【チューナー】 †
デッキの中にチューナーを多く取り入れることでのシナジーを追求したビートダウンデッキ。
カテゴリ名と紛らわしいため、特に口頭では【チューナービート】と呼ばれる。
《イージーチューニング/Battle Tuned》
速攻魔法
(1):自分の墓地からチューナー1体を除外し、
自分フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
その自分のモンスターの攻撃力は、このカードを発動するために除外したチューナーの攻撃力分アップする。
《チューナーズ・バリア/Tuner's Barrier》
通常罠
自分フィールド上に表側表示で存在するチューナー1体を選択して発動する。
次のターンのエンドフェイズ時まで、
選択したチューナー1体は戦闘またはカードの効果では破壊されない。
本来チューナーはシンクロ召喚のために用いられるモンスターであり、戦闘やダメージレースにはあまり関与せず、通常のデッキではチューナーの投入枚数を少なめにする傾向にある。
しかし、《BF−疾風のゲイル》や《イージーチューニング》等単体でも十分な戦闘をこなせるチューナーやサポートがあり、デッキの主軸とするメリットがある。
デッキにチューナーを大量投入する意義をまとめると次のようになる。
- 《イージーチューニング》・《チューナーズ・バリア》等のチューナーサポートカードの発動を容易にする
→コンバットトリックを狙いやすく、モンスターの維持がしやすい
- コントロール奪取からのシンクロ召喚を容易にする
- 《簡易融合》や《ボルト・ヘッジホッグ》からのシンクロ召喚を容易にする
- 《A・O・J サイクロン・クリエイター》の効果をより広範囲にする
- 《奈落の落とし穴》によって除去されにくくなる
- シンクロ召喚だけが勝ち筋ではないため、それを焦点とするメタが通用しにくい
- 《シューティング・スター・ドラゴン》の連続攻撃が狙いやすい。
- 《スカーレッド・ノヴァ・ドラゴン》・《スカーレッド・スーパーノヴァ・ドラゴン》の高攻撃力が狙いやすい。
1番目の戦術はほとんどの構築で主軸となる。
チューナーは普通のデッキにおいて多くて5・6枚程度しか投入されない上、《ゾンビキャリア》などシナジーしないチューナーが多く使われているため、《イージーチューニング》をコンバットトリックの軸とすることは難しい。
そこで、チューナーの比率および平均攻撃力を高めることにより、この発動を容易にし、戦線を維持できる。
しかし、永続的な強化とはいえ、サーチが難しいこのカードだけに依存するわけにもいかない。
《簡易融合》や《ボルト・ヘッジホッグ》からの素早いシンクロ召喚で相手を翻弄しつつ、不意打ちのように使っていくと良いだろう。
なお、《イージーチューニング》の発動のために多少は墓地を肥やす必要があるものの、枚数を稼ぐ必要はないため墓地を肥やすカードを投入しすぎるとそちらが腐る点に注意したい。
基本的にシンクロ召喚を行えば墓地にチューナーが溜まるので、そこまで気にする必要はない。
《精神操作》が無制限カードの頃は2番目のコンセプトに基づいたデッキが主流だったが、制限指定後は他のコンセプトに遅れを取りがちであった。
現在では《精神操作》が無制限カードになり、さらに《心変わり》を内蔵したチューナーモンスター《獄落鳥》の登場により、再びコントロール奪取軸が活躍できる時代になった。
3番目のコンセプトは、上記したコントロール奪取軸の規制に伴って利用された構築。
このコンセプト特有の利点として、《簡易融合》や《ボルト・ヘッジホッグ》を普通のデッキより多く積めるおかげでレベル調整がしやすく、《A・O・J サイクロン・クリエイター》の手札コストと絡めれば1ターンで高レベルのシンクロ召喚をする事も難しくない。
効果でフィールドを開けられれば《イージーチューニング》からの直接攻撃も狙える。
また、チューナーはほぼ全ての種族が揃っているので、非チューナーを好みで選択し、サポートカードを投入すれば様々なデッキタイプにシフトできる。
