《レッド・デーモンズ・ドラゴン/Red Dragon Archfiend》 †
シンクロ・効果モンスター
星8/闇属性/ドラゴン族/攻3000/守2000
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
(1):このカードが相手の守備表示モンスターを攻撃したダメージ計算後に発動する。
相手フィールドの守備表示モンスターを全て破壊する。
(2):自分エンドフェイズに発動する。
このカードがフィールドに表側表示で存在する場合、
このカード以外のこのターン攻撃宣言をしていない自分フィールドのモンスターを全て破壊する。
週刊少年ジャンプ(2008年18号) 付属カードで登場した闇属性・ドラゴン族のシンクロモンスター。
守備表示モンスターへ攻撃したダメージ計算後に相手守備表示モンスターを全て破壊する誘発効果、自分エンドフェイズに攻撃宣言していない自分モンスターを全て破壊する誘発効果を持つ。
(1)は相手守備表示モンスターの全体除去。
《マシュマロン》等の戦闘破壊耐性を持つ壁モンスターやリクルーター、トークンに対しては無類の強さを誇る。
しかし現環境では守備表示モンスターが複数並ぶことが殆どなく、普通にデュエルしていてはこれが活きる事は期待しにくい。
活用するならば専用サポートカードの《クリムゾン・ヘルガイア》や、《闇の護封剣》・《皆既日蝕の書》等の汎用カードで能動的に守備表示を作り出すのが基本となる。
(2)は攻撃宣言していない自分モンスターを破壊するデメリット効果。
《威嚇する咆哮》等の戦闘を抑制するカードが発動されると、大きな痛手となってしまう。
特にメインフェイズ2に展開したモンスターはほぼ必ず破壊されるため、このカードを出すことで自身のプレイングも大きく影響される。
また、この効果はエンドフェイズに強制発動してチェーンブロックが作られるため、《幽鬼うさぎ》等によって破壊されてしまう恐れがある。
同レベルのシンクロモンスターは激戦区であり、同レベルのレッド・デーモンに限っても同じ攻撃力でより使いやすい効果を持つモンスターが複数存在する。
専用サポートカードや進化形態を活かすにしても、フィールド・墓地で《レッド・デーモンズ・ドラゴン》扱いとなる《スカーレッド・デーモン》や《レッド・デーモンズ・ドラゴン・スカーライト》で大概は事足りる。
こちらの固有の利点があるとすれば、《クリムゾン・ヘルガイア》の(2)と直接シナジーがある場合と、エクストラデッキから《レッド・デーモンズ・ドラゴン》を展開できる《スカーレッド・デーモン》の効果を活かす場合だろう。
特に《クリムゾン・ヘルガイア》は優秀なサーチ・サルベージ効果を持つため【レッド・デーモン】における重要性は高く、あちらの効果を存分に活かせるのは小さくない利点となる。
相手モンスターを裏側守備表示にするカードを多く積む【ゴーストリック】とは相性が良いが、シンクロ召喚を得意とするデッキではないので展開手段がネックとなる。
特殊召喚しやすい高レベルチューナーの《ヴィサス=スタフロスト》などを採用すれば効果で除去しやすくなるか。
守備表示のトークンを一掃できる点を活かして、《おジャマトリオ》や《リバイバル・ギフト》と《竜の闘志》のコンボに繋ぐのも有効である。
- 劇中ではこのカードをイメージキャラクターに据えた「レッドデーモンズヌードル」が商品化されている(ピリ辛とハバネロ味の2種類が確認できる)。
カードの持ち主であるジャックには広告料が支払われているが、ジャック自身の浪費癖の前にはすぐ無くなってしまうようだ。
- 後に現実でも「遊戯王20th展グッズ」として「レッド・デーモンズヌードルバー」が登場している。
こちらの商品パッケージのイラストには上記の「レッドデーモンズヌードル」と似たイラストが使われており、明らかに意識されたものと思われる。
