融合召喚(ゆうごうしょうかん)/Fusion Summon

融合召喚に必要なもの

 融合召喚を行うには、融合モンスターをあらかじめエクストラデッキに入れておきましょう。
 また、融合召喚を行うには、融合モンスターに記載されている素材となるモンスターと、「融合魔法カードが必要です。
 (必要な素材はモンスターによって異なります。)
 メインのデッキには、その融合モンスター素材となれるモンスターと「融合魔法カードを必要な数だけ入れておきましょう。

融合召喚の手順

  1. 自分手札自分フィールドに融合召喚したい融合モンスター素材となるモンスターと、「融合魔法カードを揃えて準備をします。
    素材となるモンスター表側表示でなくても構いません。
  2. 次に、自分メインフェイズで「融合魔法カード発動宣言し、魔法&罠ゾーンに置きます。
    融合召喚したい融合モンスターの素材となるモンスター自分手札または自分フィールドから墓地へ送ります。
    この時、手札モンスター自分フィールド裏側表示モンスター等、内容が相手に分からない状態のモンスター素材とする事もできますが、マナーとして、融合モンスター素材として正しいモンスターである事を相手にも確認してもらいましょう。
  3. 墓地へ送ったモンスター素材とする融合モンスターエクストラデッキから取り出し、モンスターゾーンに出します。
    最後に、使った「融合魔法カード墓地へ送って、融合召喚完了です。
    融合召喚する場合、融合モンスター表側攻撃表示表側守備表示のどちらの形式で出しても構いません。

 融合召喚する場合、エクストラモンスターゾーンメインモンスターゾーンのどちらにも特殊召喚する事ができます。
 融合モンスターを出したいゾーンを選び、そのゾーンに融合モンスターを置きましょう。

 (公式ルールブック マスタールール(2020年4月1日改訂版)対応 バージョン 1.0より引用)


基本的なルール

備考

  • 初期の《融合》テキスト上で融合召喚のことを「融合」と表現していた。
    この表記と区別するためか、テキスト上で《融合》を指定する場合は『「融合」カード』と区別するように表現されていた。
    融合召喚の表記が使用され、融合がカテゴリ化されたことで、現在この表記は使用されなくなったが、後にテキスト整備によってこの表記だと「融合と名の付いたカード」とカード名ではなくカテゴリを意味してしまい、かえって混乱の元となる表記となってしまった。
    幸いにも、カテゴリとしての融合は(一部の例外を除いて)フュージョンと一体となっているカテゴリなので、区別は可能となっている。
  • このような経緯もあり、「融合召喚」のことを「融合」と呼ぶことは多い。
  • アニメでは融合召喚時、《融合》に見られるような渦にモンスターが吸い寄せられ、そこから新たなモンスターが出現するという演出がなされる。
    ARC-Vでは融合召喚時、デュエリストの背景が《融合》の絵柄となり、デュエリストの背後で融合召喚が行われる演出がなされている。
    この際、フィールドにいないモンスターカードの状態で渦に吸い込まれることもあり、《超融合》発動時には背景の絵柄も異なっていた。
  • アニメGXでは融合召喚が重要な位置を占めており、主人公である十代が多用したほか、多くのキャラクターが融合召喚を行っている。
    また、魔法カードを必要としないコンタクト融合や、《融合》以外の「融合召喚を行う魔法カード」も多数登場した。
    作中に登場した錬金術師アムナエルは、融合召喚のことを「錬金術」に例えていた。
  • アニメ5D'sやZEXALでは登場頻度こそ少ないものの、ジャックやカイトなど主要キャラが一応融合召喚を行っている。
    フォールガイズの3人はZEXALの世界では珍しく融合召喚を主軸としたデュエリストであった。
  • アニメARC-Vでも素良や真澄など融合召喚を中心的に用いる決闘者が登場している。
    遊矢たちの住む舞網市ではLDSが教え出したばかりだが、素良が住んでいた融合次元のデュエリスト達のほとんどは融合召喚を中心としたデッキを使っている。
  • アニメGXの頃は融合召喚は魔法カードを使って行うものであり、それ故に魔法カードを必要としないコンタクト融合の特異性が何度か強調されていた。
    しかし後のアニメARC-Vになると魔法カードを必要とせずに融合召喚を行えるモンスターが多数登場しており、作中でも然程珍しい扱いではなくなっている。
    さらに融合召喚を行える永続魔法も登場している。
    時代の流れとインフレを感じさせる設定である。
  • 第6期以降のゲーム作品では「(この特殊召喚は融合召喚扱いとする)」という一文が「融合召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する」というように、括弧内の文章が1つにまとめられている。
  • ゲーム作品ではアニメと似たように、融合素材となるカードが渦に吸い込まれ、融合召喚されるモンスターが出現するようになっている。
  • DUEL TERMINALでは、アムナエル相手に融合召喚を行うと、専用セリフを喋る。

