【白き森】 -遊戯王カードWiki

【白(しろ)き森(もり)】 †

デッキの概要 †

　魔法使い族・光属性を主体とする白き森と名のついたカード群で構成される、シンクロ召喚を中心としたデッキ。
　属するモンスターは全て偶数レベルであるため、偶数レベルのシンクロ召喚を行いやすい。

　また手札・フィールドの魔法・罠カードを墓地へ送ることで発動可能な効果を持つカードも多く存在する。
　それらをサポートするように白き森魔法・罠カードは、モンスター効果のコストによって墓地へ送られることで自身をフィールドにセットできる。

《白き森のアステーリャ/Astellar of the White Forest》
効果モンスター
星２/光属性/魔法使い族/攻   0/守   0
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ１ターンに１度しか使用できない。
(1)：自分の手札・フィールドから魔法・罠カード１枚を墓地へ送って発動できる。
デッキから魔法使い族・光属性チューナー１体を特殊召喚する。
(2)：このカードが墓地に存在する状態で、
魔法・罠カードがモンスターの効果を発動するために自分の墓地へ送られた場合に発動できる。
このカードを特殊召喚する。

《白き森のリゼット/Elzette of the White Forest》
効果モンスター
星２/光属性/魔法使い族/攻   0/守   0
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ１ターンに１度しか使用できない。
(1)：自分の手札・フィールドから魔法・罠カード１枚を墓地へ送って発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
その後、デッキから「白き森のリゼット」以外の「白き森」モンスター１体を手札に加える。
(2)：このカードが墓地に存在する状態で、
相手ターンに自分フィールドに魔法使い族・光属性チューナーが特殊召喚された場合に発動できる。
このカードを手札に加える。

デッキ構築に際して †

　白き森はアザミナにも属する《白き森の聖徒リゼット》及びシンクロモンスターである《白き森の妖魔ディアベル》の２種の幻想魔族を除き魔法使い族・光属性で統一されている。
　また属するモンスターはすべて偶数レベルであるため、偶数レベルのシンクロモンスターのシンクロ召喚を得意とする。
　そのため白き森以外に採用するモンスターも基本的に偶数レベルであることが望ましい。

　一方で白き森による展開に関する制約は一切なく、シンクロ召喚以外にもリンク召喚等も無理なく採用できるため、幅広い戦術を取ることができる。
　特に《白き森の聖徒リゼット》はアザミナ融合モンスターを《白き森の罪宝》はあらゆる融合モンスターを融合召喚できるため、【正規融合】を取り入れても良い。

　また白き森の展開には魔法・罠カードが必要であるため、採用する魔法・罠カードにも相性が良いものを選びたい。

メインデッキのモンスターについて †

　【シンクロ召喚】の一種であり、戦術のとおり偶数レベルのシンクロモンスターのシンクロ召喚を得意とする。
　汎用的なモンスターやリンク召喚・融合召喚等を狙うモンスター以外には偶数レベルのモンスターを多く採用したい。

―白き森モンスター
　メインデッキの白き森モンスターは《白き森の聖徒リゼット》を除き全て魔法使い族・光属性であるため、サポートカード等を共有しやすい。

• 白き森非チューナー
  属するモンスターは全て「レベル２・光属性・攻撃力０・守備力０」である。
  うち《白き森の聖徒リゼット》のみが幻想魔族、それ以外は魔法使い族であり、ほとんどのステータスが同一のためサポートカードの共有が行いやすい。
  また魔法使い族の白き森はコストとなる魔法・罠カードと組み合わせることで１枚からレベル６シンクロモンスターのシンクロ召喚に繋げることができる。
  

• 《白き森のアステーリャ》
  手札・フィールドの魔法・罠カードをコストに魔法使い族・光属性チューナーをリクルートできる。
  また墓地に存在する場合、魔法・罠カードがモンスター効果のコストとして墓地へ送られた場合、自己再生できる。
  どちらも扱いやすく強力な効果であり、１枚からシンクロ召喚に繋げることができる。
  リクルート先は魔法使い族・光属性と広く、汎用性の高い《エフェクト・ヴェーラー》、《白の聖女エクレシア》をはじめとした《アルバスの落胤》に関するモンスターや《青き眼の乙女》をはじめとした《青眼の白龍》に関するモンスターも対象となる。
  白き森内ではサーチ効果を持つ《白き森のシルヴィ》がリクルート先の筆頭となる。
  展開の初動にできる上、他の白き森のうち《白き森のリゼット》・《白き森のルシア》は自己特殊召喚ができるため、なるべくこのカードに召喚権を使いたい。
  

• 《白き森のリゼット》
  手札・フィールドの魔法・罠カードをコストに自身を手札から特殊召喚しつつ白き森モンスターをサーチできる。
  また墓地に存在する場合、相手のターンに魔法使い族・光属性チューナーが特殊召喚された場合、自身をサルベージできる。
  自己特殊召喚と白き森モンスターのサーチにより、１枚から展開を続けることができる。
  サーチ先としては自己特殊召喚効果を持つ《白き森のルシア》が筆頭となる。
  また召喚権を使用せずに展開できるため、状況によっては《白き森のアステーリャ》をサーチして展開に繋げても良いだろう。
  

• 《白き森の聖徒リゼット》
  アザミナにも属し、手札の自身を公開することで手札の白き森かアザミナモンスター１体を特殊召喚できる。
  またアザミナ融合モンスターを手札融合・フィールド融合することができ、また自身がシンクロ素材として墓地へ送られた場合に罪宝１枚をサーチできる。
  自己特殊召喚ができない《白き森のアステーリャ》・《白き森のシルヴィ》を展開することができ、またそれらがない場合でも自身も特殊召喚できるため無駄がない。
  シンクロ素材とすることで罪宝をサーチできるため、白き森魔法・罠カード共通効果を持つ《白き森の罪宝》・《罪宝の囁き》等をサーチすると良いだろう。
  その他《罪宝の欺き》をサーチして【アザミナ】のギミックを取り入れても良い。
  またアザミナ融合モンスターを融合召喚する効果も持つため、魔法使い族・光属性を融合素材に指定する《告死聖徒ルシエラーゴ》・《背信聖徒シルヴィア》を直接融合召喚しても良い。
  ただしどちらもチューナーまたは融合素材が別途必要であり、《白き森のアステーリャ》・《白き森のリゼット》と異なり単体では機能しないため注意が必要である。
  

• 白き森チューナー
  属するモンスターは全て「レベル４・魔法使い族・光属性」である。
  どちらも自分・相手ターンに自分フィールド・墓地の白き森シンクロモンスター１体をエクストラデッキに戻すことで自己再生できる。
  

• 《白き森のシルヴィ》
  召喚・特殊召喚に成功した場合白き森魔法・罠カード１枚をサーチできる。
  サーチした魔法・罠カードは、なるべくモンスター効果のコストとして利用し、自身の効果によるセットにつなげたい。
  またサーチできるのは白き森魔法・罠カードのみであるが、サーチ先となる《白き森のいいつたえ》により白き森モンスターもサーチ可能である。
  そのため基本的には《白き森のアステーリャ》からのリクルートが理想であるが、このカードを初動としても展開に繋げることができる。
  例えば《白き森の聖徒リゼット》は自己特殊召喚が可能であるため、そのままレベル６シンクロモンスターのシンクロ召喚が可能であり、さらに罪宝サーチが可能である。
  《白き森の聖徒リゼット》の融合召喚効果によりアザミナ融合モンスターの融合召喚を狙っても良いだろう。
  その他コストが用意できるならば《白き森のリゼット》の自己特殊召喚及びサーチからレベル６シンクロモンスターに、コストが用意できないのであれば《白き森のルシア》の自己特殊召喚からランク４エクシーズモンスターやリンク２リンクモンスターに繋がる。
  

• 《白き森のルシア》
  白き森が存在すれば自己特殊召喚ができ、また手札・フィールドの魔法・罠カードをコストに１枚ドローをすることができる。
  《白き森のリゼット》・《白き森のいいつたえ》を経由した《白き森のシルヴィ》・《白き森の魔性ルシエラ》からサーチすることでそのまま自己特殊召喚に繋げることができる。
  ドロー効果は単純に手札交換として使用でき、また白き森魔法・罠カードのようなカードをコストにすればそのままアドバンテージとなる。
  あくまでドロー効果はおまけとして考え。基本的には自己特殊召喚を主として使用することとなる。
  

―相性の良いモンスター・カテゴリ

• 特に相性の良いカテゴリ
  
  • アザミナ
    《白き森の聖徒リゼット》で共有するカテゴリであり、こちらは融合召喚を主体とする。
    また罪宝によってサポートカードを共有できるため、《黒魔女ディアベルスター》も採用可能である。
    《白き森の聖徒リゼット》によって《罪宝の欺き》をサーチするだけで【アザミナ】の動きが可能になる。
    《告死聖徒ルシエラーゴ》がアザミナまたは罪宝カードをサーチできるため、白き森魔法・罠カード共通効果を持つ《白き森の罪宝》・《罪宝の囁き》・《アザミナ・アーフェス》を利用しやすい。
    《罪宝の欺き》自体も魔法＆罠ゾーンから墓地へ送られたターンのエンドフェイズ時に自分フィールドにセットできるため、白き森のコストとしても利用できる。
    →【アザミナ】混合
    

• 手札・フィールドに魔法・罠カードを確保することができるカテゴリ・モンスター
  

• トイ
  レベル４統一のカテゴリ。
  共通効果により手札から自身を魔法カード扱いで魔法＆罠ゾーンにセットでき、その状態から墓地へ送られることで自己再生できるため、非常に相性が良い。
  そのサポートカードである《トイ・ボックス》は２体ものトイを魔法＆罠ゾーンにセットできるため、白き森の展開に合わせることで実質２体のトイをリクルートできる。
  →【トイ】混合
  

• 千年・ミレニアム
  共通効果により手札から自身を永続魔法扱いで魔法＆罠ゾーンに置くことができ、さらに千年モンスターはそのまま自身の効果によりライフポイントを払うことで特殊召喚も可能となるため、相性が良い上に扱いやすい。
  そのサポートカードである《石版の神殿》は手札にモンスターを必要とするものの、２体のモンスターを永続魔法扱いで魔法＆罠ゾーンに置くことができるため、コストの確保にも心強い。
  また《千年の眠りから覚めし原人》・《千年の宝を守りしゴーレム》・《石版の神殿》が相互にサーチしあうため、高い安定性を持つ。
  コンボ前提となるトイに比べ単体で機能するため扱いやすく、また高レベルであるため大型シンクロモンスターのシンクロ召喚に繋ぎやすい。
  →【千年・ミレニアム】混合
  

• センチュリオン
  モンスターを永続罠扱いで魔法＆罠ゾーンに置きつつ、それにより展開を行うシンクロ召喚を中心としたカテゴリであるため、相性が良い。
  特に中心となる《重騎士プリメラ》が白き森と同じく魔法使い族・光属性かつレベル４チューナーである点も相互にシナジーを期待できる。
  《スタンドアップ・センチュリオン！》・《誓いのエンブレーマ》等１枚から展開できるカードが多いのも特徴である。
  詳しくは【センチュリオン】を参照のこと。
  →【センチュリオン】混合
  

• 魅惑の女王
  モンスターを装備カード化できる効果を持ち、そのサポートカードである《魅惑の舞》・《魅惑の宮殿》はそれぞれ永続魔法・フィールド魔法である。
  また《魅惑の宮殿》によって攻撃力1500以下の魔法使い族をリクルートできるため、【白き森】の初動としても利用できる。
  特に《混沌なる魅惑の女王》との相性は非常に良い。
  詳しくは【魅惑の女王】を参照のこと。
  →【魅惑の女王】混合
  

• 《青眼の白龍》
  メインデッキの白き森全てが《青き眼の精霊》のリンク素材となり、またその《青き眼の精霊》から《光の霊堂》・《滅びの爆裂疾風弾》の魔法カード２枚を用意できる。
  さらにブルーアイズサポートカードである《青き眼の賢士》等は魔法使い族・光属性チューナーであるため、《白き森のアステーリャ》・《白き森の魔性ルシエラ》からリクルート・サーチが可能である。
  その上《青眼の白龍》自体のレベルも８でありシンクロ素材として扱いやすいため、非常に相性が良い。
  詳しくは【青眼の白龍】を参照のこと。
  →【青眼の白龍】混合
  

• マギストス
  多くのマギストスが、マギストスモンスターをエクストラデッキ・墓地から装備カード化することができる。
  有用なマギストスとしては、メインデッキが《絶火の大賢者ゾロア》・《封印の魔導士スプーン》・《法典の大賢者クロウリー》、エクストラデッキが《聖魔の乙女アルテミス》・《精霊コロゾ》となる。
  特に《絶火の大賢者ゾロア》はレベル４チューナーであるためシンクロ召喚も行いやすい上、展開の起点ともなる。
  なおメインデッキで使用するカードが全て腐ることがほぼ無く非常に扱いやすいものの、エクストラデッキに《聖魔の乙女アルテミス》・《精霊コロゾ》を採用する必要がありエクストラデッキを圧迫しやすい。
  

• 勇者トークン
  《アラメシアの儀》１枚から永続魔法の《運命の旅路》とそこからサーチできる勇者トークンに関する装備魔法を用意することができる。
  さらに装備魔法は手札から墓地へ送る場合でも効果によって勇者トークンに装備できるため、都合３枚分となる。
  

• スネークアイ
  《蛇眼神殿スネークアイ》・《スネークアイ追走劇》・《蛇眼の炎龍》・《蛇眼の炎燐》等モンスターを永続魔法扱いで魔法＆罠ゾーンに置くカードが多く存在する。
  レベルの関係上、シンクロ召喚に繋ぎやすいのは《蛇眼の炎龍》のみであるため、リンク召喚等も混合して展開していきたい。
  

• 宝玉獣
  宝玉獣はフィールドで破壊された時自身を永続魔法扱いで魔法＆罠ゾーンに置くことができ、またそのサポートカードには強力なものが多いためそれを活用できる。
  宝玉獣自体はやや扱いにくいものの、《宝玉の絆》や《金科玉条》等１枚から２枚以上のアドバンテージを得ることができるカードは強力である。
  

• 三魔神・ゲート・ガーディアン
  《迷宮の重魔戦車》・《ラビリンス・ウォール・シャドウ》により三魔神のいずれか１体をデッキ等から永続魔法扱いで魔法＆罠ゾーンに置くことができる。
  またその他の魔法・罠カードも墓地効果を持つものが多く存在するため、白き森のコストにしやすい。
  

―魔法使い族・光属性
　《白き森の魔性ルシエラ》からサーチでき、さらにチューナーであれば《白き森のアステーリャ》からリクルートできるため、採用が考えられる。

• 《エフェクト・ヴェーラー》
  自身を手札から墓地へ送ることで対象にした相手モンスターの効果を無効にできる。
  《白き森のアステーリャ》からリクルートできるものの、レベル１であるためこのデッキにおいてはシンクロ召喚には扱いにくい。
  一方で《白き森の魔性ルシエラ》によるサーチでは、その無効効果を十分に使用できるため、そちらを狙いたい。
  

• 《アルバスの落胤》関係のモンスター
  《白の聖女エクレシア》・《赫の聖女カルテシア》・《導きの聖女クエム》及び《軒轅の相剣師》が該当し、そのすべてがレベル４である。
  このうち《導きの聖女クエム》は効果全てに《アルバスの落胤》及びそれに関するカードが必要となるため、採用が難しい。
  

