特殊召喚モンスター/Special Summon Monsters †
公式ルールブック解説 †
●基本的に『このカードは通常召喚できない。』と記載されたモンスターは特殊召喚モンスターである。
また、種族の右側に「特殊召喚」と記載されたモンスター(引用註:【◯◯族/特殊召喚/効果】)は特殊召喚モンスターである。
●特殊召喚モンスターは通常召喚できず、そのモンスターによって決められた条件を満たす事で特殊召喚できる。
●儀式モンスター、融合モンスター、シンクロモンスター、エクシーズモンスター、リンクモンスターは特殊召喚モンスターである。
●特殊召喚モンスターの自身を特殊召喚するための条件は効果としての扱いではない。
●特殊召喚モンスターの中には、「インフェルノイド・リリス」など正規の手順で墓地から特殊召喚できるものが存在する。
また、「トラミッド・スフィンクス」は『「トラミッド」カードの効果でのみ特殊召喚できる。』というテキストが正規の特殊召喚手順となるため、手札やデッキ・墓地からも特殊召喚する事ができる。
(パーフェクトルールブック2017 P069より引用)
説明 †
通常召喚できず、フィールドに出すためには特殊召喚しなければならないモンスターのこと。
それぞれ独自の特殊召喚方法が記載されており、それらに従わないと原則フィールドに出せない。
基本的に通常より手間のかかる方法が指定されており、その分カードパワーが高いモンスターが多い。
なお、正しい手順を踏まずに墓地へ送られたり除外されたりした場合、その状態では他の手段で特殊召喚できなくなる。
これを非公式用語で「蘇生制限」といい、これを解除することを「蘇生制限を満たす」と言われる(詳細は「蘇生制限」参照)。
また、正しい手順で特殊召喚された後でも、手札やデッキに戻されると特殊召喚に成功した情報はリセットされる。
「今度は別の方法で特殊召喚できる」とはならず、もう一度正規手順で特殊召喚する必要がある。
ただし、例外は多少存在する。
「蘇生制限を満たしてからの、他のカードの効果による蘇生・帰還」「エクストラデッキからの融合モンスター・シンクロモンスターの特殊召喚」「《限定解除》」などは、例外となる。
また、「自身の効果・召喚条件により墓地・表側表示のエクストラデッキから自身を特殊召喚する」特殊召喚モンスターも存在する。
なお、誘発効果で自身を特殊召喚する場合はトリガーによってはメインフェイズ以外に正しい方法で特殊召喚することもありうる。
- 英語版における日本語版で「のみ」が付くモンスターとつかないモンスターの区別について。
海外のコミュニティではこの違いを「Nomi」「Semi-Nomi」(準「のみ」)という言葉で区別している。
かつてのテキストに意味上の差異がなかったためにできた習慣だが、現在のカードテキストでは、蘇生可能なモンスターについては"Must first be Special Summoned"(最初に〜して特殊召喚しなければならない)と記載し、蘇生・帰還が不可能なモンスターは他の手段で特殊召喚できない事を明記する事で違いが明確になっている。
- アニメARC-Vで徳松が使用した花札衛は、ほとんどが特殊召喚モンスターとなっている。
- アニメにおいて、未OCG化の特殊召喚モンスターが多数登場している。
蘇生制限を持たない特殊召喚モンスター †
※厳密に言うと蘇生制限は持っているが、正規の手順が「全てのカードの効果による特殊召喚」なので、実用上蘇生制限に引っかかる状況が存在しないモンスターである。
※特に表記が無い場合は「カードの効果でのみ特殊召喚できる」ものとする
蘇生制限を持つ特殊召喚モンスター †
※広義の特殊召喚モンスターである儀式・融合・S・X・Lモンスターは各リンクを参照。
関連リンク †