シンクロ召喚/Synchro Summon †
公式ルールブック解説 †
<シンクロ召喚に必要なもの>
シンクロ召喚を行うには、シンクロモンスターをあらかじめエクストラデッキに入れておきましょう。
また、シンクロ召喚を行うには、シンクロモンスターに記載されている素材となるチューナー及び、それ以外のモンスターが必要です。
必要な素材はモンスターによって異なり、特定のカード名のモンスターが必要となる場合もあります。
メインのデッキには、そのシンクロモンスターの素材となれるチューナーとモンスターを必要な数だけ入れておきましょう。
[シンクロ召喚の手順]
- 自分フィールドに、シンクロ召喚したいシンクロモンスターの素材となるモンスターを揃えて準備をします。
素材となるモンスターは表側表示であれば攻撃表示でも守備表示でも構いません。
- 必要なモンスターが自分フィールドに揃ったら、自分のメインフェイズ時に「シンクロ召喚」を宣言します。
素材として使用する自分フィールドのモンスターと、チューナーを墓地へ送ります。
- 墓地へ送ったモンスターを素材とするシンクロモンスターをエクストラデッキから取り出し、モンスターゾーンに出します。
これでシンクロ召喚完了です。
シンクロ召喚する場合、シンクロモンスターは表側攻撃表示・表側守備表示のどちらの形式で出しても構いません。
シンクロ召喚する場合、エクストラモンスターゾーンとメインモンスターゾーンのどちらにも特殊召喚する事ができます。
シンクロモンスターを出したいゾーンを選び、そのゾーンにシンクロモンスターを置きましょう。
(公式ルールブック マスタールール(2020年4月1日改訂版)対応 バージョン1.0 より引用)
説明 †
シンクロモンスターをエクストラデッキから特殊召喚する手順。
第9期から、テキスト上では「S召喚」と省略して表記されている。
- ルールブックの記述が紛らわしく、シンクロ召喚黎明期には「シンクロ素材は必ず墓地へ送らなければならず、墓地へ送ることができないモンスターはシンクロ素材にはできない」と誤解されることもあった。
- そのためか、この件については遊戯王5D's公式サイトのワンポイントレッスンTurn57でも解説が行われていた。
- シンクロ召喚を行う効果を持つカードも存在する。
効果によるシンクロ召喚でも、基本的に、上記のようなシンクロ召喚に関するルールは同じであり、シンクロ素材の条件などは満たさなければならない。
特徴 †
余談 †
- 原作・アニメにおいて―
アニメ・漫画の異なるどちらの世界観においても、遊戯王5D'sから新たに登場した召喚方法である。
作中の世界ではデュエルディスクも含めたほとんどの動力に「モーメント」と呼ばれるエネルギーシステムが使われ、シンクロ召喚はそれを加速する力を持つという設定である。
5D'sではこのシンクロ召喚がデュエルの鍵となり、ストーリー上重要な役割も果たしている。
召喚時には、チューナーが自身のレベルの数の光の輪に変化、チューナー以外のモンスターはレベルの数の光点に変化し、それらが合わさる事でシンクロモンスターがフィールドに現れるという演出がなされている。
- 星界の三極神の力でモーメントを稼働させる際、シンクロ召喚ではないがシンクロ召喚時の口上を述べる演出があった。
この時のセリフは基本的に同じものだが、「シンクロ召喚!」のフレーズのみ省略されている。
- 第3期の「牛尾vsゴースト」戦から、シンクロ召喚を行う際に画面下にシンクロ素材のレベルの足し算の式が表示されるようになった。
劇中劇として登場した映画「ロード・オブ・ザ・キング」の中でも(この映画の封切りは上記の「牛尾vsゴースト」戦より前という設定にもかかわらず)そのような表示があった。
なお、「ジャックvs偽ジャック」(2戦目)での《セイヴァー・デモン・ドラゴン》のシンクロ召喚及び、アクセルシンクロやデルタアクセルシンクロ(後述)の際には表示されていない。
