《毒蛇神ヴェノミナーガ/Vennominaga the Deity of Poisonous Snakes》 †
効果モンスター
星10/闇属性/爬虫類族/攻 0/守 0
このカードは通常召喚できない。
「蛇神降臨」の効果及びこのカードの効果でのみ特殊召喚できる。
このカードの攻撃力は、自分の墓地の爬虫類族モンスターの数×500ポイントアップする。
このカードはフィールド上で表側表示で存在する限り、
このカード以外のカードの効果の対象にならず、効果も受けない。
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、
このカード以外の自分の墓地の爬虫類族モンスター1体をゲームから除外する事で、このカードを特殊召喚する。
このカードが相手ライフに戦闘ダメージを与えた時、このカードにハイパーヴェノムカウンターを1つ置く。
このカードにハイパーヴェノムカウンターが3つ乗った時、このカードのコントローラーはデュエルに勝利する。
TACTICAL EVOLUTIONで登場した闇属性・爬虫類族の特殊召喚モンスター。
《毒蛇王ヴェノミノン》の上位種であり、召喚条件の他に以下の5つのテキストを持つ。
- 自分の墓地の爬虫類族の数だけ攻撃力を自己強化する永続効果
- 効果の対象にならず効果を受けない永続効果
- 戦闘破壊され墓地へ送られた時に爬虫類族を墓地コストに自己再生できる誘発効果
- 戦闘ダメージを与えた場合にハイパーヴェノムカウンターを置く誘発効果
- ハイパーヴェノムカウンターが3つ乗った時に特殊勝利する効果外テキスト
このモンスターの召喚条件として、《毒蛇王ヴェノミノン》が破壊された時に罠カードの《蛇神降臨》を発動する必要がある。
一見して難しい条件のように思えるが《毒蛇王ヴェノミノン》は特殊召喚しやすく、《蛇神降臨》も《トラップトラック》などでサポートできる。
これらについては《毒蛇王ヴェノミノン》・《蛇神降臨》のページも併せて参照したい。
《毒蛇王ヴェノミノン》同様の攻撃力上昇の割合に加え、あらゆる効果を受けない耐性を持つため、戦闘破壊以外の方法での除去手段は限られる。
とは言え昨今では高攻撃力モンスターや耐性のスキを突いてくるような厄介なカードも多く、過信できるような性能では無いことも確かである。
戦闘では《SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング》や《究極伝導恐獣》相手に戦闘破壊される状況下では自己再生が意味を為さないのもあちらと同様である。
更にこちらは《蛇神降臨》と自己再生以外の特殊召喚ができないため、《毒蛇王ヴェノミノン》で可能であった蘇生カードでフィールドに戻すといったこともできない。
その他、《ZW−阿修羅副腕》を装備した《CNo.39 希望皇ホープレイ・ヴィクトリー》は、このカードの攻撃力が幾らであろうとも必ず戦闘破壊される。
《邪神アバター》やこのカードの攻撃力を加算する《月鏡の盾》を装備したモンスターも単独では対処できない。
こういったモンスターに戦闘破壊され、なおかつそのモンスターをうまく処理できない状況では、自己再生を使っても墓地アドバンテージを失うだけとなる。
《禁じられた聖典》は自己再生は封じられないため、上述のカードほど厄介というわけではないが、攻撃力0の状態で戦闘破壊されるためゲームエンドに持ち込まれる場合がある。
戦闘破壊以外の除去手段は、効果ではなくコストとしてこのカードを処理できるものには無力で、その中でも特に《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》や《ラーの翼神竜−球体形》、壊獣などは採用率が高い。
また、《アポクリフォート・キラー》や《痛み分け》などの、相手プレイヤーにリリースや墓地送りといった行為を強要できるカードにも除去される。
他にも《No.54 反骨の闘士ライオンハート》や《ディメンション・ウォール》など、こちらの高攻撃力を利用してダメージを与えるカードも苦手である。
《ダイガスタ・スフィアード》や御巫を相手にした場合は、逆に1ターンキルされかねない程のダメージを受ける可能性が高い。
また、こちらの墓地の爬虫類族に干渉されて攻撃力が下がるケースも考えられる。
