《サイバー・エルタニン/Cyber Eltanin》 †
特殊召喚・効果モンスター
星10/光属性/機械族/攻 ?/守 ?
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地及び自分フィールドの表側表示モンスターの中から、
機械族・光属性モンスターを全て除外した場合のみ特殊召喚できる。
(1):このカードの攻撃力・守備力は、
このカードを特殊召喚するために除外したモンスターの数×500になる。
(2):このカードが特殊召喚に成功した場合に発動する。
このカード以外のフィールドの表側表示モンスターを全て墓地へ送る。
Vジャンプ(2009年10月号) 付属カードで登場した光属性・機械族の特殊召喚モンスター。
除外した光属性・機械族モンスターの数だけ攻撃力・守備力が上昇する永続効果、特殊召喚に成功した場合に自身以外の表側表示モンスターを墓地へ送る誘発効果を持つ。
フィールド・墓地の光属性・機械族を全て除外することで特殊召喚でき、(1)によってその枚数に応じて攻撃力が決まる。
【サイバー・ドラゴン】・【ABC】・【VWXYZ】・【超時空戦闘機】等の光属性・機械族で固められたデッキの切り札となりうる存在である。
特に、【ABC】・【VWXYZ】とは除外ギミックを利用する点でも好相性と言える。
特殊召喚時の素材の自由度・(1)での攻撃力上昇効率共に《キメラテック・オーバー・ドラゴン》には及ばないものの、融合召喚が不要であるほか、こちらは相手にも及ぶ(2)の全体除去効果を持つ。
対象をとらない墓地へ送る効果であるため阻まれにくく、このカードの攻撃力分の直接攻撃を高い確度で通せる。
少ないコストでモンスター除去できる効果として見ることもできる。
同様の全体除去カードである《ライトニング・ボルテックス》は手札コストを要求するが、このカードはそれがない上にフィールドに特殊召喚されるので、容易にアドバンテージを得られる。
その汎用性の高さから光属性・機械族をある程度採用しているデッキならば、高攻撃力を狙わずとも(2)での除去カードと割り切って投入することも考えられる。
効果を使用した後はアドバンス召喚やエクシーズ召喚、《サイバー・ドラゴン・ズィーガー》などのリンク召喚などに繋げると良い。
このカード自身も光属性・機械族であるため、墓地へ送られた後も低ステータスだが次の《サイバー・エルタニン》につなげることができる。
多数のカードを除外して特殊召喚した後であるなら再び墓地を肥やすのは難しいため、2枚目以降は通常のモンスター除去として使うという手もある。
但し、表側表示であれば否応なしに自分のモンスターも巻き込んでしまうため、特殊召喚のタイミングには注意したい。
《エマージェンシー・サイバー》、《サイバー・リペア・プラント》でサーチ可能なのでこれらも併用しておきたい。
レベルが高いためシンクロ召喚には使いにくいが、《ユニバード》を使ったシンクロモンスターの特殊召喚には適している。
《アルカナフォースEX−THE DARK RULER》等の強烈なモンスターで決着をつけたいところだが、手札事故の危険が伴う。
除外したモンスターが少ない場合でも、除去後にエクシーズ召喚に使い、《超弩級砲塔列車グスタフ・マックス》の直接攻撃とバーンにより大ダメージを狙うこともできる。
その場合、《メタル・リフレクト・スライム》や《ミラー・レディバグ》、《ギャラクシー・クィーンズ・ライト》等で通常召喚したモンスターのレベルを合わせておく等、ある程度工夫する必要がある。
- 「エルタニン(Eltanin)」とは、りゅう座γ星の名称、またアラビア語の「竜の頭」を意味する語である。
漫画GXでこのカードの特殊召喚時に使用された《ボーン・フロム・ドラコニス》のイラストにはりゅう座が描かれている。
また、漫画版でのカイザー亮は、他にも天体名にちなんだカード名の「サイバー」シリーズのカードを使用しており、《サイバー・アルサーフィ》(Alsafi/りゅう座σ星)、《サイバー・アルナイル》(Alnair/つる座α星)、《サイバー・ツバーン》(Thuban/りゅう座α星)、《サイバー・シュートルーフェ》(Struve/りゅう座に含まれる2つの恒星)が確認できる。
- りゅう座に関するものが殆どを占めているのは、《サイバー・ドラゴン》の「ドラゴン」要素に着想を得たものだろう。
特にエルタニンはりゅう座で最も明るい代表的な恒星であり、このカード名が切り札として選ばれたのもそれが理由であると思われる。
1つの星座を構成する星のうち、地球から明るく見える方からα星、β星、γ星…と付けるため、通常はα星が最も明るいが、これは17世紀頃に目測で付けられたため、このような実際と異なる例外が多数ある。
関連カード †
―《サイバー・エルタニン》の姿が見られるカード
※メインデッキのレベル6以上のモンスターは《ボーン・フロム・ドラコニス》を参照。
―通常モンスター
―効果モンスター
―特殊召喚モンスター
―融合モンスター
―シンクロモンスター
―エクシーズモンスター
―リンクモンスター
―以下は公式デュエルでは使用できないカード
このカードを使用する代表的なデッキ †
収録パック等 †
FAQ †
Q:効果分類は何ですか?
A:光属性・機械族を除外し特殊召喚するのは召喚条件、(1)の攻守決定は永続効果、(2)でフィールド上のモンスターを墓地へ送るのは誘発効果です。(09/08/21)
Q:フィールド上および墓地に最低でも光属性・機械族が1体ずつ存在しなければ特殊召喚できませんか?
(フィールド上および墓地のどちらか片方に光属性・機械族1体のみの場合は特殊召喚できるか?)
A:フィールド上または墓地のどちらか片方だけに光属性・機械族が存在する場合でも、手札からこのカードを特殊召喚できます。(09/08/21)
Q:このカードを特殊召喚する際に自分フィールド上に裏側表示の光属性・機械族が存在する場合、そのモンスターは除外されますか?
A:いいえ、除外されません。(09/09/24)
Q:このカードを特殊召喚する際に、光属性・機械族のモンスタートークンも除外しますか?
A:モンスタートークンもゲームから除外して特殊召喚します。
また、フィールド上が光属性・機械族のモンスタートークンのみの場合でも、モンスタートークンを除外してこのカードを特殊召喚することができます。
なお、モンスタートークンを除外して特殊召喚したこのカードの攻撃力・守備力は、除外したトークンの数も含めて×500になります。(09/09/24)
Q:(1)の効果で変化したステータスは元々の値としますか?
A:いいえ、元々の値として扱いません。(09/12/12)
Q:自分フィールド上に表側表示の光属性・機械族モンスター、自分の墓地に光属性・機械族モンスターがそれぞれ1体以上存在しています。
相手フィールド上に《霊滅術師 カイクウ》が表側表示で存在する場合、自分は《サイバー・エルタニン》を特殊召喚することはできますか?
A:特殊召喚できません。(12/02/25)
Q:このカードの効果が《スキルドレイン》によって無効化された後で《スキルドレイン》が破壊された場合、(1)の効果での攻撃力・守備力はどうなりますか?
A:0になります。(12/10/06)
Tag: 《サイバー・エルタニン》 モンスター 特殊召喚モンスター 効果モンスター 星10 光属性 機械族 攻? 守? サイバー 正規の方法以外での特殊召喚不可