• 《軒轅の相剣師》
  モンスターの攻撃宣言時に手札から自己特殊召喚し、その攻撃を無効にできる。
  さらにモンスターが表側表示で除外された時、フィールド・墓地の自身を除外することで手札・墓地から攻撃力と守備力の数値が同じ魔法使い族・光属性モンスターを手札・墓地から特殊召喚できる。
  特に後半の効果が白き森非チューナーの《白き森のアステーリャ》・《白き森のリゼット》両方に対応するため、モンスターの除外が必要なものの、展開を延ばすことができる。
  

• 《赫の聖女カルテシア》
  自己特殊召喚効果を持つものの、条件として《アルバスの落胤》が必要であるため狙うのは難しい。
  しかし、自身の効果による融合召喚には《アルバスの落胤》を必要としないため、融合召喚のギミックを取り入れることができる。
  《覇魔導士アーカナイト・マジシャン》や《クインテット・マジシャン》であれば、【白き森】でも無理なく採用できる。
  また《赫焉竜グランギニョル》は共に《金雲獣−馬龍》を採用することができれば、効果を有効活用することができる。
  

• 《白の聖女エクレシア》
  《赫の聖女カルテシア》に比べ、比較的軽い条件で自己特殊召喚できるため扱いやすい。
  一方で効果自体は相剣モンスターまたは《アルバスの落胤》のリクルートであるためやや扱いにくい。
  《妖眼の相剣師》であれば同じく魔法使い族・光属性であるためサポートカードを共有でき、無理なく採用ができる。
  また《アルバスの落胤》を採用し、【アルバスの落胤】の融合召喚ギミックを取り入れても良いだろう。
  

• 《昇霊術師 ジョウゲン》
  《白き森の魔性ルシエラ》でサーチし展開の最後に《光なき影 ア＝バオ・ア・クゥー》から出すことで特殊召喚全般を封じる。
  自身の特殊召喚にも支障が出るため相手ターンでの展開はできなくなるが《光なき影 ア＝バオ・ア・クゥー》の除去により戦闘破壊は防ぎやすい。
  また、【トイ型】では《トイ・タンク》から特殊召喚でき、《トイ・ボックス》の除去効果で低ステータスをフォローできる。
  いずれも《フルール・ド・バロネス》と並べることで制圧力を上げられ、返しのターンに《昇霊術師 ジョウゲン》を破壊して展開に移行できるため共に並べると有効。
  

• 《ＥＭ五虹の魔術師》
  ペンデュラム効果により魔法・罠カードをセットしていないプレイヤーは攻撃できず、フィールドのモンスター効果を発動できなくなる。
  相手がセットした魔法・罠カードを《カオス・アンヘル−混沌の双翼−》や《光なき影 ア＝バオ・ア・クゥー》で除去すると強力。
  【白き森】は魔法・罠カードをセットするのは難しくないが、気軽には発動できなくなる。
  ペンデュラムゾーンに置かれたカードは白き森のコストにできず邪魔になっても処理できないのも相まって注意したい。
  一方で墓地からペンデュラムゾーンに置けるため、何らかのコストや《白き森の罪宝》で融合素材にする等、手札から墓地へ送る行為とは相性が良い。
  

• その他自己特殊召喚でき、妨害効果を持つ魔法使い族・光属性
  《白き森の魔性ルシエラ》は基本的に白き森をサーチすることとなるが、それ以外のサーチ先として考えることができる。
  

• 《沈黙の魔術師−サイレント・マジシャン》
  自分フィールドの魔法使い族１体をリリースすることで特殊召喚できる。
  また手札の枚数分攻撃力が上昇し、１ターンに１度魔法カードの発動を無効にできる。
  魔法カードに対する妨害手段が必要な場合に採用が考えられる。
  

• 《ウィッチクラフトゴーレム・アルル》
  自分フィールドの魔法使い族が相手の効果の対象または攻撃対象になった時、相手フィールドのカード１枚をバウンスしつつ特殊召喚できる。
  また相手スタンバイフェイズ時に自身をバウンスするため、継続的な妨害として利用できる。
  特殊召喚条件は受け身であるが、広く相手を妨害したい場合には採用が考えられる。
  

• 《妖眼の相剣師》
  効果が無効化されているモンスターがフィールドに存在すれば特殊召喚できる。
  また相手が特殊召喚した場合、その元により異なる効果を使用できる。
  特殊召喚条件はやや特殊だが、《白き森のシルヴィ》か《白き森のルシア》を自己再生すれば狙って特殊召喚可能。
  妨害効果自体はエクストラデッキからの特殊召喚でない限りあまり効力は薄いものの、確実にアドバンテージを得ることができる。
  また先述のとおり、《白の聖女エクレシア》からリクルートも可能であるため合わせて採用しても良いだろう。
  

• そのほか扱いやすい魔法使い族・光属性
  
  • 《スペース・オマジナイ・ウサギ》
    レベル１チューナーの通常モンスター。
    通常モンスターであるため単体では有効に働かないものの、その分強力な通常モンスターサポートカードの恩恵を受けることができる。
    

―幻想魔族サポートカード
《白き森の聖徒リゼット》・《白き森の妖魔ディアベル》が幻想魔族であるため、幻想魔族サポートカードの採用も考えられる。

• 《幻惑の見習い魔術師》
  手札コスト１枚で自己特殊召喚可能であり、召喚・特殊召喚に成功した場合に幻想魔族１体をサーチできる。
  《白き森の聖徒リゼット》をサーチ可能であり、あちらの展開効果と合わせて召喚権を使用せずに２体のモンスターを展開できる。
  ただしそのままシンクロ召喚や融合召喚には繋がらないため、安定性を上げることはできるものの展開の初動にはならない点には注意が必要。
  

―手札コスト・フィールドのカードをコストとして必要とするモンスター
　白き森魔法・罠カードは白き森に限らず、あらゆるモンスター効果のコストに対応しセットできるため、採用が考えられる。
　ただし基本的には白き森のコストに使用したいため、採用する場合でも必要最低限で良いだろう。

• 《使神官−アスカトル》・《死神官−スーパイ》
  共に手札コスト１枚で手札から自己特殊召喚でき、対応するチューナーを手札・デッキから特殊召喚できる。
  特に《死神官−スーパイ》はそのままレベル６シンクロモンスターのシンクロ召喚に繋がるため、召喚権を使わずに《白き森の魔性ルシエラ》から《白き森のアステーリャ》をサーチできる。
  

• 《黄金卿エルドリッチ》
  除去効果・自己再生する効果が共に白き森魔法・罠カードに対応する。
  自己再生のコストには先述したトイや千年・ミレニアムも対応するため、相性は非常に良い。
  《呪われしエルドランド》でサーチでき、また永続魔法である上、墓地へ送ることでエルドリッチモンスター・黄金郷魔法・罠カードの墓地送りに繋がるためそちらも合わせて採用しても良いだろう。
  →【エルドリッチ】混合
  

• ラビュリンス
  《白銀の城の火吹炉》・《白銀の城の竜飾灯》が任意の手札１枚を、《白銀の城の召使い アリアーヌ》が通常罠カードをコストに効果を使用できる。
  《白銀の城の火吹炉》・《白銀の城の竜飾灯》は相手ターンでも効果を使用できるため、白き森魔法・罠カードのセット効果も無駄なく使用できる。
  フィニッシャーである《迷宮城の白銀姫》やその他《白銀の城の執事 アリアス》との相性も良いが、《ウェルカム・ラビュリンス》には悪魔族しかデッキ・エクストラデッキから特殊召喚できなくなる制約があるため、注意が必要。
  →【ラビュリンス】混合
  

• 《特異点の悪魔》
  相手が特殊召喚した時に、手札の自身と魔法カード１枚を捨てることでそのモンスターを対象をとらず破壊できる手札誘発モンスター。
  手札コストとして捨てる魔法カードを白き森魔法カードにすることで消費を自身のみにすることができる。
  ただしそれらがない場合では効果を使用することはできるものの、手札２枚を失うため使い所が難しくなる。
  なお悪魔族であるため《白き森の聖徒リゼット》と共に《飢渇聖徒エリュシクトーン》を融合召喚することも可能である。
  

―その他のモンスター

• 《幸魂》
  《トイ・ソルジャー》でサーチできる光属性レベル４。
  安定して場に出せる非チューナーとして各種素材に運用しやすい。
  その運用がしやすく光属性であるため、【トイ】混合以外でも採用の余地がある。
  

• アーティファクト
  魔法カード扱いでセットすれば白き森のコストにできる。
  墓地に送ってから《光なき影 ア＝バオ・ア・クゥー》で相手ターンに蘇生することで効果も活かせる。
  

エクストラデッキのモンスターについて †

　白き森は展開に関する制約を持つカードが存在しないため、白き森やシンクロモンスターに拘る必要がない。
　ただし、一部白き森サポートカードを活用するには白き森や魔法使い族・光属性が必要になるため、特に理由がない限り白き森シンクロモンスターを採用した方が良い。

―白き森モンスター
　通常のシンクロ召喚の他に、《白き森のわざわいなり》によるシンクロ召喚に対応する。

• レベル８白き森シンクロモンスター
  

• 《白き森の妖魔ディアベル》
  シンクロチューナーをシンクロ素材としてシンクロ召喚に成功した場合、魔法・罠カード１枚をサルベージできる。
  また相手が効果を発動した時、手札・フィールドの魔法・罠カードをコストに、シンクロチューナー１体をエクストラデッキ・墓地・除外から特殊召喚できる。
  効果全てがシンクロチューナーに関するものであり、そのどちらも強力である。
  魔法・罠カードサルベージはシンクロチューナーを必要とするものの、あらゆる魔法・罠カードに対応し、《おろかな副葬》などと組み合わせることで任意の魔法・罠カードをサーチできる。
  シンクロチューナーを特殊召喚する効果はやや受け身であるものの、エクストラデッキからも特殊召喚できるため選択肢は広い。
  相手ターン中にシンクロ召喚する効果を持つシンクロチューナーであれば、妨害に繋げることもできる。
  ただしあくまで特殊召喚であるため、シンクロ召喚に成功した時の効果は使用できず、また蘇生制限も発生する。
  

• レベル６白き森シンクロモンスター
  共にシンクロチューナーであり、シンクロ素材に縛りはないため扱いやすい。
  

• 《白き森の魔性ルシエラ》
  シンクロチューナーであり、特殊召喚時に手札・フィールドの魔法・罠カードをコストに白き森１枚か魔法使い族・光属性モンスター１体をサーチできる。
  また自身が存在する限り自身を含めた自分の幻想魔族・魔法使い族シンクロモンスターの攻撃力を500アップし、相手の効果で破壊されない耐性を付与できる。
  【白き森】では《白き森のいいつたえ》を使用していない場合には、ひとまずそちらをサーチすれば良い。
  その後、まだ効果を使用していない白き森をサーチし、さらなる展開につなぎたい。
  また魔法使い族・光属性とかなり広い範囲もサーチできるため、状況によっては白き森以外のサーチを狙っても良いだろう。
  後半の耐性付与は自身も含まれるためかなり強力であり、単体でも攻撃力2500の効果で破壊されないモンスターとなる。
  

• 《白き森の魔狼シルウィア》
  シンクロチューナーであり、特殊召喚時に相手表側表示モンスター全てを裏側守備表示にできる。
  また自身が存在する限り自身を含めた自分の幻想魔族・魔法使い族シンクロモンスターの攻撃力を500アップし、倍の戦闘ダメージを与える貫通効果を付与できる。
  展開に繋がる効果は持たないものの、非常に強力な妨害効果を持つ。
  妨害効果はカード名による制限もないため、何度も特殊召喚すればその分相手モンスターを裏側守備表示にできる。
  《白き森の妖魔ディアベル》からの特殊召喚や《白き森のわざわいなり》によるシンクロ召喚を活用すれば複数回の特殊召喚も無理なく可能である。
  後半の貫通付与は自身の裏側守備表示にする効果とも相性が良く、戦闘ダメージの倍化と相まってフィニッシャーとしても期待できる。
  

―アザミナ融合モンスター
　《白き森の聖徒リゼット》の融合召喚効果に対応する。
　アザミナ融合モンスターとしては白き森モンスターをそのまま利用できる《告死聖徒ルシエラーゴ》・《背信聖徒シルヴィア》が最も扱いやすい。
　【アザミナ】との混合では《聖なる薊花》によっても融合召喚できる。

• 魔法使い族・光属性を融合素材に指定するアザミナ融合モンスター
  《白き森の聖徒リゼット》と魔法使い族の白き森で融合召喚できるため、比較的狙いやすい。
  融合召喚先も優秀であるため、エクストラデッキに余裕があるのならば優先的に採用したい。
  

• 《背信聖徒シルヴィア》
  相手の効果の発動に対して自身をリリースすることで、それを無効にする万能な無効効果を持つ。
  その他自身が存在する限り同名カード以外のアザミナモンスターの戦闘ダメージを倍化させることができ、さらに破壊された場合に罪宝罠カード１枚をサーチできる。
  白き森シンクロモンスターが持たない万能な無効効果を持ち、非常に優秀である。
  その他にも優秀な効果を持つが基本的にはこの無効効果を有効活用することになる。
  

• 《告死聖徒ルシエラーゴ》
  融合召喚時にアザミナまたは罪宝１枚をサーチできる。
  その他自身が存在する限り相手フィールドのモンスターの攻撃力・守備力をアザミナモンスターの数だけ500の全体弱体化でき、さらに破壊された場合に罪宝魔法カード１枚をサーチできる。
  融合召喚を行うだけでアザミナまたは罪宝１枚をサーチできるため、【白き森】の展開の補助が可能である。
  相手の全体弱体化は単体では大きな弱体化ではないものの、自身も数に含めるため最低500の弱体化は確約され、白き森シンクロモンスターと合わせて戦闘に非常に強い。
  

• 悪魔族を融合素材に指定するアザミナ融合モンスター
  白き森には悪魔族が存在しないため、他に悪魔族を採用する場合等には採用が考えられる。
  消費は多くなるが、シンクロモンスターによって悪魔族を用意しても良いだろう。
  

• 《飢渇聖徒エリュシクトーン》
  融合召喚時にフィールドのカード１枚を墓地へ送ることができる。
  その他お互いのスタンバイフェイズ時にアザミナまたは罪宝１枚をサルベージできる。
  除去効果は対象をとるものの、破壊を伴わず扱いやすい。
  悪魔族の採用が必須であるものの、効果は優秀であるため融合召喚が狙える場合には採用しても良いだろう。
  

• 《殺戮聖徒レジーナ》
  レベル６以上の悪魔族が融合素材に必要であり、同名カード以外の幻想魔族を蘇生できる。
  また同名カード以外のアザミナ・罪宝の効果の発動時にフィールドのカード２枚までを破壊できる。
  幻想魔族の蘇生は《白き森の聖徒リゼット》・《白き森の妖魔ディアベル》が対応する。
  《白き森の聖徒リゼット》は融合召喚時には自然と墓地へ送るため、相性が非常に良い。
  そのまま《カオス・アンヘル−混沌の双翼−》をシンクロ召喚することで、あちらの罪宝サーチ効果を使用できる。
  また除去効果はトリガーが必要なものの、１度に２枚までのカードを破壊できるため柔軟に利用できる。
  白き森との相性が良い《白き森の罪宝》・《罪宝の囁き》・《アザミナ・アーフェス》は速攻魔法・通常罠であるため、任意のタイミングで除去を使用できる。
  ただし、融合素材にはレベル６以上の悪魔族を必要とするため扱いが難しい。
  メインデッキでの採用以外にレベル６悪魔族シンクロモンスターを活用しても良いだろう。
  

