《地縛神 Wiraqocha Rasca/Earthbound Immortal Wiraqocha Rasca》 †
効果モンスター
星10/闇属性/鳥獣族/攻 100/守 100
(1):「地縛神」モンスターはフィールドに1体しか表側表示で存在できない。
(2):このカードが召喚に成功した場合、
相手の手札の数までこのカード以外の自分フィールドのカードを対象として発動する(最大3枚まで)。
そのカードを持ち主のデッキに戻す。
その後、戻した数だけ相手の手札をランダムに選んで捨て、
このカードの攻撃力は捨てた数×1000アップする。
(3):このカードは直接攻撃できる。
(4):相手はこのカードを攻撃対象に選択できない。
(5):フィールド魔法カードが表側表示で存在しない場合にこのカードは破壊される。
STARDUST OVERDRIVEで登場した闇属性・鳥獣族の最上級モンスター。
地縛神共通の効果と、召喚に成功した場合に自分フィールドのカードをデッキに戻す事で相手の手札を捨て、自身の攻撃力を強化する誘発効果を持つ。
地縛神共通である(1)(3)(4)(5)の効果については地縛神を参照。
また、地縛神全般と相性の良いフィールド魔法については【地縛神】を参照。
(2)の固有効果では攻撃力を3100まで上昇できる上、最大3枚という強烈なハンデス効果も併せ持つ。
だが、その分自分のカードをデッキに戻す必要があるので、カード・アドバンテージの差はつけられない。
また、実際にデッキに戻った枚数分しかハンデスできないので、トークンでハンデス枚数を増やすこともできない。
攻撃力をこの効果に依存しているので、他の地縛神と比べ《月の書》や《スキルドレイン》に弱いのも弱点である。
《地縛超神官》なら相手ライフポイントを一気に削れるため、《地縛神 Wiraqocha Rasca》をフィニッシャーにできる。
ハンデス効果を活かすならば《ヌメロン・ネットワーク》と組み合わせるのが良いだろう。
あちらから《ヌメロン・ダイレクト》を発動することで、召喚権を残しつつフィールド魔法・アドバンス召喚のリリース2体・デッキに戻すカード2枚を同時に確保することができる。
維持を目的としない場合、《ヌメロン・ネットワーク》をデッキに戻して枚数を稼いでもよい。
それ以外では以下のカードと比較的相性が良い。
攻撃力が低いので《キラー・トマト》等で簡単に特殊召喚する事が可能。
自己強化効果が発動するのは召喚に成功した時のみだが、特殊召喚しても攻撃対象にならない効果は有効なため、攻撃を防げる壁にはなる。
また、《地縛解放》のリリースに使う、列車などのエクシーズ素材にするのであれば攻撃力が上がらない点も特に問題はない。
ステータスの低さから地縛神の中で唯一《クリッター》や《黒き森のウィッチ》、《ダーク・バースト》等に対応しているため、手札には加えやすい。
- モチーフはナスカの地上絵の1つである「コンドル」。
「ウィラコチャ/ビラコチャ(Wiraqocha/Wiraqucha/Viracocha)」はインカ宗教の最高位の創造神である。
いくつもの呼称のバリエーションが存在し、その一つである「アプ・コン・ティキ・ウイラ・コチャ(Apu-Kon-Tiki-Uira-Cocha)」は、ケチュア語でApu Konは「偉大な王」、Tikiは「基礎」、Uira Cochaは「海の泡/脂の海」を意味する。
息子に太陽神インティ、娘に月女神ママ・キリャと地母神パチャママがいるとされる。
また、「Rasca(Lasq'a)」はケチュア語で「特定の場所、地域」を意味している。
ケチュア語でカード名は「最高神の地」を意味する。
- 「シンギュラリティ(Singularity)」とは「単独・異常」という意味だが、それ以外にも「特異点」という意味がある。
効果名については、「ポーラスター(Polestar)」は「北極星」、「オベイ(Obey)」は「(命令等に)従う」という意味の動詞である。
北極星は時間経過と共に流れる(ように見える)他の星々と異なり、そこに留まり続けるため、時に「ただ一つの存在」「孤独」「孤高」といった代名詞としても扱われる。
ゴドウィンの「死ぬ時は孤独」という旨の台詞、アニメ版の「1」という攻撃力、ナスカの「星の民」といった、アニメ5D'sにおける様々な事象が濃縮されている。
- アニメではルビが「ウィラコチャ・ラスカ」とわずかに異なっている。
- アドバンス召喚時の口上は「究極の破壊をもたらせ!最強の地縛神!出でよ!Wiraqocha Rasca!」
- 未来でZ-ONEが見ていた遊星の記録では、ナスカに封印された地縛神の名前が表示される部分があったが、何故かこのカードだけが記載されていなかった。
もっとも《地縛神 Uru》の項や当初の設定資料、ゴドウィン兄弟の発言を考えるとこのカードの存在自体がイレギュラーだったことを示唆していたともとれる。
関連カード †
―《地縛神 Wiraqocha Rasca》の姿が見られるカード
このカードを使用する代表的なデッキ †
収録パック等 †
FAQ †
−地縛神共通の裁定については地縛神を参照。
Q:(2)の効果の分類は何ですか?