よって本項では単体でも使いやすいチューナーを中心に、【チューナー】の原型といえるデッキ構築を紹介する。
―チューナーについて
デッキにチューナーを大量投入する関係上、チューナーにも戦闘に耐えるスペックが要求される点で、採用基準が他のデッキとは大きく異なる。
使いやすさや《イージーチューニング》との兼ね合いを考えると、攻撃面に秀でたチューナーを主に採用し、防御面は基本的に魔法・罠カードに頼ることを前提とした上で、できるだけ攻守のバランスのとれたチューナーを採用した方が良いだろう。
レベル3チューナーか、ステータスが高めなレベル4チューナーが多めになるだろう。
また、チューナーに対して《イージーチューニング》を発動する時のことも考え、小粒のチューナーを投入する場合はセットで攻撃力の高いチューナーも入れておきたい。
ここに挙げる以外にも有用なチューナーは存在するが、ここでは攻撃力が高めで、かつ汎用性の高いものを中心に挙げる。
―通常モンスターチューナー
通常モンスター特有の豊富なサポートカードを利用できる。
攻守が高めなモンスターが多く、【チューナー】にとって鬼門となる《スキルドレイン》の影響を受けないのも長所の一つ。
《リンク・スパイダー》の存在から、リンク2に繋ぎやすい。
特に《予想GUY》の対象となるレベル4以下の通常モンスターのチューナーは優先して採用したい。
―機械族チューナー
《ジェネクス・ニュートロン》でサーチでき、デッキ内のチューナー比率を下げたまま、これらのサポートカードを利用できる。
また《リミッター解除》も使用できるため、コンバットトリックの爆発力が高い。
《幻獣機アウローラドン》のリンク召喚に繋げやすいのも利点。
―幻竜族チューナー
少数ながらこのデッキで活躍が期待できるチューナーが揃っている。
下記する幻竜族は全て《破面竜》や《邪竜星−ガイザー》でリクルート可能なので高レベルチューナーが採用しやすい。
相剣のサポートカードにも対応しているのも大きい。
戦闘補助となる《ナイト・ドラゴリッチ》なども一緒に投入するとなおよい。
―サイキック族チューナー
レベル3以下であるため、《緊急テレポート》で容易に展開でき、さらに非チューナーと使い分ける事ができる。
リクルート効果により安定して利用できる《静寂のサイコウィッチ》や、さらなる展開が狙える《寡黙なるサイコプリースト》が利用できるためシナジーも高い。
ただし現在《緊急テレポート》は準制限カードであり、これに頼りきりの構築はやや苦しい。
―悪魔族チューナー
《悪魔の嘆き》でデッキの悪魔族チューナーを直接墓地へ送ることができるのが利点。
《暗黒界の門》など全体強化できるサポートカードもあり、チューナーの破壊力を高めることができる。
―恐竜族チューナー
《化石調査》でサーチ及び《幻創のミセラサウルス》でリクルートでき、いずれも高めの攻撃力を持つ。
また、多くがジュラックであるため、《ジュラック・グアイバ》・《ジュラック・ヴェロー》によるリクルートも有効。
―戦士族チューナー
制限カードではあるがサーチ能力の高い《増援》が使えるのは利点。
攻撃力を上げるサポートカードも多く、戦闘は比較的得意な種族である。
貫通効果を付与させる《ドリル・シンクロン》と組み合わせるのもいいだろう。
―鳥獣族チューナー
数ある鳥獣族の中でも、優秀な効果を持ったチューナーの多いBFがオススメである。
《ゴッドバードアタック》の存在もあり、除去性能には困らないだろう。
―その他のチューナー
―非チューナーについて
単純に優秀なモンスターを採用しても差し支えないが、このデッキはチューナーを多く用いる都合上、シンクロ召喚を行う機会が多い。
そのためシンクロ召喚・チューナーをサポートするモンスターが推奨される。
運用上ある程度の枚数は確保する必要があるが、選択肢は豊富なので困ることはない。
とりあえず、チューナーよりやや少ない枚数になるように非チューナーを投入すると安定する。