―その他のモンスター

• シンクロチューナー
  《白き森の妖魔ディアベル》からの特殊召喚先として採用が検討できる。
  ただしシンクロ召喚扱いではないため、シンクロ召喚時の効果は使用できない点には注意したい。
  

• 《フォーミュラ・シンクロン》
  レベル２・機械族・光属性であり、相手メインフェイズ時に自身を含んだシンクロ召喚を行うことができる。
  シンクロ召喚に成功した時の１枚ドローは使用できないものの、《白き森の妖魔ディアベル》と合わせてレベル10シンクロモンスターをシンクロ召喚できる。
  シンクロ召喚を狙うだけであれば《ＴＧ マイティ・ストライカー》でも同様のことができるが、このカードは光属性であるため《カオス・アンヘル−混沌の双翼−》のシンクロ召喚が可能である。
  《カオス・アンヘル−混沌の双翼−》の特殊召喚時の除外による除去や、相手モンスター効果への耐性付与など強力に妨害を行うことができる。
  

• 《水晶機巧−クオンダム》
  レベル４・機械族・水属性であり、同様に相手メインフェイズ時のシンクロ召喚を狙うことができる。
  《フォーミュラ・シンクロン》と同様に相手ターンでシンクロ召喚のために使用することとなる。
  レベルが異なるため、例えば《白き森の妖魔ディアベル》と合わせてレベル12シンクロモンスターをシンクロ召喚できる。
  《赤き竜》によるさらなるシンクロ召喚や《騎士皇レガーティア》・《赫聖の妖騎士》による妨害など様々なシンクロ召喚先が考えられる。
  

• シンクロモンスター
  基本的に偶数レベルのモンスターを採用することとなる。
  詳しくは【シンクロ召喚】を参照のこと。
  

• レベル12
  【白き森】では主に次の組み合わせでシンクロ召喚を行う。
  他のカテゴリと混合する場合にもレベルの組み合わせとしてはどちらかになる。
  

  1. 白き森チューナーまたは《水晶機巧−クオンダム》と《白き森の妖魔ディアベル》
     
  2. 白き森シンクロチューナーとレベル６シンクロモンスター
     

• 《赤き竜》
  ドラゴン族・光属性であり、シンクロ素材の縛りはない。
  自身をバウンスし自分フィールドのシンクロモンスターと同じレベルのドラゴン族シンクロモンスターをシンクロ召喚扱いでエクストラデッキから特殊召喚できる。
  また《赤き竜》に関する魔法・罠カードをサーチでき、サーチ先としては、扱いやすい《シンクロ・ランブル》を採用すると良いだろう。
  シンクロ素材の縛りが厳しい《コズミック・ブレイザー・ドラゴン》や《セイヴァー・スター・ドラゴン》等を使用するための手段として採用すると良い。
  

• 《赫聖の妖騎士》
  魔法使い族・光属性であり、シンクロ素材の縛りとしてチューナーにレベル４チューナーを指定している。
  エクストラデッキからカードが離れた場合、自分モンスターを全体強化しフィールドのカード１枚を無効にすることができ、また墓地へ送られたターンのエンドフェイズ時に手札・デッキから攻撃力と守備力が同じ魔法使い族・光属性モンスターを特殊召喚できる。
  白き森のメインデッキのチューナーは２体ともレベル４であるため、無理なくシンクロ召喚しつつ、自分の補助と相手の妨害をこなすことができる。
  また墓地へ送られた時の特殊召喚先には白き森の非チューナーが２体とも対応するため、後続も確保でき相性が良い。
  

• 《騎士皇レガーティア》・《騎士皇アークシーラ》
  それぞれ機械族・光属性、機械族・闇属性であり、シンクロ素材に縛りはない。
  主にセンチュリオンと混合した場合に採用が考えられる。
  センチュリオンと混合しない場合でも《白き森の妖魔ディアベル》から《水晶機巧−クオンダム》を特殊召喚し、相手ターンでのシンクロ召喚を行う場合に選択肢となる。
  《騎士皇レガーティア》であれば特殊召喚時に１ドローしつつ相手の最も攻撃力が高いモンスターを破壊できるため妨害に活用できる。
  

• レベル10
  【白き森】では主に次の組み合わせでシンクロ召喚を行う。
  他のカテゴリと混合する場合にもレベルの組み合わせとしてはどちらかになる。
  

  1. 《フォーミュラ・シンクロン》と《白き森の妖魔ディアベル》
     
  2. 白き森チューナーとレベル６シンクロモンスター
     

• 《カオス・アンヘル−混沌の双翼−》
  特殊召喚に成功した時にフィールドのカード１枚を除外でき、シンクロ素材の属性によって２種類の効果を得ることができる。
  【白き森】では主に光属性のモンスター効果への耐性を目的として使用することになる。
  特殊召喚に成功した時に除去を行うことができるため、《白き森の妖魔ディアベル》から《フォーミュラ・シンクロン》を特殊召喚し、相手ターンでのシンクロ召喚を行う場合にも有効である。
  また単純に得ることができる耐性が強力であり、レベル６白き森シンクロモンスターの全体強化効果や耐性・貫通との相性が良く強固な布陣を敷くことができる。
  

• 《サテライト・ウォリアー》
  シンクロ召喚に成功した時に自分墓地のシンクロモンスターの数まで相手フィールドのカードを破壊しつつ自己強化できる。
  こちらも《白き森の妖魔ディアベル》と《フォーミュラ・シンクロン》の組み合わせの際に選択肢に入る。
  《カオス・アンヘル−混沌の双翼−》に比べ複数枚を除去することができ、自己強化により高い攻撃力を得ることができる。
  

• レベル８
  【白き森】では主に白き森シンクロチューナーと白き森非チューナーの組み合わせでシンクロ召喚を行う。
  基本的に同じくレベル８である《白き森の妖魔ディアベル》を優先してシンクロ召喚するため、必要最低限の採用となるだろう。
  

• 《エニグマスター・パックビット》
  シンクロ召喚に成功した時及び墓地へ送られた場合に、自分墓地または相手表側表示のモンスター１体を永続罠扱いで持ち主の魔法＆罠ゾーンに置くことができる。
  また自身が永続罠扱いの場合、自分魔法＆罠ゾーンの表側表示モンスター１枚を特殊召喚できる。
  単体でも使い減りしにくいシンクロモンスターとして使用することができるが、センチュリオンや千年等のモンスターを魔法＆罠ゾーンに置くことができるカテゴリと混合した場合に、幅広い展開を行うことができる。
  

• 《ヴィサス＝アムリターラ》
  チューナー同士でもシンクロ召喚可能であるため、レベル４白き森チューナー２体でもシンクロ召喚できる。
  シンクロ召喚時に《ヴィサス＝スタフロスト》に関する魔法・罠カードをサーチでき、特に《伍世壊浄心》や《伍世壊砕心》をサーチすれば妨害などに役立つ。
  また《トリヴィカルマ》はサーチ対象でありながら墓地効果で同様の魔法・罠カードをさらにサーチできるため、一度《トリヴィカルマ》を経由させ白き森のコストに利用し、上記カードをサーチするのも手である。
  

• レベル６
  【白き森】では主に白き森チューナーと白き森非チューナーの組み合わせでシンクロ召喚を行う。
  白き森のレベル６シンクロモンスターはすべてチューナーであるため非チューナーの確保のために必要となる。
  

• 《トライエッジ・マスター》
  シンクロ召喚に成功した時にシンクロ素材のレベルの組み合わせによって３種の効果を使用できる。
  【白き森】では基本的に「レベル２とレベル４」の組み合わせでシンクロ召喚することとなるため、１枚ドローとなる。
  《スターダスト・チャージ・ウォリアー》も同じレベルで同様に１枚ドローできるため、そちらとの選択となる。
  このカードは白き森と同じ光属性であるため、《カオス・アンヘル−混沌の双翼−》等のシンクロ素材に使用できる。
  あちらはスターダストやウォリアーに属し、また全体攻撃も可能であるため、一長一短となる。
  

• 《ドロドロゴン》
  融合素材代用モンスターで融合召喚を行う効果を持つ。
  光属性と《ドロドロゴン》の組み合わせで《烙印竜アルビオン》経由で《超魔導竜騎士−ドラグーン・オブ・レッドアイズ》を出すこともできる。
  エクストラデッキの枠を食うが魔法使い族サポートを共有でき手札コストも白き森魔法・罠カードや《白き森のリゼット》で比較的捻出しやすい。
  

• リンクモンスター
  白き森の基本展開は１枚から２体以上のモンスターを展開できる上に、制約が発生しないためシンクロ召喚以外も可能である。
  特に、リンクモンスターは相手の妨害等を受けた場合の最低限の展開先として優秀である。
  基本的なリンクモンスターは【リンク召喚】を参照のこと。
  

• 《影法師トップハットヘア》
  《影帽子》や《碑像の天使−アズルーン》等をセットして妨害手段を構える。
  罠モンスターは白き森のコストにしたり素材としても利用でき、特殊召喚後も利用価値がある。
  《影帽子》を利用する場合、《白き森の妖魔ディアベル》が幻想魔族なので無効にできる数が増やせるといったシナジーもある。
  他のギミックと混ぜた構築では、リンク召喚しやすい幻想魔族として《白き森のいいつたえ》の条件を満たす役割も期待できる。
  

• 《Ｉ：Ｐマスカレーナ》
  相手ターンに特殊召喚を行う手段が多いため相性が良い。
  効果を使うとリンク素材に使えなくなる《影法師トップハットヘア》と罠モンスターをリンク素材として利用可能。
  

• 《スプライト・スプリンド》
  《白き森のアステーリャ》を墓地へ送り、あちらの(2)の条件を満たすことで自己再生させ展開に絡められる。
  

• 《神聖魔皇后セレーネ》
  千年やデモンスミスなどモンスターを魔法カード扱いで置くカード全般と相性が良く、構築によっては魔力カウンターを稼ぎやすい。
  魔法使い族を蘇生する効果は相手メインフェイズにも使用できるため、《白き森の魔狼シルウィア》等の特殊召喚時効果を有効に利用できる。
  

• 《光なき影 ア＝バオ・ア・クゥー》
  悪魔族をリンク素材に含む必要があるリンク４リンクモンスター。
  お互いのメインフェイズに手札コスト１枚で「フィールドのカード１枚の破壊」か「エンドフェイズまで自身を除外し、光属性または闇属性１体を蘇生」のどちらかを発動できる。
  こちらも《神聖魔皇后セレーネ》同様《白き森の魔狼シルウィア》等の特殊召喚時効果を有効に利用できる。
  また手札コストは白き森魔法・罠カードを捨てることでディスアドバンテージを回避でき《白き森のアステーリャ》の効果に繋がる。
  要求される悪魔族については、トロイメアリンクモンスター等で用意すればよいだろう。
  

• エクシーズモンスター
  こちらもリンクモンスターと同様に最低限の展開先として採用が考えられる。
  白き森が偶数レベルであるため、エクシーズモンスターも必然的に偶数ランクを採用することとなる。
  

• ランク４
  《白き森のシルヴィ》・《白き森のルシア》がレベル４であり、《白き森のシルヴィ》１枚から並べることができる。
  特に《Ｎｏ.４１ 泥睡魔獣バグースカ》は非常に優秀な壁となるため、エクストラデッキに余裕があれば採用したい。
  その他については【ランク４】を参照のこと。
  

• ランク６
  《白き森の魔狼シルウィア》・《白き森の魔性ルシエラ》がレベル６であり、その他相性の良い《千年の宝を守りしゴーレム》やデモンスミスも該当する。
  エクシーズ召喚先は多く存在するが、《白き森のシルヴィ》・《白き森のルシア》の自己再生効果は白き森シンクロモンスターが墓地に必要であるため、能動的にエクシーズ素材を使用するエクシーズモンスターを優先的に採用したい。
  例えばランダム性がある上お互いに効果が及ぶものの《巡死神リーパー》は能動的にエクシーズ素材を使用しつつ、デッキトップ５枚を墓地へ送ることができる。
  【白き森】においては《白き森の妖魔ディアベル》によってあらゆる魔法・罠カードをサルベージできるため、墓地を肥やすことが有効に働く。
  その他については【ランク６】を参照のこと。
  

• 融合モンスター
  《白き森の罪宝》で融合召喚が可能。
  

• 《ガーディアン・キマイラ》
  カード名の異なる３体で融合召喚でき除去とドローが可能。
  サルベージしやすい《白き森のアステーリャ》、自己再生できる白き森の存在により融合素材を確保しやすい。
  

魔法・罠カードについて †

　白き森モンスターの多くは手札・フィールドの魔法・罠カードをコストにすることで効果を使用できる。
　そのため、コストにしやすい魔法・罠カードを採用していきたい。

　また《白き森の妖魔ディアベル》によってサルベージも可能であるため、墓地肥やしと組み合わせて間接的にサーチすることを目的とした強力な魔法・罠カードを採用しても良いだろう。

―白き森及びそれに関連する魔法・罠カード
　白き森及び白き森に関連する魔法・罠カードはモンスター効果のコストとなり墓地へ送られた場合、フィールドにセットできる共通効果を持つ。
　また一部は罪宝に属するため、そのサポートカードを利用できる。

• 魔法カード
  
  • 《白き森のいいつたえ》
    共通効果に加え、自分フィールドに幻想魔族か魔法使い族がいる場合、白き森モンスターをサーチできる通常魔法。
    フィールドに特定の種族を必要とするものの、白き森モンスター任意にサーチできるため、展開の要となる。
    また《白き森のシルヴィ》・《白き森の魔性ルシエラ》はこのカードをサーチしつつ発動条件を満たすことができるため、相性が良い。
    むしろ発動条件のために単体では使用できない点を考慮し、それらでサーチすることを前提と割り切って採用枚数を抑えても良いだろう。
    

• 《白き森の罪宝》
  共通効果に加え、自分フィールドに悪魔族か幻想魔族か魔法使い族がいる場合、「手札の悪魔族か幻想魔族か魔法使い族１体の特殊召喚」か「手札融合・フィールド融合を行う」かのいずれが可能な速攻魔法。
  《白き森のいいつたえ》に悪魔族が加わった発動条件を持ち、《白き森のアステーリャ》・《白き森のシルヴィ》といった自己特殊召喚できない白き森を展開できる。
  速攻魔法であるため使用方法は様々に挙げられ、融合召喚によって相手ターン中の妨害手段として使用したり、サクリファイス・エスケープや自分ターンではバトルフェイズ中の追撃としても利用できる。
  罪宝であるため、《黒魔女ディアベルスター》等からサーチしやすく白き森のコストとしても扱いやすい。
  しかし速攻魔法であるため共通効果によりセットしたターンには発動ができない。
  さらにメインデッキの白き森モンスター自体は相手ターンで有効に利用できる効果を持たないため、相手ターンでは融合召喚効果を利用することになる。
  そのためエクストラデッキに対応する融合モンスターの採用がほぼ必須となる。
  後述の【アザミナ】混合の場合には自然と融合モンスターを採用でき、また罪宝でもあるためアザミナ融合モンスターの融合素材として活用できるため、非常に相性が良い。
  

