コピー/Copy †
説明 †
カードの効果でカード名、ステータス、効果などを別のカードと同じにする行為を指す用語。(非公式用語)
ただし、《プロト・サイバー・ドラゴン》のように特定のカード名として扱う効果を持ったものには使われない。
効果をコピーして複数回使用したり、カード名をコピーして融合素材として扱うなど活用の幅は広い。
レベルをコピーする効果は同じレベルのモンスターが複数必要なエクシーズ召喚と特に相性が良い。
また、効果は強力であるが特殊召喚しづらかったり、ステータスの低いモンスターの効果をコピーすることで、疑似的に強力なモンスターを生み出すことができる。
その特性上コピーするカードとコピー元となるカードとのコンボが必須となる。
また、相手のカードをコピーする効果は相手依存となるため、常に一定の能力を発揮できるわけではない。
そのため、コピーは扱いやすいとはいえず、やや上級者向けの戦術といえる。
コピーにまつわるルール †
「◯◯の効果を得る」カードについて †
●「~~の効果を得る。」 効果で得た効果は、 そのカードがモンスターゾーンに表側表示で存在する間のみ適用される。
墓地で発動する効果などは、 フィールドから離れた時点で効果を得ていない状態に戻るため発動・適用しない。
例:「混沌の黒魔術師」の効果を得ている「伝説の騎士 ヘルモス」がフィールドから離れる場合、 効果を得ていない状態になるため「混沌の黒魔術師」の「表側表示のこのカードはフィールドから離れた場合に除外される。」 効果は適用されない。
例:「超重武者装留シャイン・クロー」の効果を得ている 「ファントム・オブ・カオス」が「自分の手札・フィールドからこのモンスターを攻撃力・守備力500アップの装備カード扱いとしてその自分のモンスターに装備する。」 効果を発動した場合、 効果処理が完了した時点で効果が適用されなくなり、破壊され墓地へ送られる。
●「~~の効果を得る。』 という効果でほかのモンスターの効果を得た場合、「1ターンに1度しか使用できない。』 という効果の使用条件などを説明したテキストも適用される。
●「~~の効果を得る。」 という効果でほかのモンスターの効果を得ている場合、『効果を得る。」という効果自体は失われる。 元々のそのほかの効果は持ったままである。
例: 「ファントム・オブ・カオス」が効果によってほかのモンスターの効果を得ている場合でも、「ファントム・オブ・カオス」の「このモンスターの戦闘によって発生する相手プレイヤーへの戦闘ダメージは0になる。」 効果は適用され続ける。
(遊戯王オフィシャルカードゲーム パーフェクトルールブック2024 P175〜176より引用)
《N・ブラック・パンサー》
(1):1ターンに1度、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
エンドフェイズまで、このカードは、
そのモンスターの元々のカード名・効果と同じカード名・効果を得る。
別のカードが持つ効果を一定期間全て得る効果。
現在の所、モンスターの効果をモンスターにコピーする効果しか存在しない。
- 効果に加え、効果の使用条件などを説明したテキストも適用される。
「この効果は、◯◯発動時の効果と同じになる」「◯◯の発動時の効果を適用する」カードについて †
《融合複製》
通常罠
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分または相手の墓地の、「融合」通常・速攻魔法カードまたは
「フュージョン」通常・速攻魔法カード1枚を対象として発動できる。
その魔法カードを除外し、その魔法カードの発動時の効果を適用する。
効果を発動した後、その効果処理時に他のカードの発動時の効果を適用するカード。
- コピー元のカードに記載されている発動時のコストは支払わない。
- 払ったコストに応じて初めて効果が得られるタイプのカードはコピーの対象とすること自体ができない。
- コピー元のカードに記載されている「このカードを発動するターン、◯◯できない」制限(誓約効果)の影響を受けない。
カード名のコピーについて †
- 特定のカード名やカテゴリとして扱う効果外テキストについて。
これは効果の使用条件を示すもの以外の効果外テキストなので、「◯◯の効果を得る」ではコピーできない。
一方で、カード名をコピーした場合には一緒にコピーされる。
その他 †
関連カード †
※ステータスをコピーしたトークンを特殊召喚する効果についてはモンスタートークンを、レベルをコピーする効果についてはレベルを参照。
効果のみをコピーする(効果を得る)効果 †
※「自身の効果で無効にしたモンスターに記された効果を、このカードの効果として1度だけ発動できる」という特殊な処理で、類例がない。
「この効果は、◯◯発動時の効果と同じになる」「◯◯の発動時の効果を適用する」効果 †
関連リンク †
FAQ †
「◯◯の効果を得る」カードについて †
Q:《N・ブラック・パンサー》のモンスター効果を発動する際に、対象としてモンスタートークンを選択する事はできますか?
