これらのキーワードがハイライトされています:スタンダード

スタンダード

デッキの概要

 コンボでしか使えないカードの投入を控え、単独で機能するパワーカードを主として構築されたデッキ
 かつてはこのデッキ環境のトップであり、デッキ構築の基準となっていたことが、デッキ名の由来である。
 「Magic: the Gathering」等のTCGでは【グッドスタッフ】や【ジャンク】等とも呼ばれているものの事。

  • 第2〜3期頃は類似デッキとして、「アベレージデッキ」なるものも存在した。
  • 一方、かつての【カオス】から見られるように、特定のキーカードを利用するにあたり、条件を満たす種族カテゴリ内から単体で機能するものを優先的に選択するという、このコンセプトに沿った構築は依然として行われている。

デッキ構築に際して

モンスターカード

魔法カード

罠カード

シンクロモンスター

エクシーズモンスターランク4のみ)

スタンダード】の変遷

第1期の【スタンダード

モンスターカード

  1. アタッカー《デーモンの召喚》《ヂェミナイ・エルフ》《メカ・ハンター》《ムカムカ》
  2. サーチ《黒き森のウィッチ》《クリッター》
  3. :《岩石の巨兵》《幻影の壁》
  4. サルベージ《聖なる魔術師》《闇の仮面》
  5. ドロー《仮面魔道士》
  6. ハンデス《白い泥棒》
  7. バーン《キャノン・ソルジャー》
  8. モンスター除去《人喰い虫》《ペンギン・ソルジャー》《ドリーム・ピエロ》《異次元の戦士》

魔法・罠カード

  1. ドロー《強欲な壺》《天使の施し》
  2. モンスター除去《サンダー・ボルト》《ブラック・ホール》《地割れ》《死者への手向け》《落とし穴》《聖なるバリア −ミラーフォース−》
  3. 魔法・罠除去《ハーピィの羽根帚》《大嵐》
  4. コントロール奪取《心変わり》
  5. 特殊召喚《死者蘇生》
  6. 展開補助:《血の代償》

第2期前半の【スタンダード

モンスターカード

  1. 上級モンスター《人造人間−サイコ・ショッカー》《デーモンの召喚》
    これらのカード自体も守備力1500以下なので、《黒き森のウィッチ》の需要が大幅に拡大した、と言える。
  2. アタッカー《ヂェミナイ・エルフ》《ブラッド・ヴォルス》
  3. モンスター除去《異次元の戦士》《ゴブリン突撃部隊》
  4. ブロッカー《キラー・トマト》《岩石の巨兵》
  5. サーチャー《黒き森のウィッチ》《クリッター》
  6. 展開リセット:《サイバーポッド》

魔法カード

  1. ドロー《強欲な壺》《天使の施し》
  2. モンスター除去《サンダー・ボルト》《ブラック・ホール》《死者への手向け》《地割れ》《抹殺の使徒》
  3. 魔法・罠除去《ハーピィの羽根帚》《大嵐》
  4. ハンデス《強引な番兵》
  5. コントロール奪取《心変わり》《強奪》
  6. 特殊召喚《死者蘇生》《早すぎた埋葬》
  7. サーチ《苦渋の選択》

罠カード

  1. モンスター除去《破壊輪》
  2. 攻撃反応型《聖なるバリア −ミラーフォース−》《魔法の筒》
  3. 特殊召喚《リビングデッドの呼び声》
  4. 魔法対策:《王宮の勅命》

第2期後半の【スタンダード

モンスターカード

  1. 上級モンスター《人造人間−サイコ・ショッカー》
  2. アタッカー《ブラッド・ヴォルス》《ニュート》等の攻撃力1900以上の下級モンスター
  3. モンスター除去《異次元の戦士》《ならず者傭兵部隊》《ゴブリン突撃部隊》《スピア・ドラゴン》
  4. サーチャー《黒き森のウィッチ》《クリッター》
  5. 《キラー・トマト》《キラー・スネーク》
  6. ハンデス《八汰烏》《首領・ザルーグ》

魔法カード

  1. ドロー《強欲な壺》《天使の施し》
  2. モンスター除去《サンダー・ボルト》《ブラック・ホール》《地割れ》《抹殺の使徒》
  3. 魔法・罠除去《ハーピィの羽根帚》《大嵐》
  4. ハンデス《強引な番兵》《押収》《いたずら好きな双子悪魔》
  5. コントロール奪取《心変わり》《強奪》
  6. 特殊召喚《死者蘇生》《早すぎた埋葬》
  7. 防御:《光の護封剣》《スケープ・ゴート》

罠カード

  1. モンスター除去《破壊輪》
  2. 攻撃反応型《聖なるバリア −ミラーフォース−》《魔法の筒》
  3. 特殊召喚《リビングデッドの呼び声》
  4. 魔法対策:《王宮の勅命》

