【高等儀式術 】 †
デッキの概要 †
《高等儀式術》によって儀式モンスターをフィールドに出すデッキ。
【儀式召喚】とは似て非なる構築となる。
《高等儀式術/Advanced Ritual Art》 儀式魔法 (1):レベルの合計が儀式召喚するモンスターと同じになるように、 デッキの通常モンスターを墓地へ送り、手札から儀式モンスター1体を儀式召喚する。
従来の儀式召喚は最低でも3枚の手札を必要とし、大きなディスアドバンテージとなっていた。
しかし、《高等儀式術》は手札に《高等儀式術》と儀式モンスター、デッキ内に同じレベルの通常モンスターが揃っていれば、手札2枚で儀式召喚できる。
デッキ構築に関して †
《高等儀式術》で出せる儀式モンスターは、レベル11以外の全てのレベルに揃っている。
どの儀式モンスターを主軸に据えるかで大きくデッキ内容が変わるが、このページではその基本になる編成を記述する。
儀式モンスター及び《高等儀式術》以外の儀式召喚サポートは基本的に【儀式召喚】のページを参照してもらいたい。
儀式モンスターは1種類ないし2種類程度に留め、デッキの傾向を固めておくことで事故率を減らしておくのもあちらと同様である。
なお儀式魔法は《高等儀式術》のみで問題ないが、手札の通常モンスターを処理するために、他の儀式魔法を採用することも考えられる。
特に相性のいい儀式魔法は《高尚儀式術》で、手札に儀式モンスターがいなくても儀式モンスターを特殊召喚することができる。
通常モンスターの比率について †
例えば墓地コストを要する特殊召喚モンスターと併用する場合は下級モンスターを採用し、1度で墓地を肥やせるようにする。
逆に蘇生からの展開やエクシーズ召喚を狙うなどの意図がある場合は、儀式モンスターと同じレベルの通常モンスターを採用したい。
複数枚の墓地肥やしを狙う場合、通常モンスターのレベルは統一した方が安定する。
例えば、レベル7の儀式モンスターを儀式召喚するためにレベル3とレベル4の儀式モンスターを採用した場合、片方のレベルがデッキから尽きた場合に《高等儀式術》を発動できなくなるリスクがある。
その他、レベルを統一することでエクシーズ召喚等の連携がとりやすくなる。
そのため、2枚の墓地肥やしを狙うなら同じレベルのモンスター2体で儀式召喚できる偶数レベルの儀式モンスターの方がよい。
3枚以上の墓地肥やしを狙う場合はその限りではないが、採用する通常モンスターの数が増えるのでどのみち事故率は上がる。
レベル4以下の儀式召喚を狙う場合、《高等儀式術》で墓地へ送れる通常モンスターの範囲が非常に狭くなる。
この場合は素直に儀式魔人等を単体で活用したほうが良いだろう。
レベル9以上の儀式召喚を狙う場合、儀式モンスターと同レベルの通常モンスターが存在しないため、必然的に1度の儀式召喚で2枚以上のコストが要求されるようになる。
レベル8以上に墓地を肥やしやすい一方で、より通常モンスターの選択に慎重になる必要がある。
特殊召喚モンスターについて †
【デミスドーザー】に代表されるように、《高等儀式術》で墓地へ送った通常モンスターを除外コストに充てる等して展開できる。
もっとも【デミスドーザー】は《終焉の王デミス》の全体除去からの1ターンキルに特化したものであり、他の儀式モンスターでも同様の成果が得られるわけではない。
それでも召喚権を消費せずモンスターを展開できるのは優秀であり、採用することで自ずと通常モンスターの傾向も決めやすい。
以下に候補を挙げる。
- カオスモンスター
墓地の光属性と闇属性を除外して特殊召喚できる。
《カオス・ソルジャー -開闢の使者-》や《混沌帝龍 -終焉の使者-》等、強力なモンスターが多いのが特徴。
《マンジュ・ゴッド》や《宣告者の神巫》、《虹光の宣告者》をコストに充てられる。
- 《メガロック・ドラゴン》・《地球巨人 ガイア・プレート》
いずれも墓地コストに複数枚の岩石族を要求するため、低レベルの岩石族を選択することになる。
墓地へ送るモンスターはレベルの低い《太古の壺》・《はにわ》・《ポット・ザ・トリック》等を使うとよい。
また、《地球巨人 ガイア・プレート》は《E-HERO ダーク・ガイア》の融合素材にできる。
- 《究極封印神エクゾディオス》
《高等儀式術》で低レベル通常モンスターを多数墓地へ送り攻撃力上昇を狙う。
召喚条件として墓地のモンスターを全てデッキに戻してしまうので、《高等儀式術》の発動前に特殊召喚する必要がある。
そのため、《終焉の王デミス》の全体除去とは相性が悪い。
- 《始祖竜ワイアーム》
