【A・O・J】 †
光属性やリバースモンスターに強いA・O・Jを中心としたデッキ。
しかしそれらを使わないデッキも多く存在するため、サポートカードの豊富な闇属性・機械族で統一されていることを活かした構築をすることになる。
《A・O・J アンリミッター/Ally of Justice Unlimiter》
効果モンスター
星2/闇属性/機械族/攻 600/守 200
このカードをリリースして発動できる。
自分フィールド上の「A・O・J」と名のついたモンスター1体を選択し、
その攻撃力をエンドフェイズ時まで元々の攻撃力の倍にする。
《DNA移植手術/DNA Transplant》
永続罠
発動時に1種類の属性を宣言する。
このカードがフィールド上に存在する限り、
フィールド上の全ての表側表示モンスターは自分が宣言した属性になる。
《千六百七十七万工房/RGB Rainbowlution》
永続罠
(1):1ターンに1度、フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの種族は機械族になり、その属性は「光」「闇」「地」「水」「炎」「風」としても扱う。
A・O・Jのサポートカードは重い《A・O・J サンダー・アーマー》と、肝心のコンバットトリックにならない《A・O・J アンリミッター》(とA・O・Jではない《フレムベル・マジカル》)しか存在しない。
また肝心の光属性やリバースモンスターへの効果も爆発力のあるものはほとんどない。
そのため、汎用性の高いA・O・Jや爆発力の高いモンスターを主に採用していく事になる。
―A・O・Jモンスター
活用するためには相手フィールドに光属性が必要となるなど、クセが強く相手依存の効果が多数を占める。
後述の《いろはもみじ》・《DNA移植手術》との併用を前提にするにしても、軸となるA・O・Jを決め、種類を絞って採用するのが無難と言える。
―相手フィールドに光属性を特殊召喚するモンスター
《DNA移植手術》等の属性変更効果を持つカードを用意できない場合もあるため、こちらから相手に光属性を送りつける戦術も取り入れたい。
なお、これらは《A・O・J D.D.チェッカー》がいると特殊召喚できない点には注意が必要である。
―その他のモンスター
闇属性や機械族を中心にA・O・Jの弱点をうまく補うモンスターを投入することで、デッキの戦力や安定性を大幅に上げることが可能になる。
基本的に《ブラック・ボンバー》や《ジャンク・シンクロン》を経由したレベル5と7のシンクロ召喚が基本となる。
それ以外はレベル4モンスターが主軸となるため、ランク4のエクシーズモンスターも選択できる。
―A・O・Jモンスター
いずれもシンクロモンスターであり、その中でも実用性があるものは限られる。
―その他のモンスター
専用サポートカードが存在しないため、モンスターカード同様既存のカードで特に相性の良いもの、汎用性の高いものを使うことになる。
―フィールドのモンスターを光属性に変更するカード
これらのカードがなければほとんどのA・O・Jは壁程度にしかならない。
投入するA・O・J、及び光属性に関する効果を持つカードにより使い分けたい。
―機械族のサポートカード
―その他のカード
戦術 †
大前提として、属性変更や送りつけによって相手フィールドに光属性を用意し、A・O・Jの効果を活用できるようにする。
その後は、メタ効果によって相手の行動を阻害しつつ、機を見て《A・O・J アンリミッター》や《A・O・J ディサイシブ・アームズ》といった爆発力の高いカードによる大ダメージを狙う。
《A・O・Jクラウソラス/Ally of Justice Clausolas》
通常モンスター
星6/闇属性/機械族/攻2300/守1200
霞の谷に生息するモンスター、クラウソラスをモチーフに開発された対外敵用戦闘兵器。
上空からの奇襲で敵を翻弄する。
《A・O・J クラウソラス》を通常モンスターサポート等で特殊召喚し、《A・O・J アンリミッター》で強化する。
《DNA移植手術》等を投入しなくていいためある程度安定しやすいが、光属性を指定する他のA・O・Jの採用は見送られる。
また、ペンデュラム召喚を組み込む事もできる。
ペンデュラムスケール1〜8のモンスターが揃っているために、《A・O・J クラウソラス》・《A・O・J アンリミッター》を同時にペンデュラム召喚する事も可能。
通常モンスターはサーチがしやすいので《A・O・J アンリミッター》・《リミッター解除》をドローしやすくなる点でもシナジーがある。
攻撃後には《A・マインド》でシンクロ召喚する、ペンデュラムモンスターと共にエクシーズ素材とするなどして相手ターンを凌ぐ。
