《寄生虫パラサイド/Parasite Paracide》 †
効果モンスター
星2/地属性/昆虫族/攻 500/守 300
リバース:このカードを相手のデッキに表向きで混ぜてシャッフルする。
相手がこのカードをドローした時、
このカードは相手フィールド上に表側守備表示で特殊召喚され、
相手ライフに1000ポイントダメージを与える。
その後、このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
相手フィールド上に表側表示で存在するモンスターは全て昆虫族となる。
Curse of Anubis −アヌビスの呪い−で登場した地属性・昆虫族の下級リバースモンスター。
リバースした場合に自身を相手のデッキに表向きで加える誘発効果、その後相手がドローした場合に特殊召喚してダメージを与える誘発効果、相手フィールドの表側表示モンスターを昆虫族にする永続効果を持つ。
自身を相手のデッキに加えるという、あらゆるカードの中でも非常に珍しい効果を持つ。
だが、攻撃を受けてリバースし、その戦闘で戦闘破壊された場合、デッキに加えることができない裁定のため、まず破壊されずにデッキに加えるのに一手間かかる。
《太陽の書》・《砂漠の光》・《和睦の使者》等のサポートは必須である。
さらに、相手のデッキに入れたところで相手がドローしてこなければ何の妨害も行われず、確実性が低い上にタイムラグが大きい。
このカードをデッキトップに置かせることを目的とした《翡翠の蟲笛》もあるものの、《増殖するG》の採用率が高いせいで安定しない。
相手がドローした場合は実質1回のドローを潰してダメージを与えられる。
しかし、相手フィールドに特殊召喚したこのカードをリリースや各種素材に使われると、潰した1回のドローの損失を補われてしまい、結局自分が損をすることになってしまう。
種族を変更する効果もあるが、それが狙いなら時間のかかるこのカードではなく《DNA改造手術》を使えば良い。
相手のデッキに入れられるかが不安定、相手にドローしてもらえるかが不安定、ドローして強制特殊召喚に成功しても得られるメリットは微妙、とリスクとリターンが噛み合っていないカードである。
- 《寄生虫パラサイド》が表向きで混ざっている場所は、お互いに確認はできない。
そのため、混ざっているデッキの枚数を確認するには、お互いに認識させないために、手札や墓地などの枚数から逆算したりジャッジに確認してもらう等の方法が必要になる。
- 人間の皮膚を突き破り、顔から触手が大量に飛び出しているというOCG屈指の非常にグロテスクなイラストである。
そのため、海外版では、パラサイド単体のイラストに変更されている。
- 寄生虫をあらわす英語はパラサイト(Parasite)であり、パラサイド(Paracide)は「p-ジクロロベンゼン」という化学物質の別名である。
ただし化学物質名としてのパラサイドはマイナーであり、重複したのは偶然と思われる。
- ちなみに、羽蛾はこのカードを城之内のデッキに2枚仕込んでいる。
(正確には「羽蛾のカードを2枚仕込んだ」としか描写されていないが、ゲーム「デュエルリンクス」ではこのカードを2枚仕込んだと断言されている。)
- 一部のシーンではなぜか羽蛾の《寄生虫の暴走》がこのカードになっていたり逆に城之内のこのカードが《寄生虫の暴走》になっていたりした。
英語版アニメでは城之内の方は修正されたが、羽蛾の方は修正されず、それどころかデュエルディスク上のカードがこのカードになっていたり、逆に日本版で《寄生虫の暴走》のままのはずのシーンでこのカードになっていたりしていた。
- 《寄生虫の暴走》のイラストは海外版の《寄生虫パラサイド》と似通っているが触手の数や色が異なるなど違いがある。
関連カード †
―専用サポートカード
―リメイク
収録パック等 †
FAQ †
Q:デッキに混ざったこのカードをドローして特殊召喚する際にチェーンブロックが作られますか?
A:はい、作られます。(11/05/14)
Q:《天使の施し》を発動して表向きで混ざっている《寄生虫パラサイド》をドローした場合、捨てることはできますか?
A:はい、捨てることはできます。(16/12/03)
Q:「ドロー」ではなく「手札に加える」効果で手札になった場合、特殊召喚効果は発動しますか?
A:いいえ、発動しません。
Q:デッキに混ざったこのカードを《サイバーポッド》の効果でめくった場合、どうしますか?