A:《N・ブラック・パンサー》のモンスター効果を発動する際の対象として、モンスタートークンを選択する事はできません。(17/04/13)
Q:融合召喚した《スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン》の(2)の効果で《V・HERO トリニティー》を対象にした場合、どの効果を得ますか?
A:(1)と(3)の効果を得ます。(18/12/17)
Q:墓地から特殊召喚した《スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン》の(2)の効果で《V・HERO トリニティー》を対象にした場合、どの効果を得ますか?
A:(1)の効果を得ます。(18/12/17)
Q:墓地から特殊召喚した《スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン》の(2)の効果で《キメラテック・フォートレス・ドラゴン》を対象にした場合、《スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン》の元々の攻撃力はいくつになりますか?
A:《キメラテック・フォートレス・ドラゴン》の効果が適用されず、2800のままになります。(18/12/21)
Q:《覇王眷竜ダークヴルム》1体と《覇王眷竜オッドアイズ》1体を融合素材として《融合》の効果で《覇王眷竜スターヴ・ヴェノム》が融合召喚されています。
《キメラテック・メガフリート・ドラゴン》を対象にその《覇王眷竜スターヴ・ヴェノム》の(1)の効果を発動した場合、《キメラテック・メガフリート・ドラゴン》の(1)の効果は適用されますか?
A:いいえ、効果は適用されず、2800のままになります。
《覇王眷竜スターヴ・ヴェノム》自身の方法で特殊召喚されている場合も同様です。(19/07/10)
Q:通常モンスターである《ハロハロ》2体を融合素材に融合召喚した《覇王眷竜スターヴ・ヴェノム》が墓地の《超魔導竜騎士−ドラグーン・オブ・レッドアイズ》を対象に(1)の効果を発動しました。
《超魔導竜騎士−ドラグーン・オブ・レッドアイズ》の効果をコピーした《覇王眷竜スターヴ・ヴェノム》は《超魔導竜騎士−ドラグーン・オブ・レッドアイズ》の(2)の効果を1ターンに何度発動できますか?
また自身のテキストに記されている方法によってフィールドの《ハロハロ》2体をリリースしてエクストラデッキから特殊召喚した《覇王眷竜スターヴ・ヴェノム》の場合はどうでしょう?
A:ご質問のどちらの場合も、《覇王眷竜スターヴ・ヴェノム》は《超魔導竜騎士−ドラグーン・オブ・レッドアイズ》の(2)の効果を発動できません。(20/01/24)
Q:相手モンスターゾーンに「《スターダスト・ドラゴン》の効果を得た《ファントム・オブ・カオス》」、相手墓地に《スターダスト・ドラゴン》《ファントム・オブ・カオス》がいます。
自分の《サイクロン》にチェーンして相手の「《スターダスト・ドラゴン》の効果を得た《ファントム・オブ・カオス》」が効果を発動しました。
自分はさらにチェーンして《墓穴の指名者》を発動し相手の「《スターダスト・ドラゴン》の効果を得た《ファントム・オブ・カオス》」の効果を無効化したいのですが、相手墓地の《スターダスト・ドラゴン》と《ファントム・オブ・カオス》のどちらを除外すれば無効化できますか?
A:その場合、《スターダスト・ドラゴン》ではなく《ファントム・オブ・カオス》の方を《墓穴の指名者》で除外すれば、無効化できます。(20/11/26)
Q:フィールドの《降竜の魔術師》を融合素材として融合召喚した《覇王眷竜スターヴ・ヴェノム》が、その(1)の効果で《超天新龍オッドアイズ・レボリューション・ドラゴン》の効果を得ている状態です。
その《覇王眷竜スターヴ・ヴェノム》がドラゴン族モンスターと戦闘を行う場合に《降竜の魔術師》の(2)の効果で得た効果は適用されますか?
A:ご質問の場合、『●このカードがドラゴン族モンスターと戦闘を行うダメージステップの間、このカードの攻撃力は元々の攻撃力の倍になる』効果は適用されません。(20/12/14)
Q:フィールドの《降竜の魔術師》を融合素材として融合召喚した《覇王眷竜スターヴ・ヴェノム》がその(1)の効果で別のモンスターの効果を得た後、次のターン以降にドラゴン族モンスターと戦闘を行う場合《降竜の魔術師》の(2)の効果で得た効果は適用されますか?
A:ご質問の場合、《降竜の魔術師》から得た『●』の効果が適用されます。(21/04/07)
Q:《No.39 希望皇ホープ》のカード名と効果をコピーした《ファントム・オブ・カオス》に《ZW−天風精霊翼》を自身の効果で装備させました。
《ZW−天風精霊翼》の(4)を適用する形で《No.39 希望皇ホープ》のモンスター効果を使用できますか?
