雷族/Thunder †
基礎データ †
概要 †
主に雷や電気関係のモンスターが分類されている種族。
環境で活躍したモンスターとしては、シンクロ召喚やサーチ効果を封じる効果を持つ《ライオウ》が属している種族。
自身を捨ててデッキ圧縮と手札補充ができる《サンダー・ドラゴン》、強力な蘇生効果を持つ《創世神》もこの種族である。
他にも、時に凄まじい攻撃力になる《ザ・カリキュレーター》や、バウンス効果を持つ《ミスト・ウォーム》などが存在する。
総種類数は少なく、専用のサポートカードも有用性以前に数自体が乏しかったので、種族としては未発達な状態が長い間続いた。
第6期終了時点では種族統一してデッキを組まれることは少なく、雷族のカテゴリである「電池メン」が【雷族】の中核を担った。
電池メンは数こそ少ないが、優秀なモンスターや強力な専用の魔法・罠カードが多く、1ターンキルも狙える強力なテーマである。
《電池メン−業務用》・《雷の裁き》・《バッテリーリサイクル》などが登場してからは、種族統一する意義が高まってきた。
さらに、電池メンに続く雷族を中心としたカテゴリとしてエレキが誕生し、同時に雷族をサポートする魔法・罠カードも急増している。
しかしエレキ以降は雷族関連の効果を持つ魔法・罠カードはほとんど登場しなくなり、周囲が着々と強化される中で相対的に後退していった。
第9期頃からは《電光−雪花−》・《避雷神》・《放電ムスタンガン》などの、プレイや行動に制限をかけるロック系統の効果を持つモンスターも増えている。
《エレキリン》なども含め、この種族の特徴付けとなってきている。
上記の《ライオウ》も含め、これらは全て光属性・レベル4で統一されているため、《OToサンダー》・《OKaサンダー》・《サンダー・シーホース》と相性が良い。
第10期ではサンダー・ドラゴンモンスターやそれに関連した魔法・罠カードが登場し、種族として急激な発展の時を迎えている。
環境でも【サンダー・ドラゴン】が活躍し、雷族では《ライオウ》以来久々となる規制を受けたカードも登場した。
- 間違えやすいが、読み方は「かみなりぞく」ではなく「いかずちぞく」である。
後述の通り公式側でも度々間違えていたため注意したい。
- 原作・アニメにおいて―
「決闘者王国編」のフィールドパワーの説明を見ると、《山》で強化される属性に「雷」とある。
どうやら原作では属性という扱いであり、この設定がOCGにおける《山》による雷族強化に繋がったと思われる。
- 総数が少ないからか、漫画・アニメ通してこの種族を中心としたデュエリストは殆ど登場していない。
数少ない例外として、アニメGXの雷丸が《雷帝ザボルグ》を中心とする【雷族】を使用している。
しかし、彼は終始「いかずちぞく」ではなく「かみなりぞく」という間違った呼び方をしていた。
また、三沢が使用した《プラズマ戦士 エイトム》、沢渡が使用した《ライトニング・ボード》はこの種族だった。
アニメではサポートカードとして雷丸が永続魔法《暴走コンデンサー》を、岩丸が通常魔法《神鳴り》を使用している。
- 漫画ZEXALに登場した、ハートランドのアトラクションキャラクターの1人「サンダー・スパーク」もこの種族を使用している。
- コナミのゲーム作品において―
前述の通り、遊戯王OCGには「雷属性」は存在しないが、DMシリーズでは属性の代わりに「魔族」というものが設けられている。
そしてその中には「雷魔族」(水魔族に強く、土魔族に弱い)というものが存在しており、雷族のほとんどがこの「雷魔族」に属している。
- 得意地形が2つあってかつ苦手地形が1つもないという点は、一部のゲーム作品ではかなり優秀な種族だった。
特に真DM2では、得意地形が移動力に関係し、多くの種族が新たな苦手地形を追加される中、この種族と獣戦士族は従来通りに活躍することができた。
- カプセルモンスターコロシアム等のRPG式のゲームでは「雷属性」が存在し、雷族の殆どがやはりその属性に属しており、光属性に強く、地属性に弱い。
- TF4にはカードのイラストから種族を当てるミニゲームがあるのだが、「かみなりぞく」と誤植されている。
この件を踏まえてなのか、次回作のTF5ではカードショップで雷族などを収録したパック「現象界の果ての果て」を選択した際の胡桃沢の台詞に「へ?カミナリ族?なんのこと?」というものが存在する。
(カミナリ族については《ライライダー》を参照)
関連リンク †
その他のリンク †