- コナミのゲーム作品において―
DUEL TERMINALでは、キング時代のジャックが使用する際の攻撃名は「灼熱のクリムゾン・ヘルフレア」、キング陥落後のジャックが使用する際は「アブソリュート・パワーフォース」となっているが、攻撃モーションはブレス攻撃しか用意されていない。
ジャックをイメージした隠しデッキ「ジャック⇔キング」、「ジャック⇒アトラス」、「研磨されし魂」を使用することで、プレイヤーも使用可能となる。
また、このカードをスキャンすると《スカーレッド・ノヴァ・ドラゴン》を主軸とする隠しデッキ「燃え滾る魂」が使用できる。
- TAG FORCE 6では、アニメでの使用を反映し、遊星にもシンクロ召喚と攻撃の専用台詞がある。
ただし、遊星の魂のカードではないため「我が魂」が「いでよ」に変更されている。
(アニメの「遊星vsZ-ONE」戦でも「我が魂、《レッド・デーモンズ・ドラゴン》!」の部分はジャックのみが言っている)
- デュエルリンクスでもジャックのエースモンスターに設定されており、召喚時には専用のムービーが流れる。
また、ジャックが最初から取得でき、デュエル開始前に発動する専用スキル「赤き竜の痣:ドラゴン・ウィング」では《ダーク・リゾネーター》2枚と共にデッキに投入される。
後にパックにも収録されたためジャック以外も使用できるほか、TAG FORCE 6と同様、遊星にも使用時の専用台詞が用意されている。
その際のシンクロ召喚時の台詞は、従来の「我が魂」の部分が「友の魂」に変わっている。
- 「マスターデュエル」では召喚時のカットインが用意されている。
関連カード †
―カード名を《レッド・デーモンズ・ドラゴン》として扱うカード
―進化・派生形態はレッド・デーモンのページを参照。
―類似効果
―(レッド・デーモン以外で)名前関連
―《レッド・デーモンズ・ドラゴン》の姿が見られるカード
※は「《レッド・デーモンズ・ドラゴン》のカード名が記されたカード」に関する効果を持つカード
このカードを使用する代表的なデッキ †
収録パック等 †
FAQ †
(1)の効果について †
Q:このカードが、裏側守備表示の《死霊騎士デスカリバー・ナイト》を攻撃した場合、どう処理しますか?
A:戦闘によって《死霊騎士デスカリバー・ナイト》が表になってから破壊効果が発動するため、《死霊騎士デスカリバー・ナイト》の効果でこのカードは破壊されます。(09/04/04)
Q:《門前払い》適用中に貫通効果を付与して守備表示モンスターを攻撃し戦闘ダメージを与えた場合、どう処理しますか?
A:《門前払い》とは同じタイミングで効果が発動するため、同時に複数のカードが発動した場合に従ってチェーンを積み解決します。(08/05/16)
Q:リバースモンスターを攻撃した場合、そのリバースモンスターの効果はどこで発動したものとして扱いますか?
A:フィールドで発動したものとして扱います。(13/04/20)
Q:裏側守備表示の《マシュマロン》を攻撃した場合、どうなりますか?
A:このカードと《マシュマロン》の誘発効果の発動タイミングは同じです。
したがって、同時に複数のカードが発動した場合に従ってチェーンを積み解決します。(08/11/23)
Q:このカードと戦闘を行った守備表示モンスターの守備力をこのカードの攻撃力が超えていた場合、戦闘と効果のどちらで破壊されますか?
A:その場合でもこのカードの破壊する効果が発動し、効果により破壊された扱いになります。(08/03/31)
Q:《見習い魔術師》がこのカードに戦闘破壊され、ダメージ計算後にこのカードの効果で破壊されました。
《見習い魔術師》の効果は発動できますか?
A:発動できません。(16/04/23)
Q:このカードが《幻影の壁》や《伝説の柔術家》を攻撃した場合、手札やデッキに戻る効果は適用されますか?
