攻撃対象 -遊戯王カードWiki

攻撃対象(こうげきたいしょう)/target for attack †

説明 †

　バトルフェイズのバトルステップにおいて、攻撃宣言時に選択されるモンスターの一つ。
　公式ルールブックで「攻撃目標」と書かれているモンスターのこと。

• 「攻撃対象に選択された時」に発動する効果は、「攻撃宣言時」とほぼ同じタイミングである（厳密には「攻撃対象になった時」が「攻撃宣言時」を含む）。
  よって、《悪シノビ》の効果にチェーンして《炸裂装甲》を発動できる。
  なお、バトルステップの巻き戻しや《シフトチェンジ》で改めて攻撃対象に選択された時にも発動できるのが「攻撃宣言時」とは異なる点である。
  詳しくは「攻撃宣言」と「バトルステップ」のページも参照。
  

• 攻撃対象を制限する効果について。
  

• 「自身を攻撃対象にさせなくする」効果を持つモンスター１体のみの場合、および「自身以外を攻撃対象にさせなくする」効果を持つモンスターが２体以上並んだ場合、攻撃対象にできるモンスターがいなくなる。
  このとき、攻撃自体ができなくなるものと直接攻撃が可能になるものに分かれる。
  直接攻撃が可能になるものには括弧書きで明記されており、攻撃自体ができなくなるものは何も言及されていないというテキスト上の違いがある。
  《ガーディアン・ケースト》のみ再録されていない関係で括弧書きがないが、直接攻撃が可能になるものに分類される。
  

• かつては「攻撃対象に選択されない」と書かれているものは直接攻撃が可能になり、「攻撃対象にならない」「攻撃対象に選択できない」と書かれているものは攻撃ができなくなるというルールがあった。
  現在では《ゴーストリック・ハウス》・《ゴーストリック・パレード》・《ゴーストリック・ミュージアム》のようにこのルールに合わないカードも登場し、このルールはなくなったようだ。
  なお、このテキストの違いは下記の通り、効果を受けない状態のモンスターの攻撃に対する処理の違いとして受け継がれている。
  

• 《ゴーストリック・サキュバス》などの「攻撃対象に選択できない」効果や《幻影霧剣》などの「攻撃対象にならない」効果は、攻撃する相手モンスターに適用される効果である。
  《神竜騎士フェルグラント》などの効果で効果を受けない状態になったモンスターでの攻撃には適用されない。
  一方で、「攻撃対象に選択されない」効果は、攻撃を受ける自分モンスターに適用される効果であり、効果を受けない状態になったモンスターでも攻撃できない。
  上記の変更の関係で《ゴーストリック・ハウス》などは、攻撃する対象がいない場合直接攻撃が可能になるが、効果を受けないモンスターには攻撃されるという他のカードと異なる処理となるので注意が必要である。
  

• かつては「攻撃対象に選択できない」効果や「攻撃対象にならない」効果はプレイヤーが受ける効果として裁定が出されていた。
  

• 《磁力の指輪》などの「このカードの装備モンスターしか攻撃できない」効果は、ダイレクトアタッカーによるプレイヤーへの直接攻撃も装備モンスターに変える。
  一方で、《ダブルツールＤ＆Ｃ》などの「装備モンスター以外のモンスターを攻撃対象に選択できない」効果は、モンスターへの攻撃宣言を限定しているだけでダイレクトアタッカーによるプレイヤーへの直接攻撃は防げない。
  

• 「このモンスターしか攻撃できない」 ＞ 「このカードを攻撃しなければならない」 ＞ 「他のモンスターを攻撃対象に選択できない」の順に優先される。
  

• 《ヴォルカニック・デビル》（相手はこのカードを攻撃しなければならない）と表側守備表示の《降雷皇ハモン》（相手は他のモンスターを攻撃対象に選択できない）が存在する場合、相手の攻撃可能な全てのモンスターは《ヴォルカニック・デビル》を攻撃しなければならない。(17/03/24)
  

• 「相手はこのカードを攻撃しなければならない」《ヴォルカニック・デビル》と「このカードの装備モンスターしか攻撃できない」《磁力の指輪》を装備したモンスターが存在する場合、《磁力の指輪》を装備したモンスターを攻撃しなければならない。(17/03/24)
  

• 「相手はこのカードを攻撃しなければならない」《ヴォルカニック・デビル》が複数体存在する場合、相手モンスターの攻撃時に《ヴォルカニック・デビル》のコントローラーがどの《ヴォルカニック・デビル》の効果を適用するか選べる。(23/11/17)
  

