【ギミック・パペット】 †
PREMIUM PACK 15で登場したギミック・パペットと名の付いたモンスターを中心とした【ランク8】の【ビートバーン】デッキ。
機械族のレベル8のモンスターを中心とし、ランク8のエクシーズ召喚に特化した構築である。
エクシーズモンスターの多くが高火力なバーン効果を持つのが特徴。
墓地にカードさえ揃っていれば少ない手札から毎ターン高ランクエクシーズモンスターを展開することができる他、機械族のサポートカードも併用可能である。
《ギミック・パペット−ネクロ・ドール/Gimmick Puppet Dreary Doll》
効果モンスター
星8/闇属性/機械族/攻 0/守 0
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できず、
このカードをX召喚の素材とする場合、
「ギミック・パペット」モンスターのX召喚にしか使用できない。
(1):このカードが墓地に存在する場合、
このカード以外の自分の墓地の「ギミック・パペット」モンスター1体をゲームから除外して発動できる。
このカードを特殊召喚する。
《No.15 ギミック・パペット−ジャイアントキラー/Number 15: Gimmick Puppet Giant Grinder》
エクシーズ・効果モンスター
ランク8/闇属性/機械族/攻1500/守2500
レベル8モンスター×2
(1):自分メインフェイズ1に、このカードのX素材を1つ取り除き、
相手フィールドの特殊召喚されたモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを破壊する。
破壊したモンスターがXモンスターだった場合、
さらにそのモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手に与える。
この効果は1ターンに2度まで使用できる。
《No.40 ギミック・パペット−ヘブンズ・ストリングス/Number 40: Gimmick Puppet of Strings》
エクシーズ・効果モンスター
ランク8/闇属性/機械族/攻3000/守2000
レベル8モンスター×2
(1):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
このカード以外のフィールドの表側表示モンスター全てにストリングカウンターを1つずつ置く。
(2):このカードの(1)の効果でストリングカウンターを置いた場合、次の相手エンドフェイズに発動する。
フィールドのストリングカウンターが置かれているモンスターを全て破壊し、
破壊したモンスターの数×500ダメージを相手に与える。
《ジャンク・パペット/Junk Puppet》
通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分の墓地の「ギミック・パペット」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
―ギミック・パペット
―相性の良い機械族モンスター
属性・種族に恵まれているため相性の良いモンスターは多いが、《ギミック・パペット−マグネ・ドール》や《ギミック・パペット−キメラ・ドール》の効果を阻害するため、採用枚数はよく吟味したい。
―相性の良い闇属性モンスター
―その他相性の良いモンスター
ギミック・パペットに属するランク8のNo.エクシーズモンスターと、それにRUMを使用して出すランク9のCNo.が中心となる。
主力エクシーズ素材の《ギミック・パペット−ネクロ・ドール》にギミック・パペット以外のエクシーズ素材にできない制限があるため、概ねギミック・パペットエクシーズモンスターで戦う事になる。
また、下級ギミック・パペットは複数体揃いにくいもののレベル4が多いので、ランク4も選択肢に入る。
―ギミック・パペットエクシーズモンスター
―それ以外のエクシーズモンスター
―リンクモンスター
―ギミック・パペットのサポートカード
―機械族のサポートカード
―闇属性のサポートカード
―その他相性の良いカード
戦術 †
基本的にレベル8のモンスターを展開し、ランク8のエクシーズモンスターでビートダウンするのがこのデッキの戦術である。
最初は《トレード・イン》や《ギミック・パペット−シザー・アーム》等でカードを墓地へ送る。
その後、《ギミック・パペット−キメラ・ドール》や《ギミック・パペット−ネクロ・ドール》などの効果を駆使してレベル8ギミック・パペットを展開しエクシーズ召喚を行う。
展開後は、相手の厄介なモンスターを《No.15 ギミック・パペット−ジャイアントキラー》で破壊し、《No.40 ギミック・パペット−ヘブンズ・ストリングス》・《No.22 不乱健》等でビートダウンするのが基本となる。
除去を受けた場合も《ギミック・パペット−ネクロ・ドール》や《マシンナーズ・フォートレス》の自己再生で再度展開、除去効果で切り返していく。
