【金華猫】 †
スピリットモンスターの1体であり、召喚・リバースした時に墓地からレベル1モンスターを蘇生できる《金華猫》を繰り返し活用するデッキ。
蘇生したレベル1モンスターの効果を活用する、各種特殊召喚の素材や発動コスト等に使う、《強制転移》等でのコントロール交換を狙うのが主な目的となる。
採用するレベル1モンスターの種類や枚数によってデッキの動きは多種多様に変化するため構築の幅が広い。
新たなレベル1モンスターや相性の良いサポートカードが登場する毎に新戦術を取り込み続けており、極めて発展性の高いデッキである。
《金華猫/Kinka-byo》
スピリット・効果モンスター
星1/闇属性/獣族/攻 400/守 200
このカードは特殊召喚できない。
(1):このカードが召喚・リバースした時、
自分の墓地のレベル1モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
このカードがフィールドから離れた時にそのモンスターは除外される。
(2):このカードが召喚・リバースしたターンのエンドフェイズに発動する。
このカードを持ち主の手札に戻す。
《ワン・フォー・ワン/One for One》
通常魔法(制限カード)
(1):手札からモンスター1体を墓地へ送って発動できる。
手札・デッキからレベル1モンスター1体を特殊召喚する。
《ワンチャン!?/Where Arf Thou?》
通常魔法
(1):自分フィールドにレベル1モンスターが存在する場合に発動できる。
デッキからレベル1モンスター1体を手札に加え、このターン中、以下の効果を適用する。
●自分がこの効果で手札に加えたモンスターまたはその同名カードの召喚に成功しない限り、
エンドフェイズに自分は2000ダメージを受ける。
《金華猫》の蘇生対象としてレベル1モンスターが必須となるが、必ずしも枚数を多く採用する必要はない。
蘇生対象を少数に絞り墓地を肥やすカードやサーチを多用する、レベル1のグッドスタッフにする等、デッキのコンセプトによって構築はがらりと変わるので、十分な考慮が必要となる。
―レベル1モンスター
―レベル1以外のモンスター
《金華猫》1枚からリンク召喚・エクシーズ召喚・シンクロ召喚を狙える。
特殊召喚できるカードと組み合わせれば、高レベルシンクロモンスターや素材数の多いリンクモンスター・エクシーズモンスターも出しやすい。
―エクシーズモンスター
エクシーズ素材にすることで《ジェット・シンクロン》等の除外される誓約を回避でき、《バトルフェーダー》等も《ダーク・バースト》でサルベージできるようになる。
構築によっては下記以外にも、《No.56 ゴールドラット》や《No.83 ギャラクシー・クィーン》の様な普通のデッキでは採用が難しいものも投入できる。
―シンクロモンスター
シンクロ召喚時にドローできる上にチューナーでもあるレベル2の《フォーミュラ・シンクロン》は必須カードとなる。
それ以外はそれぞれのデッキに合わせて採用したい。
―融合モンスター
―リンクモンスター
―レベル1のサポートカード
―コントロール奪取・コントロール交換
―その他相性の良いカード
戦術 †
《金華猫》のサーチと、墓地に《金華猫》の蘇生対象を用意するのが第一である。
《荒魂》や《ワンチャン!?》によるサーチ、《ミスティック・パイパー》や《闇の誘惑》を駆使し、手早く《金華猫》を手札に加えつつ準備を整えたい。
また、手札の枚数制限を超えた場合、エンドフェイズの手札調整を利用して、墓地を肥やすこともできる。
状況が整うまでの間は《バトルフェーダー》・《トラゴエディア》による防御や《強制転移》によるコントロール交換を駆使し時間を稼ぐと良い。
