【ドラゴン族】 †
ドラゴン族モンスターを中心としたデッキ。
ドラゴン族は優秀なモンスターが多く集う種族であり、特に融合モンスターやシンクロモンスターやエクシーズモンスターやリンクモンスターには、強力なモンスター効果や破格のステータスを持つモンスターが多数存在する。
特殊召喚手段にも恵まれており、高レベルモンスターを多数採用しても生かしやすい所が、ドラゴン族の強みと言えるだろう。
また、原作やアニメで登場したモンスターや人気のあるモンスターが非常に多いのも特徴であり、思い入れのあるプレイヤーにはたまらないデッキである。
ドラゴン族にはデッキの軸となるモンスターも多く、そうしたモンスターを中核としたデッキについては個別ページにおいて解説する。
《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン/Red-Eyes Darkness Metal Dragon》
効果モンスター
星10/闇属性/ドラゴン族/攻2800/守2400
このカード名の、(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできず、
(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードは自分フィールドの表側表示のドラゴン族モンスター1体を除外し、
手札から特殊召喚できる。
(2):自分メインフェイズに発動できる。
自分の手札・墓地から「レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン」以外の
ドラゴン族モンスター1体を選んで特殊召喚する。
《融合》を使うタイプならばもちろん《沼地の魔神王》が採用でき、《デブリ・ドラゴン》と好相性。
《竜魔人 キングドラグーン》等と相性の良い融合素材代用モンスター、《融合呪印生物−闇》も採用候補である。
《忍法 超変化の術》と共に《忍者マスター HANZO》を採用し、ドラゴン族のリクルートを狙う形も面白い。
闇属性・風属性・光属性のモンスターが多いため、《ダーク・シムルグ》やカオスを採用することもできる。
【純ドラゴン】 †
デッキ内のモンスターを全てドラゴン族で統一したデッキタイプ。
《ミンゲイドラゴン》の蘇生効果を無理なく使うことができるので、ドラゴン族最上級モンスターも容易にアドバンス召喚することができる。
これにより、他のパターンでは採用が難しい特殊召喚できないドラゴン族最上級モンスター、《光と闇の竜》・《八俣大蛇》も採用できるのが特徴。
ドラゴン族ばかりなため《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》の特殊召喚コストに困ることもなく、効果の対象に困ることもない。
《コアキメイル・ドラゴ》を維持しやすくなり、《群雄割拠》も採用できるため防御面にも強くなる。
ただし《コアキメイル・ドラゴ》を採用する場合は闇属性・光属性のドラゴン族の採用を控えめにする必要がある。
《一族の結束》を用いれば元々高かった打点が更に高くなり、戦闘において圧倒的優位を確保できるだろう。
【闇ドラゴン】 †
闇属性のサポートカードを駆使して《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》を高速で展開し、ドラゴン族の高い打点で攻めるデッキタイプ。
《竜の渓谷》や《竜の霊廟》に加え、《終末の騎士》・《ダーク・グレファー》を採用できるため、墓地肥やしが展開の要であるドラゴン族にとって非常に有効である。
より細かく分類するなら、手札交換カードを多く採用し圧倒的な爆発力で短期決戦を臨む高速型と、下級モンスターを多くして安定性を重視した低速型に分かれる。
【ドラゴン族】の中でも《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》への依存が強いデッキであったため、12/09/01にてこれが制限カードに指定されたことで大きな打撃を受けた。
その後、下記の【カオスドラゴン】に吸収される形となったが19/04/01にはさらに《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》が禁止カードになったことにより致命的なダメージを受けることとなった。
最上級モンスターではステータスの高い《ダーク・ホルス・ドラゴン》・《闇黒の魔王ディアボロス》や通常モンスターのサポートカードに対応する《ダークストーム・ドラゴン》・《トライホーン・ドラゴン》が候補になる。
下級モンスターには高い攻撃力を持つ《アックス・ドラゴニュート》・《ヴェルズ・ザッハーク》や墓地と手札を調整できる《神竜 アポカリプス》等が存在する。
