無限ループ †
複数のカードの効果が互いに発動し合うことがずっと続く、もしくは続けられる状態のこと。
無限ループは一般的なTCGのみならずOCGでも【カオスループ】等の1ターンキルデッキに用いられることもあり、(コンボ自体の難易度は高いものの)一度ループを発生させれば容易に勝利することができる強力なギミックでもある。
大きく以下の4つに分類され、その性質は大きく異なる。
- 繰り返すと途中でデッキが切れたりライフが尽きることで止まる、プレイヤーが任意停止できるループ。
- 繰り返してもデッキが切れたりライフが尽きることがない、プレイヤーが任意停止できるループ。
- 一度発生するとデッキが切れたりライフが尽きるまで止められないループ。
- 一度発生するとデッキも切れず、ライフも尽きることなく止められないループ。
用語の意味だけをとると「4.」ということになるが、これはゲームとして問題が生じるので対策が講じられるのが望ましく(後述)、これだけを指した用語ではない。
「2.」の行為のなかで単なる遅延行為になってしまう種類のものは基本的にここでは扱わない。
しかし、「2.」の中でも繰り返すことで自分にメリットがあるものや、別のカードの効果を追加することで「1.」と同等になるものは重要である。
従ってここで扱われるものは主に、「1.」と「3.」(「1.」や「3.」になるもの)である。
発動させてしまえば1ターンキルまで行ってしまうか、あるいは墓地やライフポイントのコントロールのために適切なタイミングまで繰り返せる「1.」などは非常に有力である。
- 「2.」に追加することで「1.」にするカードの効果には以下のようなものがある。
- アニメ・漫画で登場するループコンボは相手のカードを利用した上で行われる、その場で考えられた対応策としての面が強いのだが、上述の遊星のループコンボは完全に自分のカードのみで作られているコンボである。
- アニメ・漫画ZEXALに登場するアストラルは作中にて度々「ループコンボ」・「無限ループ」という発言をしている。
- コナミのゲーム作品において―
大抵の場合、止められない無限ループは発動しない仕様になっている。
しかし、罠カードの効果を受けないモンスターに対して《アストラルバリア》の効果を何度も発動し、その無限ループを発生させることもできる。
DSで出たゲームなどではその無限ループが起きた場合、「何度か繰り返した後ループを引き起こしたカードを破壊する」という手段で止める仕様になっている。
無限ループの一覧 †
止められるループ †
《次元の裂け目》と《マクロコスモス》のような類似カードは、片方のみの表記としている。
射出カードはどのモンスターでも射出できるカードがすべて禁止カードであるため、属性・種族の変更手段が必要となる。(《アイルの小剣士》も可)
一部のループは太字のカードを変更した場合は他のフェイズにもループ可能。
―自分スタンバイフェイズのみ可能
―自分メインフェイズのみ可能
―自分バトルフェイズのみ可能
―相手バトルフェイズのみ可能
―エンドフェイズのみ可能
―自分エンドフェイズのみ可能
―相手エンドフェイズのみ可能
―特定フェイズの条件なし
止められないループ †
大会で使うとジャッジを困らせることになるので注意したい。
関連リンク †