後者は《金華猫》を選択する事で実質的なモンスター除去にもなる。
《金華猫》で蘇生したモンスターの除外デメリットは、《リンクリボー》のリンク素材にすることで回避が可能。
また、リンク素材の緩いリンクモンスターを準備しておけば、《精神操作》や《エネミーコントローラー》で奪った相手モンスターを容易に処理できる。
《金華猫》で《ブロック・スパイダー》を蘇生したり、《調律の魔術師》と《H・C サウザンド・ブレード》のコンボ、または単純に《ジェスター・コンフィ》や《黄泉ガエル》を特殊召喚してリンク素材を増やせば、リンク3以上のリンク召喚も可能である。
《黄泉ガエル》は、自分スタンバイフェイズ中に墓地へ送れば、再度自己再生できる。
これを利用し、「自己再生→《リンクリボー》の自己再生コストに→自己再生→《エネミーコントローラー》のリリースに→自己再生」と繋ぐ事で、3体のモンスターを確保できる。
《金華猫》の蘇生モンスターも使用することで、《金華猫》を消費せずリンク4のリンクモンスターを出せる。
レベル1であればどのモンスターでも良いため採用の幅は広く、どのデッキタイプでも自然と組み込める。
基本的には、上記の「展開力に優れたレベル1モンスター」を参照したい。
それ以外では、《虹クリボー》と《バトルフェーダー》のコンボで守りつつエクシーズ素材を揃えるのも有効。
チューナーは必須ではないが、《ジェット・シンクロン》は手札コスト1枚で自己再生できるのでエクシーズ素材としても有用である。
多少条件は厳しいが《リ・バイブル》も自己再生できるチューナーであり、《緊急テレポート》にも対応している。
チューナーは必須ではないが、《グローアップ・バルブ》や《ジェット・シンクロン》は自己再生できるのでエクシーズ素材としても有用である。
《D・クリーナン》や《ものマネ幻想師》といったアドバンテージを稼いだ後でもフィールドに残るモンスターも活躍できる。
また、【エクシーズ召喚】共通の弱点であるレベル低下によるエクシーズ召喚の妨害を一切受けない点は強みと言える。
チューナーにはレベルを上げられる《音響戦士ベーシス》・《ミラー・リゾネーター》が適しており、高レベルのシンクロ召喚も狙える。
《音響戦士ギータス》や《コール・リゾネーター》も採用しておけばリクルート・サーチも可能になるので早めに墓地へ送ることができる。
前者は効果の発動後もレベルが固定される為、その後に手札を消費してもレベルが下がらないのもありがたいところ。
《サイキック・リフレクター》・《バスター・ビースト》・《バスター・モード》の組み合わせならレベル6〜9の幅広いシンクロ召喚が可能。
《サイバー・ドラゴン》などの特殊召喚が容易な高レベルモンスターと墓地のレベル1チューナーを組み合わせれば、《金華猫》を消費せずにシンクロ召喚できるため次のターン以降にも繋がる。
あるいは、サポートの豊富な通常モンスターチューナーとドロー効果とレベル調整が行える《チューニング・サポーター》を組み合わせてみるのも良いだろう。
《調律の魔術師》と《H・C サウザンド・ブレード》のコンボでも、毎ターン手札消費無しでレベル5のシンクロ召喚が可能になるので狙ってみたい。
《金華猫》自身をシンクロ素材にする場合は、レベル1チューナーとでドロー効果を持つ《フォーミュラ・シンクロン》を中継すると良い。
他にも《強制転移》や《精神操作》等でコントロール奪取してシンクロ素材に使う事も考えられるだろう。
レベル12までのシンクロ召喚が可能なので、エクストラデッキの枠は取るが高レベルモンスターを奪っても問題なく処理できる。
《強制転移》や《死のマジック・ボックス》を利用したコントロール転移を中心とした動き。