上級モンスターでも《バイス・ドラゴン》や《異界の棘紫竜》は比較的扱いやすい。
各種蘇生カードの他、大量墓地肥しと相性の良い《ダーク・クリエイター》等も採用できる。
《ダーク・クリエイター》の効果で《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》を蘇生、その効果で上級ドラゴン族蘇生というパターンで、手札をほとんど使わない大量展開が可能である。
【次元ダーク】のギミックを流用し、《ファントム・オブ・カオス》・《ダーク・アームド・ドラゴン》・《龍の鏡》等での除外から《D・D・R》・《闇次元の解放》で帰還させるのも良い。
《D・D・R》は《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》の自身を特殊召喚する効果や《真紅眼の飛竜》とも相性が良い。
また、《ファントム・オブ・カオス》で墓地の《ダーク・アームド・ドラゴン》・《裁きの龍》をコピーすれば強力な除去効果を使える。
この方法なら特殊召喚を経由しないため、ドラゴン族の大量展開を妨げる《大天使クリスティア》等の対策にもなる。
闇属性・ドラゴン族かつ《トレード・イン》に対応する《破壊竜ガンドラ》でも代用が利く。
《天魔神 ノーレラス》を採用し、【ファンカスノーレ】のギミックを組み込むこともできる。
《ファントム・オブ・カオス》で《天魔神 ノーレラス》をコピーして効果を使用しフィールドと手札を一掃、その後《真紅眼の飛竜》で《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》を蘇生する戦法である。
また、【ヴァレット】は厳密にはヴァレットに属していないサポートカードも含めた【闇ドラゴン】の派生デッキである。
【カオスドラゴン】 †
ストラクチャーデッキ−ドラゴニック・レギオン−で登場したモンスターを中心にしたデッキ。
上記【闇ドラゴン】に光属性モンスターを加えることで、《ライトパルサー・ドラゴン》・《ダークフレア・ドラゴン》やカオスモンスターの特殊召喚を狙えるようになっている。
12/09/01でドラゴン族関連のカードに規制がかかって以降は、ドラゴン族の採用を控えめにし【カオス】に寄せた形が多くなっている。
その後、後述する【ドラゴンリンク】の台頭により19/10/01で主要ギミックが規制され、大きく弱体化した。
【カオスドラゴン忍者】 †
上記【カオスドラゴン】の派生の一つであり、《ライトパルサー・ドラゴン》やカオスの特殊召喚コストとして《忍者マスター HANZO》・《成金忍者》を利用し、《忍法 超変化の術》でドラゴン族のリクルートを狙う。
リクルート先のドラゴン族は、《ライトパルサー・ドラゴン》・《ダークフレア・ドラゴン》が有力だが、相手モンスターのレベルによってはいきなり高レベルドラゴン族をリクルートできる可能性もある。
リクルート先のドラゴン族は、《ライトパルサー・ドラゴン》・《ダークフレア・ドラゴン》が有力だが、相手モンスターのレベルによってはいきなり《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》をリクルートできる可能性もある。
デッキ構築に余裕があれば《白竜の忍者》を狙っても良いだろう。
また、《成金忍者》及びそれを蘇生できる《デブリ・ドラゴン》によってランク4のエクシーズ召喚を狙いやすい。
《成金忍者》を使う手前、通常の【カオスドラゴン】と違い罠カードを多めに積む必要がある。
【忍者】も参照。
光属性・ドラゴン族で統一されている聖刻を中心としたデッキ。
リリースされる事で効果を発動するものが多く、エクシーズ召喚が戦術の中心となる。
詳しくは該当ページ参照。
ドラゴン族または各属性のモンスターをコストに、自己再生と固有効果を利用できるレベル7モンスター、四征竜を中心としたデッキ。
現在は最上級征竜4種類共準制限カードに制限緩和され、構築は可能となっている。
詳しくは該当ページ参照。
《巨神竜フェルグラント》をはじめとする最上級ドラゴン族を多用し、墓地を肥やした後に蘇生から大型モンスターを次々と展開するデッキ。
詳しくは該当ページを参照。
また、中でもレベル8ドラゴン族は強力なモンスターや汎用モンスターも数多く存在しており対応サポートカードも多い。
これらを中心で構築する事によりランク8のエクシーズ召喚を重視した構築も可能となる。
こちらのページも参照の事。
リンクモンスターを複数展開し、守護竜リンクモンスターの効果で大型ドラゴン族を呼び出すデッキ。
詳しくは該当ページを参照。
【竜魔人 キングドラグーン軸】 †
