水族」という非常に抽象的な種族なので、その分類はかなり難解。
他種族の方が適切だと思われるモンスターでも、水・氷・雪などが絡むとこの種族になることがある。
この点は、炎を纏うことで分類されやすくなる炎族と、電気を帯びることで分類されやすくなる雷族に似ていると言える。
- アニメARC-Vでは、「黒マスクの男(ユート)vs沢渡」戦で沢渡が「氷帝」を使用している。
また、鮎川アユが使用したアクアアクトレスはOCGではこの種族になっているが、劇中では魚族であった。
オルガが使用した「極氷獣」は劇中では種族不明だったが、OCG化の際にこの種族になっている。
関連リンク †
その他のリンク †