エンドフェイズに手札に戻る《金華猫》自身や、除外される《金華猫》で蘇生したモンスターを相手に送りつければこちらの得になる。
リクルーターやサーチャー、除去となる《グレイブ・スクワーマー》、トークン生成の《雲魔物−羊雲》、ドローできる《氷結界の番人 ブリズド》等を送りつけて戦闘破壊すれば更なるアドバンテージとなる。
ステータスが低いため《金華猫》でも十分破壊が狙え、他にレベル1がいればランク1に繋げることで高い確率で戦闘破壊が行える。
邪魔な伏せカードは事前に《ツインツイスター》等で除去しておくのが望ましい。
戦闘破壊に失敗して除外された場合は、《異次元からの埋葬》で墓地に戻したり、コントロール転移と相性の良いモンスターを多めに投入してフォローしたい。
ただし、コントロール転移できるカードは基本的に使い捨てでありサーチも難しい。
主戦術として積極的に狙う場合は、コントロール転移カードが手札に来た時に、いつでもコンボができるよう相性の良いカードで固めておきたい。
【転移アメーバ】のように一種の勝ち筋として、専用構築を要するものもある。
また、《ガード・オブ・フレムベル》等の通常モンスターならば、《鹵獲装置》や《戦線復活の代償》といったカードにも対応するので覚えておきたい。
《金華猫》が獣族であり、同時にレベル1の《森の聖獣 ユニフォリア》が獣族を蘇生できる事に着目した種族統一デッキ。
この構築では、《金華猫》が獣族専用の万能蘇生カードとして機能する。
単純に攻撃力の高いモンスターを蘇生する他、《コアラッコ》や《ゼンマイニャンコ》等を蘇生して効果を使うのも良い。
《キーマウス》は《金華猫》をサーチできるチューナーなので是非とも採用しておきたい。
レベル2以下ならば《魔獣の懐柔》で一気に3体をリクルートできるので、戦況を整えつつ狙ったモンスターを墓地へ送るのも容易い。
使いきりではあるが、《エアーズロック・サンライズ》は完全蘇生と弱体化が可能になる。
難点としては、《エフェクト・ヴェーラー》等の手札誘発や他種族のエクストラデッキのモンスターが使い難くなってしまう点だろう。
特に、獣族はシンクロモンスターとエクシーズモンスターに数が少なく、実戦的とは言い難い者も多いのでアタッカーに不足しがちになる。
《怒小児様》は貴重なランク1アタッカーである。
《一族の結束》・《クローザー・フォレスト》・《幻獣の角》といった魔法・罠カードで補うか、メインデッキからアタッカーを採用してカバーしたい。
これ以外にも《金華猫》で《モジャ》を使い回す事で、間接的に《キング・オブ・ビースト》を使い回す構築もある。
もっとも、《キング・オブ・ビースト》単体では少々力不足なので、各種素材にする等して活用したい。
コンボの必要枚数が少なく自由度が高いので、他のカードで《キング・オブ・ビースト》をどのように運用するかが腕の見せ所。
詳細は【キング・オブ・ビースト】を参照。
《ミスティック・パイパー/Mystic Piper》
効果モンスター
星1/光属性/魔法使い族/攻 0/守 0
このカードをリリースして発動する。
自分のデッキからカードを1枚ドローする。
この効果でドローしたカードをお互いに確認し、
レベル1モンスターだった場合、自分はカードをもう1枚ドローする。
「ミスティック・パイパー」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
《ミスティック・パイパー》の追加ドローを確実なものとする為に、デッキをレベル1モンスターのみで構成し【フルモンスター】化したタイプ。
手札に《金華猫》・墓地に《ミスティック・パイパー》の状況が整えば、毎ターン通常のドローと合わせて3枚のドローが確約される。
