幻竜族/Wyrm †
基礎データ †
概要 †
第9期から登場した24番目の種族。
新参の種族なのでモンスターの全体数自体は少ないものの、種族サポートはサーチや墓地肥やし、蘇生など、実用性のあるものが揃っている。
特徴として、こうしたサポートカードは概ね竜星・天威・相剣のカテゴリ内に固まっている傾向にある。
これらのカテゴリ自体が相互に相性がよく、カテゴリデッキでも無理なくこの3つのカテゴリを複合させる形で取り入れられるので、そうした構築では意識せずとも実質的な【幻竜族】のような形になり得る。
中でも相剣は幻竜族に関連する効果を持っているものが多いため、【ビースト】における【トライブリゲード】のように、現在の【幻竜族】は事実上【相剣】とイコールの関係にあると言える。
(ちなみに2023年5月現在、当wikiで種族デッキのページが無いのは幻神獣族・創造神族・幻想魔族を除けば【幻竜族】だけである。)
また、出張やギミックという観点で見た場合は総合数が少ないわりに有能なものが揃っている。
多くのデッキに出張された真竜、レベル5シンクロ召喚が行えるデッキに投入された《源竜星−ボウテンコウ》、【海皇】でのハンデスコンボに利用された《たつのこ》など、環境での実績も高い。
- ドラゴン族や海竜族と枠を競い合う関係からかどうにも増加が鈍く、特殊な種族である幻神獣族・創造神族を除けば長らく全種族の最小数であった。
この種族よりも3年後に登場したサイバース族は、アニメVRAINSで主人公が使う種族であることも後押ししてか飛躍的に数を伸ばし、わずか9か月ほどでこの種族の総数を抜いた。
20/09/04に海竜族の総数を上回るも、依然としてマイナーな種族という地位に甘んじている。
- 英語名の「Wyrm(ワーム・ウィルム)」とは、古英語で「Wurm・Worm」の別表記にあたる語で「ミミズ・芋虫・蛆虫・蛇・竜などの手足のない長い体を持った生物」を指す。
現在のファンタジー作品においては「wyrm」を「手足や翼のない強大な竜」を指す語として用いることがある。
日本のファンタジー作品における「竜」と「龍」の字に異なった意味合いを持たせるようなものであり、この種族がドラゴン族の上位種といった位置付けであることに倣ったものと思われる。
- 「Dragon」はフランス語経由のラテン語が語源の英単語だが、「Wyrm」はゲルマン語由来でありドイツ語の「Wurm(ヴルム)」、古ノルド語の「Ormr(オルム)」と同じ語源である。
日本のファンタジー作品では独自に「ワイアーム」という読み方もされることもある。
- 原作・アニメにおいて―
アニメARC-Vとほぼ同時期に作られた種族だが、アニメ5D'sにおけるサイキック族とは違い、作品内ではこの種族を使うキャラクターは登場しなかった。
ただシンクロ次元で竜星シンクロモンスターのカードが確認できるため存在はしている様である。
- 漫画ARC-Vや次作のVRAINSでも幻竜族を使うデュエリストは登場せず、長くメディアミックスと縁のない種族であった。
登場から実に5年が経過した2019年にようやく、漫画OCGストラクチャーズで尚磨が【天威】を初めて使用した。
尚磨は後に【電脳堺】でも幻竜族を使用している。
- OCGではないが、ラッシュデュエルを題材とするアニメSEVENSでは、六葉アサナが幻竜族デッキを使用しており、登場7年目にしてようやく本格的なアニメ登場を果たした。
関連リンク †
その他のリンク †