【ランク4】 †
概要 †
ランク4は、エクシーズモンスターの持つランクの1つであり、レベル4モンスターをエクシーズ素材としてエクシーズ召喚を行う。
ランク4のエクシーズ召喚に特化したデッキを組むこともできるし、幅広いランクや複数の召喚法を使用するデッキが選択肢の1つとしてランク4を使う事も多い。
このページでは、特化デッキ・選択肢の1つとして使うデッキを問わず、「ランク4エクシーズモンスターを使用するデッキで有用なカード」を幅広く紹介する。
エクシーズ素材はフィールドに出す必要がある都合上、下級モンスターである方が好ましい。
その中でもレベル4は最も数の多いレベルであり、更に下級モンスターの中では最も攻守のステータスに恵まれたレベルでもある。
またエクシーズモンスターの中でもランク4モンスターは最も種類が多く、汎用性の高いモンスターや攻撃性能の高いモンスターも多い。
このため、ランク4は数あるランクの中でもトップクラスに扱いやすいランクとなっている。
エクシーズ召喚系デッキ全般の共通事項は【エクシーズ召喚】を参照。
【エクシーズ召喚】のページにもある通り、安定したエクシーズ召喚を狙うならば、特殊召喚効果を持つモンスターを採用する事が望ましい。
召喚権が余る場合はアドバンテージを稼げる効果を持つレベル4モンスターを採用してもよいだろう。
ランク4は対モンスター性能は非常に高いので、どちらかといえば魔法・罠除去要員を搭載すると良い。
1枚からランク4の素材を揃えられるカード †
比較的汎用性があるのは以下のカードだろうか。
少ない消費でランク4を出したい場合や、レベル4モンスターの少ないデッキにランク4要素を追加する場合は、これらのカードの採用を検討するとよいだろう。
―墓地に特定のカードを要求しないコンボ
下準備を要求しないため初動に優れる。
―墓地に特定のカードを要求するコンボ
下準備が要求されるため初動に使うには若干向かない。
自身を特殊召喚し、別の「フィールドで発動するモンスター効果を使いたいレベル4」を召喚、その2体でエクシーズ召喚を行うという運用が基本。
《マンジュ・ゴッド》や《魔導戦士 ブレイカー》など、召喚しないと効果を発動できないモンスターとコンビを組ませるのに向く。
上記した、2体のモンスターを並べられる《レスキューラビット》等と併用すれば、素材3体のエクシーズ召喚にもつながる。
上記の面々とは逆に、「自身を召喚し、他のレベル4モンスターを手札から特殊召喚する」動きを行えるモンスター。
緩い条件で自己再生できるレベル4モンスター。
その他展開要員 †
ランク4はエクシーズモンスターの質・量ともに極めて恵まれたランクである。
エクシーズ素材の縛りがなく、モンスター2体でエクシーズ召喚できるものだけで50種類以上が存在し、アタッカー・除去・制圧要員まで幅広くカバーしている。
これらをエクシーズモンスターに任せられるため、メインデッキはほぼ展開要員だけに絞った構築が行いやすい。
ランク4に限らず、エクシーズモンスターに重ねてエクシーズ召喚できるカードやRUMの存在からランク5以上のモンスターを採用する場合もある。
以下、特に指定のない場合は「レベル4モンスター×2」でエクシーズ召喚できるモンスターである。
その他 †
基本的にはこちらを参照の事。
《星輝士 デルタテロス》や《塊斬機ラプラシアン》等は汎用性が高く、2体素材のランク4には無い利点も備えているので採用しやすい。
―リンクモンスター
必須ではないため、低リンクの汎用リンクモンスターを入れておけばよい。
【エクシーズ召喚】のリンクモンスターの項も参照。
―エクシーズモンスター
【エクシーズ召喚】にもある通り、エクシーズ召喚系デッキとして特別必須カードと言えるような魔法・罠カードはほとんど存在しない。
汎用性の高いカードを採用しつつ、採用したモンスターとの連携が取れるようなカードを入れていくことになる。
