《デーモンの召喚/Summoned Skull》 †
通常モンスター
星6/闇属性/悪魔族/攻2500/守1200
闇の力を使い、人の心を惑わすデーモン。
悪魔族ではかなり強力な力を誇る。
Vol.4で登場した闇属性・悪魔族の上級モンスター。
《ブラック・デーモンズ・ドラゴン》・《デーモンの顕現》の融合素材。
雷族以外で《魔霧雨》の発動条件となる唯一のモンスターである。
上級通常モンスターでは最高攻撃力の2600に次ぐ数値を持ち、悪魔族通常モンスターとしてもトークンを除くと《デビルゾア》に次ぐ攻撃力を持つ。
しかし、現在の環境では通常モンスターをアドバンス召喚するのは流石に効率が悪く、豊富なサポートカードを活用することになる。
闇属性であるため、デッキでは《終末の騎士》の墓地肥やし、手札では《闇の誘惑》の手札交換、フィールドではウイルスのコストに対応できる。
通常モンスターであるため、墓地に置かれた後は《思い出のブランコ》等で蘇生できる。
また、悪魔族故に《E−HERO ダーク・ガイア》等の融合素材にもでき、【悪魔族】では《魔族召喚師》から特殊召喚可能。
レベルが共通するのでエクシーズ召喚を狙え、通常モンスターサポートを共有できるため連携も取りやすい。
加えてデーモンの名が付くため、【デーモン】においてもよりサポートカードの豊富さを活かす事ができる。
《ブラック・デーモンズ・ドラゴン》・《デーモンの顕現》の融合素材でもあり、上記の《終末の騎士》以外にも《E・HERO プリズマー》にも対応する。
《メテオ・ドラゴン》と違い聖刻には対応しないが、《真紅眼の黒竜》及び《ブラック・デーモンズ・ドラゴン》と闇属性サポートも共有できる。
先のウイルスや《龍の鏡》・《闇の誘惑》を経由した《闇次元の解放》からの帰還など、高い攻撃力を活かした動きが取れる。
《ブラック・デーモンズ・ドラゴン》と共に《ダイガスタ・エメラル》や《絶対魔法禁止区域》を用いたビートダウンを狙ってもよいだろう。
また、《悪魔竜ブラック・デーモンズ・ドラゴン》の融合素材にできるデーモンの中で、唯一《融合徴兵》や《融合準備》のサーチに対応している。
それらの効果の都合上《ブラック・デーモンズ・ドラゴン》を採用する必要はあるが、局面次第で《ブラック・デーモンズ・ドラゴン》と《悪魔竜ブラック・デーモンズ・ドラゴン》を使い分けられるのもこのカードの特徴である。
以上から、上級通常モンスターの中でも比較的扱いやすいカードといえるだろう。
- モデルはTCGの元祖『Magic: the Gathering(MTG)』のクリーチャー「奈落の王/Lord of the Pit」。
原作版の初登場時の絵柄や、原作イラストをモデルとしていたバンダイ版のこのカードを見ると実感できる。
原作では8巻でデザインが変更され、OCGではイラストも同巻のコマから抜粋したものが採用された。(アニメでは初めから変更後のデザインが使用されている)
- 「デーモンの召喚」という名称も当初のMTGのクリーチャー・タイプの表記から来ている。
現在のMTGで「クリーチャー―デーモン」と表記されている部分は、かつて「デーモンの召喚」と表記されていた。
これは、MTGでは手札は「読んだ魔道書の記憶」という設定(《オシリスの天空竜》を参照)になっているからで、デーモンの召喚用魔術と言った意味合いである。
遊戯王で言えば、「悪魔の召喚・効果」といった意味合いになる。
- 上記の「遊戯vs海馬」戦の前に、双六のゲームショップに《デーモン》というカードが確認できる。
イラスト・攻撃力・守備力全てがこの《デーモンの召喚》と同じなので、このカードが原型になったと思われる。
次の回からは、《デーモンの召喚》の名でデュエルに登場した。
- このカードの攻撃は雷の性質を持っているようである。
王国編の「遊戯vsインセクター羽蛾」戦では「電気を良く通す」という理由で《魔霧雨》とのコンボで攻撃力がアップしている。
「迷宮フィールド」で行われた「闇遊戯&城之内vs迷宮兄弟」戦では迷宮が浸水したことを利用し、迷宮の入り口から出口を守る《水魔神−スーガ》まで攻撃を届かせている。
- アニメ版の「遊戯vsレアハンター」戦では《磁石の戦士α》に自身の攻撃力+αを与えている。
この時は「合体攻撃」という事で、1400+2500+200=4100となっていた。
- 「決闘者の王国編」の直前という設定である、小説版オリジナルデュエル「遊戯vsサイバー海馬」戦によると、「魔降雷は魔法攻撃ではなく、純然たるエネルギー攻撃」であるらしい。
そのため、《ブラック・マジシャン》では倒せない《機械仕掛けの巨人》を倒す事ができた。
- 「遊戯vsペガサス」、「遊戯vs孔雀舞」戦では守備力の数値表示が2300となっているシーンがある。
- 原作のバトルシティ編で千年錫杖が遊戯と海馬に見せたビジョンの中で王の石版の1体の中に確認できる。
- 東映版の劇場版「遊戯王」における「遊戯vs海馬」戦では、既に海馬の場に《青眼の白龍》3体が並び立っていたため守備表示の壁として召喚される。
この時海馬は初対戦時でやられかけた経緯があったからか、このカードを「悪魔族最強」と評している。
なお、その後に「ブルーアイズの前では雑魚同然!」と付け加えている。
- 米国で制作された『遊戯王カプセルモンスターズ』(Yu-Gi-Oh! Capsule Monsters)では双六のモンスターとして登場。
《満ち潮のマーマン》を一撃で倒すなどの活躍をしているが、強力なモンスターゆえに出せるまでに時間がかかる。
- アニメZEXALIIの「III&Vvsミザエル」戦でVが使用した通常魔法《魔法召喚分解》のイラストに描かれている。
- Dチーム・ゼアルの「遊馬vs亜隈雷蔵」戦において、雷蔵の最初の手札に存在していたのが確認できる。
- アニメVRAINS68話に登場したクロスワードパズルの問題に、このカードの名前が登場している。
ちなみに問題文は「私の○○○モンスターは「デーモンの召喚」でした。」で、解答は「エース」であった。
- 遊戯王シリーズ以外において―
『週刊少年ジャンプ』の漫画『守れ!しゅごまる』第7話において、守護丸が描いた暗殺者スカルの似顔絵がこのカードの絵であった。
同話では、「星6こだ」「悪魔族ではかなり強力な力を誇る」「なんで現象まで名前に入ってんだ」といったこのカードに絡めたネタ発言をしている。
また、同話内でこのカードによく似た容姿を持つ森木というキャラが登場しており、初登場時に上半身のみを写したコマのカットも含めてイラストと同じポーズをしていた。
- フォルスバウンドキングダムでは、遊戯編6章という序盤になんとレベル99で出現。
倒すと仲間になるが、残念ながらレベル1に戻っている。
- Duel Arenaではパートナーとして登場し、ステージ11にも対戦相手として登場する。
登場時には「自分を呼び出したいならば『デーモンの召喚を召喚』と言え」という趣旨の台詞を喋る。
関連カード †
―サポートカード
―フィールドでカード名を《デーモンの召喚》として扱うカード
―上記以外のリメイクモンスター
―このカードを融合素材に指定する融合モンスター
収録パック等 †
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