上級モンスターと相性の良い《切り裂かれし闇》も採用しやすい。
ただ、【クリフォート】はこれらの強みを全て持っているデッキであるため、劣化感が否めない点が最大の弱点であろう。
《A・O・J リバース・ブレイク/Ally of Justice Reverse Break》
効果モンスター
星4/闇属性/機械族/攻1200/守1200
フィールド上に光属性モンスターが存在する場合、このカードを破壊する。
このカードが裏側守備表示のモンスターを攻撃した場合、
ダメージ計算を行わず裏側守備表示のままそのモンスターを破壊する。
《スクラップ・ガレージ》
通常罠
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドの表側表示の機械族モンスターが戦闘・効果で破壊された場合、
自分の墓地の機械族・闇属性モンスターを3体まで対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの攻撃力・守備力は0になる。
(2):墓地のこのカードを除外し、自分フィールドの機械族モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを破壊する。
光属性モンスターが存在するだけで自壊してしまう《A・O・J リバース・ブレイク》のデメリット効果を逆手に取ったコンボデッキ。
《A・O・J アンリミッター》は《スクラップ・ガレージ》で落ちた攻撃力を戻せる。
コンボさえ成立していれば高打点の機皇帝や各種素材になる《異界の棘紫竜》が勝ち筋を補完してくれる。
下手に通常の【A・O・J】を組むより安定性は高まる。
展開力の低さを補うため、《サモンリミッター》といった永続罠を《DNA移植手術》と共に《宮廷のしきたり》で守りつつ、《A・ジェネクス・ドゥルダーク》・《A・O・J コアデストロイ》といったカードで除去していく。
構造の関係上、A・O・Jの採用は少数にとどまりがちである。
ほとんどのA・O・Jを切り捨て、有用なチューナーである《A・O・J サイクルリーダー》と《A・O・J サイクロン・クリエイター》のみを出張させる。
基本的にA・O・Jで戦闘を行わないため、《A・O・J アンリミッター》は不採用で良い。
上記の【メタビート】型とも無理なく混合できる。
使いやすいA・O・Jがレベル3に集中してることに着目した構築。
《ジェネクス・コントローラー》も併用すれば《A・ジェネクス・トライアーム》のシンクロ召喚も狙える。
【チューナー】型の要素も取り入れやすい。
A・O・Jのサポートカードはモンスターしか存在しないため、カテゴリとしては魔法・罠カードを採用する必要がない。
その点を活用し、【フルモンスター】及び【ほぼモン】として構築することが可能である。
元々《A・ジェネクス・ドゥルダーク》を採用することの多いデッキであるため、【ジェネクス】に少量のA・O・Jを出張させるだけでも機能する。
機械族がほとんどになるので、《キメラテック・フォートレス・ドラゴン》には当然弱い。
下級モンスターにはアタッカークラスのものが少なく、汎用性の高い効果を持ったものも少ないため、カードが整わない場合は多くのデッキに特に苦戦を強いられるだろう。
特に《DNA移植手術》の発動と維持ができなければ、デッキの大半がバニラ同然になってしまうので、【光属性】ではないデッキのほぼすべてが弱点となる。
さらに相手が【光属性】であっても、弱点となるデッキは多い。
特に《セイクリッド・プレアデス》は一度出されると除去手段がかなり限られてくるので、なるべく出させないように罠カードはきちんと投入しておきたい。
A・O・Jの多くは相手が常にモンスターを展開してくれることを前提に設計されているため、不用意にモンスターを出さず、手札が揃い次第一気に展開する1ターンキル色の強いデッキは弱点になる。
また戦闘に関連するカードが多いため、罠カード等の妨害手段が充実したデッキも弱点になる。
当初はA・O・Jの展開力の低さが大きく足を引っ張っており、デッキとしての完成度は低かった。
第11期 †
BATTLE OF CHAOSで《いろはもみじ》が登場。
エクストラデッキに入る属性変更カードは有難く、持ち味の光属性メタを伸ばすことができた。
第12期 †
PREMIUM PACK 2025で《モーター・カイザル》、《スクラップ・ガレージ》が登場。
召喚権の追加により展開力の低さというデッキ全体の弱点が大幅に改善した。
リバース・ブレイク軸の自壊コンボが強化される。
関連リンク †