あまり非チューナーを増やしすぎると、コンセプト上腐らないはずの《簡易融合》や《チューナーズ・バリア》を持て余すことになりかねないので、枚数の調整には気を使う必要がある。
―シンクロモンスター
基本的にディスアドバンテージとなる《A・O・J サイクロン・クリエイター》の損失を回復させるため、大きいアドバンテージが得られるシンクロモンスターを使いたい。
このデッキの特徴として、《イージーチューニング》と《A・O・J サイクロン・クリエイター》のバウンスの存在により、打点が低く効果の発動条件が厳しいとされる《X−セイバー ウルベルム》・《ライトニング・ウォリアー》も十分採用圏内に入る。
もちろん場持ちがいい《スターダスト・ドラゴン》や《ギガンテック・ファイター》が使えないということではなく、戦闘でのアドバンテージが稼ぎやすい為普通に採用でき、前者は《イージーチューニング》による更なる場持ちの強化が狙える。
また、デッキの性質上レベル3・4のチューナーが多くなるので、それを考慮したエクストラデッキの調整が必要となる。
《簡易融合》を採用する場合はデッキスペースは非常に厳しくなるが、その取捨選択はデッキビルダーの腕の見せ所であろう。
―エクシーズモンスター
《簡易融合》や《ボルト・ヘッジホッグ》など、エクシーズ素材として有用なカードが多いので、各種エクシーズモンスターを投入するのもありだろう。
シンクロ召喚よりも制約が緩いため、こちらを優先したデッキ構築にすることも考えられる。
エクシーズモンスターのランクは、《ボルト・ヘッジホッグ》を素材にできるランク2か、このデッキで採用されやすいレベル3・4チューナーに合わせてランク3・4のものがよい。
―融合モンスター
―リンクモンスター
とにかく悩むほど多くの選択肢があり、スペースの関係上全部詰め込むのは無理なので、自分にあったギミックを吟味し、投入カードを決めていきたい。
―チューナーモンスターのサポートカード
―シンクロ召喚補助
―その他
戦術 †
《イージーチューニング》による実質的な【装備ビート】のギミックを汲み、【シンクロ召喚】と折衷させた上で、チューナーを用いたフィールドコントロールを行う。
取る戦術は初手の状況に合わせて大きく三つに分けられる。
チューナーでそのままビートダウンを行う、まさに【チューナービート】と言える戦い方。
チューナーは《BF−疾風のゲイル》や《A・O・J サイクロン・クリエイター》など、自分のターンにおいての戦闘能力が高い一方で返しのターンに弱いものが多いので、それらに《イージーチューニング》や《チューナーズ・バリア》といった戦闘補助を使ったり、《キラー・トマト》や《クレボンス》を用いることでフィールドにチューナーを残す。
残ったモンスターが強化されていたり、さらなる防御カードが用意できているのならばそのままで、そうでなければシンクロ召喚を行ってビートダウンしていく。
《チューナーズ・バリア》などで防御して、相手フィールドにモンスターが残っている場合、コントロール奪取やシンクロ召喚、《BF−疾風のゲイル》を上手く使って逐次殲滅する。
フィールドにチューナーが残れば、《A・O・J サイクロン・クリエイター》の効果が毎ターン《ハリケーン》を発動するのとほぼ同義になり攻撃が通しやすくなるため、防御カードの分の損失を取り戻すことは割と容易。
相手ターンに気を配る必要がある分、下のシンクロ召喚特化型より手間がかかるが、攻めに回った際の強さはこちらに分があると言える。
【メタビート】と対戦する場合、メタカードが刺さりにくいこちらの戦術を取ると戦いやすいだろう。
《スキルドレイン》以外のメタカードは《A・O・J サイクロン・クリエイター》でバウンスでき、またそれらがある状態で《イージーチューニング》を使用したモンスターの打点を上回れるモンスターは少ないためである。
フィールドにチューナーを残すことを考えず、通常召喚したチューナーおよびそこから繋げたシンクロモンスターで戦線維持を行う戦い方。