第3期前半の【スタンダード

モンスターカード

  1. 上級モンスター《人造人間−サイコ・ショッカー》《天空騎士パーシアス》《ヴァンパイア・ロード》
  2. アタッカー《魔導戦士 ブレイカー》
  3. モンスター除去《異次元の女戦士》《同族感染ウィルス》《魔導サイエンティスト》
  4. サーチャー《黒き森のウィッチ》《クリッター》
  5. 《キラー・スネーク》《魂を削る死霊》

魔法カード

  1. ドロー《強欲な壺》《天使の施し》
  2. モンスター除去《サンダー・ボルト》《ブラック・ホール》《地割れ》《抹殺の使徒》
  3. 魔法・罠除去《サイクロン》3枚・《ハーピィの羽根帚》《大嵐》
  4. ハンデスハンデス三種の神器
  5. コントロール奪取《心変わり》《強奪》
  6. 特殊召喚《死者蘇生》《早すぎた埋葬》
  7. 防御:《光の護封剣》《スケープ・ゴート》

罠カード

  1. モンスター除去《破壊輪》
  2. 攻撃反応型《聖なるバリア −ミラーフォース−》《魔法の筒》
  3. 特殊召喚《リビングデッドの呼び声》
  4. 魔法対策:《王宮の勅命》

第3期後半の【スタンダード

モンスターカード

  1. 上級モンスター《人造人間−サイコ・ショッカー》
  2. アタッカー《魔導戦士 ブレイカー》《怒れる類人猿》《霊滅術師 カイクウ》
  3. モンスター除去《異次元の女戦士》《同族感染ウィルス》《魔導サイエンティスト》
  4. サーチャー《黒き森のウィッチ》《クリッター》
  5. 《キラー・スネーク》《魂を削る死霊》

魔法カード

  1. ドロー《強欲な壺》《天使の施し》
  2. モンスター除去《サンダー・ボルト》《ブラック・ホール》《地砕き》《抹殺の使徒》
  3. 魔法・罠除去《サイクロン》3枚・《ハーピィの羽根帚》《大嵐》
  4. ハンデス《いたずら好きな双子悪魔》《強引な番兵》《押収》
  5. コントロール奪取《心変わり》《強奪》
  6. 特殊召喚《死者蘇生》《早すぎた埋葬》
  7. 防御:《光の護封剣》《スケープ・ゴート》

罠カード

  1. モンスター除去《破壊輪》
  2. 攻撃反応型《聖なるバリア −ミラーフォース−》《魔法の筒》
  3. 特殊召喚《リビングデッドの呼び声》
  4. 魔法対策:《王宮の勅命》

第4期前半の【スタンダード

モンスターカード

  1. 上級モンスター《人造人間−サイコ・ショッカー》《氷帝メビウス》
  2. アタッカー《魔導戦士 ブレイカー》《怒れる類人猿》《イグザリオン・ユニバース》
  3. 魔法・罠除去《賢者ケイローン》
  4. モンスター除去《異次元の女戦士》《同族感染ウィルス》《D.D.アサイラント》
  5. 《キラー・スネーク》《魂を削る死霊》《マシュマロン》

魔法カード

  1. ドロー《強欲な壺》
  2. モンスター除去《地砕き》《抹殺の使徒》《シールドクラッシュ》《ライトニング・ボルテックス》
  3. 魔法・罠除去《サイクロン》《大嵐》
  4. コントロール奪取《強奪》《洗脳−ブレインコントロール》
  5. 戦闘補助:《月の書》《エネミーコントローラー》《収縮》《突進》
  6. 特殊召喚《早すぎた埋葬》
  7. 防御:《光の護封剣》《スケープ・ゴート》

罠カード

  1. モンスター除去《破壊輪》
  2. 召喚反応型《激流葬》
  3. 攻撃反応型《聖なるバリア −ミラーフォース−》《魔法の筒》
  4. 特殊召喚《リビングデッドの呼び声》

第4期後半の【スタンダード

モンスターカード

  1. 上級モンスター《氷帝メビウス》等)・《サイバー・ドラゴン》
  2. アタッカー《魔導戦士 ブレイカー》《死霊騎士デスカリバー・ナイト》《霊滅術師 カイクウ》
  3. 魔法・罠除去《賢者ケイローン》
  4. モンスター除去《異次元の女戦士》《同族感染ウィルス》《D.D.アサイラント》《スチームロイド》《王虎ワンフー》《ドリルロイド》
  5. 《魂を削る死霊》《マシュマロン》

魔法カード

  1. ドロー《強欲な壺》
  2. モンスター除去《地砕き》《抹殺の使徒》《シールドクラッシュ》《ライトニング・ボルテックス》
  3. 魔法・罠除去《サイクロン》《大嵐》
  4. コントロール奪取《強奪》《洗脳−ブレインコントロール》
  5. 戦闘補助:《月の書》《エネミーコントローラー》《収縮》《突進》
  6. 特殊召喚《早すぎた埋葬》
  7. 防御:《光の護封剣》《スケープ・ゴート》