手札が非常に増やしやすく、《ゴーストリック・ランタン》・《虹クリボー》・《バトルフェーダー》らを安定して引き込めるため防御力も高い。
エンドフェイズの手札調整時に《魔轟神獣キャシー》を捨てて除去をするといった奇襲的な動きもできる。
欠点としてアタッカーの乏しさが挙げられ、メインデッキに入るモンスターの攻撃力は機皇帝や《カオス・ネクロマンサー》といった極一部を除いて壊滅的である。
下手をすると、生き延びる事は生き延びるが、相手ライフを削る事もできないという遅延デッキになりかねない。
《トポロジック・ボマー・ドラゴン》をはじめとするリンクモンスターが生命線となる。
もう1つの欠点として、このデッキは《ワンチャン!?》をはじめとするサーチカード、《おろかな埋葬》などの墓地肥やしカードがほとんど採用できない。
このため、必要なカードはドロー加速で手札に引いてくるしかなく、キーカードがデッキの底に固まっているとそれだけで窮地に陥ってしまう。
《金華猫》と《ミスティック・パイパー》はもちろん、《黄泉ガエル》も3積みし、少しでもドロー確率を上げる事が望まれる。
これらの代用として機能するカードを投入し、パーツが揃わない状態でもある程度動けるようにするのも有効である。
《切れぎみ隊長》や《天輪の葬送士》は《金華猫》の、《サクリファイス・ロータス》+《リンクリボー》は《黄泉ガエル》の代用として働ける。
手札に来たカードを墓地へ送る手段も少ないので、《ビッグ・ワン・ウォリアー》や《ジェット・シンクロン》が重宝する。
完全なレベル1統一に拘らず、少量のアタッカーを搭載したり、わずかに魔法・罠カードを採用して【ほぼモン】化する手もある。
《ミスティック・パイパー》でレベル1モンスター以外をドローした場合でもカード・アドバンテージ的には損は無いので、致命的なデメリットではないとも言える。
《精神操作》や《エネミーコントローラー》・《強制転移》で奪ったモンスターを利用して戦うデッキ。
奪取効果を発動できる機会は少ないが《トラゴエディア》もコンセプト的には合っている。
《エネミーコントローラー》と相性の良い《黄泉ガエル》は各種素材にも使えるので採用したいところ。
一時的なコントロール奪取はモンスターを処理する手段が必要。
《精神操作》・《エネミーコントローラー》で弱いモンスターを奪って、《強制転移》で送り返し強いモンスターと交換する方法もある。
コントロール転移を意識した【TG】型も参照。
《サイバー・エルタニン》を除去カード兼シンクロ素材として運用する型。
大抵の【金華猫】に《サイバー・エルタニン》と《サイコ・エンド・パニッシャー》を投入すれば完成する。
序盤に《フォーミュラ・シンクロン》をシンクロ召喚しておくだけで《サイバー・エルタニン》を特殊召喚する準備は整う。
《サイバー・エルタニン》の効果でモンスターを一掃した後、《サイコ・エンド・パニッシャー》をシンクロ召喚し直接攻撃を叩き込む。
《セイヴァー・スター・ドラゴン》・《セイヴァー・デモン・ドラゴン》に繋げることをメインとした構築。
《スターダスト・ドラゴン》・《レッド・デーモンズ・ドラゴン》がフィールドに存在し、召喚権が残っていれば、《金華猫》で《救世竜 セイヴァー・ドラゴン》を蘇生させることで条件が整う。
レベル8の《スターダスト・ドラゴン》・《レッド・デーモンズ・ドラゴン》をシンクロ召喚する方法が重要となる。
レベル変更が可能な《音響戦士ベーシス》・《トラゴエディア》や、特殊召喚が容易な上級モンスターを活用したい。