召喚権をチューナーに用い、非チューナーを特殊召喚することで毎ターンシンクロ召喚を行い、波状攻撃を仕掛けていく。
《簡易融合》や《サイバー・ドラゴン》、《ボルト・ヘッジホッグ》を《A・O・J サイクロン・クリエイター》で捨てるなどの方法で非チューナーを展開した後、状況に応じたシンクロモンスターをシンクロ召喚し、一気にアドバンテージを奪いたい。
《イージーチューニング》は、返しのターンへの保険やラッシュをかける際に使用する。
チューナー及び特殊召喚手段が上手く手札に揃ってくれる必要があるが、そのような状況を作ることはこのデッキなら難しくない。
相手のフィールドにどうしても倒したいモンスターがいる時、防御カードが引けなかった時はこちらの戦術を取る必要がある。
アドバンテージは常に意識すること。
《簡易融合》や《A・O・J サイクロン・クリエイター》、またシンクロ召喚そのもののディスアドバンテージは逐次取り戻さなければジリ貧に陥ることも多い。
ラッシュをかけられる場面ならば関係ないが、《イージーチューニング》や《簡易融合》を温存し、使うタイミングを計ることも大事になってくる。
【シンクロ召喚特化型】の動きを応用することで、チューナーとはあまり関係ないエクシーズ召喚も無理なく取り込むことができる。
同じレベルのモンスターを並べればよいため、構築次第ではシンクロ召喚を狙うよりも簡単にエースモンスターを呼び出せる。
アドバンテージを意識するのは【シンクロ召喚特化型】と同じだが、エクシーズモンスターは効果発動にエクシーズ素材を消費するものが大半で、維持することでディスアドバンテージを取り戻すという役割に不向きなモンスターも多い。
そのため採用するエクシーズモンスターはエクシーズ素材の有無に左右されにくく、なおかつ場持ちのよいものを選びたい。
中でも《No.59 背反の料理人》は特定条件下での耐性が最高峰かつエクシーズ素材がなくとも有効で、攻撃力を補強できれば戦闘破壊による突破もされにくくなるため、永続的な強化のできる《イージーチューニング》と相性抜群な【チューナー】デッキ向きのエクシーズモンスター。
効果の関係上、維持するのはこのカード1枚だけで済むのもありがたい。
攻撃力が5000以上になればこのデッキの天敵である《SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング》にすら負けることがなくなるため、《イージーチューニング》はこのカードにつぎ込みたい。
デッキの大半をチューナーにした構築で《シューティング・スター・ドラゴン》を特殊召喚し、連続攻撃を狙う。
メインデッキに非チューナーを採用せずとも《タツノオトシオヤ》を利用することで《シューティング・スター・ドラゴン》をシンクロ召喚可能。
しかし、チューナーのみで《タツノオトシオヤ》を展開するのは難しく、《幻獣機アウローラドン》のリンク召喚に頼るのが主となる。
《幻獣機アウローラドン》のリンク召喚からの展開
- 《幻獣機アウローラドン》の効果で幻獣機トークンを3体生成。
- 《幻獣機アウローラドン》の効果で自身と幻獣機トークンをリリースして《幻獣機オライオン》をリクルート。
- 《幻獣機オライオン》と幻獣機トークンで《アクセル・シンクロン》をシンクロ召喚し、《幻獣機オライオン》の効果で幻獣機トークンを生成。
- 《アクセル・シンクロン》の効果で《ジェット・シンクロン》を墓地へ送りレベルを4にする。
- 《アクセル・シンクロン》と幻獣機トークンで《邪竜星−ガイザー》でシンクロ召喚。
- 《邪竜星−ガイザー》の効果で自身と相手フィールドのカードを破壊して、《タツノオトシオヤ》をリクルート。
- 《タツノオトシオヤ》の効果でタツノコトークンを3体生成。
- 《タツノオトシオヤ》とタツノコトークンで《源竜星−ボウテンコウ》をシンクロ召喚。
- 《源竜星−ボウテンコウ》の効果で《タツノオトシオヤ》を墓地へ送りレベルを7にする。