ドラゴン族の特殊召喚をサポートし、耐性までも付与できる《竜魔人 キングドラグーン》を軸としたデッキ。
《竜魔人 キングドラグーン》の特殊召喚方法は3通りのパターンが考えられる。
各パターンの併用も充分にでき、後に紹介する2つ目のパターンができるよう融合素材としては《融合呪印生物−闇》を是非とも利用したい。
《ロード・オブ・ドラゴン−ドラゴンの支配者−》よりは、聖刻・《仮面竜》等のドラゴン族サポートも受けられる《神竜 ラグナロク》の方が利用しやすい。
これらを踏まえ、基本的に《神竜 ラグナロク》と《融合呪印生物−闇》を融合素材とすることになるだろう。
1つ目のパターンは、シンプルに《融合》を用いて融合召喚する形。
手札消費は大きいが、相手による妨害を受けづらく、より素早い展開が可能。
このパターンをメインにする場合は、《融合》をサーチできる《沼地の魔神王》を採用することになるだろう。
《沼地の魔神王》自体はドラゴン族である《デブリ・ドラゴン》や《氷炎の双竜》と相性が良く、これらのカードを採用するのも面白い。
尚、《神竜 ラグナロク》と《ロード・オブ・ドラゴン−ドラゴンの支配者−》の組み合わせで正規融合を狙う場合は、《ミュステリオンの竜冠》も使うことが可能になる。
2つ目のパターンは《融合呪印生物−闇》の起動効果による特殊召喚である。
《融合》を用いないため、デッキをあまり縛らず手札消費も少ない。
だが、《神竜 ラグナロク》・《ロード・オブ・ドラゴン−ドラゴンの支配者−》・《融合呪印生物−闇》はいずれもステータスが低く、2体をフィールドに揃えるのはなかなか難しい。
《神竜 ラグナロク》か《ロード・オブ・ドラゴン−ドラゴンの支配者−》をリクルートできる《融合派兵》はぜひ併用したいところ。
このパターンをメインにする場合は、防御系の罠カードを多めに採用したいところ。
防御系の罠カードは戦闘に弱い《竜魔人 キングドラグーン》の護衛にも役立つ。
3つ目のパターンは《龍の鏡》を用いる方法である。
上記2つのパターンのいずれかとの併用が望ましく、これらで《竜魔人 キングドラグーン》を特殊召喚した後、墓地へ送られた融合素材をそのまま利用するのが手っ取り早い。
他にも、《融合呪印生物−闇》と《ロード・オブ・ドラゴン−ドラゴンの支配者−》が闇属性であるため、《終末の騎士》・《ダーク・グレファー》で墓地へ送ることもできる。
《神竜 ラグナロク》は《レスキューラビット》でリクルートでき、《魔界発現世行きデスガイド》でリクルートできる《破壊神 ヴァサーゴ》も融合素材にできるため、そうしてエクシーズ召喚していく過程で墓地を肥やし《龍の鏡》を狙うのも良い。
《未来融合−フューチャー・フュージョン》を使うという手も考えられるが、このデッキでは《F・G・D》の方が優先されやすいため、デッキに5体のドラゴン族が存在しなくなった場合の保険程度に考えておこう。
《竜魔人 キングドラグーン》の特殊召喚後は多様な上級ドラゴン族の展開が可能。
中でも《マテリアルドラゴン》は《竜魔人 キングドラグーン》で対応できない《サンダー・ボルト》・《激流葬》・《聖なるバリア −ミラーフォース−》等の対象をとらない効果のほとんどを防ぐことができる。
さらに、《竜魔人 キングドラグーン》の耐性付与効果により、《マテリアルドラゴン》で防ぐことのできない《邪帝ガイウス》・《次元幽閉》等の効果を無効化できるため、双方のシナジーは抜群である。
ただ、どちらも攻撃力は今ひとつなので、罠カードで補いたい。
《ホルスの黒炎竜 LV6》も特殊召喚先として有力であり、《竜魔人 キングドラグーン》の耐性で《ホルスの黒炎竜 LV8》を守ることもできる。
もちろん《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》も特殊召喚でき、さらなる展開を狙うことができる。
《未来融合−フューチャー・フュージョン》で《F・G・D》を指定し、墓地肥やしを狙う。
《龍の鏡》での融合素材の再利用や、豊富な蘇生手段で更なる展開を行える。
《龍の鏡》での融合素材の再利用や、《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》での蘇生で更なる展開を行える。
融合モンスターには《F・G・D》の他に、軸として高い耐性を持つ《竜魔人 キングドラグーン》が採用される事が多い。
この他、《青眼の究極竜》を擁する【青眼の白龍】や、《真紅眼の飛竜》での蘇生を軸とした【真紅眼の黒竜】に寄せる構築も考えられる。
【スピリット・ドラゴン1キル】 †
アニメで闇遊戯が使用したコンボが元となっている、《凡骨の意地》で大量ドローを行い《スピリット・ドラゴン》で1ターンキルを狙うデッキ。