• 《白き森のあくま》
  共通効果に加え、自分フィールドのシンクロモンスターをリリースすることで、フィールドのカード１枚の効果をターン終了時まで無効にし、白き森をリリースした場合幻想魔族を蘇生できる速攻魔法。
  《白き森のいいつたえ》等に比べて発動条件が厳しく、腐りやすい。
  《白き森の罪宝》と同じ速攻魔法であるため同様の利点や欠点を内包する。
  さらに白き森では幻想魔族自体が《白き森の妖魔ディアベル》・《白き森の聖徒リゼット》しか存在せず、蘇生先として別のカードを用意しない限りあまり強く使用することができない。
  後述の【アザミナ】混合の場合には幻想魔族を多く採用するため、有効に利用することができる。
  

• 《罪宝の囁き》
  白き森ではないが共通効果を持ち、自分フィールドの幻想魔族・魔法使い族１体をバウンスしつつ墓地・除外から幻想魔族・魔法使い族を特殊召喚できる速攻魔法。
  《白き森のいいつたえ》と実質同じ発動条件であり、白き森に限らず幻想魔族・魔法使い族を広く蘇生・帰還できる。
  白き森内でも特殊召喚によって効果を使用できるモンスターは存在し、特に《白き森の魔狼シルウィア》を特殊召喚できれば相手の妨害が可能である。
  惜しいことに白き森ではないためそれらのサーチに対応せず、また《白き森の罪宝》・《白き森のあくま》と同じ速攻魔法であるため同様の利点や欠点を内包する。
  しかし罪宝に属するため、《黒魔女ディアベルスター》からサーチすることは可能であり、後述の【アザミナ】混合ではシナジーが期待できる。
  

• 《白き森にはいるべからず》
  共通効果に加え、自分フィールドにレベル６以上の幻想魔族か魔法使い族がいる場合、相手フィールドのカード１枚を破壊できる通常魔法。
  発動条件が厳しい上に先攻で役立つ場面が少なく、《白き森のいいつたえ》以上に腐りやすい。
  一応《白き森の魔性ルシエラ》からサーチしつつ発動条件を満たすことができる。
  しかしながら通常魔法であるため、相手ターン中の妨害にも使用できないため、基本的には共通効果を目的として使用することとなるだろう。
  一方通常魔法であるため《白き森の罪宝》等と異なり、共通効果によりセットしたターンでも発動できるのは明確な利点である。
  

• 罠カード
  
  • 《白き森のわざわいなり》
    共通効果に加え、手札・デッキから白き森を特殊召喚しつつ、白き森のシンクロ召喚をすることができる通常罠。
    白き森魔法カードに比べ発動条件といったものはなく、シンクロ召喚も任意かつシンクロ素材には指定がないため小回りが利く。
    シンクロ召喚先の狙い目はやはり相手の妨害が可能な《白き森の魔狼シルウィア》である。
    また《白き森の妖魔ディアベル》がいない状況であれば、そちらをシンクロ召喚しシンクロチューナーの特殊召喚を狙っても良い。
    罠カードであるため遅いものの、《罪宝の囁き》同様サクリファイス・エスケープやバトルフェイズ中の追撃にも使用できる。
    通常罠であるため、基本的には共通効果によって一度コストにしつつセットをしたい。
    

• 《アザミナ・アーフェス》
  アザミナである上効果外テキストによって白き森に属し、共通効果に加え、自分フィールド・墓地の悪魔族・幻想魔族・魔法使い族の融合モンスター及びシンクロモンスターの数までバウンスできる。
  墓地のカードも参照するため、非常に扱いやすい。
  白き森シンクロモンスターは全て対応し、またアザミナ融合モンスターも対応する。
  《白き森のわざわいなり》 に比べ、応用の幅は狭いもののフィールドの状況に左右されない。
  ただし白き森チューナーは墓地の白き森シンクロモンスターをエクストラデッキに戻すことで自己再生するため、その点ではあまり相性が良くない。
  展開を取るかバウンス枚数を取るかは状況によって考えたい。
  

―墓地へ送ることに意味のある魔法・罠カード
　白き森の効果には魔法・罠カードをコストとして墓地へ送ることが多いため、なるべく墓地へ送ることに意味のある魔法・罠カードを利用したい。
　基本的には白き森魔法・罠カードや魔法＆罠ゾーンにカードを置くことができるカテゴリ等を採用すれば十分であるが、それでも足りないと感じた場合などに採用が検討できる。

• 手札・フィールドから墓地へ送ることでアドバンテージを得ることができる魔法・罠カード
  
  • 《歌氷麗月》
    手札から魔法使い族を含む４種の種族のレベル４以下モンスター１体を特殊召喚しつつ、フィールドのドラゴン族モンスターを全てバウンスできる装備魔法。
    また表側表示の自身が墓地へ送られたターンのエンドフェイズ時に融合・フュージョン魔法カードまたは《パラサイト・フュージョナー》１枚をサーチできる。
    メインデッキの白き森モンスター全てが対応し、召喚権を温存しつつ展開を開始できる。
    ドラゴン族のバウンスは状況次第でありおまけ程度とはなるが、有効に働く場面も多いだろう。
    また墓地へ送ることでエンドフェイズ時ではあるものの融合・フュージョン魔法カードをサーチできる。
    タイムラグはあるが、サーチ先としては後述の《円融魔術》が狙い目となる。
    

• 《魔術師の再演》
  １度だけレベル３以下の魔法使い族１体を蘇生できるため、白き森非チューナーを蘇生できる。
  さらに墓地へ送ることで魔術師永続魔法である《魔術師の右手》・《魔術師の左手》のどちらか１枚をサーチできるため無駄がない。
  基本的には魔法カードを無効にできる《魔術師の右手》をサーチすると良いだろう。
  

• 《マジシャンズ・プロテクション》
  魔法使い族がいる限りあらゆるダメージを半分にでき、またフィールドから墓地へ送られた場合魔法使い族を蘇生できる。
  白き森は《白き森の妖魔ディアベル》以外はすべて魔法使い族であるためどちらも有効に利用できる。
  しかしながらダメージを半分にする効果は影響力が少ないため、基本的には魔法使い族の蘇生のために使用することとなる。
  セット状態から墓地へ送ることでも問題なく蘇生効果を使用できるため、展開に使用したり、《白き森の妖魔ディアベル》等で相手ターン中に墓地へ送り、《白き森の魔狼シルウィア》を蘇生しても良いだろう。
  

• 手札・フィールドに魔法・罠カードを確保することができる魔法・罠カード
  先に述べたカテゴリに含まれる《トイ・ボックス》・《石版の神殿》・《ラビリンス・ウォール・シャドウ》等が該当する。
  効果を使用しつつ白き森のコストを用意できるため扱いやすい。
  基本的にはカテゴリを出張させることとなるためメインデッキにある程度余裕が必要となる点には注意が必要。
  

• 墓地で使用できる効果が強力な魔法・罠カード
  該当するカードはこちらを参照のこと。
  強力な墓地効果を持つ魔法・罠カードを白き森のコストにすることで、そのまま効果に繋げることができる。
  しかしこれまで述べたカードに比べ、単体で使用することが難しく白き森とのコンボが前提となるため、採用枚数は考えたい。
  なお前述した【エルドリッチ】に関する魔法・罠カードのほとんどが当てはまる。
  

• 《救いの架け橋》
  墓地の自身を除外することで、宝玉獣モンスターとフィールド魔法をサーチできる。
  後述するフィールド魔法を含めたあらゆるフィールド魔法をサーチできるため、非常に応用の幅が広い。
  単純に魔法・罠カード２枚分と捉えることもできるため、コストの確保としても優秀である。
  

• 《サイレント・バーニング》
  墓地の自身を除外することで、サイレント・マジシャンモンスターをサーチできる。
  サイレント・マジシャンはすべて魔法使い族・光属性であるため、白き森とサポートカードを共有しやすい。
  特に前述した《沈黙の魔術師−サイレント・マジシャン》であれば、特殊召喚も容易であり相性も良い。
  

• 《トランザクション・ロールバック》
  墓地の自身を除外することで、自分墓地の通常罠をコピーできる。
  多くの活用法が考えられるが、【白き森】においては《白き森のわざわいなり》が該当し、１ターン目から発動や相手ターンに２度使用すること自体も強力である。
  除外後は《ＰＳＹフレームロード・Ω》で墓地に戻して再利用も可能。
  ただしライフコストが大きく、ライフコストが必要な他のカードが採用しにくくなるのが難点。
  

• 《嗤う黒山羊》
  優れた妨害能力を持ち、単体でもそれなりの性能で扱いやすい。
  

―フィールド魔法・永続魔法
　使用済みとなったフィールド魔法・永続魔法をコストにしてもディスアドバンテージを回避できるため、採用が検討できる。

• フィールド魔法
  
  • 《チキンレース》
    1000ライフと引き換えに３つの効果を使用できる。
    １枚ドローを選択することで、フィールドに残ったこのカードがそのままアドバンテージとなる。
    

• 発動時にサーチを行うフィールド魔法
  該当するカードはこちらを参照のこと。
  特に相性が良いのは《伍世壊＝カラリウム》であろう。
  サーチ先に相性が良いものはないものの、マナドゥムは同じくシンクロ召喚を中心としたカテゴリであるため、その点を共有できる。
  またコストとせずともサーチ以外の効果の相性も良く、全体強化の恩恵も受けることができ、チューナーの蘇生も《白き森の魔狼シルウィア》に対応している。
  《誘いのΔ》であれば、アンデット族のサーチに加え、トークンの生成や自己サルベージも可能である。
  特に《黄金卿エルドリッチ》との相性が良く、前述のとおり【白き森】との相性も良い。
  自己サルベージは《白き森のリゼット》でも満たすことができるため、コストとしても使いやすい。
  その他では《ナイトメア・スローン》はサーチ先が広く、また【ユベル】のギミックを取り入れることができる。
  

• 永続魔法
  
  • 《一点着地》
    自分フィールドに手札からモンスターが１体特殊召喚された場合、１枚ドローできる。
    条件があるものの《チキンレース》と同様に１枚ドローすることで、フィールドに残ったこのカードがそのままアドバンテージとなる。
    

• 《呪われしエルドランド》
  ライフコストと引き換えにエルドリッチモンスター・黄金郷魔法・罠カードをサーチできる。
  また魔法＆罠ゾーンから墓地へ送ることでエルドリッチモンスター・黄金郷魔法・罠カードの墓地肥やしも可能である。
  フィールドに存在しているとアンデット族しか攻撃宣言できないデメリットがあるが、白き森で墓地へ送ることでそれらを解除しつつ、墓地肥やしに繋がる。
  前述のとおり《黄金卿エルドリッチ》自体も相性が良いため、採用が考えられる。
  

• 発動時にサーチを行う永続魔法
  該当するカードはこちらを参照のこと。
  《ライディング・デュエル！アクセラレーション！》はサーチ条件が厳しいものの、シンクロ召喚と相性の良いシンクロンをサーチできる。
  単体で相性の良いシンクロンとしては《アサルト・シンクロン》が挙げられ、フィールドの状況に左右されずに特殊召喚できる。
  

―その他の魔法・罠カード

• シンクロ召喚に関する魔法・罠カード
  
  • 《シンクロ・ランブル》
    《赤き竜》のサーチに対応し、チューナーまたはレベル７・８ドラゴン族シンクロモンスターを蘇生できる。
    基本的には《赤き竜》からサーチし、そのシンクロ召喚に使用したチューナーを蘇生することで《赤き竜》の対象となるシンクロモンスターをシンクロ召喚するために使用する。
    

• 魔法使い族サポートカード
  白き森は《白き森の妖魔ディアベル》以外は魔法使い族であるため、そのサポートカードの採用が考えられる。
  前述した《歌氷麗月》・《魔術師の再演》・《マジシャンズ・プロテクション》も魔法使い族サポートカードである。
  詳しくは【魔法使い族】を参照のこと。
  

• 《魔法族の里》
  魔法使い族をコントロールしていないプレイヤーは魔法カードを発動できなくなる。
  白き森のほとんどが魔法使い族であるため、採用が検討できる。
  相手が使用するデッキによって、与える影響が大きく変わるため安定性は低い。
  相手も魔法使い族を使用してきたり、自分の魔法使い族が全て除去されてしまうような状況であるのならば、白き森のコストとすると良いだろう。
  

• 《円融魔術》
  自分フィールド・墓地から融合素材を除外し、魔法使い族融合モンスターを融合召喚できる。
  融合モンスターの狙い目は《クインテット・マジシャン》・《覇魔導士アーカナイト・マジシャン》であろう。
  どちらも融合素材に魔法使い族を指定しているため、白き森でも問題なく融合召喚できる。
  《クインテット・マジシャン》はフィニッシャーとしての性能が高く、《覇魔導士アーカナイト・マジシャン》は出しやすい上に小回りが利く。
  ただし、フィールド・墓地を融合素材とする関係上、ある程度展開した後に使用することとなるため、事故の元となりやすい。
  《歌氷麗月》のサーチ先としては優秀であるため、そちらを使用した場合の継戦能力確保のために使用すると良いだろう。
  その他魔法使い族の融合モンスターはこちらを参照のこと。
  

• その他妨害効果を持つ永続魔法・永続罠
  《スキルドレイン》等のように永続魔法・永続罠でメタカードとして利用できるカードも、白き森モンスターのコストにすることで自らへの影響を任意のタイミングで解除することができるため採用が検討できる。
  また解除した場合でも《白き森の妖魔ディアベル》によってサルベージすることで再利用が可能であるため、何度でもメタカードによる妨害を押し付けることができる。
  多くのメタカードが採用候補となるため、【メタビート】も参照するとよい。
  

• 《スキルドレイン》・《形勢反転》
  どちらもフィールドのモンスター効果を無効にする汎用性の高いメタカード。
  《スキルドレイン》は影響範囲が広いものの、《白き森のアステーリャ》・《白き森のリゼット》も効果を使用するためにまず魔法・罠カードをコストに要求するため自然な流れで影響を解除できる。
  また、《白き森の魔狼シルウィア》の特殊召喚時に《白き森のシルヴィ》・《白き森のルシア》で《白き森の魔狼シルウィア》をバウンスすれば効果を通せることも覚えておきたい。
  《形勢反転》は非ターンプレイヤーにしか影響を与えないため、拘束力は低いものの自らへの影響は《白き森の妖魔ディアベル》で解除できるため自分への影響を実質的に考えずに利用できる。
  

• 《次元の裂け目》
  あらゆるモンスターを除外できるため、墓地利用のメタカードとして採用できる。
  相手の墓地利用の妨害や、「自身を墓地へ送る」ことを条件にする手札誘発等も無視することができる。
  ただし【白き森】自体も墓地を利用するため使用するタイミングや解除するタイミングには注意が必要。
  なおあらゆるカードを除外する《マクロコスモス》等は白き森モンスターで魔法・罠カードを墓地へ送ること自体ができなくなってしまうため非常に相性が悪い。
  

• 《群雄割拠》・《御前試合》
  どちらも複数種族・属性のモンスターをフィールドに出せなくなる。
  《白き森の妖魔ディアベル》以外は種族・属性が統一されている白き森では、展開の序盤では問題なく展開できる。
  シンクロモンスターを展開する際には影響が無視できなくなるが、《白き森の魔性ルシエラ》のサーチ効果使用時のコストにすると、非常に良いタイミングで影響を解除できる。
  

• 《サモンリミッター》・《サモン・ゲート》・《サモンブレーカー》
  いずれも召喚・特殊召喚の回数を制限する。
  その影響力は大きく、【白き森】自体も特殊召喚の回数が多いためそのままでは展開に影響が出てしまう。
  利用する場合には、展開の一番最初にコストとして墓地へ送る必要がある。
  