• 「適用されたモンスターしか攻撃できない」 《仁王立ち》の(2)・「適用されたモンスターを攻撃しなければならない」 《立ちはだかる強敵》が適用されたモンスターが存在しなくなった場合、相手モンスターは攻撃できなくなる。
  

• 攻撃対象を変更する効果について。
  

• 強制的に特定のモンスターを攻撃させる効果、攻撃対象を制限する効果により、プレイヤーの選択では攻撃対象にとれなくなっているモンスターには攻撃対象を変更する効果を発動できない。
  「このモンスターに攻撃しなければならない」効果が適用されたモンスターから他のモンスターに攻撃対象を変更する効果処理や、他のモンスターから「このモンスターには攻撃できない」効果が適用されたモンスターに攻撃対象を変更する効果処理は行えない。
  

• 攻撃対象を変更するのは一度きりであり、攻撃対象を変更できるカードが２枚以上存在する場合に、変更した攻撃対象から更に変更することはできない。
  

• 攻撃対象を変更する効果で新しく攻撃対象になった場合も、「攻撃対象に選択された場合」を発動条件とする効果は発動する。
  

• 原作・アニメにおいて―
  原作及び遊戯王Ｒでは、バトルフェイズの開始時に攻撃対象を決める。
  対象がいなくなった時は攻撃は無効となり、直接攻撃を狙った時に相手モンスターが増えたらそのモンスターを攻撃しなければならない。
  
  • 「バトルシティ編」における「闇遊戯vs海馬」戦で、海馬が３体の《青眼の白龍》を一斉攻撃させた際に、１体目の《ブラック・マジシャン》への攻撃が失敗に終わっている。
    この時、２体目で《ブラック・マジシャン》を攻撃せずに守備表示の《磁石の戦士β》を攻撃したのはこのルールによるものである。
    

関連カード †

攻撃対象に選択された時に発動する効果を持つカード †

　※括弧内はそのモンスターが選択された場合に発動できる。
　※特に指定が無い場合は自分フィールドのモンスターが攻撃対象になった場合とする。

―選択された時

• カラクリ

• 伝説の騎士

• メルフィー
  • 《メルフィー・キャシィ》
  • 《メルフィー・パピィ》
  • 《メルフィー・フェニィ》
  • 《メルフィー・ポニィ》
  • 《メルフィー・ワラビィ》

• 《うきうきメルフィーズ》

• ヌーベルズ
  • 《ブエリヤベース・ド・ヌーベルズ》
  • 《コンフィラス・ド・ヌーベルズ》
  • 《ポワレティス・ド・ヌーベルズ》（フィールドのモンスター）
  • 《フォアグラシャ・ド・ヌーベルズ》（フィールドのモンスター）

• 《青き眼の乙女》
• 《アップル・マジシャン・ガール》
• 《Ａ宝玉獣 アンバー・マンモス》（Ａ宝玉獣）
• 《一角獣の使い魔》
• 《Ｘ−セイバー ガラハド》
• 《ＥＭアメンボート》
• 《ＥＭラ・パンダ》（Ｐモンスター）
• 《オオヤツ・ツマムヒメ》
• 《悪シノビ》
• 《カードブロッカー》
• 《カオス・コア》
• 《ガガガガードナー》
• 《Ｇａ−Ｐ.Ｕ.Ｎ.Ｋ.ワゴン》（Ｐ.Ｕ.Ｎ.Ｋ.）
• 《ガンバラナイト》
• 《キラー・ラブカ》（魚族・海竜族・水族）
• 《クレボンス》
• 《ゴーストリック・ランタン》（ゴーストリック）
• 《サイバー・ヴァリー》
• 《サイバー・ラーバァ》
• 《サブテラーの刀匠》（裏側表示モンスター）
• 《転生炎獣ラクーン》（サラマングレイト）
• 《ジェット・ロイド》
• 《シャトルロイド》
• 《隅烏賊》
• 《ＳＲビーダマシーン》（守備表示モンスター）
• 《ゼンマイナイト》（ゼンマイ）
• 《ダイナソーイング》
• 《超重武者装留グレート・ウォール》（装備モンスター）
• 《チョコ・マジシャン・ガール》
• 《Ｄ・ラジカッセン》(Ｄ)
• 《テクスチェンジャー》（モンスター）
• 《デコイドラゴン》
• 《デフコンバード》（サイバース族）
• 《ナチュル・スティンクバグ》(ナチュル)
• 《ナチュル・ビーンズ》
• 《ＢＫ グラスジョー》
• 《パペット・ルーク》
• 《氷水のエジル》
• 《ビビット騎士》（獣戦士族・光属性）
• 《武神器−ヤタ》（武神獣戦士族）
• 《暗黒ステゴ》
• 《ベリー・マジシャン・ガール》
• 《魔轟神獣ルビィラーダ》
• 《マッド・デーモン》
• 《メタファイズ・デコイドラゴン》
• 《ＲＲ−ブースター・ストリクス》（ＲＲ）
• 《レモン・マジシャン・ガール》