罠カード

  1. 魔法・罠除去《砂塵の大竜巻》
  2. 召喚反応型《激流葬》《奈落の落とし穴》
  3. 攻撃反応型《魔法の筒》《炸裂装甲》
  4. 特殊召喚《リビングデッドの呼び声》

第5期初期の【スタンダード

第5期中期(07/03/01以降)の【スタンダード

第5期後期(07/09/01以降)の【スタンダード

 《魔導戦士 ブレイカー》《聖なる魔術師》制限復帰したことでこのタイプのデッキが人気になる。
 ただ機械族、特に《サイバー・ドラゴン》《キメラテック・フォートレス・ドラゴン》の登場によって使いにくくなったことが影響しはじめている。

第6期前半(08/03/01以降)の【スタンダード

 シンクロ召喚という概念が登場し、チューナーから状況に応じたシンクロモンスターを選択して召喚できるようになりコンボデッキの戦略性が高まった。
 これによりコンボデッキの弱点である手札事故の危険性が軽減された。
 手札事故率が低い代わりに爆発力に欠ける【グッドスタッフ】はパワーデッキに押され気味となってきた。
 パワーデッキとは、具体的には【ライトロード】【ダムドビート】【剣闘獣】【シンクロ召喚】等である。
 第6期前半はこれらのデッキが大会の上位を埋め尽くすことがパターン化していた。
 これらを意識した【ハイビート】が見られるようになったが、当時のパワーデッキは後攻1ターンキルをいとも簡単に成し遂げるほど強力なものが多く、【ハイビート】では太刀打ちできず、パワーデッキであふれた当時の大会ではなかなか実績を残せないのが現状であった。

 その後、上述の流行デッキの内、【剣闘獣】【シンクロ召喚】特殊召喚さえ封じれば比較的容易に勝てるため、《ライオウ》特殊召喚宣言のみ)、《王宮の弾圧》等の特殊召喚メタが注目されるようになる。
 無論、【ダムドビート】【ライトロード】フィニッシャー特殊召喚モンスターなので役立つ。
 また墓地アドバンテージを利用するデッキも依然として多いため、《閃光の追放者》《霊滅術師 カイクウ》は重宝されている。
 非常に層の厚い下級闇属性モンスターから《マスク・チェンジ・セカンド》特殊召喚できる《M・HERO ダーク・ロウ》も運用上のコンボ性が低く、幅広いデッキに挿されている。
 上記のように相手のプレイングを妨害しつつ、強力な下級モンスター《収縮》《次元幽閉》《強者の苦痛》等で戦闘補助して殴り勝つのが基本となる。
 なお、【苦痛ワンフー】と呼ばれる《強者の苦痛》《王虎ワンフー》コンボを採用しているデッキも見受けられる。
 ただし、こうした【メタビート】的なデッキは多くのデュエリストが【スタンダード】の一種ととらえているがコンボ的な要素も強く、当初の【スタンダード】【グッドスタッフ】の定義から完全に外れてしまった。
 この時代を前後して、【スタンダード】という名前が相応しいデッキは存在しなくなったといえる。
 純粋に1枚で機能するパワーカードは、殆ど禁止カード制限カードにされているため、そうしたデッキは構築そのものが難しくなってしまったのだ。

 エクシーズ召喚が登場した第7期からは、エクストラデッキグッドスタッフ化した 【4軸エクシーズ】主流デッキとして数えられることがある。

 第10期では【グッドスタッフリンク】が結果を出していたが、これも本来の【スタンダード】の定義からは大きく外れるコンボデッキである。

第11期中期(21/10/01以降)の【スタンダード

 【勇者トークン】や、《D−HERO デストロイフェニックスガイ》が登場し、これらを併用する構築(【勇者フェニックス】)が環境でも見られるようになった。
 これらは互いに目立ったシナジーコンボがある訳ではないが、比較的少ない出張枚数で機能し、高い汎用性と単体性能を有する。
 そのため、これらを併用し、さらに空いたデッキの枠を汎用のシンクロ召喚リンク召喚手札誘発などで埋めるだけでも、デッキとして高いパワーを発揮することが可能となっている。
 これは本来の【スタンダード】のコンセプトに近く、現代における【スタンダード】の形ともいえる。
 しかし、その後22/01/01《フュージョン・デステニー》禁止カードに指定され、【勇者フェニックス】が実質的に構築不可能となったことで本来的な【スタンダード】は再び減勢することとなった。
 22/04/01には《フュージョン・デステニー》制限復帰するも、《捕食植物ヴェルテ・アナコンダ》禁止カードとなり、勇者トークン関連の主要カードも以降入れ替わりで規制を受け続けているため依然厳しいままである。

サンプルレシピ

関連リンク

広告