《スピリット・ドラゴン》の攻撃力を8000までアップさせるには7枚のドラゴン族が必要となるので、構築やプレイングはもとより、運が絡むデッキである。
非常に博打なデッキであると言えるだろう。
数あるカードの中でも有名な《青眼の白龍》とその派生カードやサポートカードを使って戦うデッキ。
切り札となるモンスターのバリエーションが豊かで、融合召喚軸・儀式召喚軸・通常モンスター軸、それらの混成など、非常に様々な構築が可能。
詳しくは該当ページを参照。
《真紅眼の黒竜》とその派生カードやサポートカードを使って戦うデッキ。
【青眼の白龍】が主に《青眼の白龍》を中心としたデッキであることに対し、このデッキは《真紅眼の黒竜》以外にも様々なレッドアイズを幅広くサポートするカードが豊富なのが特徴。
詳しくは該当ページを参照。
LVモンスターの一種である風属性・ドラゴン族のアームド・ドラゴンを中心としたビートダウンデッキ。
詳しくは該当ページを参照。
【ドラゴンリンク】 †
守護竜リンクモンスターによる展開で制圧・1ターンキルを行う構築。
カードの種類の増加により、少ない消費から大型モンスターを複数一気に出すことができるのが最大の強み。
守護竜はドラゴン族以外の特殊召喚に制約がかかるが、効果を使った後は適当なドラゴン族のリンク素材にする事で解決できるため、ドラゴン族以外のリンクモンスターも採用できる。
そもそもドラゴン族だけでも十分な制圧を期待できる。
概ね1枚の消費から《ヴァレルロード・S・ドラゴン》や《えん魔竜 レッド・デーモン・アビス》、《ヴァレルソード・ドラゴン》などを出し、複数回の無効化を行いつつ攻めることのできる布陣となる。
展開に使う初期手札が少なく、他のカードは《墓穴の指名者》・《抹殺の指名者》などで展開妨害に備えられる。
時期によって軸に差があり、登場初期では《星杯の神子イヴ》のシンクロ召喚を行い、そこから守護竜リンクモンスターを展開するという動きであった。
(《星杯の神子イヴ》と守護竜ギミックの相性の良さは《ドラコネット》のページを参照。)
ヴァレットのサポートの充実、《輝光竜セイファート》の登場に伴い、《輝光竜セイファート》を初動とする構築が主流となっている。
こちらは初手に要求されるのがドラゴン族なので、《星杯の神子イヴ》を軸とするものと比べて妨害を受けても再展開し易い。
《予想GUY》とドラゴン族通常モンスター、《クイック・リボルブ》によるリクルートも兼ね備える。
《ユニオン・キャリアー》が使えた期間は《破壊剣−ドラゴンバスターブレード》を採用して相手のエクストラデッキの使用を封じる戦術も利用された。
総じて基本的に相手の妨害が無ければ圧倒的な布陣を築けるが、逆に妨害を受けて布陣が築けないと脆く崩れる傾向があり長期戦は不得手。
闇属性・ドラゴン族のヴァレットを中心とした【リンク召喚】。
破壊をトリガーとして展開や除去を行い、大型リンクモンスターである各種ヴァレルドラゴンに繋げて戦う。
詳しくは該当ページを参照。
ドラゴン族のペンデュラムモンスター群であるアモルファージを中心とした【メタビート】系デッキ。
ペンデュラム召喚にはあまり依存せず、ペンデュラム効果を駆使して相手の行動を封殺していく。
詳しくは該当ページを参照。
いずれもドラゴン族で統一された竜剣士と竜魔王を中心とした【ペンデュラム召喚】の一種。
詳しくは該当ページを参照。
ドラゴンメイドを中心としたビートダウンデッキ。
下級モンスターと上級モンスターを入れ替えながら戦う、コントロール色の強いデッキ。
詳しくは該当ページを参照。
ビーステッドを中心としたビートダウンデッキ。
上記の【カオスドラゴン】をカテゴリ化したような性質が特徴。
墓地の光・闇を除外して展開し、相手の墓地リソースも消耗させられるデッキ。
詳しくは該当ページを参照。
天盃龍を中心とした【シンクロ召喚】デッキ。
戦闘を積極的に行いバトルフェイズ中に展開する動きが特徴。
詳しくは該当ページを参照。
特殊召喚を主体とするデッキであるため、特殊召喚封じのカードには滅法弱い。
墓地利用の特殊召喚を妨げる《次元の裂け目》・《マクロコスモス》も天敵と言えるだろう。
これらを張られていると《アームド・ドラゴン LV3》や《ホルスの黒炎竜 LV6》の進化も妨げられてしまう。
《アンデットワールド》にも注意しなければならず、《復活の福音》や《星遺物の守護竜》などのドラゴン族サポートや《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》の特殊召喚効果も《龍の鏡》による《F・G・D》の融合召喚もできなくなる。
これらの永続魔法・永続罠への対抗策として、専用カードである《崩界の守護竜》の採用も考えられる。