例としては《フォトン・スラッシャー》を始めとした戦士族が多い構築の場合は《増援》等の戦士族サポートを入れる、といったような採用の形が挙げられる。
特にエクシーズ召喚に特化したデッキであれば、エクシーズモンスターを強化するRUMの採用も候補に挙がる。
特に《RUM−リミテッド・バリアンズ・フォース》はランク4専用であり、このランクの特権と言うべきカードである。
詳しくはRUM軸で後述する。
【4軸エクシーズ】 †
特にカテゴリや属性・種族等にこだわらず、とにかく「汎用性があってエクシーズ素材にしやすいレベル4」を搭載した一種のグッドスタッフデッキ。
「レベルが揃わない」という事故が起きなくなるため、エクシーズ召喚の安定性は非常に高い。
デッキコンセプトは極めてシンプルだが、レベル4モンスターとランク4エクシーズモンスターは共に層が極めて厚いため、これだけで十分にデザイナーズデッキに匹敵するデッキが成り立ってしまう。
構築は上記したランク4素材向けのカードを、扱いやすいものから搭載するだけ。
概ね《ファイヤー・ハンド》&《アイス・ハンド》を戦線維持の軸とし、「手札から特殊召喚」系カードを混合するのが安定性が高い。
戦術についてもシンプルである。
状況に応じてエクシーズモンスターを使い分けながらビートダウンを行っていく。
エクシーズモンスターの効果で相手モンスターを除去し、そのまま攻撃に移るという形を意識して動きたい。
《キングレムリン》等のサーチ手段があるものの、手札消費は荒い方のデッキであるため、あまり長期戦は向かない。
確実にダメージを与え短期決戦で勝負を決めにいく。
【ヴァルモニカ】はペンデュラム召喚・リンク召喚主体だが【4軸エクシーズ】の要素を強く持つ。
《フォトン・スラッシャー》や《ゴブリンドバーグ》、《幻蝶の刺客オオルリ》等と種族サポートを共有するため、メインデッキやエクストラデッキのモンスターを戦士族で固めたデッキ。
《機甲忍者ブレード・ハート》や《H−C エクスカリバー》を無理なく採用できるようになる。
本来の【E・HERO】に比べ融合召喚への依存が少なく、【ランク4】に準ずる【E・HEROビート】はこの型の代表的な派生デッキとも言える。
汎用性は低いものの、他の幻蝶の刺客も投入すれば全体バウンス&バーンを行える《フォトン・アレキサンドラ・クィーン》のエクシーズ召喚も狙いやすい。
【幻蝶の刺客】は単体弱体化とエクシーズ召喚が混在する【ランク4】の一種である。
《エヴォルカイザー・ラギア》・《エヴォルカイザー・ドルカ》をエクシーズ召喚することに特化させたデッキ。
《ハイドロゲドン》や《ジュラック・グアイバ》といった相手モンスターの戦闘破壊をトリガーとするリクルーターの存在から、戦闘に関するサポートカードも重要視される。
レベル4モンスターだけでなく《ベビケラサウルス》等展開補助のカードも採用候補に上がる。
また、恐竜族通常モンスターを採用して後述の【レスキューラビット】の形式を取る場合もある。
レベル4の機械族モンスター2体を揃えれば《ギアギガント X》をエクシーズ召喚でき、そのまま《ブリキンギョ》のサーチが可能な点が魅力。
機械族に統一することで《ゴールド・ガジェット》・《シルバー・ガジェット》による手札からの展開も可能になっている。
また攻撃力500以下の機械族モンスターを複数採用し《機械複製術》とのコンボに繋げれば、素材3つを必要とするエクシーズモンスターも扱いやすくなる。
ランク4を扱いやすい機械族デッキの代表として【ガジェット】が挙げられる。
常にガジェットをサーチし続けられるため安定したレベル4モンスターの供給ができ、エクシーズ素材にすることで低攻撃力を晒さずに済む。
その他【ガジェット】についての詳細は当該ページを参照。
墓地肥やし・蘇生に関わるレベル4が多く、ランク4を出しやすい。