- その他のシンクロ召喚に関する呼称として、アニメ・漫画5D's及びARC-Vではチューナーを2体使用する「ダブルチューニング」をいずれもジャックが、ARC-Vでは墓地からシンクロ召喚する「ファントム・シンクロ」をクロウが使用した。
- ZEXALシリーズでは『Dチーム・ゼアル』を除き使われなかったが、アニメARC-Vで再登場。
遊矢達の世界では、融合召喚・エクシーズ召喚と同様、LDSが最近教え始めた珍しい召喚法として扱われている。
しかし、主人公の住む世界「スタンダード次元」とは別に、シンクロ召喚を主戦術とする世界「シンクロ次元」が存在する。
シンクロ次元で行われる、シンクロモンスターだけをシンクロ素材としたり、非チューナーをチューナー扱いとしてシンクロ素材とする等のプレイングは、スタンダード次元の人物にとっては初めて見るものとして描かれている。
演出面は5D'sとほぼ同じだが、チューニング時の輪が5D'sのものと異なっている。
シンクロ召喚時の口上は省略される事もあるが、5D'sとの相違点としてシンクロモンスターのレベルを宣言するようになった事が挙げられる。(5D'sではレベルを言うのはアンチノミーだけだった。)
また、零児や零羅は口上にシンクロ素材を例えた言葉を追加していたり、権現坂は発動されているフィールド魔法やその場の状況に合わせて口上を変化させたりしており、そういった部分にも違いが見られる。
- アニメVRAINSでもリボルバーを皮切りに様々なデュエリストが使用。
シンクロ召喚の演出は、世界観に合わせてこれまでの作品から一新された。
シンクロ素材が粒子になり、チューナー以外のモンスターが緑の光の輪に変化し、青い光の輪となったチューナーと一旦結合、そして再分離した後にその中を通過していく演出となっている。
また、これまではテロップとして表示されていたレベル計算も、演出の中に組み込まれた。
シンクロ召喚を始める際には、デュエリストやシンクロ素材の体色がややモノクロ寄りにもなっている。
関連カード †
―シンクロ召喚に成功した時効果が発動、あるいは適用されるカードはシンクロ召喚に成功したを参照。
―シンクロ素材となった時効果が発動するカードはシンクロ素材を参照。
効果処理としてシンクロ召喚を行うカード †
シンクロ召喚が処理と関連するカード †
―自身が
―モンスター
シンクロ召喚メタ †
上記以外でシンクロ召喚に関するカード †
関連リンク †
FAQ †
―シンクロモンスターについてはシンクロモンスターのFAQを参照。
Q:シンクロ召喚はチェーンブロックの発生する特殊召喚に分類されますか?
A:いいえ、チェーンブロックを作りません。(08/03/15)
Q:シンクロ召喚でモンスタートークンを使用できますか?
A:はい、使用できます。(08/06/19)
Q:シンクロ召喚でモンスター扱いの罠モンスターを使用できますか?
A:はい、使用できます。(08/06/19)
Q:《マクロコスモス》や《次元の裂け目》等の、モンスターを除外する効果が適用されている時、シンクロ召喚を行えますか?
A:はい、可能です。(08/03/15)
Q:シンクロ召喚は《神の宣告》で無効にできますか?できる場合、素材はどうなりますか?
A:無効にできます。
この場合、素材は墓地へ送られたままです。(08/03/15)
Q:素材のチューナー及びチューナー以外のモンスターは、どのような処理によって墓地へ送られる扱いですか?
A:シンクロ召喚のルールによって墓地へ送ります。(08/03/15)
Q:相手フィールドに存在する「チューナー」及び「チューナー以外のモンスター」をシンクロ素材として墓地へ送る事は可能ですか?
A:いいえ、できません。
自分のフィールドのモンスターのみで行います。(08/03/15)
Q:装備カード扱いになったチューナーやモンスターを墓地へ送ることでシンクロ召喚を行えますか?