- 《源竜星−ボウテンコウ》とタツノコトークンで《アクセルシンクロ・スターダスト・ドラゴン》をシンクロ召喚する。
- 《アクセルシンクロ・スターダスト・ドラゴン》の効果で《ジェット・シンクロン》を蘇生し、《源竜星−ボウテンコウ》の効果で《光竜星−リフン》をリクルート。
- 《光竜星−リフン》とタツノコトークンで《フォーミュラ・シンクロン》、《ジェット・シンクロン》と幻獣機トークンで《アームズ・エイド》をシンクロ召喚。
- 《アクセルシンクロ・スターダスト・ドラゴン》の効果で自身をリリースして《スターダスト・ドラゴン》を特殊召喚し、《フォーミュラ・シンクロン》と合わせて《シューティング・スター・ドラゴン》をシンクロ召喚。
チューナーと特に強いシナジーを持ち、なおかつ専用デッキを組む必要のあるデッキを紹介する。
チューナーがいる時に大幅なモンスター展開が行える《異次元の一角戦士》を使用した型。
通常召喚したターンには特殊召喚できないため、防御カードやリクルーター、《リバイバル・ギフト》を駆使する必要がある。
また《ボルト・ヘッジホッグ》など帰還させるモンスターを用意しなければならないため仕込みにはやや手間がかかるが、決まった際のメリットは非常に大きく、《ボルト・ヘッジホッグ》から2度のシンクロ召喚の布石を整えられる。
帰還させるモンスターは《ボルト・ヘッジホッグ》の他に、《終末の騎士》を使用できる《ネクロ・ガードナー》、シンクロ召喚と相性のいい《ユニバード》等が候補だろう。
ステータスの高いものが多い通常モンスターチューナーとサポートカードを駆使して戦う【チューナー】。
《予想GUY》によりリクルートできるのが最たる長所で、《エンジェル・トランペッター》を始めとする高攻撃力チューナーによる攻めの展開が行いやすい。
《苦渋の決断》でチューナーを墓地へ送りつつサーチできるため、《イージーチューニング》によるコストと効果対象を一度に用意できるのも利点の一つ。
《闇の量産工場》などでサルベージも容易いため、《魔法石の採掘》のコストに当てて《イージーチューニング》を再利用するなどの使い方もできる。
基本的には《予想GUY》の対象となるレベル4以下のモンスターを採用すればいいが、《凡人の施し》などのコストにすることを考慮すれば、レベルの高い《竜核の呪霊者》を少量採用してもいいだろう。
通常モンスターという特性を生かし、従来の【チューナー】では用いられなかった《スキルドレイン》や《絶対魔法禁止区域》を採用して相手の動きを阻害しつつ攻撃する型も一考に値する。
レベル4のチューナーである《魔鍵召獣−アンシャラボラス》と《魔鍵銃−バトスバスター》を擁する【魔鍵】を軸にした【チューナー】。
それぞれ攻撃力が2000を超えており且つレベル8の魔鍵の素材とするデザインの為《イージーチューニング》との相性がよく、かつ融合モンスターと儀式モンスターなので呼び出しやすく、少ない枚数でも機能しやすい。
また、通常モンスターのサポートカードが中心のカテゴリでもあるため、上記の【通常モンスター】軸のギミックを組み込むこともできる。
デッキに植物族モンスター及びチューナーを多数投入することにより、コントロール奪取カードに《薔薇の刻印》を使用することを可能にした【チューナー】。
単純に考えて《精神操作》・《薔薇の刻印》の2種類、最大6枚(《アームズ・ホール》も考慮すると最大9枚)のコントロール奪取カードを投入できるため、デッキとして非常に高い除去能力を誇る。
《A・O・J サイクロン・クリエイター》による《増草剤》の使いまわしもでき、展開力にも事欠かない。
この場合《A・O・J サイクロン・クリエイター》を守りきる事が重要となるため、《チューナーズ・バリア》等の需要は本家よりも高くなる。
また、《ダーク・ヴァージャー》の存在や植物族特有の蘇生手段の多さもシンクロ召喚をさらにバックアップする。
《アームズ・ホール》は、通常召喚できないデメリットが《増草剤》と重なり、《薔薇の刻印》をサーチしつつ墓地を肥やすことができるため、相性抜群である。