《不知火の隠者》で《ユニゾンビ》をリクルートして《馬頭鬼》を墓地へ落とし、《馬頭鬼》で《不知火の隠者》を蘇生させれば1枚からランク4かレベル8のシンクロ召喚を使い分けられる。
《ゾンビ・マスター》も蘇生効果からエクシーズ召喚を狙いやすい。
ランク4エクシーズモンスターを出しつつ、RUMによってランク5以上のエクシーズモンスターも扱っていくタイプのデッキ。
《鳥銃士カステル》等、効果は強力だが攻撃力が心許ないモンスターを高打点のアタッカーへと変えることができる。
ただし、エクシーズモンスターが存在しなければ使用できないRUMを採用するため、手札事故の危険性は上がる。
採用されるRUMの例として以下のようなものが挙げられる。
【ランク4】系デッキの蘇生手段の一つである《カメンレオン》がチューナーであることを利用し、シンクロ召喚を組み込んだデッキ。
《フォトン・スラッシャー》等守備力0のモンスターを使って《キングレムリン》をエクシーズ召喚。
エクシーズ素材となった守備力0のモンスターをコストに《カメンレオン》をサーチし、《カメンレオン》を召喚してコストで墓地へ送られた守備力0のモンスターを蘇生する、という流れを基本とする。
モンスターがレベル4で固まる都合上、シンクロ召喚先はほぼレベル8になる。
仮にエクストラデッキのシンクロモンスターが尽きても《カメンレオン》自体はエクシーズ素材に使用できるため、それほど多くのシンクロモンスターを採用する必要は無い。
環境やデッキに採用した他のカードとの連携など考え、相性の良いシンクロモンスターを数体選ぶ形になる。
【クラウンブレード】 †
《Emトリック・クラウン》と、《H・C サウザンド・ブレード》による2体蘇生コンボで毎ターンランク4を量産する【ランク4】デッキ。
全盛期には《ラヴァルバル・チェイン》が現役であり、パーツのどちらかを引けばコンボを始動できたため抜群の安定性を誇った。
現在は《ブリリアント・フュージョン》で《Emトリック・クラウン》を融合素材として墓地へ送るギミックと、それをサーチできる捕食植物を利用することで似たような動きができる。
以下はその例
- 《捕食植物オフリス・スコーピオ》で《捕食植物ダーリング・コブラ》をリクルートし《ブリリアント・フュージョン》をサーチ。
- 《捕食植物オフリス・スコーピオ》と《捕食植物ダーリング・コブラ》で《M.X−セイバー インヴォーカー》をエクシーズ召喚。
- 《M.X−セイバー インヴォーカー》で《H・C サウザンド・ブレード》をリクルートし、2体で適当なリンクモンスターをリンク召喚。
- 《ブリリアント・フュージョン》で《ジェムナイト・セラフィ》を指定し、融合素材として《Emトリック・クラウン》を墓地へ送る。
- 《Emトリック・クラウン》が自己再生し、《H・C サウザンド・ブレード》もそれをトリガーに自己再生。
- 《Emトリック・クラウン》と《H・C サウザンド・ブレード》でランク4のエクシーズ召喚を行う。
- このエクシーズモンスターがエクシーズ素材を使い果たす、もしくは除去されるたびに《Emトリック・クラウン》と《H・C サウザンド・ブレード》が自己再生し、エクシーズ素材を供給し続ける。
グッドスタッフデッキとしての完成度も高いが、既存のカテゴリデッキにも容易にギミックを移植できたため、【○○クラブレ】と呼ばれるデッキが多数開発された。
「手札を捨てる」「デッキを墓地へ送る」「レベル4を並べる」といった要素のあるデッキとは大方親和性がある。
Emはほとんどの場合、《Emトリック・クラウン》のみが採用される。
また、ヒロイック側も《H・C サウザンド・ブレード》・《H・C 強襲のハルベルト》の2種類または《H・C サウザンド・ブレード》のみ採用することが多い。
その他の枠は、前述したようなレベル4の展開を補助する他カテゴリや汎用カードを用いるが、《ライオウ》を投入し、罠カードを厚めにした構築も見られる。
―出張ギミックとしての【クラウンブレード】