レベル1チューナーを使う場合、《金華猫》とも相性の良い《伝説の黒石》でレベル7レッドアイズをリクルートしたり、《輝白竜 ワイバースター》・《暗黒竜 コラプサーペント》で《アクセル・シンクロン》を経由すればシンクロ召喚できる。
レベル1が多く、《コール・リゾネーター》が活用できるリゾネーターを使うのも良いだろう。
受動的ではあるが、《バトル・スタン・ソニック》や《セットアッパー》でリクルートしてもよい。
多少デッキの枠は割くが、《サイキック・リフレクター》であれば1枚からレベル6〜9の幅広いシンクロ召喚が可能。(詳細は【バスター・モード】参照)
また《ワン・フォー・ワン》や《死者蘇生》等で《救世竜 セイヴァー・ドラゴン》を特殊召喚できる状況ならば、レベル8のシンクロモンスターを出したターン中にセイヴァーシンクロモンスターまで繋げることも難しくない。
他のレベル1チューナーを特殊召喚して、《金華猫》で《救世竜 セイヴァー・ドラゴン》を蘇生しても良い。
蘇生カードは《スターダスト・ドラゴン》等が除去されてしまった場合のフォローにも使えるので、なるべく採用しておきたい。
だがセイヴァーシンクロモンスターは1ターンでいなくなるので場持ちが非常に悪いのが難点。
一応《スターダスト・ドラゴン》等はフィールドに残るため、次のターンで《金華猫》を召喚すれば再びシンクロ召喚するのも狙えるが、シンクロモンスターを1ターン守るか蘇生する必要がある。《スターダスト・ドラゴン》ならば比較的維持しやすいだろうか。
いずれにせよ、セイヴァーシンクロモンスターを出して相手を仕留められなかった場合はこちらが不利になりやすいので、他のモンスターを出すことも考えておきたい。
例えば、《フォーミュラ・シンクロン》を経由しドロー効果でディスアドバンテージを減らしつつ、《スターダスト・ドラゴン》とで《シューティング・スター・ドラゴン》を狙える。
同様に、《真閃こう竜 スターダスト・クロニクル》や《スターダスト・ウォリアー》も制圧力が高いシンクロモンスター縛りのシンクロ素材を持つシンクロモンスターなので採用が考えられる。
《シャドー・インパルス》を併用するなら、ドラゴン族シンクロモンスターが望ましいだろう。
《金華猫》で蘇生したモンスターをメタルフォーゼのペンデュラム効果・《天空の虹彩》・《炎王の孤島》で破壊し、アドバンテージを稼ぐ。
蘇生するモンスターも、破壊された時に効果を発動するモンスターを採用する。
戦闘破壊にも対応しているモンスターは《強制転移》とも相性が良い。
また、機皇帝の特殊召喚がしやすく、《精神操作》を手軽な除去カードとして使えるデッキでもある。
《金華猫》で《鋼鉄の幻想師》の蘇生を繰り返すことでメタル化罠カードのセットと追加ドローを狙うコンボデッキ。
《メタル化・強化反射装甲》と対応した特殊召喚モンスターを手札に手早く用意できる。
蘇生できるレベル1を擁するカテゴリデッキならば《金華猫》の採用は容易である。
しかし既存のデッキにただ組み込むだけではそのデッキの劣化にしかならないので、《金華猫》を採用するメリットを明確にしておきたい。
厳密には【金華猫】ではなく【ランク1】ギミックである。
《ダーク・サンクチュアリ》で除去されにくいレベル1の死のメッセージを並べられる。
《ウィジャ盤》そのものをブラフにし、相手の油断を誘いビートダウンでトドメを刺す。
詳細は【ビートウィジャ】を参照。
モンスター除去効果を持つ《サクリファイス》を中心とし、《金華猫》で《サクリファイス》の蘇生を繰り返し狙うタイプ。
ただし《金華猫》で蘇生した《サクリファイス》はターン終了時に除外されてしまう為、《痛み分け》や《王宮の鉄壁》等のフォローは必須。
中でも《強制終了》とのコンボは《サクリファイス》の効果を使い回せる。