魔法・罠カードのみならずモンスターも破壊でき、裏側守備表示であれば《アンデットワールド》などの種族操作の影響も受けずにリリースできる。
専用サポートに拘らず、汎用性の高い《王宮のお触れ》・《トラップ・スタン》・《サイクロン》等をサイドデッキに積んで対処するのも無難。
先述の通り墓地肥やし効果を備えた《ライトロード・マジシャン ライラ》・《ライトロード・ハンター ライコウ》を使って対処する手もある。
しかしそうなると今度は【バスター・ブレイダー】・【ブラック・パラディン】を相手にした時に苦しくなる。
墓地が肥えるほどに相手を強化してしまい、戦闘ではほぼ勝ち目がなくなる。
天敵は《深淵竜アルバ・レナトゥス》であり、チェーンブロックも作らずに融合素材とされるため効果を受けない耐性であっても除去を防げない。
《アルバスの落胤》が下級モンスターという事もあり、手札からセットされた場合防ぐのが非常に難しいというのも悩みの種。
第1期(1999年〜2000年) †
《青眼の白龍》を筆頭とする人気モンスターは存在したが、サポートカードは《山》程度で、ほぼないに等しかった。
それどころか、《ドラゴン族・封印の壺》のようなメタカードさえ存在する不遇の種族であった。
第1期の終わり頃に《ロード・オブ・ドラゴン−ドラゴンの支配者−》と《ドラゴンを呼ぶ笛》が登場した。
しかし、せっかく大量展開しても《サンダー・ボルト》等で簡単に除去されるため、「海馬のファンデッキ」レベルの内容だった。
第2期(2000年〜2002年) †
初期〜中期は《手札抹殺》・《天使の施し》・《苦渋の選択》と無制限時代の《早すぎた埋葬》が共存していた頃もあった。
これにより、《青眼の白龍》のような最上級ドラゴン族を墓地へ送り、蘇生させて一気に畳み掛ける戦法も可能だった。
しかし、下支えする下級ドラゴン族モンスターやサポートする魔法・罠カードはまだ実戦レベルとは言い難く、勝率を求めた場合、実質的には蘇生ギミックを重視した【スタンダード】に近い構成となっていた。
第3期(2002年〜2004年) †
《F・G・D》や《凡骨の意地》が登場し、ドラゴン族通常モンスターを大量投入した【凡骨融合】も生まれた。
コンボ性が高いデッキが生まれたが、決め手となる優秀なモンスターがいなかった。
第4期(2004年〜2006年) †
ようやくドラゴン族の本格的な強化が始まる。
SOUL OF THE DUELISTで専用リクルーターの《仮面竜》が登場。
CYBERNETIC REVOLUTIONでの《龍の鏡》の登場により、《F・G・D》は容易に召喚できるフィニッシャーとして生まれ変わった。
ホルスの黒炎竜やアームド・ドラゴン、《竜魔人 キングドラグーン》もここで登場している。
第5期(2006年〜2008年) †
POWER OF THE DUELISTで《未来融合−フューチャー・フュージョン》が登場、《F・G・D》が更なる強化を受けた。
しかし、最大のテコ入れは《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》の登場であろう。
その攻撃力と効果によって【ドラゴン族】は序盤から高レベルのドラゴン族で攻めこめる打撃力を得た。
第6期(2008年〜2010年) †
シンクロモンスターが新たに登場し、《スターダスト・ドラゴン》をはじめ強力なドラゴン族シンクロモンスターが何体も登場した。
《コアキメイル・ドラゴ》や《ミンゲイドラゴン》といった優秀な下級モンスターも増加し、ようやく粒が揃ってきた感がある。
第7期(2010年〜2012年) †
《デルタフライ》、《スター・ブライト・ドラゴン》等下級モンスターが複数登場し、中でも《神竜 アポカリプス》はドラゴン族の手軽なサルベージ要員として注目された。
第8期(2012年〜2014年) †
第9期(2014年〜2017年) †
第10期(2017年〜2019年) †
第11期(2020年〜) †
20/04/01の制限改訂にて《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》がエラッタにより制限カードに復帰。
これにより強みが復活したが、引き換えに《守護竜エルピィ》が禁止カードとなった。
21/10/01には《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》が制限緩和され、22/01/01にて制限解除へと至り、安定感も増した。
しかし、同月には機械族の《キメラテック・フォートレス・ドラゴン》に相当する《深淵竜アルバ・レナトゥス》が登場し、制圧布陣を一発で崩されるリスクが生じるようになった。
代表的なカード †
サンプルレシピ †
関連リンク †