炎族/Pyro †
炎を操る、炎を身に纏うモンスターや炎そのもののモンスターなどが該当する種族。
PHANTOM NIGHTMAREまでで138種類が登場している。
属性別では闇属性4体、光属性4体、地属性6体、風属性3体、炎属性121体、水属性は存在しない。
炎属性のモンスターが大多数を占める種族であり、全種族の中で最も多くの炎属性モンスターを擁する。
カテゴリとしては、ヴォルカニックがこの種族で統一されており、フレムベルやスネークアイもこの種族が中心。
ラヴァルにもこの種族のモンスターが多く存在する。
帝や結界像等の属性シリーズでは炎属性を担当する事が多い、炎属性を象徴する種族でもある。
また、バーン効果を持ったカードが多い一方で、《きつね火》や《逆巻く炎の精霊》といった一癖あるカードや、《ヴォルカニック・バレット》の様な手札コストに貢献するカードも存在する。
この他、《重爆撃禽 ボム・フェネクス》や《ジェムナイト・マディラ》が融合素材として指定する種族でもあり、特に後者は《ブリリアント・フュージョン》に対応するため手軽に墓地へ送る事ができるという特徴もある。
古くから炎属性の象徴的なイメージの種族だが、種族内での繋がりは他と比べてかなり弱い。
事実、下記の炎族に関連する効果を持つサポートカードの数は、それが存在しない創造神族を除くと、後発のサイキック族・幻竜族・サイバース族に追い抜かれ現在幻想魔族・幻神獣族に次いで少ない。
その中に炎族であることを売りにできるサポートカードも特に存在せず、あえて挙げるとすれば《炎帝近衛兵》・《ヴォルカニック・エンペラー》・《篝火》や、上記の融合素材関連などぐらいである。
それらの存在から炎族である事を活かして環境で活躍する事自体はあるのだが、炎族統一デッキとして活躍するのは現在でも【ヴォルカニック】程度に留まる。
また、炎属性を象徴するような種族にもかかわらず、炎属性カテゴリの中でも炎族で種族統一されているものはヴォルカニックのみ。
その他の【炎属性】系テーマデッキも炎族ではない別種族でカテゴリ化されており、汎用的な【炎族】としての規模は未だに小さいままである。
- 現実において炎の中に生息する生物は存在しないためか、水族と比較しても属するモンスターの数は少なめである。
「炎属性」だけで火のイメージを十分表現できるためか、人や動物をモチーフとしたものであっても、大抵は「炎属性の戦士族や獣族」になることが多い。
- 英語名の「Pyro(パイロ)」は、英語で「炎の」「熱の」を意味する接頭辞である。
- コナミのゲーム作品において―
真DM2では、それまで苦手地形であった《海》に加え、新たに《森》が得意地形に設定されている。
デッキリーダーにすると様々な種族を抹殺・呪縛・弱化させる能力を覚え、レベル2以下のものはさらに2つのデッキリーダー能力を取得できる。
- その他の商品展開―
上述の通り水属性/炎族はOCGには存在しないが、ラッシュデュエルの《くまモン》が意外にも水属性/炎族である。
くまモンは水棲でも火を吐くわけでもないが、熊本県が「火の国」「水の国」の異名を持つことからの設定と思われる。
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