• 《重力崩壊》
  そのターン中の召喚・特殊召喚を封じるため決まれば強力。
  白き森シンクロモンスターはリリースしても《白き森のシルヴィ》・《白き森のルシア》の蘇生に繋げばボード・アドバンテージを失わないため、他デッキより手軽に使用できる。
  

• その他の魔法・罠カード
  
  • 《おろかな副葬》
    デッキからあらゆる魔法・罠カードを墓地へ送ることができる。
    《白き森の妖魔ディアベル》によって魔法・罠カードをサルベージできるため、あらゆる魔法・罠カードを実質的にサーチできるようになる。
    

• 《ピリ・レイスの地図》
  ライフ半分と引き換えに、攻撃力０のモンスターをサーチできる。
  白き森非チューナーの《白き森のアステーリャ》・《白き森のリゼット》がどちらも対応するため、展開の初動とすることができる。
  ただし、メインフェイズ１開始時にしか使用できず、またサーチしたモンスターは召喚しなければ効果を使用できないなど制約も多い。
  ライフ半減もかなり重く、特に千年・ミレニアムとの混合ではライフコストが被ってしまうため扱いにくい。
  優秀なカードではあるものの、採用はよく考えて行いたい。
  

戦術 †

　白き森魔法・罠カードと白き森モンスターのサーチ効果をうまく活用し、展開していく。
　注意点は次のとおり。

1. 《白き森のいいつたえ》等の白き森魔法・罠カードは必ず１度白き森モンスターのコストとして使用する。
2. サーチ効果を駆使してなるべく多くの白き森カードをデッキからサーチする。

　なおアザミナ融合モンスターを絡めた展開については【アザミナ】混合を参照のこと。

《白き森のアステーリャ》からの展開 †

　《白き森のアステーリャ》は魔法使い族・光属性チューナーのリクルートと自己再生による非チューナーの２回確保が可能であるため、展開力が高い。
　一方でフィールドで効果を使用し、またリクルートを行う関係上様々な妨害を受けやすいため、それらを考慮して展開を行いたい。

―《白き森のアステーリャ》展開例１
　《白き森のアステーリャ》と任意の魔法・罠カード１枚から《白き森の妖魔ディアベル》・レベル10シンクロモンスター・《白き森のわざわいなり》を展開できる。

1. 《白き森のアステーリャ》を通常召喚
2. 《白き森のアステーリャ》により魔法・罠カードをコストに《白き森のシルヴィ》をリクルート
3. 《白き森のシルヴィ》により《白き森のいいつたえ》をサーチ
4. 《白き森のシルヴィ》・《白き森のアステーリャ》により、《白き森の魔性ルシエラ》をシンクロ召喚
5. 《白き森の魔性ルシエラ》により《白き森のいいつたえ》をコストに《白き森のわざわいなり》をサーチ、《白き森のいいつたえ》をセット、《白き森のアステーリャ》を自己再生
6. 《白き森のいいつたえ》により《白き森のリゼット》をサーチ
7. 《白き森の魔性ルシエラ》・《白き森のアステーリャ》により、《白き森の妖魔ディアベル》をシンクロ召喚、《白き森の妖魔ディアベル》により《白き森のいいつたえ》をサルベージ
8. 《白き森のリゼット》により《白き森のわざわいなり》をコストに自己特殊召喚し《白き森のルシア》をサーチ、《白き森のルシア》を自己特殊召喚、《白き森のわざわいなり》をセット
9. 《白き森のルシア》・《白き森のリゼット》により、非チューナーのレベル６シンクロモンスターをシンクロ召喚
10. 《白き森のルシア》または《白き森のシルヴィ》により《白き森の魔性ルシエラ》を戻し自己特殊召喚
11. 《白き森のルシア》または《白き森のシルヴィ》・レベル６シンクロモンスターにより、レベル10シンクロモンスターをシンクロ召喚

《白き森のリゼット》からの展開 †

　《白き森のリゼット》は自己特殊召喚と白き森モンスターのサーチが可能であるため、召喚権を残しつつ展開が可能である。
　基本的にはサーチ効果により《白き森のアステーリャ》をサーチし、通常召喚に繋げたい。

―《白き森のリゼット》展開例１
　《白き森のリゼット》と任意の魔法・罠カード１枚から展開ができる。

1. 《白き森のリゼット》により魔法・罠カードをコストに自己特殊召喚し《白き森のシルヴィ》をサーチ
2. 《白き森のシルヴィ》を通常召喚、《白き森のシルヴィ》により《白き森のいいつたえ》をサーチ
3. 《白き森のシルヴィ》・《白き森のリゼット》により、《白き森の魔性ルシエラ》をシンクロ召喚
4. 《白き森の魔性ルシエラ》により《白き森のいいつたえ》をコストに《白き森のアステーリャ》をサーチ、《白き森のいいつたえ》をセット
5. 《白き森のいいつたえ》により《白き森の聖徒リゼット》をサーチ、《白き森の聖徒リゼット》を自己特殊召喚
6. 《白き森の魔性ルシエラ》・《白き森の聖徒リゼット》により、《白き森の妖魔ディアベル》をシンクロ召喚、《白き森のいいつたえ》をサルベージ、《白き森の罪宝》をサーチ
7. 《白き森の罪宝》により《白き森のアステーリャ》を特殊召喚、《白き森のアステーリャ》により《白き森のいいつたえ》をコストに《白き森のルシア》をリクルート
8. 《白き森のルシア》・《白き森のアステーリャ》により、非チューナーのレベル６シンクロモンスターをシンクロ召喚
9. 《白き森のルシア》または《白き森のシルヴィ》により《白き森の魔性ルシエラ》を戻し自己特殊召喚
10. 《白き森のルシア》または《白き森のシルヴィ》・レベル６シンクロモンスターにより、レベル10シンクロモンスターをシンクロ召喚

《白き森のシルヴィ》からの展開 †

　《白き森のシルヴィ》は白き森魔法・罠カードをサーチできるが、単体で使用する場合召喚権を必要とする。
　その場合《白き森のアステーリャ》を展開することが難しくなるため、それに頼らない異なる展開が必要となる。

―《白き森のシルヴィ》展開例１
　《白き森のシルヴィ》と手札コスト１枚、魔法・罠カード１枚から展開が可能となる。

1. 《白き森のシルヴィ》を通常召喚
2. 《白き森のシルヴィ》により《白き森のいいつたえ》をサーチ
3. 《白き森のいいつたえ》により《白き森のリゼット》をサーチ
4. 《白き森のリゼット》により魔法・罠カードをコストに自己特殊召喚し《白き森の聖徒リゼット》をサーチ、《白き森の聖徒リゼット》を自己特殊召喚
5. 《白き森のシルヴィ》・《白き森の聖徒リゼット》により、《白き森の魔性ルシエラ》をシンクロ召喚
6. 《白き森の魔性ルシエラ》により魔法・罠カードをコストに《白き森のアステーリャ》をサーチ、《白き森の聖徒リゼット》により《白き森の罪宝》をサーチ
7. 《白き森の罪宝》を発動、《白き森のアステーリャ》を特殊召喚
8. 《白き森の魔性ルシエラ》・《白き森のリゼット》により、《白き森の妖魔ディアベル》をシンクロ召喚、《白き森の妖魔ディアベル》により《白き森の罪宝》をサルベージ
9. 《白き森のアステーリャ》により《白き森の罪宝》をコストに《白き森のルシア》をリクルート、《白き森の罪宝》をセット
10. 《白き森のルシア》・《白き森のアステーリャ》により、非チューナーのレベル６シンクロモンスターをシンクロ召喚
11. 《白き森のルシア》または《白き森のシルヴィ》により《白き森の魔性ルシエラ》を戻し自己特殊召喚
12. 《白き森のルシア》または《白き森のシルヴィ》・レベル６シンクロモンスターにより、レベル10シンクロモンスターをシンクロ召喚

―《白き森のシルヴィ》展開例２
　手札が少ない状態では、《白き森のシルヴィ》と魔法・罠カード１枚から白き森を３体展開できる。
　この展開によりレベル４チューナー最大２体とレベル２非チューナー最大２体を展開できる。
　例えばランク２・４エクシーズモンスターやリンク２・３リンクモンスターが考えられる。
　また《白き森の聖徒リゼット》によりアザミナ融合モンスターの融合召喚に繋げても良い。

1. 《白き森のシルヴィ》を通常召喚
2. 《白き森のシルヴィ》により《白き森のいいつたえ》をサーチ
3. 《白き森のいいつたえ》により《白き森のリゼット》をサーチ
4. 《白き森のリゼット》により魔法・罠カードをコストに自己特殊召喚し《白き森のルシア》または《白き森の聖徒リゼット》をサーチ、《白き森のルシア》または《白き森の聖徒リゼット》を自己特殊召喚

デッキの種類 †

罠型 †

　《白き森のアステーリャ》のサーチ手段が少ないことからやや多めに積んだ罠カードで時間稼ぎしてキーカードが揃うまで持ちこたえるタイプ。
　《白き森の妖魔ディアベル》で再利用可能なこと、影響力の強い永続カードも白き森でコストとして解除できることからシナジーもある。

デッキの派生 †

　前述した「手札・フィールドに魔法・罠カードを確保することができるカテゴリ」との混合デッキが考えられる。
　注意点としては《白き森のアステーリャ》の自己再生等の魔法・罠カードが墓地へ送られたことを条件とする効果は魔法・罠カード扱いのモンスターカードでは満たせない。
　そのため、それらの効果を利用するには適切なタイミングで白き森魔法・罠カードをサーチしてコストにしていきたい。

【アザミナ】混合 †

　《白き森の聖徒リゼット》をシンクロ素材にすること《罪宝の欺き》をサーチし、アザミナ融合モンスターを活用するもの。
　《白き森の聖徒リゼット》・《白き森の罪宝》によって融合召喚ができ、またアザミナ・白き森共に罪宝を活用するため《黒魔女ディアベルスター》を中心にできる。

―採用するカード

• メインデッキのモンスター
  

• 《白き森の聖徒リゼット》
  基本的には前述のとおりであるが、このカードから《罪宝の欺き》をサーチし【アザミナ】の展開を組み込む。
  また融合召喚効果を積極的に使用しても良い。
  

• 《黒魔女ディアベルスター》
  手札またはフィールドのカード１枚をコストに自己特殊召喚でき、召喚・特殊召喚に成功した場合に罪宝魔法・罠カードを自分フィールドにセットできる。
  サーチ先としては白き森と相性のよい《罪宝の囁き》や、アザミナサポートカードの《罪宝の欺き》が候補となる。
  基本的にはアザミナからも《罪宝の囁き》をサーチできるため、《罪宝の欺き》を優先的にサーチすれば良い。
  

• エクストラデッキのモンスター
  
  • 《告死聖徒ルシエラーゴ》
    《聖なる薊花》をはじめとしたアザミナ魔法・罠カードから罪宝１枚を素材に融合召喚扱いで特殊召喚できる。
    融合召喚に成功した時にアザミナまたは罪宝１枚をサーチできるため、白き森と相性のよい《白き森の罪宝》・《罪宝の囁き》をサーチすると良い。
    

• 《背信聖徒シルヴィア》
  《告死聖徒ルシエラーゴ》と同様に特殊召喚でき、こちらは相手の効果の発動時に自身をリリースすることでその効果を無効にできる万能な妨害効果を持つ。
  基本的には一度《告死聖徒ルシエラーゴ》を経由し《聖なる薊花》を自己サルベージ、その上で白き森のコストとして利用し終わった《白き森の罪宝》・《罪宝の囁き》等を素材に特殊召喚すると良い。
  

• 魔法・罠カード
  
  • 罪宝魔法・罠カード
    《黒魔女ディアベルスター》・《告死聖徒ルシエラーゴ》・《白き森の聖徒リゼット》からサーチできる。
    

• 《“罪宝狩りの悪魔”》
  ディアベルスターモンスターをサーチ・サルベージできる速攻魔法。
  墓地効果も罪宝魔法・罠カードをデッキボトムに戻して１枚ドローと強力でありデメリットもないため、基本的に《黒魔女ディアベルスター》と一緒に採用することとなる。
  

• 《罪宝の欺き》
  自分手札・フィールドのモンスター１枚をリリースすることでアザミナ１枚をサーチできる。
  また魔法＆罠ゾーンから表側表示で墓地へ送られた場合、そのエンドフェイズ時に自身を墓地からセットできる。
  《黒魔女ディアベルスター》からサーチし、その《黒魔女ディアベルスター》をリリースして《聖なる薊花》をサーチし、アザミナ融合モンスターの特殊召喚に繋げることが基本となる。
  自身を墓地からセットする効果もアザミナ魔法・罠カードによって有効活用するための効果であるが、白き森とも相性は良くコストとして利用できる。
  

• 《罪宝の囁き》
  白き森魔法・罠カードと同じ共通効果を持ち、《黒魔女ディアベルスター》・《告死聖徒ルシエラーゴ》のサーチから安定して白き森のコストを確保できる。
  また罪宝であるためアザミナ融合モンスターの素材としても利用でき、さまざまな活用が可能である。
  基本的には白き森のコストとアザミナ融合モンスターの素材としての利用となり、バウンス・蘇生効果はあまり使用しない。
  

• 《白き森の罪宝》
  こちらも《罪宝の囁き》と同様に利用できる。
  展開効果を持つため、そちらを目当てに採用しても良いだろう。
  また白き森かつ罪宝であるため、《白き森の魔性ルシエラ》からサーチしてアザミナ融合モンスターの融合素材にするといった使い方もできる。
  

• 《微睡の罪宝−モーリアン》
  特殊召喚されているモンスター１体を裏側守備表示にでき、またレベル５以上の幻想魔族がいる場合自身を墓地からセットできる。
  サーチ可能な《月の書》として利用可能であり、自身を墓地からセットできるため優秀な妨害手段となる。
  白き森のコストやアザミナ融合モンスターの素材としての利用し、墓地からのセットを狙うとよい。
  なお墓地からセットした場合、除外されてしまうため白き森のコストとしては利用できない点には注意が必要。
  

• アザミナ魔法・罠カード
  《罪宝の欺き》からサーチできる。
  基本的には《聖なる薊花》のみの採用となる。
  

• 《聖なる薊花》
  罪宝を素材にアザミナ融合モンスターを融合召喚扱いで特殊召喚でき、またフィールド・墓地のアザミナモンスターをデッキに戻すことで自身をサルベージできる。
  レベル６アザミナ融合モンスターであれば罪宝１枚で良いため、《罪宝の欺き》からサーチし《罪宝の欺き》を素材にレベル６アザミナ融合モンスターを特殊召喚することとなる。
  またアザミナ融合モンスターを特殊召喚する効果は１ターンに１度といった制約がないため、自己サルベージと合わせて２体のアザミナ融合モンスターを特殊召喚できる。
  

―展開例
　いずれの展開でも、展開の途中にシンクロ召喚した《白き森の魔性ルシエラ》により、《白き森のわざわいなり》をサーチしているが、それ以外の白き森のサーチが可能である。
　例えば《白き森の罪宝》をサーチすれば《聖なる薊花》によって《聖アザミナ》の融合召喚も可能となる。