任意の通常モンスター2体で《龍の鏡》から融合召喚できるため、構築に制限が掛からない。
効果モンスターに対する耐性も高く、後出しした《終焉の王デミス》の全体除去にも巻き込まれることなく戦線を維持できる。
- 《F・G・D》・《クインテット・マジシャン》
いずれも融合素材を5体必要とする融合モンスターで、フィニッシャーに足る高いステータスを持つ。
《高等儀式術》で墓地を肥やし、《龍の鏡》や《円融魔術》で融合召喚する。
融合素材を《高等儀式術》のみで調達する場合、必然的に低レベル通常モンスターで構築する必要がある。
- 《E-HERO ダーク・ガイア》
悪魔族と岩石族通常モンスターを1体ずつ墓地へ送ることで《ダーク・コーリング》からの融合召喚を狙う。
また、儀式モンスターには悪魔族が多く、それらが墓地へ送られた場合も融合素材にできる。
この儀式モンスターを《終焉の王デミス》に特化させたものが【デミスガイア】である。
- 《バーサーク・デッド・ドラゴン》
フィールド上に存在するレベル8儀式モンスターが墓地へ送られた時に《デーモンとの駆け引き》から特殊召喚し、追加攻撃で大ダメージを狙う。
また、《思い出のブランコ》などで《高等儀式術》で墓地へ落としたレベル8通常モンスターを特殊召喚しそこから繋げることもできる。
デッキの種類 †
レベル8軸 †
この中では《終焉の王デミス》や《天界王 シナト》を筆頭に強力なモンスターが多く、もっともレベルを合わせやすい。
主にレベル4かレベル8の通常モンスターが軸となり、レベル4は全体的にステータスが安定しており、レベル8は《トレード・イン》を共有できる。
レベル4は攻撃力2000の《ジェネティック・ワーウルフ》・《アレキサンドライドラゴン》・《幻のグリフォン》・《幻殻竜》等が最高値となる。
その他攻撃力2000のレベル4通常モンスターについてはこちらも参照。
《アレキサンドライドラゴン》+《幻殻竜》でカオスモンスター、《幻のグリフォン》+《幻殻竜》で《ダーク・シムルグ》の特殊召喚コストに充てられる。
次点で攻撃力1950の《ヴェルズ・ヘリオロープ》・《竜剣士マスターP》が高く、その後に攻撃力1900のモンスターが続くことになる。
デッキの傾向に合わせて好みのモンスターを採用することになるが、一部の専用構築では種族や属性が固定されやすい。
例えば【デミスドーザー】では《G戦隊 シャインブラック》や《甲虫装甲騎士》、【儀式天魔神】では《デーモン・ソルジャー》や《デュナミス・ヴァルキリア》と言った具合になる。
レベル8では、最高攻撃力でサポートカードも豊富な《青眼の白龍》が筆頭だろう。
ドラゴン族・通常モンスターは《銀龍の轟咆》で完全蘇生が狙えるのも強みである。
レベル7軸 †
上述の通り下級モンスターをメインに採用するとレベルが分散され、サポートカードを共有しにくくなる。
そのため、手札事故の危険はあるがレベル7モンスターを採用し、《七星の宝刀》等で同レベル同士での連携を取りやすくしたい。
とりわけランク7のエクシーズ召喚に繋げられる点でレベル8軸とは違った動きが可能となる。
中でも《幻獣機ドラゴサック》は幻獣機トークンを2体生成でき、《ブンボーグ001》の自己再生条件を満たすことが可能。
幻獣機トークンと合わせて《虹光の宣告者》のシンクロ召喚に繋げれば、次の儀式召喚のパーツを集めるための布石となる。
また《No.42 スターシップ・ギャラクシー・トマホーク》から《幻獣機アウローラドン》に繋げるのも有効で、《ブンボーグ001》があれば複数体の《虹光の宣告者》をシンクロ召喚できる。
なお《ブンボーグ001》は《ブンボーグ003》とでも《虹光の宣告者》のシンクロ召喚に繋げられるため、併せて出張要員として採用しやすい。
レベル7通常モンスターはサポートカードが豊富なのも特徴である。
《ブラック・マジシャン》・《E・HERO ネオス》・《真紅眼の黒竜》はいずれも蘇生からの展開も容易。
また、これらの通常モンスターは《円融魔術》・《ミラクル・フュージョン》・《龍の鏡》からの墓地融合も狙える。
サポートカード自体はジェムナイトに偏っているが、《ジェムナイト・クリスタ》も扱いやすい。
《破滅の魔王ガーランドルフ》か《チャクラ》と合わせて、《ダーク・コーリング》から高攻撃力の《E-HERO ダーク・ガイア》を融合召喚できる。
レベル6軸 †
このレベル帯の儀式モンスターとなると聖刻や儀式魔人と通常の儀式魔法の組み合わせの方が展開力や制圧力の高さを発揮しやすい。
一方で《ライカン・スロープ》や【神光の宣告者】の様に通常モンスターで墓地を肥やすことに意義がある場合はその限りではない。