融合召喚に関わる召喚条件を持つ融合モンスター

融合召喚を行う場合、正規の融合素材を使用する必要がある融合モンスター

融合召喚でしか特殊召喚できない融合モンスター

 ※は正規の融合素材を使用する必要がある

融合召喚でしかエクストラデッキから特殊召喚できない融合モンスター

 ※は正規の融合素材を使用する必要がある

融合召喚を行うカード

融合召喚するモンスター

 ※発動タイミングは特に記載の無い場合速攻魔法罠カード自分相手ターン、それ以外は自分メインフェイズとする。

―融合召喚先に制限のないカード

カード名カードの種類融合範囲融合素材の制限発動タイミング・コスト備考
《アルバスの落胤》下級モンスターお互いフィールド墓地自身を含み、他の融合素材相手フィールドモンスターのみ召喚・特殊召喚に成功した場合に手札1枚を捨てる同名カード1ターンに1度
《EMトランプ・ウィッチ》下級モンスターフィールド墓地なしペンデュラム効果1ターンに1度
《EMトランプ・ガール》下級モンスターフィールド墓地自身を含む
《EMユーゴーレム》下級モンスターフィールド墓地自身を含み、他の融合素材ドラゴン族のみペンデュラム召喚したターン自分メインフェイズ
《ダイナ・ベース》下級モンスター手札フィールド墓地自身を含む同名カード1ターンに1度
《ティアラメンツ・シェイレーン》下級モンスター手札フィールド墓地デッキの一番下墓地の自身を含む効果墓地へ送られた場合(墓地発動同名カード1ターンに1度
《ティアラメンツ・ハゥフニス》下級モンスター手札フィールド墓地デッキの一番下墓地の自身を含む効果墓地へ送られた場合(墓地発動同名カード1ターンに1度
《ティアラメンツ・メイルゥ》下級モンスター手札フィールド墓地デッキの一番下墓地の自身を含む効果墓地へ送られた場合(墓地発動同名カード1ターンに1度
《花騎士団の駿馬》下級モンスター手札フィールド墓地自身を含む
《パラサイト・フュージョナー》下級モンスターフィールド墓地自身を含む特殊召喚に成功した場合融合素材代用モンスター
《獄炎のカース・オブ・ドラゴン》上級モンスターフィールド墓地自身を含む
《EMオッドアイズ・ディゾルヴァー》最上級モンスターフィールド墓地自身を含むモンスター効果ペンデュラムゾーンからも融合素材を選べる
《合体竜ティマイオス》最上級モンスター手札フィールド墓地魔法使い族を含む同名カード1ターンに1度
《D−HERO ダスクユートピアガイ》融合モンスター手札フィールド墓地なし融合召喚に成功した場合
《サイバース・セイジ》儀式モンスターフィールド墓地除外サイバース族を含む同名カード1ターンに1度
《ドロドロゴン》シンクロモンスターフィールド墓地自身を含む(自身がS召喚されている場合)融合素材代用モンスター同名カード1ターンに1度
《プロキシー・F・マジシャン》リンクモンスターフィールド墓地なし同名カード1ターンに1度
《ウィッチクラフト・コンフュージョン》通常魔法手札フィールド墓地ウィッチクラフトを含む同名カード1ターンに1度
《召喚魔術》通常魔法手札墓地なし
手札墓地
フィールドお互い墓地除外
なし召喚獣を融合召喚する場合
《白の烙印》通常魔法手札フィールド墓地ドラゴン族を含む同名カード1ターンに1度
手札フィールド墓地
墓地除外
《アルバスの落胤》を含む
《大融合》通常魔法手札フィールド墓地3体以上を含む効果破壊耐性貫通付与
《ダウジング・フュージョン》通常魔法墓地除外ペンデュラムモンスターのみ同名カード1ターンに1度