• 《白き森のアステーリャ》・魔法・罠カード１枚の展開
  【白き森】の展開を行いつつ《背信聖徒シルヴィア》の万能妨害を展開できる。
  

1. 《白き森のアステーリャ》を通常召喚
2. 《白き森のアステーリャ》により魔法・罠カードをコストに《白き森のシルヴィ》をリクルート
3. 《白き森のシルヴィ》により《白き森のいいつたえ》をサーチ
4. 《白き森のシルヴィ》・《白き森のアステーリャ》により、《白き森の魔性ルシエラ》をシンクロ召喚
5. 《白き森の魔性ルシエラ》により《白き森のいいつたえ》をコストに《白き森のわざわいなり》をサーチ、《白き森のいいつたえ》をセット、《白き森のアステーリャ》を自己再生
6. 《白き森のいいつたえ》により《白き森の聖徒リゼット》をサーチ、《白き森の聖徒リゼット》を自己特殊召喚
7. 《白き森の魔性ルシエラ》・《白き森の聖徒リゼット》により、《白き森の妖魔ディアベル》をシンクロ召喚、《白き森のいいつたえ》をサルベージ、《“罪宝狩りの悪魔”》をサーチ
8. 《“罪宝狩りの悪魔”》により《黒魔女ディアベルスター》をサーチし、《白き森のいいつたえ》を手札コストに《黒魔女ディアベルスター》を自己特殊召喚、《罪宝の欺き》をデッキからセット
9. 《罪宝の欺き》を発動、《黒魔女ディアベルスター》をリリースし、《聖なる薊花》をサーチ
   
10. 《聖なる薊花》を発動、《罪宝の欺き》を素材に、《告死聖徒ルシエラーゴ》を特殊召喚、墓地効果を持つ罪宝をサーチ
    
11. 《白き森のシルヴィ》により《白き森の魔性ルシエラ》を戻し自己特殊召喚
12. 《白き森のシルヴィ》・《告死聖徒ルシエラーゴ》により、レベル10シンクロモンスターをシンクロ召喚
13. 墓地の《聖なる薊花》により、《告死聖徒ルシエラーゴ》または《白き森の聖徒リゼット》をデッキに戻すことで、《聖なる薊花》を自己サルベージ
14. 《聖なる薊花》を発動、墓地効果を持つ罪宝を素材に、《背信聖徒シルヴィア》を特殊召喚、墓地の罪宝を発動
    
15. 《白き森のわざわいなり》をセット、エンドフェイズ時に墓地の《罪宝の欺き》をフィールドに自己セット

• 《白き森のリゼット》・魔法・罠カード１枚の展開
  こちらも《白き森のアステーリャ》同様に展開可能である。
  ただしこちらは使用するカードの都合上、《白き森のアステーリャ》がフィールドに残らない。
  

1. 《白き森のリゼット》により魔法・罠カードをコストに自己特殊召喚し《白き森のシルヴィ》をサーチ
2. 《白き森のシルヴィ》を通常召喚、《白き森のシルヴィ》により《白き森のいいつたえ》をサーチ
3. 《白き森のシルヴィ》・《白き森のリゼット》により、《白き森の魔性ルシエラ》をシンクロ召喚
4. 《白き森の魔性ルシエラ》により《白き森のいいつたえ》をコストに《白き森のわざわいなり》をサーチ、《白き森のいいつたえ》をセット
5. 《白き森のいいつたえ》により《白き森の聖徒リゼット》をサーチ、《白き森の聖徒リゼット》を自己特殊召喚
6. 《白き森の魔性ルシエラ》・《白き森の聖徒リゼット》により、《白き森の妖魔ディアベル》をシンクロ召喚、《白き森のいいつたえ》をサルベージ、《“罪宝狩りの悪魔”》をサーチ
7. 《“罪宝狩りの悪魔”》により《黒魔女ディアベルスター》をサーチし、《白き森のいいつたえ》を手札コストに《黒魔女ディアベルスター》を自己特殊召喚、《罪宝の欺き》をデッキからセット
8. 《罪宝の欺き》を発動、《黒魔女ディアベルスター》をリリースし、《聖なる薊花》をサーチ
   
9. 《聖なる薊花》を発動、《罪宝の欺き》を素材に、《告死聖徒ルシエラーゴ》を特殊召喚、墓地効果を持つ罪宝をサーチ
   
10. 《白き森のシルヴィ》により《白き森の魔性ルシエラ》を戻し自己特殊召喚
11. 《白き森のシルヴィ》・《告死聖徒ルシエラーゴ》により、レベル10シンクロモンスターをシンクロ召喚
12. 墓地の《聖なる薊花》により、《告死聖徒ルシエラーゴ》または《白き森の聖徒リゼット》をデッキに戻すことで、《聖なる薊花》を自己サルベージ
13. 《聖なる薊花》を発動、墓地効果を持つ罪宝を素材に、《背信聖徒シルヴィア》を特殊召喚、墓地の罪宝を発動
    
14. 《白き森のわざわいなり》をセット、エンドフェイズ時に墓地の《罪宝の欺き》をフィールドに自己セット

• 《白き森のシルヴィ》の展開
  《白き森のシルヴィ》であれば自身がチューナーかつ《白き森の聖徒リゼット》を《白き森のいいつたえ》を経由してサーチできるため、１枚から展開が可能である。
  この状態から手札コスト１枚で《黒魔女ディアベルスター》を自己特殊召喚でき、任意の罪宝１枚をサーチできる。
  墓地の《“罪宝狩りの悪魔”》により《罪宝の欺き》をデッキボトムに戻すことで手札コストを確保できるものの、《罪宝の欺き》を失う点には注意が必要。
  また手札コスト１枚を確保できる状態では展開に余裕ができ、《白き森の魔性ルシエラ》のサーチ効果が使用できる。
  例えば《白き森のリゼット》をサーチすれば《白き森の妖魔ディアベル》を展開の間にシンクロ召喚することができる。
  

1. 《白き森のシルヴィ》を通常召喚
2. 《白き森のシルヴィ》により《白き森のいいつたえ》をサーチ
3. 《白き森のいいつたえ》により《白き森の聖徒リゼット》をサーチ
4. 《白き森のシルヴィ》・《白き森の聖徒リゼット》により、《白き森の魔性ルシエラ》をシンクロ召喚、《白き森の聖徒リゼット》により《罪宝の欺き》をサーチ
5. 《罪宝の欺き》を発動、《白き森の魔性ルシエラ》をリリースし、《聖なる薊花》をサーチ
   
6. 《聖なる薊花》を発動、《罪宝の欺き》を素材に、《告死聖徒ルシエラーゴ》を特殊召喚、《“罪宝狩りの悪魔”》をサーチ
7. 《白き森のシルヴィ》により《白き森の魔性ルシエラ》を戻し自己特殊召喚
8. 《白き森のシルヴィ》・《告死聖徒ルシエラーゴ》により、レベル10シンクロモンスターをシンクロ召喚
9. 墓地の《聖なる薊花》により、《告死聖徒ルシエラーゴ》または《白き森の聖徒リゼット》をデッキに戻すことで、《聖なる薊花》を自己サルベージ
10. 《聖なる薊花》を発動、チェーンして《“罪宝狩りの悪魔”》を発動
11. 《“罪宝狩りの悪魔”》により《黒魔女ディアベルスター》をサーチし、《“罪宝狩りの悪魔”》を素材に、《背信聖徒シルヴィア》を特殊召喚

【トイ】混合 †

　《トイ・ボックス》を中心に、《トイ・ソルジャー》・《トイ・タンク》を採用する。
　魔法・罠カードの確保と非チューナーの確保を同時に行うことができるため、得られるアドバンテージが非常に大きい。
　《トイ・ボックス》はカード名に関する制約を持たないため、手札に複数来てしまった場合でもその分魔法・罠カードを確保できる点も扱いやすい。

　一方でトイの展開自体、白き森とのコンボが基本となるためトイ１枚からでは展開に繋げることができない。
　ただし《トイ・ボックス》１枚と《トイ・ソルジャー》・《トイ・ボックス》のうちどちらか１枚があれば、召喚権を使わずに《トイ・ソルジャー》を特殊召喚できる。
　その場合《トイ・ソルジャー》により《白き森のシルヴィ》をサーチできるため、【白き森】の展開に繋げることができる。

　またレベルの組み合わせの関係上レベル10シンクロモンスターを展開しやすい。

―採用するカード

• 《トイ・ボックス》
  コスト不要でトイ２体を魔法＆罠ゾーンにセットできる。
  １枚から３枚分の魔法・罠カードを確保でき、トイ共通効果によって非チューナーも２体確保できる。
  複数枚ドローしてしまっても、その分効果が使用できるため事故を気にせず複数枚を採用できる。
  

• 《トイ・ソルジャー》
  レベル４であり、トイの共通効果と召喚・特殊召喚に成功した場合、《トイ・ボックス》またはレベル４・光属性モンスターをサーチできる。
  《トイ・ボックス》と相互にサーチ・リクルートでき、どちらか一方から白き森と組み合わせて２体以上の非チューナーが確保できる。
  また《トイ・ボックス》と合わせて２枚以上ドローしてしまったとしてもレベル４・光属性モンスターのサーチに切り替えることができるため、白き森チューナーのサーチに繋がる。
  召喚・特殊召喚から《トイ・ボックス》のサーチに繋がるため展開の初動としても扱いやすい。
  その場合召喚権を使用してしまうため、白き森の展開には《トイ・タンク》による手札からの特殊召喚を活用すると良いだろう。
  

• 《トイ・タンク》
  レベル４であり、トイの共通効果と自身をリリースすることで手札または墓地からレベル６以下のモンスター１体を特殊召喚できる。
  《トイ・ボックス》がある前提ではあるが、レベル６以下のモンスターを蘇生できるため白き森シンクロチューナーも対象に含まれる。
  ただし、そのままではアドバンテージには繋がらないため、基本的には《トイ・ボックス》からリクルートできるレベル４非チューナーとして活用すると良い。
  効果自体はフィールドの状況よってレベル調整やチューナーへの変換など活用しても良いだろう。
  なおこちらはそのまま召喚しても展開には繋がらないため、セットからの特殊召喚が基本となる。
  そのため採用する枚数は必要最低限で良いが、手札からの特殊召喚及び蘇生効果は状況により展開手段として有用であるため、レベル４非チューナーに収まらない活用が考えられる。
  

―展開例

• 《トイ・ボックス》・《白き森のアステーリャ》による展開
  前述した《白き森のアステーリャ》による展開にトイのギミックを組み合わせる。
  １枚分の非チューナー（《トイ・ソルジャー》）と１枚分の非チューナーまたはチューナー（《トイ・タンク》）が加わる関係上、実質シンクロモンスターを１体多く展開できると考えて良い。
  もちろんエクストラデッキからの展開に縛りはないため、一部をリンクモンスター等の展開に変更しても良い。
  

1. 《トイ・ボックス》を発動し、《トイ・ソルジャー》・《トイ・タンク》をセット
2. 《白き森のアステーリャ》を通常召喚
3. 《白き森のアステーリャ》により《トイ・ソルジャー》をコストに《白き森のシルヴィ》をリクルート
4. 《トイ・ソルジャー》を自己再生し、《白き森のシルヴィ》により《白き森のいいつたえ》をサーチ
5. 《トイ・ソルジャー》により《トイ・ボックス》をサーチ
6. 《白き森のシルヴィ》・《白き森のアステーリャ》により、《白き森の魔性ルシエラ》をシンクロ召喚
7. 《白き森の魔性ルシエラ》により《白き森のいいつたえ》をコストに《白き森のわざわいなり》をサーチ、《白き森のいいつたえ》をセット、《白き森のアステーリャ》を自己再生
8. 《白き森の魔性ルシエラ》・《トイ・ソルジャー》により、レベル10シンクロモンスターをシンクロ召喚
9. 《白き森のいいつたえ》により《白き森のリゼット》をサーチ
10. 《白き森のリゼット》により《トイ・タンク》をコストに自己特殊召喚し《白き森のルシア》をサーチ
11. 《トイ・タンク》を自己再生し、《白き森のルシア》を自己特殊召喚
12. 《トイ・タンク》により自身をリリースし《白き森の魔性ルシエラ》を蘇生
13. 《白き森のルシア》により《白き森のわざわいなり》をコストに１枚ドロー、《白き森のわざわいなり》をセット
14. 《白き森の魔性ルシエラ》・《白き森のアステーリャ》により、《白き森の妖魔ディアベル》をシンクロ召喚、《白き森の妖魔ディアベル》により《白き森のいいつたえ》をサルベージ
15. 《白き森のルシア》・《白き森のリゼット》により、非チューナーのレベル６シンクロモンスターをシンクロ召喚
16. 《白き森のルシア》または《白き森のシルヴィ》により《白き森の魔性ルシエラ》を戻し自己特殊召喚
17. 《白き森のルシア》または《白き森のシルヴィ》・レベル６シンクロモンスターにより、レベル10シンクロモンスターをシンクロ召喚

• 《トイ・ボックス》・《白き森のシルヴィ》による展開
  前述した《白き森のシルヴィ》による展開では召喚権を《白き森のシルヴィ》に使用する関係上《白き森のアステーリャ》を展開できず、シンクロモンスターの大量展開に繋げることができなかった。
  しかし【トイ】混合では《トイ・タンク》の存在により、《白き森のアステーリャ》を展開できるため大量展開に繋ぐことができる。
  

1. 《トイ・ボックス》を発動し、《トイ・ソルジャー》・《トイ・タンク》をセット
2. 《白き森のシルヴィ》を通常召喚
3. 《白き森のシルヴィ》により《白き森のいいつたえ》をサーチ
4. 《白き森のいいつたえ》により《白き森のリゼット》をサーチ
5. 《白き森のリゼット》により《トイ・タンク》をコストに自己特殊召喚し《白き森のアステーリャ》をサーチ
6. 《トイ・タンク》により自身をリリースし《白き森のアステーリャ》を特殊召喚
7. 《白き森のアステーリャ》により《トイ・ソルジャー》をコストに《白き森のルシア》をリクルート
8. 《トイ・ソルジャー》を自己再生
9. 以下省略

【千年・ミレニアム】混合 †

　《千年の眠りから覚めし原人》を中心に、《千年の宝を守りしゴーレム》・《石版の神殿》を採用する。
　トイ混合に比べレベルが高く、大型シンクロモンスターをシンクロ召喚しやすい。
　一方でトイのように白き森に繋げることができないため、ステータスは高いものの単体では展開に限りがある。

―採用するカード

• 《千年の眠りから覚めし原人》
  レベル８であり、千年の共通効果と自己特殊召喚時に千年モンスターかミレニアムモンスターをサーチでき、モンスター効果による破壊耐性を持つ。
  単体でも扱いやすいが千年モンスターをサーチできるため、１枚から２体以上のモンスターを展開できる。
  自身はレベル８であるため白き森チューナーと合わせてレベル12シンクロモンスターに繋がる。
  特に《赤き竜》は《シンクロ・ランブル》をサーチ可能であり、即座に白き森チューナーを蘇生できる。
  そのまま自身の効果で魔法＆罠ゾーンに置いた千年とともにさらなるシンクロ召喚を行うことができる。
  一方で高レベルであることにより、白き森シンクロチューナーとではシンクロ召喚ができない点には注意が必要。
  

• 《千年の宝を守りしゴーレム》
  レベル６であり、千年の共通効果と自己特殊召喚時に《石版の神殿》をサーチできる。
  ステータスは低いものの、レベル６であるためシンクロ素材として扱いやすい。
  また《石版の神殿》をサーチにより魔法・罠カードの確保にも繋がるため、白き森との相性は非常に良い。
  こちらはレベル６であるため白き森シンクロチューナーとでもシンクロ召喚可能である。
  