• 《ダーク・エンジェル》（天使族）
• 《地翔星ハヤテ》（戦士族）

• 《ウィッチクラフトゴーレム・アルル》（魔法使い族）
• 《花札衛−桐−》
• 《銀河暴竜》（ギャラクシー）

• 《Ｅ・ＨＥＲＯ Ｃｏｒｅ》
• 《ミラーフォース・ドラゴン》（モンスター）

• 《サイバー・エンジェル−那沙帝弥−》（儀式モンスター）

• 《ゴヨウ・ディフェンダー》
• 《月影龍クイラ》
• 《聖剣を巡る王姫アンジェリカ》
• 《ＢＦ Ｔ−漆黒のホーク・ジョー》

• 《先史遺産クリスタル・エイリアン》
• 《Ｎｏ.９ 天蓋星ダイソン・スフィア》
• 《Ｎｏ.３９ 希望皇ホープ》
• 《Ｎｏ.５３ 偽骸神 Ｈｅａｒｔ−ｅａｒｔＨ》
• 《水精鱗−アビストリーテ》（水精鱗）
• 《竜装合体 ドラゴニック・ホープレイ》

• 《乾燥機塊ドライドレイク》
• 《聖天樹の大精霊》（自身のリンク先）
• 《海晶乙女クリスタルハート》（自身または自身のリンク先のマリンセスＬモンスター）

• 《ドン・サウザンドの玉座》
• 《星守る結界》
• 《蜃気楼の筒》
• 《ラプターズ・アルティメット・メイス》

• 《インフェルニティ・フォース》
• 《エクシーズ・リベンジ・シャッフル》
• 《ガムシャラ》
• 《機皇廠》
• 《クレイ・チャージ》
• 《時限カラクリ爆弾》
• 《地縛共振》
• 《ジャスティブレイク》
• 《シンクロン・リフレクト》
• 《聖なる鎧 −ミラーメール−》
• 《ゼクト・コンバージョン》
• 《棘の壁》
• 《Ｄ−カウンター》
• 《Ｄ−シールド》
• 《ディフォーム》
• 《バーバリアン・ハウリング》
• 《パワー・フレーム》
• 《Ｂ・Ｆ・Ｎ》
• 《反射光子流》
• 《フロッグ・バリア》
• 《ヘイト・バスター》
• 《ライトロード・バリア》
• 《らくがきちょう−とおせんぼ》

―ダメージ計算前

• 《ユベル》

―ダメージ計算時

• 《クリボン》

―エンドステップ

• 《スクラップ・ゴブリン》
• 《スクラップ・ビースト》

• 《スクラップ・ソルジャー》

攻撃対象を選択した時に発動する効果を持つカード †

• 《風雲カラクリ城》

相手モンスターの攻撃対象を移し替える（変更する）効果を持つカード †

• 《アップル・マジシャン・ガール》
• 《ＥＭクリボーダー》
• 《カードブロッカー》
• 《ギャラクリボー》
• 《クリアクリボー》
• 《幻影の妖精》
• 《工作列車シグナル・レッド》
• 《超重武者タイマ−２》
• 《チョコ・マジシャン・ガール》
• 《デコイドラゴン》
• 《デッド・ガードナー》
• 《パペット・ルーク》
• 《宝玉獣 アンバー・マンモス》
• 《マジック・ランプ》
• 《レモン・マジシャン・ガール》
• 《ロード・オブ・ドラゴン−ドラゴンの独裁者−》

• 《ダーク・エンジェル》
• 《ノーブル・ド・ノワール》

• 《青氷の白夜龍》

• 《剣闘獣ドミティアノス》

• 《ＢＦ Ｔ−漆黒のホーク・ジョー》

• 《ガガガザムライ》
• 《水精鱗−アビストリーテ》
• 《Ｎｏ.３８ 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー》

• 《激撮ディスパラッチ》

• 《幻惑の眼》
• 《ルーレット・スパイダー》

• 《クリスタル・アバター》
• 《攻撃誘導アーマー》
• 《地縛霊の誘い》
• 《シフトチェンジ》
• 《進化への懸け橋》
• 《絶対なる幻神獣》
• 《双龍降臨》
• 《ディフェンド・スライム》
• 《ヒロイック・アドバンス》
• 《マジックアーム・シールド》