A:適用されます。(09/09/13)
Q:守備表示の《異次元の戦士》や《異次元の女戦士》に攻撃したとき、《異次元の女戦士》などの効果を発動できますか?
A:はい、このカードの効果にチェーンをして効果が発動でき、《異次元の戦士》や《異次元の女戦士》とこのカードが除外され、その後他の守備表示モンスターが全て破壊されます。(15/01/23)
Q:上記の質問の場合、《異次元の女戦士》の効果はどこで発動したものとして扱いますか?
A:フィールドで発動したものとして扱います。(13/04/20)
Q:(1)の効果で破壊されたモンスターが墓地へ送られるタイミングはいつですか?
A:戦闘によって表側表示になったリバースモンスターの効果が発動するよりも前のタイミングとなります。(13/02/06)
Q:このカードで相手フィールドに表側攻撃表示で存在するカラクリを攻撃した場合相手のカラクリは守備表示になりますが、そのカラクリは戦闘破壊と効果破壊のどちらの扱いになりますか?
A:攻撃宣言時にカラクリの守備表示になる効果が発動し、このカードの効果が発動する時には既に守備表示となっているため、効果によって破壊された扱いとなります。(13/02/25)
Q:相手フィールドに、表側守備表示の《幻獣機テザーウルフ》と幻獣機トークンのみが存在します。
このカードで《幻獣機テザーウルフ》に攻撃した場合、《幻獣機テザーウルフ》は破壊されますか?
A:戦闘破壊が確定する時点では《幻獣機テザーウルフ》の破壊されない効果が有効であるため戦闘破壊されません。
そして、このカードの守備表示モンスターを破壊する効果により、幻獣機トークンのみが破壊されます。(13/05/26)
(2)の効果について †
Q:自分フィールドに《レッド・デーモンズ・ドラゴン》が存在するときに《A・O・J カタストル》が戦闘を行い、効果でモンスターを破壊しました。
この場合、《A・O・J カタストル》はエンドフェイズに破壊されますか?
A:攻撃宣言は行なっているため《レッド・デーモンズ・ドラゴン》の効果では破壊されません。(12/06/06)
Q:自分のモンスターの攻撃宣言時にバトルステップの巻き戻しが起きて攻撃を取り止めた場合、エンドフェイズに破壊されますか?
A:そのモンスターは攻撃宣言を行なっているため、破壊されません。(12/06/06)
Q:攻撃宣言をしたモンスターが攻撃後にカードの効果で裏側守備表示になった場合、そのモンスターはこのカードのエンドフェイズの効果で破壊されますか?
A:いいえ、破壊されません。(10/06/29)
Q:エンドフェイズに攻撃しなかったモンスターを破壊する効果はそのエンドフェイズ中、何度でも発動しますか?
A:1度だけです。(08/06/20)
Q:エンドフェイズに攻撃しなかったモンスターを破壊する効果の発動が《光と闇の竜》の効果で無効になった場合、同じエンドフェイズ時に再び破壊する効果は発動しますか?
A:いいえ、発動しません。(15/10/21)
Q:エンドフェイズに効果を使用して自己再生した《スターダスト・ドラゴン》は《レッド・デーモンズ・ドラゴン》の攻撃しなかったモンスターを破壊する効果で破壊されますか?
A:エンドフェイズに生じる強制効果、任意効果の処理は、ターンプレイヤーの効果から順に好きな順番でできるので破壊する事も破壊しない事もできます。(08/07/24)
Q:エンドフェイズにこのカードが攻撃していない状態で、攻撃していないモンスターを破壊する効果にチェーンしてこのカードに《月の書》を発動した場合、どういう処理になりますか?
A:その場合、破壊する効果は適用されません。(15/10/29)
Q:このカードの(2)の効果処理時にこのカードがフィールドに存在しない場合、攻撃宣言を行っていない自分のモンスターは破壊されますか?
A:いいえ、(2)の効果は適用されませんので、攻撃宣言を行っていないモンスターは破壊されません。(15/10/31)
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