アドバンス召喚/Tribute Summon †
公式ルールブック解説 †
レベル5以上のモンスターについては召喚前に、自分フィールドの別のモンスターを「リリース」(=墓地へ送る事)をしなければなりません。
これを「アドバンス召喚」と呼びます。
レベル5・6のモンスターは1体、レベル7以上のモンスターは2体をリリースする必要があります。
(公式ルールブック マスタールール(2020年4月1日改訂版)対応 バージョン1.0 より引用)
説明 †
フィールドのモンスターをリリースしてレベル5以上のモンスターを通常召喚することである。
レベルが5以上の上級モンスターはレベル4以下の下級モンスターと異なり、通常召喚時に別のモンスターをリリースしなければならない。
大雑把に分ければ、主に下記の3パターンがある。
リリースを増減してアドバンス召喚するテキストについて †
- アドバンス召喚される側は、大きく分けて以下の2種類が存在する。
- 「リリース1体で召喚できる」「3体をリリースして召喚しなければならない」等
- 「リリース1体でアドバンス召喚(通常召喚)できる」「3体をリリースしてアドバンス召喚(通常召喚)しなければならない」等
どちらもアドバンス召喚として扱うが、前者はアドバンス召喚時に「セット」できない。
後者でセットできないものには「表側攻撃表示でアドバンス召喚」と記載されている。
- 「1体をリリースしてアドバンス召喚できる」効果は、あくまでアドバンス召喚ができる場合にそのリリース数を変更できるというだけの効果である。
他の効果でレベル4以下になっている場合、リリースなしで通常召喚することしかできず、敢えて1体をリリースしてアドバンス召喚することはできない。
任意で3体以上(元々が1体の場合は2体以上)のリリースでアドバンス召喚できる効果の場合も同様。
その他 †
- エクストラデッキからの特殊召喚、その他の特殊召喚に比べ、召喚権を使用する点や手札事故を招きやすい点など弱点が多く、大型モンスターを出す方法としては使いにくい方法に分類される。
通常のデッキに無計画にアドバンス召喚を取り入れても活躍は期待できないため、アドバンス召喚を多用するならば、効率的にリリースするカードを確保できる専用デッキを組むべきである。
そういった点から長らく低迷に至っていたアドバンス召喚だが、第8期の中盤頃から特殊召喚に対するメタが急増。
アドバンス召喚のサポートも増え、環境においてもアドバンス召喚を見かける機会が以前より多くなっている。
- 原作・アニメにおいて―
アニメで初めて「アドバンス召喚」の語が使われたのは、アニメ5D's「遊星vs牛尾」(1戦目)における《手錠龍》召喚の時である。
- この言葉に移行した後も、5D's以前の作品では、特に修正されることなく「生け贄召喚」が使われている。
- GXまではアニメでも生け贄召喚が比較的見られたのだが、下級モンスターを並べるだけでエクストラデッキから強力なモンスターを特殊召喚できるシンクロ召喚・エクシーズ召喚がメインとなる5D'sやZEXALではアドバンス召喚を行う頻度は少なくなっていた。
- ARC-Vでは舞台となる舞網市にエクストラデッキを殆ど使用しないデュエリストが多いためか、頻繁に行われることが多かったが、話の舞台が別次元に移った2年目以降はやはり頻度が減っている。
他次元ではシンクロ次元でクロウ、融合次元でグロリアとユーリがアドバンス召喚を使用した。
- VRAINSでも、第2話での「遊作/Playmaker vsハノイの騎士(2戦目)」以降レベル5以上のモンスターはカード効果によって特殊召喚されるケースが多く、アドバンス召喚は数えるほどしか行われていない。
- 舞台がラッシュデュエルへと移ったSEVENS以降の作品ではルールの違いもあって、アドバンス召喚は多用されている(RUSH:アドバンス召喚参照)。
- 劇場版『遊戯王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』ではコスト無しで上級モンスターを次元召喚できる次元領域デュエルが多用されたが、そのルールでアドバンス召喚がされるという珍しい事例が発生した。
関連カード †
以下のカードはリンク先を参照。
―リリース1体で召喚できる最上級モンスター
―リリース1体で通常召喚できる最上級モンスター
―こちらも参照
―アドバンス召喚するモンスターのリリースを減らす
―アドバンス召喚の際に自分のモンスターのリリースの代わりに特定の行動を行う
アドバンス召喚が処理と関連するカード †
―自身がアドバンス召喚している
―アドバンス召喚したモンスターに関係する
関連リンク †