攻撃対象にされない効果を持つカード †

　※攻撃対象がいない場合、直接攻撃できる。

―攻撃対象にされない永続効果を持つモンスター

• 《ガーディアン・ケースト》
• 《伝説のフィッシャーマン》

• サンアバロンＬモンスター

―攻撃対象にされない様にする効果を持つカード

• 《ダーク・サンクチュアリ》
• 《未界域−ユーマリア大陸》

• 《オルターガイスト・カモフラージュ》

攻撃対象に選択できない、または攻撃対象にならない効果を持つモンスター †

　※攻撃対象がいない場合、攻撃できなくなる。

• 《隅烏賊》（モンスターゾーンの右端・左端にいる場合、自身の守備力以下の攻撃力を持つモンスターのみに適用）
• 《Ｄ−ＨＥＲＯ ディシジョンガイ》（レベル６以下のみに適用）
• 《ヘルカイトプテラ》（相手フィールドに風属性以外の表側表示モンスターが２体以上存在する場合、その相手モンスターのみに適用）

• 地縛神

• 《ラーの翼神竜−球体形》

• 《レアル・ジェネクス・ヴィンディカイト》

• 《充電機塊セルトパス》（リンク状態の場合）

攻撃対象に選択できない、または攻撃対象にならない様にする効果を持つカード †

　※「★」はダイレクトアタッカーによる直接攻撃も防げる。

フィールドに特定のカードが存在する限り、自身を相手の攻撃対象に選択できない様にする効果を持つモンスター †

　※特に記載が無い場合は自分フィールドに存在する場合とする。

自分フィールドに自身が存在する限り、特定のモンスターを相手の攻撃対象に選択できない様にする効果を持つカード †

　※自身への攻撃宣言を強制するために実質的に他のモンスターを選択できなくするカードは除く。
　※「★」はダイレクトアタッカーによる直接攻撃も防げる。

攻撃対象を制限されている・させるカード †

―自身が制限されている

• 一部のトゥーンモンスター（トゥーンモンスターがいるならばトゥーンモンスターを攻撃しなければならない）
  • 《トゥーン・マーメイド》

• 《トゥーン・デーモン》
• 《トゥーン・ブラック・マジシャン・ガール》

• 《トゥーン・ドラゴン・エッガー》
• 《ブルーアイズ・トゥーン・ドラゴン》

• 《ギャラクシー・ドラグーン》
• 《ストームサイファー》
• 《Ｄ・マグネンＵ》
• 《リバース・バスター》

• 《剛鬼ザ・マスター・オーガ》（全体攻撃する場合）

―モンスターに制限させる

• 《寄生虫パラノイド》
• 《サイバース・ウィザード》

• 《Ｅ・ＨＥＲＯ グランドマン》

• 《烙印の命数》
• 《ラピッド・トリガー》

その他のカード †

• 《闇味鍋パーティー》
• 《レインボー・ヴェール》

関連リンク †

• 攻撃
• 攻撃宣言
• 攻撃モンスター

• 対象
  • 効果の対象
  • 対象をとる（指定する）効果

• バトルフェイズ
• バトルステップ

• 公式用語集

FAQ †

Ｑ：《ホルスの黒炎竜 ＬＶ６》は《オレイカルコスの結界》の効果を受けずに攻撃対象を選択できますか？
Ａ：はい、できます。(17/03/24)

Ｑ：《毒蛇神ヴェノミナーガ》の攻撃の際、《宝玉獣 アンバー・マンモス》《地縛霊の誘い》の効果で攻撃対象を変更できますか？
Ａ：いいえ、できません。(19/07/06)

Ｑ：《毒蛇神ヴェノミナーガ》は《地縛神 Ｃｃａｐａｃ Ａｐｕ》を攻撃できますか？
Ａ：はい、できます。(19/07/06)

Ｑ：《ジェントルーパー》が存在する時に《Ｎｏ.３８ 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー》の(2)で攻撃対象を変更できますか？
Ａ：いいえ、できません。(17/03/24)

Ｑ：《仁王立ち》の(2)が適用された《アップル・マジシャン・ガール》の(1)を発動できますか？
Ａ：発動する事はできます。
「手札からレベル５以下の魔法使い族モンスター１体を特殊召喚する」処理は適用されますが、「その後、攻撃対象をそのモンスターに移し替え、攻撃モンスターの攻撃力を半分にする」処理は行えません。
《アップル・マジシャン・ガール》のモンスター効果は、「手札からレベル５以下の魔法使い族モンスター１体を特殊召喚する」処理にて完了した扱いとなり、戦闘の巻き戻しが発生します。
相手は《仁王立ち》の(2)が適用された《アップル・マジシャン・ガール》を攻撃するか、攻撃を取り止めるかを選ぶ事になります。(17/03/24)

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