A:その場合装備している《ZW−天風精霊翼》を墓地へ送って(4)の効果を発動することはできません。(23/01/18)
「この効果は、◯◯発動時の効果と同じになる」「◯◯の発動時の効果を適用する」カードについて †
Q:《緊急儀式術》の「自分フィールドに儀式モンスターが存在しない場合、自分の手札・墓地から儀式魔法カード1枚を除外して発動できる。このカードの効果は、その儀式魔法カード発動時の儀式召喚する効果と同じになる」効果のコストとして、《リチュアに伝わりし禁断の秘術》を除外しました。
《リチュアに伝わりし禁断の秘術》のテキストに「このカードを発動するターン、自分はバトルフェイズを行えない」と記載されていますが、このターンに自分はバトルフェイズを行えますか?
A:バトルフェイズを行えます。
《緊急儀式術》の効果は、コストとして除外した儀式魔法カードの効果処理のみを適用する効果です。
《リチュアに伝わりし禁断の秘術》の「このカードを発動するターン、自分はバトルフェイズを行えない」はカードを発動する条件であり、効果処理ではありませんので、《リチュアに伝わりし禁断の秘術》を除外して《緊急儀式術》を発動した場合、このテキストを考慮する必要はありません。
そのため、バトルフェイズ中に発動することもバトルフェイズ後に発動することも可能です。(23/02/10)
Q:《融合複製》の「自分または相手の墓地の、「融合」通常・速攻魔法カードまたは「フュージョン」通常・速攻魔法カード1枚を対象として発動できる。その魔法カードを除外し、その魔法カードの発動時の効果を適用する」について、
(A)《真紅眼融合》を対象とする場合、《真紅眼融合》のテキストに記載された条件「このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できず、このカードを発動するターン、自分はこのカードの効果以外ではモンスターを召喚・特殊召喚できない」を満たす必要はありますか?
(B)《超融合》や《超越融合》を対象とした時、これらのテキストに記載されている「このカードの発動に対して魔法・罠・モンスターの効果は発動できない」はどうなりますか?
(C)メインフェイズ以外のフェイズで、「自分・相手のメインフェイズに発動できる」発動条件を持つ《究極融合》を対象として発動できますか?
(D)《ダーク・フュージョン》を対象として発動し、処理時に、《ダーク・フュージョン》の効果でしか特殊召喚できない《E−HERO ダーク・ガイア》を融合召喚できますか?
A:《融合複製》の効果は、他のカードの発動時の効果処理を、《融合複製》の効果処理として適用する効果です。
このような効果によって魔法カードの効果を適用する場合、元のカードに記載されているカードの発動や効果の発動の条件を考慮する必要はありません。
(A)そのテキストは《真紅眼融合》のカードの発動に関する条件ですので、《融合複製》によって処理のみを適用する際には考慮しません。
つまり、既に自分が特殊召喚を行ったターンでも《真紅眼融合》を対象に《融合複製》を発動でき、その処理後に別の特殊召喚を行うこともできます。
(B)そのテキストは《超融合》《超越融合》のカードの発動に際してお互いに課される条件ですので、《融合複製》によって処理のみを適用する際には考慮しません。
したがって、その《融合複製》にチェーンして効果を発動することは可能です。
(C)発動できます。
(D)《融合複製》の処理によって特殊召喚が行われる場合、その特殊召喚は《融合複製》の効果として行われることになります(上述の通り効果処理のみを適用しますのでカード名は変わりません)。
そのため、《融合複製》の効果によって《E−HERO ダーク・ガイア》を融合召喚することはできません。(23/02/10)
Q:《グリモの魔導書》を既に発動しているターン、《セフェルの魔導書》の効果で《グリモの魔導書》を選択する事はできますか?
A:《セフェルの魔導書》は、その効果処理によって、発動の際に選択した自分の墓地の通常魔法カードと同じ効果として処理を行います。
質問の状況の場合、《セフェルの魔導書》の効果によって墓地の《グリモの魔導書》自体が発動しているわけではありませんので、《グリモの魔導書》を対象として《セフェルの魔導書》を発動する事はでき、効果処理も通常通り行う事ができます。(17/03/24)
Q:《RUM−七皇の剣》の発動にチェーンして、《連続魔法》を発動する事はできますか?
