ライフコスト †
コストの1種であり、ライフポイントを消費するコストの俗称。
手札コストよりは負担が軽い場合が多いが、ライフポイントは勝利・敗北に直結する数値であり、払ったライフポイントのせいで敗北を喫するということも珍しくはない。
また、ライフポイントは手札と違い自然に回復するものではないため、ライフポイントが僅かだと発動できない死に札になる可能性があるデメリットがある。
- 第6期から登場したサイキック族は、登場してしばらくの間はライフコストを要求するカードの割合が非常に高く、種族の特徴でもあった。
第7期以降はガスタを始め、あまりライフコストを要求しないサイキック族モンスターが増えた為、現在ではその様な印象も相対的に薄れている。
- 原作・アニメにおいて―
原作では、《魂の綱》・《エネミーコントローラー》・《死霊操りしパペットマスター》(OCGでは2000)など、1000のライフコストを払うカードが多く登場している。
初期ライフの4分の1を削るというのは非常に痛く、デュエルそのものが短期決着になる事もしばしば。
アニメにおいても調整がしやすいためか、ライフコストを払った結果が結果的に敗因になる事がOCGよりはるかに多い。
例えば、アニメZEXALの「ドロワvsトロン」戦では、ドロワがデュエル前にライフを8000まで回復した状態でデュエルを開始したが、自身の永続魔法《死蝶の誘い》で合計6000のライフコストを払っている。
結局、トロンには合計3000のダメージを与えるだけにとどまり、更には自分も《死蝶の誘い》の効果で1500ダメージを受け合計7500のライフを失ったため敗因になっている。
- 1vs多数のデュエルで1人側がハンデとしてライフを得る場合はライフコストを払うカードの使用率が高い傾向にある。
貰ったハンデを効果的に活かす戦術でもあるが、同時に多数側を勝たせる際に1人側のライフを都合よく減らす事もできるというデュエル構成の都合でもあるのだろう。
- アニメZEXALIIの「遊馬vsマッハ」戦では、永続魔法《決断の迷宮》のライフコストを永続罠《不公平条約》で遊馬に押し付けるコンボをマッハが使用したが、遊馬のライフが必要コストを下回った事で破られている。
ちなみに、この回では「ライフポイントを払う」事と「効果ダメージを受ける」事が別であると明言されている。
- アニメVRAINSのPlaymakerは、スキル「Storm Access」を使うためにライフコストを支払い、自らのライフポイントをわざと1000以下にするプレイングをたびたび行なっている。
また「遊作/Playmaker vs了見/リボルバー」(4戦目)ではPlaymakerがライフポイント50の状態から2回ライフを半減させるコストのカードを発動したため、50→25→13と実際に「小数第一位を四捨五入」するかなり珍しい推移を引き起こしている。
- デュエルリンクスには、ライフポイントが1000以下の場合に次の相手ターン終了時まで払うライフコストが0になるスキル「ライフコスト0」が存在する。
また、同ゲームは初期ライフが4000のためライフコストの負担はOCG以上に重いが、ライフが減った場合に使用可能なスキルも多数存在するため、ライフを減らすメリットも大きい。
当初からそれを目的として運用された為に登場早々に規制を受けた《スター・ブラスト》の様なカードも存在する程である。
関連カード †
※数値は支払うライフポイントの値。
―トゥーン関係
―デーモン関係
―サイキック族関係
―100
―300
―500
―600
―700
―800
―1000
―1200
―1500
―2000
―3000
―5000
―ライフポイントの半分
―任意の数値
―特殊な数値
―ライフコストを強要するカード
―その他の関連カード
関連リンク †