A:誘発効果です。(09/07/19)
Q:カードをデッキに戻すのはコストですか?
A:いいえ、効果処理時にデッキに戻します。(09/07/19)
Q:このカードが召喚に成功した時に強制的に(2)の効果は発動しますか?
A:はい、強制的に発動されます。(09/07/19)
Q:デッキに戻すカードは対象をとりますか?
A:はい、発動時にデッキに戻すカードを選択します。(09/07/19)
Q:このカードが召喚に成功した時、自分フィールドにこのモンスター以外のカードが存在する時にデッキに戻すカードは必ず1〜3枚選択しなければなりませんか?
(0枚という選択はできますか?)
A:カードが存在する場合なら必ず1〜3枚を選択しなければならず、0枚という選択はできません。(09/07/19)
Q:このカードが効果処理時にフィールドに表側表示で存在しない場合でも、デッキに戻して手札を捨てさせる効果までは適用されますか?
A:はい、その場合でも攻撃力がアップする効果以外は適用されます。(09/07/19)
Q:フィールド魔法が存在しない時にこのカードを召喚した場合でも、(2)の効果は発動し、適用されますか?
A:いいえ、召喚に成功した時点で自身の効果でこのカードが破壊された場合、(2)の効果は発動しません。(21/02/25)
Q:発動時にデッキに戻すカードを3枚選択し、効果処理時に相手の手札が2枚以下になった場合でも、捨てさせて攻撃力がアップする効果は適用されますか?
A:はい、その場合相手は残りの手札を全て捨て、その枚数分攻撃力がアップする効果が適用されます。(09/09/01)
Q:エクストラデッキに戻した分もカウントされますか?
A:されます。(09/07/19)
Q:トークンをデッキに戻す扱いで消滅させた場合、モンスター効果は適用されますか?
A:トークンを選択する事はできますが、トークンは消滅しデッキに戻した数にはカウントされず、捨てさせる数にもカウントされません。(09/07/19)
Q:発動時に相手の手札よりも多い枚数のカードを対象に選択することはできますか?
A:いいえ、できません。(09/07/23)
Q:相手の手札が0枚の時に召喚した場合もデッキに戻すカードは選択しなければいけませんか?
A:効果自体は発動されますが、デッキに戻すカードを選択することはしません。(09/07/31)
Q:自分フィールドの相手のカードを相手のデッキに戻した場合、相手の手札を捨てさせることはできますか?
A:できます。(09/08/21)
Q:このカードの効果にチェーンして、対象に選択された速攻魔法や通常罠を発動した場合、効果処理時に発動したカードはデッキに戻りますか?
A:いいえ、戻りません。(09/09/01)
Q:フィールドの《地縛神 Wiraqocha Rasca》の効果が《スキルドレイン》で無効になっている場合、《キラー・トマト》の効果でデッキから別の《地縛神 Wiraqocha Rasca》を特殊召喚できますか?
A:デッキの《地縛神 Wiraqocha Rasca》の効果が無効になっていないため、特殊召喚できません。(12/02/09)
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