《レスキューラビット》及び通常モンスターを軸とした【ランク4】デッキ。
同名通常モンスター2体をリクルートできる《レスキューラビット》により、ランク4を1枚から展開する。
エクシーズ召喚黎明期に大流行した。
《バハムート・シャーク》を軸とした【水属性】系の【ランク4】デッキ。
《バハムート・シャーク》の効果でパーミッション能力を持つランク2エクシーズモンスター・《餅カエル》を呼び出せる事から、パーミッション・制圧デッキとしての性質が強かった。
現在は《餅カエル》が禁止カードに指定されており、パーミッション・制圧デッキとしての強みが失われている。
《No.39 希望皇ホープ》を軸としたデッキ。
「重ねる」事で強化形態を繰り出す希望皇ホープと、エクシーズ召喚のたびにドローを行う《エクシーズ・チェンジ・タクティクス》を組み合わせたドロー加速が最大の武器。
希望皇ホープはエクシーズモンスターのみのカテゴリであるため、メインデッキのカテゴリは問われず、様々な組み方ができる。
《希望郷−オノマトピア−》を使うならばガガガやゴゴゴが中心となるし、【ランク4エクシーズ】をベースに汎用性のあるカードで固めても良い。
闇属性のカテゴリ・ヴェルズを使用するデッキ。
《ヴェルズ・マンドラゴ》・《ヴェルズ・カストル》・《ヴェルズ・ケルキオン》の3体の展開要員に加え、汎用性の高い効果を持つレベル4モンスターを擁する。
レベル5以上のモンスターの特殊召喚を封じる《ヴェルズ・オピオン》が強力で、シンクロ召喚主体のデッキを一時は環境から追い払った。
除去要員としても《ヴェルズ・バハムート》を擁し、専用エクシーズモンスターの質の高さが魅力。
レベル4とレベル3の2つのレベルを主軸とする炎属性・獣戦士族カテゴリ。
レベル4と3のどちらかに特化した形でデッキを組むことが多く、レベル4主体の場合は《魁炎星王−ソウコ》をはじめとするランク4エクシーズモンスターが主力となる。
永続魔法・永続罠の「炎舞」との連携を特徴とする。
召喚時に別種のガジェットをサーチする3色ガジェットを軸としたデッキ。
かつてはコントロール型ロービートの【除去ガジェット】で一世を風靡したが、現在は安定したアドバンテージ獲得能力を活かしたランク4デッキとして命脈をつないでいる。
動きがシンプルで初心者にも扱いやすいデッキ。
機械族カテゴリ・ギアギアを用いるデッキ。
レベル3・4混成カテゴリだが、主力はレベル4である。
数は少ないが展開力に優れ、1ターンキルも難しくない。
機械族とサイキック族のクロノダイバーを中心としたデッキ。
エクシーズ素材のカードの種類によって異なる効果を発揮する《クロノダイバー・リダン》を維持してアドバンテージを獲得していく。
様々な方法でエクシーズ素材を補充できるのも特徴。
岩石族とアンデット族の混成カテゴリ、ゴゴゴを中心としたデッキ。
《ゴゴゴジャイアント》→《ゴゴゴゴースト》→《ゴゴゴゴーレム》の3連蘇生を得意とする。
岩石族には《No.55 ゴゴゴゴライアス》などレベル4と相性の良いカードもあり、珍しい岩石族カテゴリである【ゴゴゴ】はその数少ない使い手となる。
「十二獣モンスターの上に重ねてエクシーズ召喚できる」共通能力を持つ十二獣を用いたデッキ。
下級モンスター1体の上に重ねてエクシーズモンスターが出せるという、エクシーズモンスターとしてはあまりに掟破りの性能を持ち、凄まじい安定感で第9期終盤に大流行した。
現在は《十二獣モルモラット》・《十二獣ドランシア》・《十二獣ブルホーン》と主力が軒並み禁止・制限カード入りしている。
全盛期からは大きくパワーダウンしているが、直接攻撃が可能な《十二獣ワイルドボウ》の存在により《天霆號アーゼウス》に繋ぎやすく、またランク4エクシーズモンスターを並べ《FNo.0 未来龍皇ホープ》に繋ぎやすい点から、環境にも姿を見せている。
