【獣戦士族】 †
獣戦士族モンスターを主体にした種族統一デッキ。
この種族で統一する主なメリットは以下のようなものがある。
- 《激昂のミノタウルス》による貫通付与。
- 《威炎星−ヒエンシャク》・《炎舞−「天権」》による耐性付与。
- 《暗黒のマンティコア》・《ピューマン》のコスト、《恐牙狼 ダイヤウルフ》の破壊対象。
- 《コアキメイル・クルセイダー》・《コアキメイル・ウルナイト》のフィールド維持。
- 《野性解放》・《幻獣の角》・《炎舞−「天セン」》による単体強化および炎舞全般による全体強化 。
- 《炎舞−「天枢」》による召喚権追加。
- 《妖海のアウトロール》による展開(レベルや属性をある程度統一させる必要あり)。
また、レベル4、あるいはレベル4以下のモンスターは加えて下記の恩恵を受けられる。
- 《炎舞−「天キ」》によるサーチ。
- 《魁炎星王−ソウコ》・《武神帝−カグツチ》のエクシーズ素材および《魁炎星王−ソウコ》のリクルート対象。
上記サポートカードの一部は獣族等も対象となるため、併用しやすい。→【ビースト】
あちらとの差別点は長らくクセの強い《ミノケンサテュロス》であったり、【メタビート】・ハイビート要素と《一族の結束》・《群雄割拠》を組み合わせられる点に留まっていたが、COSMO BLAZERにて多くのサポートカードを獲得し、単一種族のメリットを活かしやすくなった。
無論、《一族の結束》・《群雄割拠》を用いないのであれば、獣族を補助的に併用することも可能であるため、無理に締め出す必要性はない。
この場合デッキとしては比率の差のみに思えるが上記固有のサポートカードを活用しやすい点で【ビースト】とは異なった動きになる。
《炎舞−「天キ」/Fire Formation - Tenki》
永続魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):このカードの発動時の効果処理として、
デッキからレベル4以下の獣戦士族モンスター1体を手札に加える事ができる。
(2):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、
自分フィールドの獣戦士族モンスターの攻撃力は100アップする。
獣戦士族は攻撃力の高いレベル4モンスターの層が厚く、《炎舞−「天キ」》および《魁炎星王−ソウコ》で後続を確保しやすい。
また、反対に上級モンスターや特殊召喚モンスターの展開に手間がかかり、爆発力も極端に大きいものではないため、炎舞等各種サポートカードの使い分けを考慮する意味でも、下級モンスターを軸とした構築が安定する。
元々の攻撃力の高さに加え、炎舞による全体強化の蓄積や《スキルドレイン》等メタカードを搭載しやすい点からも前述の【メタビート】・ハイビート的戦術に秀でる。
―レベル4モンスター
《魁炎星王−ソウコ》・《武神帝−カグツチ》に繋げられるため、継続戦闘能力が高い。
役割としてアタッカーに比率が偏りがちなので、併用する魔法・罠カードによって取捨選択していきたい。
炎舞の全体強化のお陰で、一般的なデッキと比較して攻撃力1900未満のものも利用しやすい。
―レベル3以下のモンスター
戦闘能力に欠けるため、他のカードを利用したコンボやシンクロ召喚等を絡める必要がある。
この面から《スキルドレイン》等の全体に影響を及ぼすメタカードとは相性が悪いものが多い。
―上級・最上級モンスター
特殊召喚には比較的小さくないコストを要求するものも多く、下級モンスター分でカバーしやすいものの、単純な併用では固有のメリットも見出しにくい。
アドバンス召喚も《炎舞−「天枢」》を絡めるだけでなく《捷炎星−セイヴン》をリリースに使う等、アドバンス召喚故の損失の軽減を意識する必要がある。
当然ながら、それぞれの性質毎に併用するものを選択していきたい。
―獣戦士族以外のモンスター
先述の通り、【ビースト】系列の獣族・鳥獣族とは連携を図りやすい。
ただし、獣戦士族自体の展開手段は他のカードに依存しやすいため、あまり数を増やすとデッキスペースを要求する炎舞等の都合で展開に支障を来たす恐れもある。
―リンクモンスター
―エクシーズモンスター
―融合モンスター