最後はRUMで《CNo.40 ギミック・パペット−デビルズ・ストリングス》や《CNo.15 ギミック・パペット−シリアルキラー》を特殊召喚、その強力な除去とバーン効果で相手のライフポイントを焼き切るのが1つの主要なフィニッシュとなる。
《地獄の暴走召喚》を絡めた展開を行えば1ターンキルも視野に入る。
闇属性サポートを共用でき、かつレベルに縛られない【正規融合】・【リンク召喚】系ギミックを持つデッキとの混合構築が可能である。
【捕食ギミパペ】 †
闇属性中心で融合召喚を得意とする【捕食植物】との混合デッキ。
《捕食植物サンデウ・キンジー》との相性の良さは上記で説明した通りだが、それ以外にも手札のギミック・パペットを墓地へ送りつつ《捕食植物サンデウ・キンジー》をリクルートできる《捕食植物オフリス・スコーピオ》も噛み合いが良い。
その他、《捕食植物キメラフレシア》のために融合・フュージョンカードを何枚か採用した場合、それらをサーチできる《捕食植物ダーリング・コブラ》もピン挿しすると便利である。
《グリーディー・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン》はアタッカーとなり、《スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン》はレベル8なのでエクシーズ素材にも転用しやすい。
【オルフェゴールギミパペ】 †
機械族・闇属性のサポートカードや制約を共通する【オルフェゴール】との混合デッキ。
ギミック・パペットエクシーズモンスターは攻める分には強みがあるが、防御性能は低いため先攻1ターン目の動きに弱く、その弱点をオルフェゴールで補う。
例えば《スクラップ・リサイクラー》や《終末の騎士》で《オルフェゴール・ディヴェル》を墓地へ送り、あちらの墓地除外で《オルフェゴール・トロイメア》をリクルートする。
そのまま《オルフェゴール・ガラテア》に繋げ、効果で《オルフェゴール・クリマクス》をセットすれば返しのターンの一応の防御態勢が整う。
《オルフェゴール・クリマクス》は墓地除外でギミック・パペットのサーチができ、《オルフェゴール・トロイメア》は墓地除外で《ギミック・パペット−ネクロ・ドール》をデッキから墓地送りできるため、次のターンの布石にもなる。
あるいは《オルフェゴール・プライム》をセットして即座にドローに変換する事で防御カードを引き込む確率を上げるのも手。
または破壊耐性を持つ《宵星の機神ディンギルス》を重ねる事で返しのターンに備えつつ、除外された《オルフェゴール・ディヴェル》や《オルフェゴール・トロイメア》を再利用するのも良い。
ちなみに《スクラップ・リサイクラー》の場合は《オルフェゴール・トロイメア》とで《ギミック・パペット−キメラ・ドール》のリンク召喚も可能である。
《ギミック・パペット−キメラ・ドール》の効果で適当なギミック・パペットを墓地へ送りつつレベル8のギミック・パペットを手札から特殊召喚。
更に《オルフェゴール・トロイメア》の効果で墓地へ送った《ギミック・パペット−ネクロ・ドール》を自己再生という流れにすれば、《ギミック・パペット−キメラ・ドール》(攻撃力800強化)+ランク8ギミック・パペットという通常の動きも取れる。
後攻時などではこちらの動きを取った方が良い事も多いという事は意識しておくと良い。
墓地アドバンテージを重要視するので、当然除外系のカードは大の苦手。
その墓地を利用するのが墓地の《ギミック・パペット−ネクロ・ドール》なので、ピンポイントな除外も無差別除外も被害が大きい。
《ソウルドレイン》や《王家の眠る谷−ネクロバレー》などの墓地メタカードも重く、消費の激しい手札からの展開を強いられる。
闇属性が多いので、多くの闇属性メタが引っ掛かるのも厳しい。
当然機械族メタも弱点で、《キメラテック・フォートレス・ドラゴン》で一掃される可能性もある。
また、メインデッキのギミック・パペットはステータスが低く、特殊召喚を封じられるとほとんど何もできなくなる。
《ヴェルズ・オピオン》や《大天使クリスティア》を出された場合、迅速に除去しなければそのまま敗北につながる。
上級モンスターが多いため、手札事故の起こりやすさも大きな弱点である。
RUMを絡めた場合は爆発力と引き換えに更に事故率が上がる。
《マシンナーズ・フォートレス》などを考慮しても尚全体的にエクシーズ召喚ありきなので、手札事故になると全く手が打てないというケースが多くなる。
デッキスロットを大量のギミック・パペットが圧迫しているため、光属性と共に汎用性のあるカオスを採用することもできない。
また、効果が全体的に受け身なのも目に付く。
《No.15 ギミック・パペット−ジャイアントキラー》も《No.40 ギミック・パペット−ヘブンズ・ストリングス》も相手モンスターが存在しなければ実質バニラであり、CNo.の効果も相手モンスターのステータスが低いとその能力を十分に発揮できない。
彼らの効果を活かせる高いステータスのモンスターが相手のフィールドに展開された時には既に制圧されていて後の祭り、ということもありうる。
代表的なカード †
関連リンク †