召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時に発動する効果を持つレベル4カテゴリ、テラナイトを用いたデッキ。
サーチと展開力に長け、ランク4特化デッキとしてはトップクラスの展開力と安定性を持つ。
「3体でのエクシーズ召喚」を得意とし、専用エクシーズモンスターである《星輝士 デルタテロス》・《星輝士 トライヴェール》の性能も良好。
風属性・鳥獣族を軸とするデッキで、魔法・罠カードの除去を得意とし、《万華鏡−華麗なる分身−》からのリクルートや《ヒステリック・パーティー》の蘇生からエクシーズ召喚を狙うことができ、《電光千鳥》を出せるのも魅力。
炎属性・戦士族のBKを主力とするデッキ。
エクシーズ素材を身代わりとする効果を持つ《BK 拘束蛮兵リードブロー》による粘り強いデュエルが持ち味。
手札または墓地から発動する防御型効果を軸とした、コントロール型の低速デッキ。
《武神帝−スサノヲ》・《武神帝−カグツチ》・《武神帝−ツクヨミ》といったエクシーズモンスターで手札や墓地を増強し、自軍に有利な布陣を固める。
ヒロイックを軸としたデッキ。
攻撃力を2倍にする効果を複数使用し、戦闘ダメージによる1ターンキルを狙える。
詳細は当該ページを参照。
「レベル4×3体でのエクシーズ召喚」に特化した異色のデッキ。
素材3体以上のエクシーズ召喚にしか使えない制約を持つ《光天使スローネ》、素材3体以上のエクシーズ召喚を行う事で発揮される効果を持つ《光天使セプター》・《光天使スケール》が特徴。
手札からの展開に特化した能力と、アドバンテージ回復能力により、素材3体のエクシーズ召喚の重さを苦にしない。
第9期初頭には出張パーツとしての評価も高く、多くのデッキと混成された。
墓地で発動する効果を持つものが多い紋章獣のデッキ。
ランク4モンスター・《No.18 紋章祖プレイン・コート》を軸に墓地肥やしを行い、アドバンテージに変換していく。
墓地の紋章獣を素材にエクシーズ召喚を行う《高等紋章術》が特徴。
高い展開力と持久力を誇る代わりにランク4以外の使用を制限したライゼオルを軸としたデッキ。
ランク4特化という一見するとメタに脆そうなコンセプトだが、実際には条件による特殊召喚を主体とするため相手の妨害を受けにくい。
受けたとしても、妨害を貫通する展開力と一定の妨害を構えられる柔軟な対応力で応戦でき、環境でも大きく活躍したデッキである。
多数の専用RUMを有するRRを軸としたデッキ。
まずはランク4の《RR−フォース・ストリクス》を出し、多彩なRUMで高ランクのRRへとランクアップさせる動きが特徴。
全体攻撃やバーンなど攻撃的な性能のエクシーズモンスターが多く、火力が高い。
本来は【正規融合】に属するデッキだが、《月光虎》、《月光彩雛》、《月光黄鼬》の存在により純構築でも連続で安定したエクシーズ召喚を行なえるデッキ。
先攻型ではRRや幻影騎士団を出張させることで強固な制圧布陣を敷くことができる。
サイバース族のレベル4モンスター群で、いずれも特殊召喚に関する効果を持つためランク4が出しやすい。
カテゴリ内にチューナーも存在し、シンクロ召喚の要素も取り入れられる。
サイバース族以外の特殊召喚を封じるデメリットを持つものもいるのでサイバース族寄りの構築となる。
光属性雷族で統一されており召喚をトリガーとする効果を持つ。
シンクロ召喚のイメージが強いが、蘇生しやすい《BF−精鋭のゼピュロス》、手札から特殊召喚しやすい《BF−黒槍のブラスト》・《BF−残夜のクリス》の存在からランク4を立てやすい。
《RR−ワイズ・ストリクス》を使えば異なるレベルのモンスターからでもレベル4を供給できる。
闇属性なので幻影騎士団を出張させ《幻影騎士団ラスティ・バルディッシュ》で《幻影騎士団シェード・ブリガンダイン》を用意してエクシーズ召喚するなどの展開も可能。