• 《石版の神殿》
  手札のモンスター１体と千年・ミレニアムモンスター１体を魔法＆罠ゾーンに置くことができる。
  手札のモンスターを必要とするものの、１枚から３枚分の魔法・罠カードを確保できる。
  《千年の宝を守りしゴーレム》からのサーチが基本となるが、フィールド魔法であるため《テラ・フォーミング》・《救いの架け橋》・《盆回し》等によってもサーチすることができる。
  

• 《赤き竜》
  基本的には前述のとおり。
  レベル12シンクロモンスターを出しやすいため、《シンクロ・ランブル》とともに採用することでさらなる展開を行うことができる。
  エクストラデッキから特殊召喚するドラゴン族シンクロモンスターとしてはレベル12またはレベル10から選択すると良い。
  

―展開例

• 《千年の眠りから覚めし原人》・《白き森のアステーリャ》による展開
  《千年の眠りから覚めし原人》を例としているが、上述した３枚のカードが全て相互にサーチ可能であるため、どのカードからでもほぼ同等の展開が可能である。
  なお展開には手札コストとなるモンスターカード１枚が別途必要となる。
  《赤き竜》によってレベル12ドラゴン族シンクロモンスターの展開を行っているが、組み合わせを変更することでレベル10シンクロモンスターの展開も可能である。
  また《白き森のルシア》または《白き森のシルヴィ》の自己再生を使用していないため、《白き森の妖魔ディアベル》と組み合わせてもう一度《赤き竜》をシンクロ召喚するといったことも可能である。
  

1. 《千年の眠りから覚めし原人》を魔法＆罠ゾーンに置き、自己特殊召喚し、《千年の宝を守りしゴーレム》をサーチ
2. 《千年の宝を守りしゴーレム》を魔法＆罠ゾーンに置き、自己特殊召喚し、《石版の神殿》をサーチ
3. 《石版の神殿》を発動し、効果により手札のモンスター１枚と千年・ミレニアムモンスター１枚を魔法＆罠ゾーンに置く
4. 《白き森のアステーリャ》を通常召喚
5. 《白き森のアステーリャ》により千年・ミレニアムモンスターをコストに《白き森のシルヴィ》をリクルート
6. 《白き森のシルヴィ》により《白き森のいいつたえ》をサーチ
7. 《白き森のシルヴィ》・《白き森のアステーリャ》により、《白き森の魔性ルシエラ》をシンクロ召喚
8. 《白き森の魔性ルシエラ》により《白き森のいいつたえ》をコストに《白き森のわざわいなり》をサーチ、《白き森のいいつたえ》をセット、《白き森のアステーリャ》を自己再生
9. 《白き森のいいつたえ》により《白き森のリゼット》をサーチ
10. 《白き森の魔性ルシエラ》・《白き森のアステーリャ》により、《白き森の妖魔ディアベル》をシンクロ召喚、《白き森の妖魔ディアベル》により《白き森のいいつたえ》をサルベージ
11. 《白き森のリゼット》により《白き森のわざわいなり》をコストに自己特殊召喚し《白き森のルシア》をサーチ、《白き森のルシア》を自己特殊召喚、《白き森のわざわいなり》をセット
12. 《白き森のルシア》・《千年の眠りから覚めし原人》により、《赤き竜》をシンクロ召喚、《シンクロ・ランブル》をサーチ
13. 《シンクロ・ランブル》により《白き森の魔性ルシエラ》を蘇生
14. 《白き森の魔性ルシエラ》・《千年の宝を守りしゴーレム》により、レベル12シンクロモンスターをシンクロ召喚
15. 《赤き竜》によりレベル12ドラゴン族シンクロモンスターをシンクロ召喚扱いで特殊召喚

• 《千年の眠りから覚めし原人》・《白き森のシルヴィ》による展開
  通常では《白き森のアステーリャ》は展開できないものの、《赤き竜》から《シンクロ・ランブル》に繋がる上、高レベル非チューナーを活用できるため展開が可能である。
  

1. 《千年の眠りから覚めし原人》を魔法＆罠ゾーンに置き、自己特殊召喚し、《千年の宝を守りしゴーレム》をサーチ
2. 《千年の宝を守りしゴーレム》を魔法＆罠ゾーンに置き、自己特殊召喚し、《石版の神殿》をサーチ
3. 《石版の神殿》を発動し、効果により手札のモンスター１枚と千年・ミレニアムモンスター１枚を魔法＆罠ゾーンに置く
4. 《白き森のシルヴィ》を通常召喚
5. 《白き森のシルヴィ》により《白き森のいいつたえ》をサーチ
6. 《白き森のいいつたえ》により《白き森のリゼット》をサーチ
7. 《白き森のリゼット》により千年・ミレニアムモンスターをコストに自己特殊召喚し《白き森のルシア》をサーチ、《白き森のルシア》を自己特殊召喚
8. 以下省略

【センチュリオン】混合 †

　《重騎士プリメラ》を中心に、【センチュリオン】のギミックを混合したもの。
　トイや千年・ミレニアムと同様に魔法＆罠ゾーンにモンスターカードを置くことを展開の基本とするが、それらが非チューナーの供給に特化していた点に比べ、こちらはセンチュリオン自体がシンクロ召喚による展開が可能である。

　また白き森から、《重騎士プリメラ》が《白き森のアステーリャ》や《白き森の魔性ルシエラ》から、センチュリオンカード全てが《騎士皇アークシーラ》からリクルート・サーチができる。
　相互でシナジーがありつつ、それぞれが単体で最低限の展開が可能であるため、安定性や妨害に対する回答が行いやすい。
　一方で、センチュリオンのモンスターカードが初手で多く引いてしまうと、白き森のモンスターカードと召喚権を取り合ってしまったり、コストとする魔法・罠カードが不足したりするなど、十分な展開や妨害のケアが難しくなってしまうケースもありうる。

―採用するカード

• メインデッキのモンスター
  

• 《重騎士プリメラ》
  レベル４・魔法使い族・光属性のチューナーであり、召喚・特殊召喚に成功した時にセンチュリオンをサーチできる。
  《白き森のアステーリャ》からリクルート可能であり、状況に応じて展開の中心とすることができる。
  サーチ先の候補としては後述の《スタンドアップ・センチュリオン！》や非チューナーを生成できる《ウェイクアップ・センチュリオン！》、妨害効果を持つ《騎士魔防陣》が考えられる。
  

• 《従騎士トゥルーデア》
  レベル４・炎族・闇属性であり、自分メインフェイズ時に自身と手札・デッキのセンチュリオンモンスター１体を永続罠扱いで魔法＆罠ゾーンに置くことができる。
  またセンチュリオン共通効果により自己特殊召喚した場合、レベル８にできるため大型シンクロモンスターのシンクロ召喚を狙うことができる。
  

• 《竜騎兵ガーゴイルＩＩ》
  レベル８・ドラゴン族・闇属性であり、フィールドのセンチュリオンを墓地へ送ることで自己特殊召喚でき、またシンクロ素材として墓地へ送られた場合、自身をサルベージできる。
  《従騎士トゥルーデア》とは逆にセンチュリオン共通効果により自己特殊召喚した場合、レベル４にでき同様に大型シンクロモンスターを展開しやすい。
  また展開の手順次第で２度非チューナーとして活用できるため、シンクロモンスターを並べる際に重宝する。
  一方でこのカード単体では展開には繋がらず、非チューナーの供給は《ウェイクアップ・センチュリオン！》で事足りることも多いため、このカードを採用するかはよく考えたい。
  

• エクストラデッキのモンスター
  
  • 《騎士皇アークシーラ》
    特殊召喚時にセンチュリオンをサーチでき、エンドフェイズ時に墓地・除外からセンチュリオンモンスター１体を魔法＆罠ゾーンに置くことができる。
    白き森の展開からセンチュリオンを繋ぐ重要なシンクロモンスターであり、白き森の展開時にまずはこのカードのシンクロ召喚を目指すと良い。
    ただし無意味ではないものの相手ターンで有効に働く効果を持たないため、《Ｉ：Ｐマスカレーナ》等でリンク素材にしてしまっても良いだろう。
    

• 魔法・罠カード
  
  • 《スタンドアップ・センチュリオン！》
    条件付きの効果破壊耐性と、手札コスト１枚でデッキのセンチュリオンモンスターを魔法＆罠ゾーンに置くことができ、また相手ターン中にシンクロ召喚を行うこともできる。
    展開の初動と相手への妨害を１枚で行うことができ、非常に強力である。
    シンクロ召喚効果はセンチュリオンを含んでいればシンクロ召喚先は問わないため、《重騎士プリメラ》・白き森非チューナーで《白き森の魔狼シルウィア》をシンクロ召喚すると良いだろう。
    

• 《ウェイクアップ・センチュリオン！》
  魔法＆罠ゾーンにモンスターカードは必要だが、レベル４または８のセンチュリオントークンを生成できる。
  《重騎士プリメラ》からサーチし、発動することでレベル12シンクロモンスターに繋がる。
  

• 《誓いのエンブレーマ》
  センチュリオンでないため、《騎士皇アークシーラ》や《重騎士プリメラ》のサーチに対応していないものの、１枚から展開に繋げることができる。
  センチュリオンモンスターを魔法＆罠ゾーンに置いた場合の制約はやや重く、シンクロ召喚先を制限してしまう。
  シンクロ素材としたり、魔法・罠カード状態であれば白き森モンスターのコストにしても制約を解除できる。
  またセンチュリオン魔法・罠カードのセットであれば制約は存在しないため、１枚分のディスアドバンテージとなるものの《スタンドアップ・センチュリオン！》のサーチとして割り切ってしまってもよい。
  

―展開例
　センチュリオンの基本的な展開は【センチュリオン】を参照。

• 《白き森のアステーリャ》による展開
  白き森の基本展開から《騎士皇アークシーラ》に繋げ、センチュリオンの展開を行うことができる。
  この状態から《スタンドアップ・センチュリオン！》を初動としたセンチュリオン展開や、《白き森のリゼット》からの白き森展開など様々に展開が可能である。
  

1. 《白き森のアステーリャ》を通常召喚
2. 《白き森のアステーリャ》により魔法・罠カードをコストに《白き森のシルヴィ》をリクルート
3. 《白き森のシルヴィ》により《白き森のいいつたえ》をサーチ
4. 《白き森のシルヴィ》・《白き森のアステーリャ》により、《白き森の魔性ルシエラ》をシンクロ召喚
5. 《白き森の魔性ルシエラ》により《白き森のいいつたえ》をコストに《白き森のわざわいなり》をサーチ、《白き森のいいつたえ》をセット、《白き森のアステーリャ》を自己再生
6. 《白き森のいいつたえ》により《白き森のリゼット》をサーチ
7. 《白き森の魔性ルシエラ》・《白き森のアステーリャ》により、《白き森の妖魔ディアベル》をシンクロ召喚、《白き森の妖魔ディアベル》により《白き森のいいつたえ》をサルベージ
8. 《白き森のシルヴィ》により《白き森の魔性ルシエラ》を戻し自己特殊召喚
9. 《白き森のシルヴィ》・《白き森の妖魔ディアベル》により、《騎士皇アークシーラ》をシンクロ召喚、《騎士皇アークシーラ》により《スタンドアップ・センチュリオン！》をサーチ
10. 以下省略

【青眼の白龍】混合 †

　《青き眼の精霊》を中心に、ドラゴン族・光属性と魔法使い族・光属性で構成される【青眼の白龍】のギミックを採用する。
　《青き眼の精霊》がメインデッキの白き森全てからリンク召喚でき、《光の霊堂》・《滅びの爆裂疾風弾》をサーチできる。
　また《青き眼の賢士》・《白き乙女》等が魔法使い族・光属性チューナーであるため、【白き森】側からでも《白き森のアステーリャ》・《白き森の魔性ルシエラ》からリクルート・サーチが可能であり、相互にシナジーが期待できる。

―採用するカード

• メインデッキのモンスター
  

• 《青き眼の賢士》
  召喚に成功した時に、光属性・レベル１チューナーをサーチできる。
  また自身を手札から捨てることで、自分フィールドの効果モンスター１体を墓地へ送り、ブルーアイズモンスター１体をリクルートできる。
  基本的には召喚に成功した時のサーチを利用し、《白き乙女》に繋げる。
  《白き森のアステーリャ》と召喚権を取り合う形となるが、このカード自体は《光の霊堂》によって追加召喚できるため、そちらを利用したい。
  また《白き森のアステーリャ》の自己再生を狙っても良いだろう。
  

• 《白き乙女》
  自身を手札・フィールドから墓地へ送ることで《真の光》を表側表示で置くことができる。
  また《青眼の白龍》の特殊召喚時に自己再生ができ、攻撃対象・効果の対象となった時に《青眼の白龍》か光属性・レベル１チューナーを蘇生できる。
  《真の光》はそのデメリットにより白き森用のコストには向かないものの、《青眼の白龍》の特殊召喚により非チューナーを供給でき、自己再生も可能であるためブルーアイズシンクロモンスターに繋ぎやすい。
  

• 《青眼の白龍》
  ドラゴン族・光属性・レベル８の通常モンスターである。
  【白き森】との混合においては基本的にシンクロ素材として活用することになる。
  《青き眼の精霊》・《光の霊堂》による安定した実質的なサーチ、《白き乙女》・《真の光》による蘇生等展開手段は多い。
  

• エクストラデッキのモンスター
  

• 《青き眼の精霊》
  前述のとおりメインデッキの全ての白き森からリンク召喚でき、《光の霊堂》・《滅びの爆裂疾風弾》をサーチしつつ、《青眼の白龍》を展開できる。
  自身がフィールドに存在する限りドラゴン族しか特殊召喚できなくなるデメリットを持つため、早々に《青眼の白龍》の蘇生に使用してしまいたい。
  

• 《青眼の精霊龍》
  《青眼の白龍》とレベル１チューナーでシンクロ召喚でき、自身をリリースすることでエクストラデッキからドラゴン族・光属性シンクロモンスター１体を特殊召喚できる。
  レベル９であるため、【白き森】ではシンクロ召喚は難しいが《白き乙女》をはじめとした【青眼の白龍】のギミックにより容易にシンクロ召喚できる。
  墓地のカードの効果の発動を無効にする妨害効果を持つが、基本的にシンクロ召喚後は即ドラゴン族・光属性シンクロモンスターを特殊召喚すると良い。
  シンクロモンスターの特殊召喚効果はカード名による使用制限はないため、複数回利用したい。
  また特殊召喚したシンクロモンスターはエンドフェイズ時に破壊されてしまうため、《聖こう神竜 スターダスト・シフル》等を利用して破壊を防ぎたい。
  

• 《青眼の究極霊竜》
  正規のシンクロ召喚は最低３体のモンスターを要求しやや手間であるが、《青眼の精霊龍》からの特殊召喚先として優秀であり、フィールドのカード限定であるが万能な無効効果を持つ。
  まずは《青眼の精霊龍》でこのカードを特殊召喚すると良い。
  

• 《赤き竜》
  同じく《青眼の精霊龍》からの特殊召喚先として優秀であり、他のドラゴン族シンクロモンスターのシンクロ召喚扱いでの特殊召喚に繋がる。
  また《白き森のシルヴィ》・《白き森のルシア》がレベル４チューナーであり、《青眼の白龍》とでちょうどシンクロ召喚できるため、そちらを狙っても良い。
  特殊召喚先としてはまず、《青眼の精霊龍》のデメリットを打ち消すことができる《聖こう神竜 スターダスト・シフル》を利用したい。
  