さらに植物族の下級チューナーには攻撃力1900の《エンジェル・トランペッター》がいるため、《イージーチューニング》の爆発力にも期待できる。
ただし本家【チューナー】及び【植物族】よりも墓地の利用が相当激しくなる点には注意が必要で、墓地封じがそのまま致命打になるのは痛い。
高レベルチューナーを複数擁する【ベアルクティ】は【チューナー】の派生とも言える。
詳細は該当ページ参照。
チューナーを蘇生できる【レッド・デーモン】は【チューナー】の派生とも言える。
詳細は該当ページ参照。
戦闘能力の高いヴィサスチューナーや、チューナーのみでシンクロ召喚できる《マナドゥム・プライムハート》をエースとするこのデッキは【チューナー】の派生とも言える。
詳細は該当ページ参照。
【チューナー】や【ランク3】ギミックを内蔵した【リンク召喚】。
詳細は該当ページ参照。
《イージーチューニング》による強化、《A・O・J サイクロン・クリエイター》による墓地利用やバウンスコンボ、素早いシンクロ召喚といろいろな勝ち筋があり、どれか一つを止められてもプレイングと引き次第で何とかなる柔軟性があるため、相手する側としてメタが張りにくいのは長所。
とはいえ弱点となりうる下記のカードは頻繁に目にするので、逆に言えば状況に応じた適切なチューナーおよびシンクロモンスターの選択、影響を受けにくい魔法・罠カードを駆使して上手く立ち回るだけのプレイングが要求されるデッキだと言える。
《イージーチューニング》や《簡易融合》を引けない内に《スキルドレイン》に遭遇すると、押し切られてしまう可能性がある。
《スキルドレイン》の場合、このデッキには低攻撃力のモンスターが多いため、モンスター効果を封じられることで戦闘がままならなくなる。
この場合相手のデッキは《スキルドレイン》のデメリットをあまり受けないよう構築されていることが多いため相対的に被害が大きく、《A・O・J サイクロン・クリエイター》でバウンスすることもできないため厄介。
モンスター除去をシンクロモンスターに頼りがちなこのデッキでは、《大天使クリスティア》への対抗手段も限られ易い。
《BF−疾風のゲイル》単体では戦闘破壊できず、《精神操作》からのシンクロ素材化も不可能という有様。
おまけになんとか破壊したとしてもデッキトップに戻ってしまうため、《神の居城−ヴァルハラ》があるとかなりの苦戦を強いられることは間違いない。
《イージーチューニング》を使って強化したモンスターを死守して戦線維持するか、《デモンズ・チェーン》で効果を封じているうちになんとか対抗手段を用意したい。
大量展開への対処は主にシンクロ召喚に頼っているため、《A・O・J サイクロン・クリエイター》の効果で対処しきれない数の除去効果を持つ罠カードをセットされた上でモンスターを展開された場合、対処し切れない事が多い。
スペースが許す限り、前述のシンクロ召喚以外でも大量展開する手段を投入しておきたい。
《月の書》も、《イージーチューニング》と《チューナーズ・バリア》を無力化し、シンクロ召喚も妨害してくる厄介なカードである。
《王虎ワンフー》の前では召喚できるチューナーは相当限られてくるうえ、《イージーチューニング》で逃れることもできない。
《イージーチューニング》や《ボルト・ヘッジホッグ》が機能しなくなるため、序盤から《次元の裂け目》を使われたり、《霊滅術師 カイクウ》を使用されると非常に厳しい戦いとなる。
後者に至っては、《イージーチューニング》からのカウンターを狙っている時に召喚されると、強化に失敗した上墓地のチューナーも減らされてしまう。
手札事故が発生することも考えられる。
初手にチューナーおよびその確保手段が無かった場合は、チューナーのサポートカードが軒並み腐ることとなり、危険。
チューナーと非チューナーのバランスを熟考し、《ジェネクス・ニュートロン》などをうまく使って確実にチューナーを確保していきたい。
代表的なカード †
関連リンク †