エクシーズモンスターを直接特殊召喚できる《大砂海ゴールド・ゴルゴンダ》とスプリガンズエクシーズモンスターに重ねて出せる《ギガンティック“チャンピオン”サルガス》を利用して展開する。
《大砂海ゴールド・ゴルゴンダ》以外からも《ギガンティック“チャンピオン”サルガス》を出せるようにランク4の要素を増やした構築も存在する。
通常モンスターの《しゃりの軍貫》を何度も利用してエクシーズ召喚を行う。
レベル変更によりランク5を出すこともできる。
墓地メタに特化したエクソシスターを中心とする、ビートダウン・ロック・パーミッションの各要素を含めたデッキ。
弱点 †
【エクシーズ召喚】系デッキ共通の弱点については、【エクシーズ召喚】の弱点の項を参照。
【エクシーズ召喚】に共通のものを除けば、【ランク4】に弱点らしい弱点はないと言ってよい。
上級モンスター主体となる高ランクデッキのように手札事故も起こりづらく、逆に低ランクデッキのように《魔のデッキ破壊ウイルス》で手札を全て失うようなことも起こりづらい。
エクシーズモンスターの質も量も充実しており、エクシーズ召喚自体を封じられた状況を除けば対処法には困らないだろう。
強いて言えば、《No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー》のような「制圧効果と攻撃力を兼ね備えたエクシーズモンスター」は不在だが、些細な問題である。
リンクモンスターとの連携についてはランク3以下の方が得意である。
《聖騎士の追想 イゾルデ》でレベル4をリクルートするには相当量の装備魔法を積む必要がある。
それでも【ランク5】以上に比べれば、リンクモンスターとエクシーズモンスターを並べる事は難しくないと言える。
第7期 †
マスタールール2の移行と共にエクシーズ召喚が登場。
登場初期はエクシーズモンスター自体の数が乏しかったものの、レベル4モンスター2体を並べれば出せるという手軽さから、ランク4のエクシーズモンスター自体は多くのデッキに採用されていた。
PHOTON SHOCKWAVEにて登場した《レスキューラビット》によって手札消費1枚でエクシーズ召喚が可能となり、同パックで登場した《エヴォルカイザー・ラギア》と共に環境に大きな影響を与えた。
この時誕生した【レスキューラビット】こそランク4モンスターを主軸としたデッキの先駆けと言える。
その後も《No.16 色の支配者ショック・ルーラー》、《ラヴァルバル・チェイン》など、環境に影響を与える強力な効果を持ったランク4モンスターの存在により、ランク4が出せる構築自体の価値が上がっていった。
第8期 †
RETURN OF THE DUELISTにて登場した《H−C エクスカリバー》を搭載し、ランク4のエクシーズ召喚に特化した【アライブHERO】が登場する。
また同パックで登場した《ギアギガント X》により【ガジェット】の回転力が上がり、《ブリキンギョ》と共に安定したランク4エクシーズモンスターのエクシーズ召喚を可能とした。
ABYSS RISINGにて《ガガガガンマン》が登場。
ライフポイントが800を切ったプレイヤーが《ガガガガンマン》のバーンで倒される場面が多くなり、残りライフポイント800は俗に「ガンマンライン」と呼ばれるようになる。
この頃にはほとんどのデッキでランク4が採用されていたこともあり、残りライフに対する意識が大きく変わった瞬間とも言える。
第8期終盤には《No.101 S・H・Ark Knight》や《励輝士 ヴェルズビュート》といった、素材2体で強力な除去効果を持つモンスターも登場し始め、ランク4モンスターを出せる構築という重要さはさらに上昇したと言える。
第9期 †
ランク4の扱いやすさとアドバンテージの獲得のしやすさを兼ね備えた【テラナイト】が環境に姿を現し始める。
さらにクロスオーバー・ソウルズで《星守の騎士 プトレマイオス》が登場し、《セイクリッド・プレアデス》や《サイバー・ドラゴン・ノヴァ》+《サイバー・ドラゴン・インフィニティ》といった強力なモンスターに繋がることから多くのデッキに採用される。