専用性の有無を問わず、相性の良いものは、基本的に獣戦士族になんらかの効果を付与し、あちらの得意とする戦闘面をさらに強調するものが多い。
爆発力は高くないが、堅実にアドバンテージを稼げることから、メタを張る側に回って相手の起点を潰し、モンスター同士の殴り合いに持ち込むほうが立ち回りやすい。
―獣戦士族サポートカード
―その他の魔法・罠カード
《ジェネティック・ワーウルフ》等の攻撃力の高い獣戦士族を用い、単体でのビートダウンとエクシーズ召喚による制圧を目的とするタイプ。
獣戦士族通常モンスターはステータスの高さから、炎舞で補助するだけでも戦果を上げやすく、攻撃力だけで対処できないものにも《魁炎星王−ソウコ》を用いることで突破できるという性質がある。
《レスキューラビット》が引けない場合、単体では展開力の低さが目立つが、《炎舞−「天枢」》が利用でカバーしやすい。
このデッキでは《炎舞−「天枢」》や《武神帝−カグツチ》の存在から《レスキューラビット》がない場合でも通常モンスターを墓地に確保しやすいため、《闇の量産工場》で欠点となる手札消費の荒さもカバーしやすい。
場持ちの良い《武神帝−カグツチ》、ディスアドバンテージを軽減できる《魁炎星王−ソウコ》を利用できるため、息切れもしにくい。
《ミノケンサテュロス》を併用したり、《剣闘獣アンダル》を起点に《剣闘獣ベストロウリィ》・《剣闘獣ダリウス》を追加して《剣闘獣ガイザレス》や蘇生からのエクシーズ召喚といったギミックを組み込むこともできる。
反面、通常モンスター+炎舞で対処できないサイズのモンスターや、突破を狙うエクシーズ召喚への妨害等で戦線を維持できなくなるという欠点もある。
展開されたモンスターを一気に除去することも難しい。
《群雄割拠》で展開そのものを封じたり、処理しにくいモンスターには《悪魔への貢物》で除去しつつ展開するといった対応も考えられるが、これら自体の範囲は限りがあることに注意したい。
《神獣王バルバロス》と《炎舞−「天権」》等の無効化カードを用い、高い攻撃力による制圧を狙うタイプ。
炎舞をサーチするために《微炎星−リュウシシン》・《立炎星−トウケイ》・《速炎星−タイヒョウ》等を利用する。
特に《微炎星−リュウシシン》は《神獣王バルバロス》同様にメタカードによる影響を受けにくいため、優先的に利用できるようにする。
レベル3炎星から《トランスターン》でリクルートすれば、コンボの布陣を整えやすい。
この際、コストとすることで魔法カードの炎舞をサーチできる《捷炎星−セイヴン》と、これをリクルートできる《炎王の急襲》を採用するのも良い。
《炎王の急襲》は第2の《神獣王バルバロス》である、《熱血獣王ベアーマン》をリクルートすることもできる。
《炎舞−「天権」》に特化しない場合、《禁じられた聖杯》や《スキルドレイン》を併用することになる。
この場合《熱血獣王ベアーマン》が動きやすくなるが、一方でサーチもできないので、安定性の低下や戦闘だけで突破できない局面に弱くなる点に注意したい。
《炎王の急襲》を共有できる《炎王神獣 ガルドニクス》と組み合わせ、《トレード・イン》・《リビングデッドの呼び声》を利用した展開を行うのも手か。
この場合ランク8のエクシーズ召喚も狙いやすくなるが、全体的に獣戦士族のサポートカードが腐る割合も増える。
獣族・獣戦士族・鳥獣族を複合したデッキ。
詳細は【ビースト】を参照。
【機械族複合】 †
機械族モンスターを採用することで、《獣神機王バルバロスUr》の特殊召喚を狙っていく。
《スキルドレイン》への依存が高いため、これを守るカウンター罠や、簡易《スキルドレイン》となる《禁じられた聖杯》がより重要となる。
場合によっては《愚鈍の斧》の採用も考慮できるか。
この際《アームズ・ホール》を共有できる《D・D・R》からの帰還も選択肢となる。
相性の良い機械族は、同じ妥協召喚モンスターである《可変機獣 ガンナードラゴン》、これらと《フューチャー・ヴィジョン》を共有できる《Sin サイバー・エンド・ドラゴン》、《スキルドレイン》を早くに呼び込める《カードカー・D》、フィールド魔法利用の際《歯車街》からの特殊召喚が可能で、《トレード・イン》を共有できる《古代の機械巨竜》等。
