海竜族/Sea Serpent †
基礎データ †
概要 †
海竜のほか、人魚や巨大なシャチなどの海の怪物が属する種族。
古くから水族・魚族の2種族と共に【伝説の都 アトランティス】を構成した、水属性モンスターを中心とした種族。
モチーフが水族やドラゴン族といった他種族のものと重複しているため、必然的に属するモンスターの数も少ない。
特に初期は下級モンスターが《タクリミノス》や《カイザー・シーホース》しか存在せず、長らく数は2桁にも満たなかった。
一部のカテゴリや後発の種族であるサイキック族・幻竜族・サイバース族にすら総数で追い抜かされてしまっている。
環境で活躍したモンスターとしては、汎用性の高い効果を持つ《氷結界の龍 ブリューナク》や《ラヴァルバル・チェイン》が存在する。
ほかにも《深海のディーヴァ》・《氷弾使いレイス》・《コダロス》など、第6期以降に登場したものに有用なモンスターが多数存在している。
それ以前のモンスターでは、海デッキの切り札となる《海竜−ダイダロス》・《海竜神−ネオダイダロス》の2体が挙げられる。
水族・魚族と共有する多くのサポートカードが存在するが、海竜族特有のものは《深海のディーヴァ》などをはじめとするごく僅かである。
そのため、敢えてこの種族で統一したデッキを組む意義はほとんどなく、上記の2種族と混合した【水属性】などでの運用が一般的だった。
しかし第8期に入ってストラクチャーデッキ−海皇の咆哮−が登場したことで、単一の種族としての価値も着実に高まりつつある。
種族全体の特徴としては、やはりローレベル中心の特殊召喚による展開力の高さと、除去能力の高さだろうか。
第9期以降では、《竜宮のツガイ》や《瑚之龍》等、この種族が妥当だと思われるモンスターでもドラゴン族や幻竜族に流される傾向が強くなり、新規の海竜族モンスターはますます少なくなってしまった。
ただ総数が少ない割には、規制されているカードは勿論の事、それ以外でも《深淵に潜む者》などの様に環境クラスのデッキで活躍するモンスターも見られる。
- 英語名の「SEA SERPENT(シーサーペント)」とは、海に生息する巨大な未確認海洋生物の総称。
クラーケン同様古代から船乗りの間での目撃証言が絶えず、海蛇型やネッシーの様な形など様々なものが目撃されている。
上記のような「海竜ではない海竜族」の存在を考えると、この「未確認生物」という訳は適当かもしれない。
- 原作・アニメにおいて―
原作・アニメDMでは、梶木漁太が水属性モンスター中心のデッキを使用するが、「決闘者の王国編」での彼の切り札である《海竜神》を除き海竜族は登場しない。
- コナミのゲーム作品において―
DM4のオリジナルカードには《南大洋の魔王》という悪魔魔族の海竜族も登場している。
また、OCGでは水族の《ボーンハイマー》も、このゲームでは海竜族となっていた。
関連リンク †
その他のリンク †