他にはエクシーズ素材にして使い回す方法もあるので、《サクリファイス》の運用方法を考えてデッキを構築したい。
《青き眼の乙女》を始めとした青き眼チューナーと《青眼の白龍》を中心とした構築。
青き眼チューナーを蘇生して《青眼の白龍》の特殊召喚を繰り返し、ビートダウンやシンクロ召喚に繋げる。
青き眼チューナーの中には手札誘発によって直接墓地へ送れるので、《金華猫》の蘇生先は確保しやすい。
それ以外でも、《伝説の白石》・《太古の白石》は墓地へ送られた場合に効果を発動できるので、エクシーズ素材として墓地へ送るのにも適している。
《光の霊堂》を採用しておけば召喚権の確保も容易い。
機塊モンスターを利用したリンク召喚中心の【機械族】デッキ。
リンクモンスターの効果が相互リンクか否かで変化するのが特徴的であり、それ故にカードの位置が重要となる。
レベル1が中心のデッキなので【金華猫】とサポートを共用できる。
《銀河眼の雲篭》の蘇生によってギャラクシーアイズモンスターの特殊召喚を繰り返すデッキ。
最低限《銀河眼の雲篭》と《銀河眼の光子竜》の2種類を採用すればコンボは成立するため、デッキ構築の幅が非常に広い。
【ギャラクシー】寄りの構築にするなら、サポートカードを多めに投入すれば良い。
必要最小限で行く場合は、墓地を肥やすカード等を駆使して素早く準備を整えたり、他のカードで戦線を維持し安定して戦えるようにしたい。
コンボの必要枚数が少ないので、他の型と混ぜて併用することも可能である。
レベル4フォトンと《フォトン・サテライト》でランク5のエクシーズ召喚を狙うタイプ。
フォトンや戦士族のサポートカードを駆使してフォトンモンスターをフィールドに出し、《フォトン・サテライト》は《金華猫》で蘇生する。
特に《フォトン・スラッシャー》が扱いやすく、主にこのカードとでエクシーズ召喚することになるだろう。
また、相手フィールドに攻撃力1900以上のモンスターがいる場合、《No.33 先史遺産−超兵器マシュ=マック》をエクシーズ召喚して、《金華猫》等をコストに《ミニマム・ガッツ》を使えば1ターンキルできる。
《ミニマム・ガッツ》さえ手札に来れば、比較的揃いやすい条件なので、劣勢でも一発逆転が狙えるデッキである。
《金華猫》で《TG サイバー・マジシャン》を蘇生し効果を活用するデッキ。
《強制転移》や専用カードの《TG1−EM1》で相手モンスターを奪いつつTGをサーチできる。
《TG ラッシュ・ライノ》が手札にある時は、手札を使用したシンクロ召喚も狙って行く。
《TG ワーウルフ》は《金華猫》の蘇生効果をトリガーに特殊召喚でき、シンクロ素材としても利用しやすい。
《輝白竜 ワイバースター》と《暗黒竜 コラプサーペント》は《強制転移》で送りつけても効果が使え、《TG サイバー・マジシャン》とでレベル5のシンクロ召喚もできる。
もともと【TG】はレベル5シンクロモンスターを出しやすいデッキなので、この点でもシナジーがある。
レベル5モンスターが並んだ時は、レベル10シンクロモンスターに繋げたりランク5エクシーズモンスターを展開して戦線維持できる。
《DDラミア》と《地獄門の契約書》を有効活用するデッキタイプ。
最低限《DDラミア》と《地獄門の契約書》を採用すればコンボは機能するが、有効活用するためにはある程度のDD・契約書カードを採用しておきたい。
《DD魔導賢者ケプラー》→《地獄門の契約書》→《DDラミア》と繋げた場合、ランク1のエクシーズ召喚が可能になる。
次のターンに《金華猫》で《DD魔導賢者ケプラー》を蘇生すれば、再び同様の動きも可能となる。
また、《DDスワラル・スライム》の効果でレベル1DDを墓地へ送った後に《金華猫》で蘇生すれば、DDD融合モンスターとランク1を並べられる。