A:メインフェイズ1の開始時に発動した《RUM−七皇の剣》にチェーンして《連続魔法》を発動する事はできます。
その場合、《連続魔法》の効果によって、「《RUM−七皇の剣》の(1)の効果」の効果処理が行われた後、チェーン1の《RUM−七皇の剣》の効果処理ではモンスターの特殊召喚は行われません。
(《RUM−七皇の剣》の効果処理よる特殊召喚はデュエル中に1度しか行えません。)(18/03/23)
Q:《狡猾な落とし穴》を墓地へ送って(3)の効果を発動した時に自身を対象に取った場合《フレシアの蟲惑魔》は破壊されますか?
A:《狡猾な落とし穴》を墓地へ送って発動したのは《フレシアの蟲惑魔》のモンスター効果であり、罠カードを発動した扱いではありません。
したがって、エクシーズ素材を持つ《フレシアの蟲惑魔》は、自身の効果によって破壊される事になります。(15/12/25)
Q:《ダーク・フュージョン》に《連続魔法》をチェーンしました。
E−HERO融合モンスターは「《ダーク・フュージョン》でのみ特殊召喚できる」制限がありますが、この場合は《連続魔法》の効果で特殊召喚ができますか?
A:いいえ、E−HERO融合モンスターを融合召喚することはできません。(19/12/09)
Q:《ダーク・コーリング》にチェーンする形で《連続魔法》を発動できますか?
A:いいえ、発動すること自体ができません。(19/12/18)
Q:《天斗輝巧極》にチェーンする形で《連続魔法》を発動できますか?
A:いいえ、発動できません。
《天極輝艦−熊斗竜巧》は《天斗輝巧極》の効果でのみ特殊召喚できるモンスターですので、《連続魔法》の効果で特殊召喚はできません。(24/01/26)
Q:墓地の《ボーン・フロム・ドラコニス》をコストとして除外して《ジャンク・コレクター》の効果を発動する。
墓地の《ボーン・フロム・ドラコニス》を対象に《闇よりの罠》を発動する。
それぞれの効果の発動を行う前後に自分は特殊召喚することはできますか?
A:特殊召喚を行ったターンでも《ジャンク・コレクター》で《ボーン・フロム・ドラコニス》をコストに選び2枚除外して発動することはできます
《ジャンク・コレクター》で《ボーン・フロム・ドラコニス》をコストに選び2枚除外して発動した場合、効果処理後に特殊召喚を行うことができます。
特殊召喚を行ったターン《ボーン・フロム・ドラコニス》を対象に《闇よりの罠》を発動することはできません。
《ボーン・フロム・ドラコニス》を対象に《闇よりの罠》を発動した場合、効果処理後に特殊召喚することはできません。(19/12/05)
Q:《アーティファクトの神智》を《ジャンク・コレクター》で除外する際、バトルフェイズに関する制限は関係しますか?
A:いいえ、《ジャンク・コレクター》で《アーティファクトの神智》の効果を適用する場合、バトルフェイズに関する制限は関係しません。
その後でバトルフェイズを行う事もできますし、バトルフェイズの後や最中に《ジャンク・コレクター》の効果を発動することもできます。(19/12/20)
カード名のコピー・変更について †
Q:《フェアリー・アーチャー》に《ヒーロー・マスク》を使用すると《フェアリー・アーチャー》ではなくなりますが、効果を何度でも使うことができますか?
A:いいえ、元々の名前が《フェアリー・アーチャー》であるため、その場合も1ターンに1度しか使用できません。(10/02/21)
Q:《フェアリー・アーチャー》を《セイヴァー・スター・ドラゴン》でコピーした場合、《フェアリー・アーチャー》が持っていた効果を発動できますか?
A:まだそのターン中に《フェアリー・アーチャー》の効果を発動していないのなら発動可能ですが、既に1度発動している場合《セイヴァー・スター・ドラゴン》の効果として発動することはできません。(10/02/26)
Q:《スキルドレイン》の効果適用中に《魔術師の弟子−ブラック・マジシャン・ガール》を「(1):このカードは手札を1枚捨てて、手札から特殊召喚できる。この方法で特殊召喚したこのカードのカード名は「ブラック・マジシャン・ガール」として扱う」の方法によって特殊召喚した場合、カード名はどうなりますか?
また、《魔術師の弟子−ブラック・マジシャン・ガール》を(1)の方法によって特殊召喚した後、《スキルドレイン》が発動し、適用された場合、カード名はどうなりますか?
A:どちらの場合も効果が無効化された状態にはなりますが、カード名は《ブラック・マジシャン・ガール》として扱われたままとなります。
(1)の方法で特殊召喚した《複写機塊コピーボックル》の効果が無効化された場合も同様に、「この効果で特殊召喚したこのカードはエンドフェイズまで、対象のモンスターと同名カードとして扱う」効果は適用されたままとなります。(25/01/30)