《置換融合》通常魔法フィールド墓地なしルール上《融合》として扱う
《超越融合》通常魔法フィールド墓地なし2000LPを払うチェーンされない
《ペンデュラム・フュージョン》通常魔法フィールド墓地なし同名カード1ターンに1度、条件付きでペンデュラムゾーンからも融合素材を選べる
《聖なる法典》通常魔法フィールド墓地魔法使い族を含む同名カード1ターンに1度、条件付きで魔法&罠ゾーンからも融合素材を選べる
《融合》通常魔法手札フィールド墓地なし
《幽合−ゴースト・フュージョン》通常魔法フィールド墓地
手札デッキ墓地除外
アンデット族のみ、手札デッキ墓地からは1体まで同名カード1ターンに1度手札デッキ墓地モンスター融合素材にする場合は条件付き
《フュージョン・ゲート》フィールド魔法手札フィールド除外なし
《合成獣融合》速攻魔法手札フィールド墓地獣族または悪魔族を含む自分相手メインフェイズ
《黒魔術の秘儀》速攻魔法手札フィールド墓地《ブラック・マジシャン》または《ブラック・マジシャン・ガール》を含む
《瞬間融合》速攻魔法フィールド墓地なしエンドフェイズ自壊
《超融合》速攻魔法お互いフィールド墓地なし手札1枚を捨てるチェーンされない
《転臨の守護竜》速攻魔法フィールド墓地除外リンクモンスターのみ同名カード1ターンに1度
《ナチュルの春風》速攻魔法フィールド墓地ナチュルを含む
《ラピッド・トリガー》速攻魔法フィールド墓地なし同名カード1ターンに1度モンスター効果耐性攻撃制限付与、融合素材破壊
《黄金郷の七摩天》永続魔法手札フィールド墓地アンデット族のみ同名カード1ターンに1度
《未来融合−フューチャー・フュージョン》永続魔法デッキ墓地なし融合素材代用モンスター使用不可
《D−フュージョン》通常罠フィールド墓地D−HEROのみ戦闘破壊効果破壊耐性付与
《死魂融合》通常罠墓地除外なし融合召喚したモンスターはそのターン攻撃不可、融合素材裏側表示で除外
《エターナル・フェイバリット》永続罠お互いフィールド墓地ユベルを含む手札1枚を捨てフィールドの自身を墓地へ送る同名カード1ターンに1度
《捕食惑星》永続罠手札フィールド墓地捕食植物のみ墓地の自身を除外する

―融合召喚先に制限のあるカード

融合素材を選ぶ場所による分類

手札融合を行うカード

フィールド融合を行うカード

手札フィールド融合を行うカード

墓地融合を行うカード

手札墓地融合を行うカード

フィールド墓地融合を行うカード

手札フィールド墓地融合を行うカード

デッキ融合を行うカード

デッキエクストラデッキ融合を行うカード

手札デッキ融合を行うカード

手札フィールドデッキ融合を行うカード

手札フィールドエクストラデッキ融合を行うカード

手札フィールドデッキエクストラデッキ融合を行うカード

手札フィールドデッキ墓地融合を行うカード

手札フィールドデッキエクストラデッキ墓地融合を行うカード

除外融合を行うカード

フィールド除外融合を行うカード

墓地除外融合を行うカード

フィールド墓地除外融合を行うカード

手札フィールド墓地除外融合を行うカード

その他の関連カード

融合召喚扱いの特殊召喚を行うカード

融合召喚が処理と関連するカード

―自身が

モンスター

融合召喚メタ

融合召喚を行う場合、融合素材を指定の場所以外から使用できるようにするカード

上記以外で融合召喚に関係するカード

関連リンク

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