その他《ヘル・セキュリティ》も相性が良い。
《RR−ラスト・ストリクス》と《RUM−スキップ・フォース》を始めとしたRUMを採用した型。
《RR−ラスト・ストリクス》は《LL−リサイト・スターリング》で早々にデッキからサーチしておきたい。
《RR−ラスト・ストリクス》と相性の良いRUMとエクシーズモンスターについては《RR−ラスト・ストリクス》のページを参照の事。
手札にRUMが来ない場合は、《RR−アルティメット・ファルコン》を直接呼び出して《No.77 ザ・セブン・シンズ》を重ねるのが良いだろう。
逆に《RR−ラスト・ストリクス》が来ない場合は、《No.99 希望皇龍ホープドラグーン》の手札コストにしてやればよい。
安定して高打点のモンスターを立てられるのが大きなメリットだが、エクストラデッキを大きく圧迫する点と発動ターンは戦闘ダメージを与えられない点に注意したい。
また、《RR−ラスト・ストリクス》に依存しがちなので相手にマストカウンターを見極められやすい点も弱点。
特に《RR−ラスト・ストリクス》を《連鎖除外》等で丸ごと除去されると、エクストラデッキの半分近くが死に札と化してしまうので気を付けたい。
風属性・鳥獣族・レベル及びランク1のLLモンスターによるビートダウンデッキ。
詳細は当該ページを参照。
《No.39 希望皇ホープ・ルーツ》を経由して《No.99 希望皇龍ホープドラグーン》をエクシーズ召喚し、ビートダウンを行う。
少ない手札で高攻撃力のモンスターを召喚できるが、RUMが必須である為、主軸として運用する場合は専用構築を要求される。
RUMは手札で腐った《RUM−七皇の剣》や《No.99 希望皇龍ホープドラグーン》をエクシーズ召喚した際にサルベージできる《RUM−アージェント・カオス・フォース》が扱いやすい。
《ゴーストリックの駄天使》や《ダウナード・マジシャン》を採用する場合は、ランク5のCNo.と《RUM−リミテッド・バリアンズ・フォース》を採用するのも良い。
このデッキでRUMをサーチすることは難しい為、《ミスティック・パイパー》や《闇の誘惑》等でデッキを掘り進める手段も投入したい。
コスト専用の運用となるが、《RUM−光波昇華》であれば《光波異邦臣》でサーチできる。
また、《クリボルト》を併用する事で、《No.99 希望皇龍ホープドラグーン》を並べられるだけでなく1ターンキルを狙うことも可能。→《No.39 希望皇ホープ・ルーツ》
手札に複数枚来ると事故になるが、《金華猫》や《ワン・フォー・ワン》、《ワンチャン!?》に対応しているためフィールドには出しやすい。
また、《ダブル・アップ・チャンス》でも1ターンキルを狙えるので、色々と攻撃手段を用意しておくと良いだろう。
《No.13 ケインズ・デビル》&《No.31 アベルズ・デビル》を始めとした、ランク1のNo.2体でエクシーズ召喚できる《No.93 希望皇ホープ・カイザー》を採用した構築。
《No.93 希望皇ホープ・カイザー》で呼び出すモンスターを《RUM−七皇の剣》や《RUM−リミテッド・バリアンズ・フォース》でも出せるようにしておけばエクストラデッキの節約に繋がる。
《No.39 希望皇ビヨンド・ザ・ホープ》は攻撃力3000の上に希望皇ホープとしても扱えるので、次のターンまで生き残れば《No.99 希望皇龍ホープドラグーン》のエクシーズ素材にもなれる。
RUMが手札に来ないと打点に欠けがちなRUM型に対し、レベル1モンスターのみで攻撃力3000近くのモンスターを複数体並べられるのがメリットである。