《イビリチュア・マインドオーガス》や《魂の解放》を使われると一気に弱体化してしまい容易に戦闘破壊されてしまう。
《レインボー・ネオス》・《アンデットワールド》・《ヘル・テンペスト》・《輪廻独断》といったカードは最悪の相性であり、攻撃力が0になる上に自己再生すら発動不可能になり、機能しなくなる。
《ディメンション・アトラクター》や《マクロコスモス》等の全体除外系に関しては、初動が遅いこのデッキにおいて先出しされると、対処できない限り致命的である。
当然とも言えることだが、特殊召喚そのものを封じられては出すこと自体できなくなる。
《神の警告》・《大天使クリスティア》等は《蛇神降臨》と自己再生の両方を封じられてしまう。
耐性はあくまでもフィールドに存在する場合でしか適用されないので、墓地で発動する自己再生効果は比較的妨害されやすい。
《神の通告》といったモンスター効果に対するカウンターや、《深淵に潜む者》といった墓地発動を封じるカードにも復活を阻止されてしまう。
ハイパーヴェノムカウンターで特殊勝利できる効果も持つが、これが勝利の決め手になることはあまり多くない。
相手がこのカードを処理できない場合は守勢に回るためモンスター同士の戦闘ダメージが生じにくく、直接攻撃を喰らわせればカウンターが3つ乗る前に相手のライフが尽きる場合が多い。
とは言えライフを削りきれない状況などではこの効果が活きるので、持っていて困る効果では決してない。
- 「ヴェノム」の名を持たないため、海外と日本で矛盾を出さぬよう英語名に苦心の跡が見て取れる。
(名前に「venom」を含まぬよう「Vennominaga」と「n」が一つ多くなっている。)
- コナミのゲーム作品において―
遊戯王ONLINE DUEL EVOLUTIONでは、ハイパーヴェノムカウンターが3つ乗った場合の特殊演出がある。
画面上にとても大きな《毒蛇神ヴェノミナーガ》が出現し、右手(?)の蛇の口にズームしていく(おそらく食い殺されるという演出なのだろう)。
WORLD CHAMPIONSHIPシリーズでも上記の食い殺されるような演出がされているが、TAG FORCEシリーズでは演出は無く「ヴェノミナーガの効果で勝利した」と文字が表示されるだけである。
- このテキストの文字数は若干減少して305字。
「このカード」という記述は12回から10回になった。
関連カード †
―《毒蛇神ヴェノミナーガ》の姿が見られるカード
―類似した効果を持つモンスター
このカードを使用する代表的なデッキ †
収録パック等 †
FAQ †
Q:《エンド・オブ・アヌビス》・《王宮の鉄壁》の効果の適用中は、自己再生を封じられてしまいますか?
A:はい、自己再生できなくなります。
(《エンド・オブ・アヌビス》の場合は発動・除外はできますが無効になります。
《王宮の鉄壁》の場合は発動・除外すらできません。)(08/11/30)
Q:《スキルドレイン》との関係を教えてください。
A:このカードがフィールドに存在している状態で、後から《スキルドレイン》が発動された場合は《スキルドレイン》の効果を受けません。
先に《スキルドレイン》が発動されている状態で、このカードを特殊召喚した場合は、《スキルドレイン》が優先されこのカードが無効になります。
Q:《スキルドレイン》によってこのカードの効果が無効になっています。
この状況で、2枚目の《スキルドレイン》を発動し、それにチェーンして《サイクロン》で1枚目の《スキルドレイン》を破壊しました。
このカードの効果は有効になりますか?
A:はい、有効になります。(15/09/26)
Q:《毒蛇神ヴェノミナーガ》が相手のモンスターへ攻撃を行う場合、相手は《アストラルバリア》で直接攻撃に変更することはできますか?
A:《毒蛇神ヴェノミナーガ》は《アストラルバリア》の効果を受けないため、相手は《アストラルバリア》を発動はできますが直接攻撃に変更することはできません。(16/01/13)
Q:相手フィールドに「《仁王立ち》の(2)の効果を受けたモンスターA」と「B」がいます。
《毒蛇神ヴェノミナーガ》はBに攻撃できますか?
A:《毒蛇神ヴェノミナーガ》は《仁王立ち》の効果を受けないため、Bに攻撃することができます。(16/01/13)
Q:このモンスターの攻撃に対して《ディメンション・ウォール》を使用し、戦闘ダメージを跳ね返すことはできますか?