汎用性を意識するならば《サイバー・ドラゴン》・《カードカー・D》あたりも候補となる。
《レスキューラビット》から一方の種族をリクルートし、エクシーズ召喚でもう一方を補うという手もある。
ただし、獣戦士族のエクシーズモンスターには縛りが存在するので、《X−ヘッド・キャノン》等を採用する必要がある。
この場合は《セイクリッド・トレミスM7》に移行することで余分に墓地コストを確保できることも覚えておこう。
同様に機械族をシンクロ召喚可能なTGを利用しても良いだろう。
《速攻のかかし》や《増殖するG》を併用する場合は《スキルドレイン》とは噛み合わないものの《地霊神グランソイル》も利用できる。
腐った場合は《トレード・イン》や《獣神機王バルバロスUr》のコストに充てたい。
戦闘での強さを存分に発揮する前に除去を受けることも多いが、除去の手段をモンスターに依存するデッキ相手ならば、《無力の証明》によって対処できる可能性が高い。
破壊にしか対応しないが、《機皇帝ワイゼル∞》をメタとして組み込むのも手。
《死皇帝の陵墓》を採用した上級モンスター軸の【獣戦士族】。
《ミノケンサテュロス》が特殊召喚できない上級モンスターであるため、相性は良いが、逆に下級モンスターの有用性も落ちてしまうため、上記の【獣戦士族】とは若干異なり大量展開の手段として用いることになる。
《暗黒のマンティコア》以外の上級モンスターには、爆発力こそ高くないが《ジャッカルの霊騎士》、《ジャッカルの聖戦士》等戦闘からアドバンテージを得られるものも存在する。
ただしこれらの上級モンスターはいずれも打点に難を抱えているため前述の戦闘補助や《超古代生物の墓場》といったカードも考慮したい。
獣戦士族は地属性が多いため、《死皇帝の陵墓》を使わせない意味でも《ガイアパワー》を投入し、《テラ・フォーミング》で使い分けるのも手。
《賢者ケイローン》の存在からある程度の手札事故は軽減できるためである。
《激昂のミノタウルス》とも相性が良いが、その範囲も含め、【ビースト】との境界が曖昧になりがちである。
《ウィングド・ライノ》と《霞の谷の神風》のシナジーを利用するデッキ。
同じ風属性の獣戦士族には《輪廻天狗》がおり、こちらも《A・ジェネクス・バードマン》を含めたバウンスとコンボ可能。
また《レスキューラビット》の対象として《忍犬ワンダードッグ》が存在する。
《霞の谷のファルコン》を併用することで、炎舞等の再利用や《烏合の行進》によるドローも狙えるほか、風属性レベル4が固まることで《電光千鳥》のエクシーズ召喚が狙いやすい。
《ウィングド・ライノ》を能動的に利用する必要があるため、フリーチェーンの《八汰烏の骸》等を多く利用していきたい。
幻獣と名のついたモンスターを中心に据えたデッキ。
詳しくは【幻獣】を参照。
炎星と名のついたモンスターを中心に据えたデッキ。
詳しくは【炎星】を参照。
サーチを多用するためやはり《ライオウ》は不得手。
戦闘破壊は難しくないが、《次元幽閉》等でこれを死守された場合や、サーチにチェーンして《リビングデッドの呼び声》等を使われるとなかなかに対処しにくい。
また《マインドクラッシュ》発動の機会も頻繁に与える。
あまり見かけないが《デッキロック》は《レスキューラビット》までも封じられる。
戦闘補助が魔法・罠カード中心になっているため、《禁じられた聖槍》や《プライドの咆哮》を使われると殴り負けしてしまう。
これらを採用するのは大抵が戦闘ダメージや戦闘破壊をトリガーにアドバンテージを生むデッキなので、戦況を一気に転覆させられかねない。
《ナイト・ショット》や《大嵐》は構成次第では、他のデッキと同レベルの被害までに軽減できるが、どのような型でも炎舞や永続メタカード等の多くを妨害する《サイクロン》には注意。
場合によっては《封魔の呪印》や《禁止令》でのメタも考慮する。
また前述の通り単体では上級モンスター・特殊召喚モンスターを複数展開するデッキとも分が悪く、特に魔法・罠除去能力も備えるものにはサポートカードを破壊→戦闘破壊といった流れを許してしまう。
《スキルドレイン》や《群雄割拠》、《神の警告》等で対処したいが、暗黒界等これの影響を受けないものも存在する。
代表的なカード †
関連リンク †