下位互換 †
「下位」とは低い順位のことで、「互換」とは互いに取り替えがきくことである。
「下位互換」とは互いに役割を同じにして(取り替えが利きながら)明らかに一方が劣る場合を言う。
また、その逆を上位互換と言う。
- 本来の意味での下位互換とは、従来の製品や仕様が上位に位置する製品・仕様の機能やデータを扱えることを指す。
しかし、ゲーム業界ではこの記事のように逆の意味で誤用される事が多く、それが定着してしまっているのが現状である。
- 他のカードとの兼ね合いもあって、下位互換の方が上位互換より勝る局面も存在する。
上位・下位の関係は絶対的なものでなく、「単体での扱いやすさ」という一つの方向から見たものでしかない。
ステータスが低かったり、デメリットが付いていたりしたために特定のカードの恩恵を受けるなど、下位互換の方がデッキに組み込みやすい場合もある。
- しかし、それらの要素を加味しても、使い道や利点の少ないカードが一部に存在するのも事実である。
特に、初期に登場した通常モンスターなどは効果を持たないだけでなくステータスも低いため、現在の環境では使用に堪えないものが多い。
その多くが絶版となっていることは、その証拠と言えるだろう。
- 下位互換が採用される理由としては以下のようなものがある。
- 原作・アニメにおいて―
漫画やアニメでは既にOCGで上位互換があるにもかかわらず、下位互換が多数登場している。
OCG化の際に性能が強化されるものもあるが、ドローソースカード等は更に弱体化したり縛りを増やされてOCG化されやすい。
無論、OCGルールに照らした変換の水準でほぼそのままカード化されるものも多い。
《上位互換カード》⇒《下位互換カード》
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