A:「モンスターに干渉する効果」ではないため、戦闘ダメージを跳ね返すことができます。
Q:《メテオ・レイン》、《ライオ・アリゲーター》で貫通を得ることができますか?
A:《毒蛇神ヴェノミナーガ》は効果モンスターの効果・魔法・罠カードの効果を受けない為、《メテオ・レイン》や《ライオ・アリゲーター》の効果は適用されていない状態となります。
よって、相手の守備表示モンスターの守備力を攻撃力が超えていた場合であっても、その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与えることはできません。(10/08/16)
Q:《毒蛇神ヴェノミナーガ》が相手プレイヤーに戦闘ダメージを与え、ハイパーヴェノムカウンターを1つ置く効果を発動しました。
この効果を《天罰》や《死霊騎士デスカリバー・ナイト》で無効にすることができますか?できたら《毒蛇神ヴェノミナーガ》を破壊することもできますか?
A:《毒蛇神ヴェノミナーガ》の、ハイパーヴェノムカウンターを置く効果を、《天罰》や《死霊騎士デスカリバー・ナイト》の効果によって、無効にすることはできません。(09/02/20)
Q:《毒蛇神ヴェノミナーガ》で相手フィールドの地縛神を攻撃することはできますか?
A:はい、攻撃できます。(14/10/17)
Q:《和睦の使者》を発動したターン、このカードは戦闘破壊されませんか?
A:はい、されません。(15/12/19)
Q:《ジェントルーパー》が相手フィールドに2体存在する時でも、このカードは相手の《ジェントルーパー》や他のモンスターを攻撃することはできますか?
A:はい、攻撃できます。(14/10/17)
Q:《No.16 色の支配者ショック・ルーラー》や《暴君の暴言》の効果でモンスター効果が発動できない時でもこのカードのハイパーヴェノムカウンターを置く効果は発動しますか?
A:いいえ、発動しません。(19/06/27)
Q:《エレキツネ》の効果が適用されたターン、このカードのハイパーヴェノムカウンターを置く効果は発動しますか?
A:はい、発動します。(14/05/08)
Q:《異怪の妖精 エルフォビア》の効果でレベル9より高いモンスターの効果が発動できない時にこのカードのハイパーヴェノムカウンターを置く効果は発動しますか?
A:いいえ、発動しません。(19/06/17)
Q:《終焉の指名者》のコストで《毒蛇神ヴェノミナーガ》を除外した場合、このカードのハイパーヴェノムカウンターを置く効果は発動しますか?
A:いいえ、発動しません。(13/06/05)
Q:《あまのじゃくの呪い》の効果が適用されている時、自分の墓地の爬虫類族モンスターの数×500攻撃力がダウンしますか?
A:その場合、《毒蛇神ヴェノミナーガ》の自身の攻撃力がアップする効果は、攻撃力がダウンする効果になります。(14/03/31)
Q:このカードの直接攻撃宣言時、《速攻のかかし》を発動できますか?
また、発動できる場合、バトルフェイズは終了しますか?
A:発動はできますが、攻撃は無効にならず、バトルフェイズも終了しません。(11/09/03)
Q:このカードの直接攻撃宣言時、《バトルフェーダー》を発動できますか?
また、発動できる場合、バトルフェイズは終了しますか?
A:発動でき、バトルフェイズは終了します。(13/03/27)
Q:相手のライフが8000である時に、攻撃力1400の《覇王眷竜スターヴ・ヴェノム》に《EMカレイドスコーピオン》の効果を適用した後、墓地の《毒蛇神ヴェノミナーガ》の効果をコピーします。
このバトルフェイズに《ブラック・ガーデン》の効果で相手フィールドに特殊召喚されている攻撃表示のローズ・トークン3体に《覇王眷竜スターヴ・ヴェノム》で攻撃して合計1800の戦闘ダメージを与えてハイパーヴェノムカウンターを3つ乗せた場合、どうなりますか?
A:ご質問の場合、《覇王眷竜スターヴ・ヴェノム》のコントローラーが勝利します。(23/09/04)
Tag: 《毒蛇神ヴェノミナーガ》 特殊召喚モンスター 効果モンスター モンスター 星10 闇属性 爬虫類族 攻0 守0 正規の方法以外での特殊召喚不可