A:いいえ、できません。(08/03/15)
Q:裏側表示で存在するチューナーやチューナー以外のモンスターを墓地へ送る事でシンクロ召喚を行えますか?
A:シンクロ召喚を行う際に、墓地へ送るシンクロ素材モンスターは、自分フィールドの表側表示モンスターのみとなります。
よって、裏側表示のモンスターを墓地へ送る事はできません。(08/03/20)
Q:《召喚僧サモンプリースト》をシンクロ召喚のために墓地へ送ることはできますか?
A:リリースではないためもちろん可能です。(08/03/22)
Q:《ダーク・スプロケッター》・《ファラオの化身》は任意効果ですが、墓地へ送った後シンクロモンスターをシンクロ召喚する処理が入ってタイミングを逃すことになりませんか?
A:逃しません。
シンクロ召喚後にチェーンブロックを作り、処理します。(08/04/19)
Q:《ダーク・スプロケッター》・《ファラオの化身》等は、シンクロ素材として使われたが、そのシンクロ召喚を《昇天の黒角笛》で無効にされた場合、効果が発動しますか?
A:発動できません。(08/07/23)
Q:《代打バッター》は任意効果ですが、墓地へ送った後シンクロモンスターをシンクロ召喚する処理が入ってタイミングを逃すことになりますか?
A:逃すことになります。(08/04/19)
Q:《N・ブラック・パンサー》や《ファントム・オブ・カオス》でチューナーを複製したとき、その《N・ブラック・パンサー》や《ファントム・オブ・カオス》をチューナーとして扱いシンクロ召喚をすることは可能ですか?
A:チューナーの能力はモンスター効果とは別なので、コピーできません。(08/03/27)
Q:「カード名が《ジャンク・シンクロン》になった《ファントム・オブ・カオス》」と「チューナーではないモンスター」で《ジャンク・ウォリアー》をシンクロ召喚できますか?
A:できません。
「《ジャンク・シンクロン》というカード名のチューナー」が必要となります。(08/05/31)
Q:《禁止令》で指定されたカード名のモンスターをシンクロ素材に使えますか?
A:できません。(08/08/02)
Q:《禁止令》で指定されたカード名のシンクロモンスターをシンクロ召喚できますか?
A:できません。(08/06/09)
Q:「チューナー以外のモンスター」の条件が指定されているシンクロモンスターをシンクロ召喚するとします。
この場合、「チューナー以外のモンスター」を複数シンクロ素材とする時、全てのモンスターが指定条件を満たしている必要がありますか?
(例えば、「《ジェネクス・コントローラー》+《黄泉ガエル》(水属性)+《見習い魔術師》(闇属性)」で《ハイドロ・ジェネクス》をシンクロ召喚することは可能ですか?)
A:シンクロ素材として墓地へ送るモンスターは、シンクロ召喚するシンクロモンスターに記載があるモンスターのみになります。
なので、チューナー以外のモンスターは全て指定された条件を満たしている必要があります。
(例の場合、《ハイドロ・ジェネクス》のシンクロ召喚に闇属性の《見習い魔術師》を使用する事はできません。)(08/07/02)
Q:《ダーク・シムルグ》のような複数の属性を持つモンスターをシンクロ素材として、《ダークエンド・ドラゴン》のようなシンクロ素材に特定の属性を指定するシンクロモンスターをシンクロ召喚できますか?
A:複数の属性の中に指定された属性があれば可能です。(08/07/29)
Q:水属性とだけシンクロ素材にできる「レベル5にした《フィッシュボーグ−ガンナー》」と、水属性としても扱う《精霊術師 ドリアード》をシンクロ素材にして、チューナー以外が光属性ではなければならない《ライトエンド・ドラゴン》をシンクロ召喚することができますか?
(同時に水属性と光属性で扱うことができますか?)
A:《精霊術師 ドリアード》の効果が無効になっていない場合にシンクロ召喚できます。(14/10/16)