魔法使い族/Spellcaster †
基礎データ †
概要 †
その名の通り魔法・魔術・呪術などを使う存在をモチーフにした種族。
優秀なカードが多く、禁止カードが現在6体、制限・準制限カードも含めると19体にもなるほど強力な種族である。
下級モンスターには禁止カードである《魔導サイエンティスト》を初めとして、汎用性が高く禁止・制限カードの経験がある《お注射天使リリー》・《黒き森のウィッチ》・《慧眼の魔術師》・《召喚僧サモンプリースト》・《聖なる魔術師》・《月読命》・《マスマティシャン》・《魔導戦士 ブレイカー》が存在している。
それ以外でも、墓地封じの《霊滅術師 カイクウ》、モンスター効果メタの《エフェクト・ヴェーラー》など枚挙に暇がない。
上級モンスターにも優秀なものは多く、禁止・制限カードの経験がある《カオス・ソーサラー》や《混沌の黒魔術師》・《アストログラフ・マジシャン》から、《ブリザード・プリンセス》・《ブラック・マジシャン》など幅広いモンスターを擁する。
シンクロ・エクシーズモンスターからも、《TG ハイパー・ライブラリアン》や《No.11 ビッグ・アイ》といった環境トップデッキの中核モンスターが現れている。
また、リバースモンスターとペンデュラムモンスターと儀式モンスターが最も多い種族で、リバースモンスターは33体、ペンデュラムモンスターは70体(使用不可カード含むと71体)、儀式モンスターは18体も存在する(2022/12/24時点)。
その他魔法・罠カードにも、魔導書や《ディメンション・マジック》・《マジシャンズ・サークル》といったサポートが多く、ほぼどんなモンスターも活躍させる事ができるのが嬉しいところ。
最初期に猛威をふるった特殊勝利デッキの元祖・【エクゾディア】のパーツは全て魔法使い族であり、文字通り「遊戯王」というゲームのスタートを担う種族であった。
エキスパートルール移行後も《ヂェミナイ・エルフ》や《黒き森のウィッチ》(エラッタ前)ら優秀なモンスター陣で【スタンダード】を牽引し続けたが、反面、種族サポートにはあまり恵まれない時期が続く。
魔力カウンターや《ディメンション・マジック》などが中心であり、サポートが増えたのはGXに移行した第4期であった。
その後も強力なサポートは追加され続け、第8期には魔導書のカテゴリ化により一時環境トップを奪う勢いを得た。
第9期と共にアニメARC-Vが始まると、魔術師・Em・マジェスペクターといった粒揃いの新規カテゴリにおいて、更なる強化と規制が相次いだ。
一方では、《混沌の黒魔術師》(エラッタ後)・《月読命》・《サウザンド・アイズ・サクリファイス》・《聖なる魔術師》と、長年の禁止カード達が環境に戻る第8〜9期ともなり、リミットレギュレーションにより陣容が変化し続ける種族という特色が一層強まった。
特に魔術師は、アニメ・漫画由来のカード群とOCG独自のカード群が併行して継続的に輩出されていく、OCG史上でも稀な優遇カテゴリに成長している。
- 劇場版「THE DARK SIDE OF DIMENSIONS」では表遊戯が下級マジシャン・ガールを使用している。
- 総じて全てのアニメシリーズ内の主要キャラクターに使用されている使用頻度の高い種族となっている。
特に主人公はVRAINSの遊作/Playmaker以外は全員使用しており、戦士族・機械族同様、その人気の高さが窺える。
また、各カードのモチーフは使用者によって大きく異なるためにデザインのバラつきがある一方で、《ブラック・マジシャン》を意識したデザインも(特に主人公が使用するものを中心に)多く存在する。
関連リンク †
魔法使い族に関連する効果を持つカード †
素材に魔法使い族を指定するモンスター †
その他のリンク †