A:「ドロー」ではないため、自己特殊召喚効果は発動せず《サイバーポッド》の効果で特殊召喚されます。
勿論、ダメージ効果や昆虫族変化効果は発動しません。
Q:《天変地異》が発動している状態でリバースした場合の効果が発動した時も、表向きでデッキに混ぜますか?
A:いいえ、裏向きでデッキに混ぜます。
Q:デッキに混ざったこのカードを《巨大ネズミ》の効果で特殊召喚することはできますか?
A:はい、可能です。(16/01/04)
Q:デッキに混ざったこのカードを《強欲で謙虚な壺》の効果で手札に加えることはできますか?
A:はい、可能です。(11/09/23)
Q:デッキに混ざったこのカードを《クリッター》の効果で手札に加えることはできますか?
A:はい、可能です。(16/01/04)
Q:デッキに混ざったこのカードを《おろかな埋葬》の効果で墓地へ送ることはできますか?
A:はい、可能です。(16/01/04)
Q:デッキに混ざったこのカードを《ラヴァルバル・チェイン》の効果でデッキの一番上に持ってくることはできますか?
A:はい、可能です。(16/01/04)
Q:相手のデッキに混ざったこのカードを自分の《翡翠の蟲笛》の効果でデッキの一番上に持ってくることはできますか?
A:はい、可能です。(12/08/24)
Q:相手のデッキに混ざった自分のこのカードを相手の《封印の黄金櫃》または《タイムカプセル》の効果で除外した場合の処理はどうなりますか?
A:いずれの場合も持ち主である自分の手札に加えます。(23/10/27)
Q:デッキに混ざったこのカードがこのカードのレベル以外を宣言して発動された《名推理》の効果でめくられた場合どうなりますか?
A:ご質問の状況の場合、《寄生虫パラサイド》は《名推理》の効果によって、《名推理》を発動したプレイヤーのモンスターゾーンへ特殊召喚されます。(16/05/07)
Q:デッキに混ざったこのカードがデッキの一番上にある時《デーモンの宣告》や《リチュア・ディバイナー》の効果を発動できますか?
A:ご質問の状況の場合でも、《デーモンの宣告》や《リチュア・ディバイナー》の効果を発動することはできます。 (16/05/07)
Q:デッキに混ざったこのカードがデッキの一番上に存在するとき、《グローアップ・バルブ》の効果でこのカードを墓地へ送り、《グローアップ・バルブ》を特殊召喚することはできますか?
また、その場合、このカードはどちらの墓地へ送られますか?
A:《グローアップ・バルブ》を特殊召喚することができます。
また、このカードは、元々の持ち主であるプレイヤーの墓地へ送られます。(11/06/03)
Q:《大天使クリスティア》や《虚無魔人》がどちらかのプレイヤーのフィールドに存在するとき、デッキに混ざったこのカードをドローした場合、このカードを特殊召喚することはできますか?
また、特殊召喚することができない場合、ドローされたこのカードはどうなりますか?
A:特殊召喚することができませんので、このカードは手札に持ったままとなり、1000ダメージは与えません。(16/12/03)
Q:自分のモンスターゾーンに空きがない状況で、表側表示で加わっているこのカードをドローした場合どうなりますか?
A:モンスターゾーンに空きが無い場合は特殊召喚できませんので墓地へ送られます。
また、その際に1000ダメージは与えません。(16/12/03)
Q:このカードが相手プレイヤーのデッキに混ざった時、お互いのプレイヤーの使用しているカードプロテクターに違いがあり、横から見ただけでデッキのどこにこのカードが存在しているのかが分かり、さらにデッキをシャッフルする時等に問題が発生してしまいます。
この場合、相手プレイヤーにデッキに付けているカードプロテクターを全てはずしてもらうことは可能ですか?
A:ご質問頂きました内容につきましては、基本的には当事者同士で話し合って頂くか、話し合いの解決が難しい場合は、大会規定を指針とした当日の審判の判断となります。 (16/05/07)
Q:このカードが自身の効果で相手フィールドに特殊召喚されました。
この状況でこのカードのコントロールが自分に移った場合、「相手フィールドに表側表示で存在するモンスターは全て昆虫族となる」効果は適用されたままですか?
A:はい、コントロールが変わっても、特殊召喚したプレイヤーのフィールドのモンスターが昆虫族として扱われます。(22/01/19)
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