また、相手に守備表示モンスターしか存在しない場合でも《No.13 ケインズ・デビル》・《No.31 アベルズ・デビル》の効果で攻撃表示にできるため戦闘ダメージを与えやすい。
ただし、《No.93 希望皇ホープ・カイザー》のデメリットにより発動ターンに大ダメージを与えることは難しく、エクストラデッキの圧迫も相当なものではある。
あくまでもRUMが手札に来ない場合の動きであり、同時にエクストラデッキを無駄にしないような構築は心がけたい。
【白黒マシュマック1キル】 †
《輝白竜 ワイバースター》と《暗黒竜 コラプサーペント》を中心とした、継続的なレベル5のシンクロ召喚とそこから繰り出すランク5で戦うタイプ。
中でもランク5の《No.33 先史遺産−超兵器マシュ=マック》は《ミニマム・ガッツ》とのコンボで1ターンキルを狙える。
《ミニマム・ガッツ》自体が《金華猫》・《輝白竜 ワイバースター》・《暗黒竜 コラプサーペント》の効果と相性が良く、1ターンキルが狙えない状況でも腐りにくい。
それ以外では、シンクロモンスターをエクシーズ素材にする機会が多いので《黒白の波動》も相性が良い。
チューナーには自己再生できる《ジェット・シンクロン》、チューナーをもう1体増やせる《ダブル・リゾネーター》を優先的に採用したい。
《ジェット・シンクロン》をシンクロ素材にシンクロ召喚できる《ジェット・ウォリアー》は自己再生効果も持っているので、序盤に召喚しておくと後々エクシーズ召喚にも利用しやすい。
その他、《トラゴエディア》は特殊召喚しやすい上、レベル変更効果でシンクロ召喚・エクシーズ召喚の補助ができる。
《強制転移》や《スターダスト・ウォリアー》といったカードも自然と使えるデッキだが、その辺りは残りの枠を考慮し取捨選択するといいだろう。
《チューニングガム》・《ダブル・リゾネーター》の効果でチューナーを増やし、連続してシンクロ召喚を行うデッキ。
シンクロ素材に適している《ドッペル・ウォリアー》や《暗黒竜 コラプサーペント》・《輝白竜 ワイバースター》を採用しモンスターを展開して行く。
ちなみに、《チューニングガム》の効果を使うとシンクロモンスターでしか攻撃できなくなるが、他のモンスターも効果を使うことはできる。
なので、大型シンクロモンスターの横に《ゴーストリック・デュラハン》を並べて戦闘補助をする等が可能である。
上記は主にシンクロ素材に縛りのあるものを記載しており、縛りのないものを含めれば非常に多くのシンクロモンスターが出せる。
選択肢は多いがエクストラデッキの枠には限りがあるため、どのモンスターを出すのか構築段階でしっかり吟味しておく必要がある。
また、《黄泉ガエル》や《バトルフェーダー》を用いれば、シンクロ素材の調整ができるだけでなく、それらをチューナー化すれば《金華猫》を消費せず再利用に繋げられる。
《金華猫》自身も含めレベル1モンスターは全般的に攻撃力が低いため、《王虎ワンフー》に弱い。
また特殊召喚やモンスター効果封じ、《魔のデッキ破壊ウイルス》、除外といったエクストラデッキ軸のデッキの主な弱点がことごとく刺さる。
特に相性の悪い【メタビート】に対しては苦戦を強いられるだろう。
《王虎ワンフー》に対抗するには、セットしたカードを《強制転移》したり、セットした《グレイブ・スクワーマー》等で除去するとよいだろう。
《ライトロード・ハンター ライコウ》は《金華猫》の蘇生対象を墓地へ送りながら、《王虎ワンフー》や厄介な魔法・罠カードを破壊できる。
《ライトロード・マジシャン ライラ》なら召喚して即座に魔法・罠カードを破壊できる。
その他の苦手カードについては、《水霊術−「葵」》や《無情の抹殺》等によるハンデスで対抗するのが理想的である。
関連リンク †