成金(なりきん)ゴブリン/Upstart Goblin》

通常魔法
(1):自分はデッキから1枚ドローする。
その後、相手は1000LP回復する。

 Magic Ruler −魔法の支配者−で登場した通常魔法
 自分が1枚ドローする代わりに相手ライフポイント回復する効果を持つ。

 多少のライフ・アドバンテージを与えてしまうが、《八汰烏の骸》《強欲な瓶》と違い即座にドロー可能なので、1ターンキルデッキロックデッキで重宝する。
 特に相手ライフが関係ない特殊勝利デッキでは必須カードとなる。
 中でも【エクゾディア】ではドロー加速とデッキ圧縮を兼ねるため、抜きん出て重要なカードである。
 ビートダウン系のデッキでも、【未来オーバー】等のオーバーキルに達するほどのダメージを与えるタイプのデッキなら採用を検討できるだろう。
 逆に、総ダメージが初期ライフを僅かに越えるタイプの1ターンキルデッキにおいては、相手を仕留め損なう危険性が高い。

 また、《ソウルテイカー》と同様に【自爆スイッチ】【シモッチバーン】での相性も良い。
 【シモッチバーン】においては、1ドローして相手に1000ダメージ与えるという強力なバーンカードと化す。
 《活路への希望》《自爆スイッチ》といった、発動条件お互いライフポイントの差を要求するカードとの併用も考えられる。

 ライフ・アドバンテージの損失さえ許容すれば状況を選ばず気軽に使える魔法カードとして、魔法カードを使うこと自体に意味のあるデッキとも相性が良い。
 墓地魔法カードの枚数を参照する【閃刀姫】や、魔法カード発動トリガーとするカードの多い【魔力カウンター】での採用も考えられる。

  • 「成金」とは、急激に財産を築き上げて金持ちになった者を指す言葉。
    由来は将棋で敵陣に侵入した弱い駒が強力な将にることから。
    多くの場合、「金持ちではあるが、金持ちとして持つべき品性や礼節を欠いている」という意味を込めた蔑称として使われる。
  • 原作・アニメにおいて―
    アニメ5D'sの「ジャックvsガロメ」戦においてガロメが使用。
    彼の戦術の核となる永続罠《無限ローン》をドローしつつ、自分ライフ相手より少ない時特殊召喚できる《ヘル・トレーダー》とのコンボに繋げた。
  • ガロメは高利貸しである事から、このカードによる回復を「ジャックに貸した金」と表現しており、頭上に降り注ぐ紙幣の演出と共にジャックのライフポイント回復させた。
    また、《地獄徴収官トイチ》のバーン効果は「借金の取立て」と表現していた。
  • アニメZEXALII(セカンド)の「IV(フォー)vsナッシュ」戦においてIVが使用した通常罠《パニック・シャッフル》のイラストに描かれている。
  • アニメARC-Vの「権現坂vs暗国寺」戦において暗国寺が使用した通常罠《バーバリアンの呪術》のイラストに描かれている。
  • 漫画OCGストラクチャーズの「護武倫太郎vs遊佐アゲハ」にて護武が使用。
    護武はライフ回復を「自分からのプレゼント」と呼んでいたが、結局ダメージを与えることなく敗北している。
  • フォルスバウンドキングダムでは拠点に設置できる設備の一つ、「商人組合」として登場する。
    「商人組合」を設置すると、その拠点に商人が常にいるようになり、アイテムの値上がりを防止できる。
    ちなみに商人はゴブリンではないので、内容とイラストに全く関連性はない。
  • クロスデュエルでは、このカードをモデルとした男性キャラのアイコンが存在している。
    アイコンでは《強欲な壺》に頬擦りしている。

関連カード

このカードを使用する代表的なデッキ

収録パック等

FAQ

Q:このカードに対して、《精霊の鏡》発動できますか?
A:いいえ、回復ドローお互いプレイヤー対象としているため発動できません。

Q:ドロー回復は同時扱いですか?
A:いいえ、ドローを行った後で相手ライフ回復します。(09/03/24)

Q:このカードの発動チェーンして相手フィールド《神殿を守る者》表側表示特殊召喚された場合、回復効果適用されますか?
A:いいえ、適用されません。(10/07/09)


Tag: 《成金ゴブリン》 魔法 通常魔法 ゴブリン

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