もっとも、その場合はより多くのモンスターを墓地へ送る必要があるため、デッキ内の通常モンスター比率が高くなりやすい。
レベル2以下であれば《トライワイトゾーン》で展開できるため、事故率に目をつぶってでも特化させることも考えられる。
また、チューナーの《ラブラドライドラゴン》を蘇生させることで、エクシーズ召喚と《アルティマヤ・ツィオルキン》を使い分けられる。
この点はレベル7軸にはない利点である一方で、やはり聖刻との混合軸でも同様の動きが可能となる点で意義が見出しにくい。
レベル5軸 †
《カタストルの影霊衣》・《サイバー・エンジェル-那沙帝弥-》・《ヴェンデット・キマイラ》の3体が属するレベル帯である。
通常モンスターはレベル5を採用し、エクシーズ召喚を狙っていきたい。
このレベル帯にもチューナーの《A・マインド》が存在し、エクシーズ召喚と《アルティマヤ・ツィオルキン》に加え、《フルール・ド・バロネス》をはじめとしたレベル10のシンクロモンスターも選択できる。
また、水属性通常モンスターならば《カタストルの影霊衣》と合わせて《No.94 極氷姫クリスタル・ゼロ》や《No.73 激瀧神アビス・スプラッシュ》、光属性通常モンスターなら《サイバー・エンジェル-那沙帝弥-》と合わせて《セイクリッド・プレアデス》もエクシーズ召喚できる。
E・HERO軸 †
下級モンスターに通常モンスターが存在し、レベル7軸の《E・HERO ネオス》と同様《ミラクル・フュージョン》での展開が可能。
レベル3の《E・HERO フェザーマン》と《E・HERO バーストレディ》、レベル4の《E・HERO スパークマン》と《E・HERO クレイマン》が存在する。
主に《E・HERO ガイア》等の属性を参照する融合モンスターであれば儀式モンスターも併せて融合素材にしやすい。
もちろん、エクストラデッキに余裕があるならば融合素材を指定した融合召喚を狙うのも良い。
レベル6儀式モンスター指定で《E・HERO フレイム・ウィングマン》、レベル8指定で《E・HERO サンダー・ジャイアント》の融合素材を墓地へ送ることが可能。
同時に展開はできないが《平行世界融合》で融合召喚しつつ、除外したE・HEROをデッキに戻すことで次の儀式召喚の布石となる。
《闇の量産工場》と《融合》を採用し、サルベージからの手札融合に繋げるのも良いだろう。
また《ダーク・コーリング》の採用でE-HEROの融合モンスターも融合召喚可能となる。
レベル6儀式モンスター指定で《E-HERO インフェルノ・ウィング》、レベル8指定で《E-HERO ライトニング・ゴーレム》と融合素材をそのまま転用できる。
《封印されしエクゾディア》軸 †
エクゾディアパーツの内4枚が通常モンスターであり、墓地へ送った後にサルベージすることで特殊勝利を狙う。
サルベージには《闇の量産工場》や《補充要員》を採用する。
《封印されしエクゾディア》自体は《クリッター》や《黒き森のウィッチ》とリンク1を利用してサーチするのが扱いやすい。
デッキの派生 †
【デミスドーザー】 †
《終焉の王デミス》と《デビルドーザー》を組み合わせた1ターンキル重視の儀式召喚デッキ。
当該ページ参照。
【デミスガイア】 †
【デミスドーザー】の派生であり《デビルドーザー》を《E-HERO ダーク・ガイア》に置き換えたデッキ。
当該ページ参照。
【儀式天魔神】 †
低レベル闇属性・悪魔族の通常モンスターや光属性・天使族の通常モンスターを墓地に落とし、それらを除外して天魔神を特殊召喚するデッキ。
当該ページ参照。
【儀式ダムルグ】 †
《ダーク・シムルグ》を採用したタイプで、《魔封じの芳香》との併用でビートダウンだけでなくコントロールデッキの側面を持たせられる。
《幻殻竜》や《幻のグリフォン》以外にも《サファイアドラゴン》が風属性なのでコストに使える。
当該ページ参照。
【神光の宣告者】 †
パーミッションデッキの1種であり、《高等儀式術》で墓地へ送った通常モンスターをサルベージして効果のコストに充てる。
当該ページ参照。
このデッキの弱点 †
デッキの構築上、儀式モンスター・通常モンスターが主軸となるため、汎用性の高いカードを使い難いのが難点。
《封魔の呪印》などで《高等儀式術》が封じられると戦線が崩壊するのも弱点の一つである。
また手札やフィールドにモンスターが必要無いが、スタンダードなカードパワーは期待できない。
《凡骨の意地》も使えるが、それなら通常モンスターの割合を多くしたデッキ構築となる。