《精霊の鏡/Mystical Refpanel》 †
通常罠
プレイヤー1人を対象とする魔法の効果を別のプレイヤーに移し替える。
LIMITED EDITION 3で登場した通常罠。
プレイヤー1人に効果が及ぶ魔法カードの効果を移し替える効果を持つ。
このカードを発動できるのは、プレイヤー1人にのみ効果が及ぶ魔法カードのカードの発動だけである。
この条件を満たす魔法カードは、ドロー・ハンデス・バーン・回復などに限られている。
したがって、発動できるカードの数は少ない(下記のリスト参照)。
ただしドローカードや手札交換カードについては汎用性が高く、幅広いデッキで採用されているものが多い。
加えて、このカードはカードの効果のみを移し替えるため、発動コストや効果外テキストの負担は発動したプレイヤーに残る。
多くのデッキに投入される《強欲で貪欲な壺》に対して発動した場合、相手のデッキを10枚も削りながら自分は2枚ドローできるので強烈なメタカードとなる。
《デステニー・ドロー》・《トレード・イン》等の効果を奪うと、相手が手札を1枚捨てて自分だけ2枚ドローする事ができる。
また《強欲で謙虚な壺》の効果を奪えば、自分はデッキトップ3枚から任意のカードを手札に加え、相手には特殊召喚できない制限だけが残る。
これらのカードを多用するデッキが環境に存在するならば、メタカードとしてサイドデッキへの投入を検討できる。
能動的な使い方として、《大寒気》や《謙虚な壺》といったデメリット効果を押し付けたりもできる。
なお、そのような使い方をする場合には若干手札消費が多くなる点に注意したい。
純粋なデメリットカードより、自分も普通に使えるがデメリット効果を併せ持つ《闇の誘惑》・《無の煉獄》などとコンボすると腐りにくい。
- 原作・アニメにおいて―
原作・アニメDMの「バトルシティ編」で遊戯(闇遊戯)が使用するカード。
「闇遊戯vsパンドラ」戦で初使用し、パンドラの除去魔法カード《闇への手招き》から《ブラック・マジシャン》を守ろうとした。
その後の「闇遊戯&海馬vs光の仮面&闇の仮面」戦や「遊戯vs城之内(洗脳)」戦でも使用されている。
- 原作では「相手の魔法を掌握し、自分がその魔法のコントロールを得る」という効果だった。
つまり、相手に打ち返すだけではなくそのまま自分に仕向ける事も可能であり、発動タイミングも任意で選ぶことができるようになっている。
これを利用し「vs城之内(洗脳)」戦では、城之内の使用した《デス・メテオ》に対して発動し、城之内と話す時間を作り感謝の気持ちを述べたあと、自分が《デス・メテオ》を受け敗北した。
- アニメDMでは闇の仮面がこのカードと似た効果を持つ通常魔法《術移し》を使用している。
また、「乃亜編」の回想シーンにおいて、海馬がモクバに株の仕組みを計100枚のカードで説明する際に使用している。
- アニメGXの179話で武藤遊戯のデッキ(レプリカ)のカードの一部が確認できるのだが、その中にこのカードがある。
その後の「十代vs遊戯」戦では十代の速攻魔法《コード・チェンジ》に対して原作効果のこのカードを遊戯が使用。
この時はメインフェイズで発動されたが、すぐには《コード・チェンジ》を使わず、バトルフェイズに使用していた。
関連カード †
《精霊の鏡》が発動できるカードの一覧 †
収録パック等 †
FAQ †
Q:《貪欲な壺》や《ソーラー・エクスチェンジ》にチェーンして発動できますか?
A:ドロー効果だけではなく、墓地のモンスターを対象にしている効果やデッキの上からカードを墓地へ送る効果があるため発動できません。
Q:相手が《波動キャノン》を「発動する時」か「墓地へ送る時」に使用して、相手にダメージを与えることはできますか?
A:いいえ、できません。
永続魔法の発動や、既に表側表示になっている永続魔法の効果の発動に対して発動できません。
Q:相手の《デステニー・ドロー》に対してこのカードを使うと処理はどうなりますか?
A:コストは相手が支払いますが、《精霊の鏡》を発動したプレイヤーが2枚のカードをドローすることができます。
Q:《火炎地獄》に使えますか?
A:いいえ、「両者を対象とする」効果には使えません。
他、《恵みの雨》・《成金ゴブリン》・《盗人ゴブリン》・《手札抹殺》等が使用不可能カードに該当します。
Q:Aが《押収》を発動した時、Bは《精霊の鏡》を発動できますか?
A:発動でき、AがAの手札を選び、捨てます。
Bに手札を公開する必要はありません。
なお、必ず移し変えるため効果対象にBを選ぶ事はできません。
この場合、暗黒界の「相手のカードの効果によって捨てられる」の条件が満たせません。
Q:Aが《天使の施し》を発動した時、Bは《精霊の鏡》を発動できますか?
A:発動でき、Bが3枚ドローし2枚捨てます。
なお、移し変えるため効果対象にAを選ぶ事はできません。
この場合、暗黒界の「相手のカードの効果によって捨てられる」の条件が満たせます。
Q:相手が発動した《リニアキャノン》にチェーンして、自分はこのカードを発動しました。
ダメージを受けるのは相手ですが、そのターンに魔法カードを発動できなくなるのはどちらのプレイヤーですか?
A:《リニアキャノン》を発動したプレイヤー、つまり相手になります。(14/12/27)
Q:《痛み分け》に使えますか?
A:いいえ、使えません。(20/06/20)
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