15/10/01に禁止カードに指定されるまで、ランク4モンスターの中で特に高い採用率を誇った。
また《SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング》の登場により、《No.39 希望皇ホープ》が出せるデッキ(ランク4が出せるデッキ)であれば簡単に高打点のモンスターを用意できる環境となる。
クラッシュ・オブ・リベリオンから登場したEmは高い展開力から注目を浴び、後にカテゴリ内のカードの増加や相性の良いカードが増えたことで環境トップへ。
大量のエクシーズモンスターを安定して扱うことのできる【EMEm】の強さは凄まじく、主要カードが規制されるまでの間、環境は【EMEm】一色と化した。
《No.16 色の支配者ショック・ルーラー》が16/01/01にて禁止カードに指定される。
続けて《ラヴァルバル・チェイン》が16/04/01に禁止カードに指定され、これら2枚を利用したデッキは大幅に弱体化した。
その後環境に姿を現したのは、モンスター1体からエクシーズ召喚が可能という独自の動きを持つ【十二獣】である。
その安定性と制圧力から一挙に環境トップまで登り詰めただけでなく、出張性能の高さとしても目を見張るものがあり、多くのデッキが【十二獣】のギミックを取り入れた。
第10期 †
新マスタールールへの移行により、エクシーズモンスターを複数並べることが難しくなった。
これによりエクシーズモンスターを大量に扱うデッキは大打撃を受け、大幅な弱体化を余儀なくされた。
第9期に活躍していた【十二獣】も17/04/01及び17/07/01にて大幅な規制を受け、環境から姿を消した。
第11期 †
ルール改訂と規制緩和で力を取り戻した【十二獣】が再び環境で活躍し、結果キーカードがまたも禁止カードに指定される事となった。
【ランク4】の一つ、【希望皇ホープ】を強化したストラクチャーデッキ−オーバーレイ・ユニバース−が発売。
【エクシーズ召喚】に特化したストラクチャーデッキは初である。
優秀な効果を持つレベル4チューナーの種類が増え、【ランク4】でもシンクロ召喚の戦術を併用しやすくなった。
第12期 †
2024年に登場した【ライゼオル】が主流デッキの活躍を見せ、久しぶりに純【ランク4】が環境に君臨した。
このデッキはその高い性能と引き換えにランク4以外のエクストラデッキのカードの使用が制限されやすいのだが、その様なデッキがトップメタとなったことでランク4の層の厚さを改めて示した結果と言える。
しかしそのおかげで25/01/01に《深淵に潜む者》が禁止カードとなってしまい、他の【ランク4】系列にも無視できない影響を与えた。
サンプルレシピ †
【クラウンブレード】(ブリリアント型・AF型・魔装ヴォルカニック型)第13回シェルティーゲーム個人戦1位〜4位 2015/6
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【魔術師クラウンブレード】小山CS1位B 2015/7
https://blog.goo.ne.jp/ddtanatoz/e/2bd634d48584de83ed6c2c616eabea27
【魔装クラウンブレード】 WCS2015日本代表決定戦一般の部 東京大会2位(日本代表)
https://www.db.yugioh-card.com/yugiohdb/member_deck.action?cgid=8ea865890c5398bbfd5ed98f238fd92a&dno=1
【クラウンブレード】 はっちCS5月10日の部1位B
http://blog.livedoor.jp/harikecs/archives/43977319.html
関連リンク †