• 《聖こう神竜 スターダスト・シフル》
  これまで述べたとおり【青眼の白龍】混合では《赤き竜》からの特殊召喚先として優先度が高い。
  効果自体も《コズミック・ブレイザー・ドラゴン》等のような万能無効効果というわけではないが、モンスター効果に対応できる上、フィールドのカード１枚を破壊できるため、妨害性能は高い。
  

• 魔法・罠カード
  

• 《光の霊堂》・《滅びの爆裂疾風弾》
  《青き眼の精霊》からサーチでき、白き森のコストとして利用できる。
  《光の霊堂》は光属性・レベル１チューナーを追加召喚できるため、なるべくそちらを利用してからコストに利用したい。
  またフィールド魔法であるため、《エンシェント・フェアリー・ドラゴン》を利用することで、任意のフィールド魔法をサーチしつつレベル４以下のモンスター１体を特殊召喚といったことも可能である。
  

• 《真の光》
  《白き乙女》により直接魔法＆罠ゾーンに表側表示で置くことができ、《青眼の白龍》を蘇生することができる。
  また蘇生の代わりに制約はあるものの《青眼の白龍》に関する魔法・罠カード１枚をデッキからセットできる。
  基本的には《青眼の白龍》の蘇生することで非チューナーを確保するために利用する。
  なお罠カードではあるものの白き森のコストに利用してしまうと、デメリットにより自分フィールドのモンスター全てを破壊することとなってしまう。
  

• 《ピリ・レイスの地図》
  【白き森】では《白き森のアステーリャ》・《白き森のリゼット》に対応する万能なサーチカードとして利用できるが、【青眼の白龍】混合では《青き眼の賢士》・《白き乙女》も対応する。
  状況に応じて必要なカードをサーチできるため、展開の安定性をより高めることができる。

―展開例
　ブルーアイズの基本的な展開は【青眼の白龍】を参照。

• 《白き森のアステーリャ》による展開
  《白き森の魔性ルシエラ》から《青き眼の賢士》をサーチできるため、【青眼の白龍】の展開へ繋ぐことができる。
  

1. 《白き森のアステーリャ》を通常召喚
2. 《白き森のアステーリャ》により魔法・罠カードをコストに《白き森のシルヴィ》をリクルート
3. 《白き森のシルヴィ》により《白き森のいいつたえ》をサーチ
4. 《白き森のシルヴィ》・《白き森のアステーリャ》により、《白き森の魔性ルシエラ》をシンクロ召喚
5. 《白き森の魔性ルシエラ》により《白き森のいいつたえ》をコストに《青き眼の賢士》をサーチ、《白き森のいいつたえ》をセット、《白き森のアステーリャ》を自己再生
6. 《白き森のいいつたえ》により《白き森のリゼット》をサーチ
7. 《白き森の魔性ルシエラ》・《白き森のアステーリャ》により、《白き森の妖魔ディアベル》をシンクロ召喚、《白き森の妖魔ディアベル》により《白き森のいいつたえ》をサルベージ
8. 《白き森のリゼット》により《白き森のいいつたえ》をコストに自己特殊召喚し《白き森のルシア》をサーチ、《白き森のルシア》を自己特殊召喚
9. 《白き森のリゼット》により、《青き眼の精霊》をリンク召喚、《光の霊堂》をサーチし発動
10. 《光の霊堂》により《青き眼の賢士》を召喚、《白き乙女》をサーチ
11. 《光の霊堂》により《青眼の白龍》を墓地へ送り、《青き眼の精霊》で蘇生
12. 《白き森のルシア》により《光の霊堂》をコストに１枚ドロー、墓地の《光の霊堂》により《滅びの爆裂疾風弾》をサーチ
13. 以下省略

【魅惑の女王】混合 †

　《魅惑の舞》・《魅惑の宮殿》を中心に魔法使い族である魅惑の女王を採用する。
　《魅惑の宮殿》によって魅惑の女王に付与されるリクルート効果によりメインデッキのすべての白き森をリクルートできるため安定性を上げることができる。
　また《魅惑の舞》・《魅惑の宮殿》自体が永続魔法・フィールド魔法であり、魅惑の女王はモンスターを装備カード化できるため白き森のコスト確保としても優秀である。

―採用するカード

• メインデッキのモンスター
  

• 《混沌なる魅惑の女王》
  手札の光属性か闇属性モンスター１枚をコストに自己特殊召喚でき、自分または相手墓地のモンスターを装備カード化し、それと同名カードとなる効果を持つ。
  さらに光属性・闇属性モンスターを装備カード化した場合、闇属性の魅惑の女王１体をリクルート・蘇生できる。
  白き森と同じ魔法使い族・光属性であるため、《白き森のいいつたえ》の発動条件を満たしたり、逆に《白き森の魔性ルシエラ》からサーチすることも可能である。
  また《魅惑の宮殿》と組み合わせることで、召喚権を使用せずに白き森１体をリクルートできるようになるため、非常に相性が良いカードである。
  

• ＬＶモンスターの魅惑の女王
  基本的に単体で有用なモンスターではないため、【白き森】においては《混沌なる魅惑の女王》や《金色の魅惑の女王》からのリクルート・蘇生先として利用することになる。
  またリクルート・蘇生は絶対ではないため、あえて採用しないという選択肢もある。
  

• エクストラデッキのモンスター
  
  • 《金色の魅惑の女王》
    魔法使い族３体をリンク素材に指定するリンク３リンクモンスター
    リンク召喚成功時に魅惑の女王をリクルート・蘇生でき、魅惑の女王の装備カード化効果を相手ターンでも使用できるようにできる。
    さらに１ターンに１度相手の効果の発動に合わせてフィールドのカード１枚を破壊できるため、１枚で２回分の妨害を行うことができる。
    リンク素材の要求は魔法使い族３体であり、白き森もリンク素材に利用できる。
    ただしその場合では他の展開も可能な状況がほとんどであるため、選択肢の一つとしてこのカードを活用すると良いだろう。
    

• 魔法・罠カード
  
  • 《魅惑の舞》
    発動時に《魅惑の宮殿》か魅惑の女王１枚をサーチでき、魅惑の女王の蘇生を行うこともできる永続魔法。
    永続魔法であるため安定性は低いものの、１枚で得られるアドバンテージは大きい。
    基本的には《魅惑の宮殿》をサーチし、展開した後蘇生効果を使用することで、さらなる展開を行うことになる。
    

• 《魅惑の宮殿》
  手札コスト１枚で魅惑の女王をサーチでき、それを１ターンに３度使用できる。
  また自身の効果で装備カードを装備している魅惑の女王に、自身を墓地へ送るり攻撃力1500以下の魔法使い族をリクルートする効果を付与できる。
  前述の《混沌なる魅惑の女王》との相性が非常によく、《混沌なる魅惑の女王》のサーチと自己特殊召喚コストの確保、さらに魔法使い族のリクルートまで自然に繋がる。
  フィールド魔法であるため、使用後は白き森の効果のためのコストとして利用すれば無駄がない。
  《魅惑の宮殿》と手札コスト２枚で召喚権を使わずに任意の白き森１体のリクルートとその効果用のコストが確保できると考えればその見返りとしては十分と言える。
  

―展開例

• 《魅惑の宮殿》から《白き森のアステーリャ》をリクルートする展開
  《魅惑の宮殿》と手札コスト２枚で召喚権を使わずキーカードである《白き森のアステーリャ》をリクルートが可能である。
  《魅惑の舞》から展開することができれば、その蘇生効果も合わせてより展開が可能となる。
  

1. 《魅惑の宮殿》を発動し、任意のカード１枚を手札コストに魅惑の女王をサーチ（１回目）
   
2. 《魅惑の宮殿》により、任意のカード１枚を手札コストに《混沌なる魅惑の女王》をサーチ（２回目）
   
3. 魅惑の女王を手札コストに《混沌なる魅惑の女王》を自己特殊召喚、手札コストとした魅惑の女王を装備カード化し、魅惑の女王をリクルート
   
4. 《魅惑の宮殿》により付与された効果により、魅惑の女王となった《混沌なる魅惑の女王》をコストに《白き森のアステーリャ》をリクルート
   
5. 《白き森のアステーリャ》により《魅惑の宮殿》をコストに《白き森のシルヴィ》をリクルート
   
6. 《白き森のシルヴィ》により《白き森のいいつたえ》をサーチ
7. 以降《白き森のアステーリャ》からの展開と同様
   

• 《白き森のシルヴィ》による展開
  《白き森のシルヴィ》と任意の魔法・罠カード１枚で魔法使い族である白き森３体を展開できるため《金色の魅惑の女王》に繋がる。
  

1. 《白き森のシルヴィ》を通常召喚
2. 《白き森のシルヴィ》により《白き森のいいつたえ》をサーチ
3. 《白き森のいいつたえ》により《白き森のリゼット》をサーチ
4. 《白き森のリゼット》により魔法・罠カードをコストに自己特殊召喚し《白き森のルシア》をサーチ、《白き森のルシア》を自己特殊召喚
5. 《白き森のルシア》・《白き森のシルヴィ》・《白き森のリゼット》により、《金色の魅惑の女王》をリンク召喚、《魅惑の女王 ＬＶ３》をリクルートまたは蘇生

【ラビュリンス】混合 †

　ラビュリンスのうち《白銀の城の火吹炉》・《白銀の城の竜飾灯》が手札から任意のカードをコストにしつつ、ラビュリンス魔法・罠カードをセットできる。
　召喚権を使用する必要はあるものの《白銀の城の召使い アリアーヌ》は通常罠をコストにレベル４以下の悪魔族をリクルートできる。
　これらのコストに白き森魔法・罠カードを組み込むことで、実質ノーコストで効果を使用できる。
　また《白銀の城の執事 アリアス》は手札の通常罠をセットし、そのターン中に発動できるようにするため、《白き森のわざわいなり》のリクルート効果から白き森の展開を始動できる。
　さらに《迷宮城の白銀姫》は白き森魔法・罠カードが自然にセットされるため、耐性を得やすい。

【エルドリッチ】混合 †

　《黄金卿エルドリッチ》及びその関連カードである黄金郷・エルドリクシルの全てが白き森との相性が良い。
　《黄金卿エルドリッチ》は効果にコストを要求するため、白き森魔法・罠カードとの相性が良い。
　黄金郷・エルドリクシルはそのほとんどが墓地で使用できる効果を持つため、白き森モンスターの効果のコストとして扱いやすい。

　一方でそのレベルの関係上、シンクロ素材としての相性はあまり良くない。
　相互の相性を活かしつつ、別々に強みを活かすこととなるだろう。

【デモンスミス】混合 †

　属するリンクモンスターには装備カード化する効果があるため白き森のコストに流用可能。
　さらに《刻まれし魔の詠聖》の墓地効果で《刻まれし魔レクストレメンデ》を融合召喚し《刻まれし魔の詠聖》を回収するといった方法でもコスト用の魔法カードを稼げる。
　【白き森】の展開を止められても【デモンスミス】側の動きだけで優秀な妨害能力持ちを出せるのが強み。
　《閉ザサレシ天ノ月》からデモンスミスの動きに合流できるため、さらに千年ギミックと混ぜるなど、他のギミックと混ぜやすいのも魅力。
　デモンスミスが悪魔族のため《光なき影 ア＝バオ・ア・クゥー》を出しやすいのも強みだが、エクストラデッキの枠を取るのが欠点。

【ホルス】混合 †

　レベル８が立てやすいギミックで、白き森と合わせてレベル10・12のシンクロ召喚が狙える。
　《王墓の石壁》や《救いの架け橋》に加え、もったいないが《王の棺》も白き森のコストに流用できる。
　ホルスだけで戦うこともでき、ランク８が出せるのも特徴。

• 《ホルスの栄光−イムセティ》
  魔法使い族なので《白き森のいいつたえ》の条件を満たせ、(2)で魔法・罠カードをコストにすれば《白き森のアステーリャ》の自己再生が可能。
  レベル２白き森との組み合わせで両耐性を得た《カオス・アンヘル−混沌の双翼−》が立てられる。
  

このデッキの弱点 †

　基本的な構成は【シンクロ召喚】であるため、そのメタがほぼ刺さる。
　メインデッキのモンスターのステータスも低く、特殊召喚やモンスター効果を封じるメタカードを先攻で出されると非常に厳しい。

　幸いにも中心となるカードは少ないため、残りの枠にそれらに対抗できるような「出張セット」や打開策を採用したい。

• サーチ封じ
  サーチ・リクルートを駆使して展開を行うデッキであるため、サーチを封じるカードはかなり厳しい。
  手札誘発であり、特に汎用性・採用率共に高い《灰流うらら》・《ドロール＆ロックバード》は天敵といえる。
  《灰流うらら》は手札次第で展開を継続できるが、《ドロール＆ロックバード》はその後のサーチも止められてしまうため必要な白き森が足らなくなってしまう可能性がある。
  

• 効果の無効化
  特に展開の起点としたい《白き森のアステーリャ》の効果を無効にされると後続に繋がらず展開が止まってしまう。
  無差別にモンスター効果を無効にしてくる《スキルドレイン》や手札誘発である《エフェクト・ヴェーラー》・《無限泡影》には対応手段を用意しておきたい。
  

• 大量展開封じ
  シンクロ召喚の特性上、複数回の特殊召喚による展開が基本となるため、大量展開に対するメタカードにも対策が必要となる。
  また種族が統一されているため、《センサー万別》の影響は非常に大きい。
  それらを除去できるようなカードは是非採用しておきたい。
  

• 無差別除外
  魔法・罠カードをコストに効果の発動をするので、《マクロコスモス》・《ディメンション・アトラクター》を使われると機能不全に陥る。
  《次元の裂け目》の場合は魔法・罠カードをコストにする行動には問題ないが、白き森モンスターが除外されるので、自己再生や墓地での効果の発動ができなくなってしまう。
  

代表的なカード †

• 《白き森のアステーリャ》
• 《白き森のリゼット》

サンプルレシピ †

【トイ型白き森】第36回kinta CS(3人チーム戦)2024.5.6
https://x.com/kinta_cs/status/1787444701865656761

【ホルス白き森】朝霞杯3on ２位B 2024.5.19
https://x.com/asaka_yugioh/status/1792164433118253412

【トイ白き森センチュリオン】第3回ミッドナイトkinta CUP２位 2024.6.1
https://x.com/kinta_cs/status/1796624224347619448

【アザミナ白き森スネークアイ】第3回まゆげCS１位 2024.11.23
https://x.com/igomayu/status/1860274599088549981

【アザミナ白き森】第26回こまちCS１位 2024.11.24
https://x.com/komachics/status/1860628287573418001

【白き森アザミナスミス】RAM杯3人チーム戦１位C 2024.11.30
https://x.com/RAM_CUP/status/1863502041253056974

関連リンク †

• 白き森

• 罪宝
• アザミナ

• 【光属性】
• 【魔法使い族】
• 【シンクロ召喚】

• 【アザミナ】

• デッキ集

広告

Site admin: Aitsu

PukiWiki 1.5.0 Copyright © 2001-2006 PukiWiki Developers Team. License is GPL.
Based on "PukiWiki" 1.3 by yu-ji.Powered by PHP 5.4.16. HTML convert time: 0.003 sec.