遊戯王カードWiki - 《暗黒の謀略》

《暗黒(あんこく)の謀略(ぼうりゃく)/Dark Scheme》 †

通常罠
お互いのプレイヤーは手札を２枚選択して捨て、
デッキからカードを２枚ドローする。
相手は手札を１枚捨ててこのカードの効果を無効にする事ができる。

　「捨てる扱いになった《手札断殺》」または「手札を１枚選んで捨てる」のどちらかを相手が選ぶ効果といえる。
　前半の効果で暗黒界２枚を捨てることができればそのまま蘇生を狙える。
　しかし選択権は相手にあり、相手にもその狙いがほぼ分かってしまうため、大抵の場合「手札を１枚選んで捨てる」方が選ばれるだろう。
　カード・アドバンテージでは１：１交換で損はないように見えるが、相手はその状況で最も不要なカードか墓地へ送りたいカードを選んで捨てるため、実質ディスアドバンテージを負うことになる。
　ハンデスを狙うならば《魔の取引》や《光の封札剣》、暗黒界の効果を発動しつつ手札交換を行うならば《ディーラーズ・チョイス》が存在するため、このカードを優先するのは難しい。

本来このカードは前半の効果を適用し、《手札断殺》ではできなかった暗黒界の効果を発動しつつ手札交換を行う、という意図でデザインされたのだろう。
しかし、《手札断殺》でなくこのカードを使っている時点で目的はバレているので、相手が前半の効果を選ぶことはまずない。
- 相手が手札を捨てる事で無効にされるという効果を持つカードはいくつかあるが、このカードは前半の効果の空撃ちを防ぐための大前提としてお互いの手札が２枚あること、カードの効果で捨てることを妨害されていないことを要求される。
  それによって、無効にできないという状況を用意することが許されないため、他のカードと比べても破格の使い勝手の悪さである。
  - 例外的に《アトラの蟲惑魔》や《ＴｈｅｓｐｌｅｎｄｉｄＶＥＮＵＳ》と組み合わせれば前半の効果を適用させること自体は可能だが、どちらも特に暗黒界と相性が良いとはいえず、安定性に難があるため実際に採用するのは難しい。

Ｑ：相手の手札が２枚未満の時、発動できますか？
Ａ：いいえ、できません。(11/06/18)

Ｑ：効果処理時にどちらかのプレイヤーの手札が２枚未満になった場合、どのような処理になりますか？
Ａ：効果は適用されず、どちらのプレイヤーも手札を捨てて、ドローする処理は行いません。(11/06/18)

Ｑ：このカードの効果を相手が手札を捨てて無効にする処理は、どのタイミングで行いますか？
Ａ：効果処理時に行います。(11/06/18)

Ｑ：手札を捨てるのとドローをするのは同時ですか？
Ａ：同時ではありません。(12/10/11)

Ｑ：どちらかのデッキが２枚未満の時、発動できますか？
Ａ：できません。(12/09/27)

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