コントロール奪取 †
相手モンスターのコントロールを得ることを意味する非公式用語。
メインモンスターゾーン間の移動のみならず、相手モンスターを装備カード化したりエクシーズ素材化したりする行為も含まれる(《サクリファイス》・《No.101 S・H・Ark Knight》など)。
アニメや原作での影響から「モンスターが寝返る(寝返った)」とも表現される。
相手のモンスターを奪い自分のモンスターにするという性質上、基本的に破壊や除外以上のアドバンテージを期待できる。
また、コントロール奪取に耐性を持つモンスターはほぼ存在しないため、極めて強力な除去にもなる。
そのため、コントロール奪取系統のカードには重いコストや条件がつけられることが多く、逆にコストや条件が軽い(あるいはない)カードは規制されやすくなっている。
- 数は多くないものの、複数のモンスターに対する永続的なコントロール奪取に特化したデッキを使ったキャラも下記の様に登場している。
- 遊戯王Rではデシューツ・ルー、ピート・コパーマインがコントロール奪取カードを用いた戦術を行っている。
- アニメGXに登場した《恋する乙女》デッキの早乙女レイ、《スカブ・スカーナイト》デッキの佐藤先生は永続的なコントロール奪取を中心とした戦術である。
- アニメZEXALでは表裏徳之助が永続罠《ウラトラC》や《ウラ霧》を用いて、相手のエースモンスターを奪い、攻撃するという戦術を行った。
また、ZEXALIIのジンロンは、試練と称して相手が【ドラゴン族】であるのを見越し、《No.46 神影龍ドラッグルーオン》によって奪うという戦術だった。
- アニメARC-Vに登場する暗国寺ゲンは複数のカードで相手モンスターのコントロール奪取を行った上で、「モンスターはお前を裏切った」と執拗な言葉攻めを行う意地の悪いキャラであった。
またシンクロ次元のセキュリティ及び強制収容所のデュエリストはコントロール奪取効果を持つ「ゴヨウ」シンクロモンスターを基本としたデッキを共通して使用している。
- 自身のモンスターがコントロール奪取されることを警戒したプレイングやその対策のためのカードを採用している例も時折見られる。
関連カード †
コントロール奪取できるカード †
※コントロール交換できるカード、コントロールを元々の持ち主に戻すカードはリンク先を参照。
※相手モンスターを装備できるカードは、吸収、及び「装備魔法以外のカード」を装備する効果を持つカードを参照。
―自身がフィールドにある限りコントロール奪取できる
―装備モンスターをコントロール奪取できる
―このターンの終了時/エンドフェイズまでコントロール奪取できる
―次のターンの終了時/エンドフェイズまでコントロール奪取できる
―次の自分ターンの終了時/エンドフェイズまでコントロール奪取できる
―バトルフェイズ中のみコントロール奪取できる
―永続的にコントロール奪取できる
※「コントロール奪取後一定期間でフィールドから離れる」場合や、「コントロール奪取後にそれを素材とする」場合なども含む
―ダメージステップ終了時
―バトルフェイズ終了時
―エンドフェイズ時
関連リンク †
FAQ †
Q:《調律師の陰謀》の効果によってコントロールを得たシンクロモンスターが裏側表示になった場合、そのシンクロモンスターのコントロールはどうなりますか?
A:《調律師の陰謀》の効果によってコントロールを得たシンクロモンスターが裏側表示になった場合、《調律師の陰謀》の効果の対象から外れるため、そのシンクロモンスターのコントロールは相手に戻ります。
また、そのシンクロモンスターが破壊される場合でも、ゲームから除外されることもなくなります。
なお、《調律師の陰謀》は魔法&罠ゾーンに表側表示で残り、「そのモンスターがフィールド上に存在しなくなった時、このカードを破壊する」処理が適用されることもなくなります。(24/09/19)
Q:相手のモンスターゾーンに表側表示で存在するモンスターを対象として、《大捕り物》の「(1):相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。そのモンスターのコントロールを得る。そのモンスターは自分フィールドに存在する場合、攻撃できず、効果を発動できない。そのモンスターがフィールドから離れた時にこのカードは破壊される」効果を発動し、コントロールを得ています。
その後に、対象のモンスターが裏側守備表示になった場合、適用されている《大捕り物》の効果はどうなりますか?
A:《大捕り物》の効果によってコントロールを得ているモンスターがその後に裏側守備表示になった場合、そのモンスターは《大捕り物》の対象から外れます。
よって、「そのモンスターのコントロールを得る」効果の適用はなくなり、そのモンスターのコントロールは相手に戻ります。
また、「そのモンスターは自分フィールドに存在する場合、攻撃できず、効果を発動できない」効果の適用もなくなりますので、攻撃や効果の発動も行える状態になります。
なお、《大捕り物》は魔法&罠ゾーンに表側表示で残り、「そのモンスターがフィールドから離れた時にこのカードは破壊される」処理が適用されることもなくなります。(24/09/19)
Q:《グレイドル・アリゲーター》、《グレイドル・コブラ》、《グレイドル・イーグル》が装備されているモンスターが、その後に発動した《月の書》の効果によって裏側守備表示になった場合、適用されている「(2):このカードの効果でこのカードが装備されている場合、装備モンスターのコントロールを得る。このカードがフィールドから離れた時に装備モンスターは破壊される」効果はどうなりますか?
A:《グレイドル・アリゲーター》等を装備しているモンスターが裏側守備表示になった場合、そのモンスターは装備カードを装備できない状態となりますので、その《グレイドル・アリゲーター》等は破壊されます。
その際には、《グレイドル・アリゲーター》等の効果の対象から外れていますので、「このカードがフィールドから離れた時に装備モンスターは破壊される」処理によって破壊されることはありません。
なお、「装備モンスターのコントロールを得る」効果の適用がなくなるため、そのモンスターのコントロールは相手に戻ります。(24/09/19)
Q:《人造人間−サイコ・レイヤー》の(1)の効果によって、相手モンスターのコントロールを得ました。
その後にコントロールを得たモンスターが裏側守備表示になった場合、適用されている効果はどうなりますか?
A:「コントロールをエンドフェイズまで得る」効果は適用されたままですが、「この効果でコントロールを得たモンスターは効果を発動できず、攻撃宣言できない」効果の適用はなくなります。
(そのコントロールはエンドフェイズまで得たままですが、効果の発動及び攻撃宣言は行うことができるようになります。)(24/09/19)
Q:《精神操作》の効果で相手モンスターの表側表示モンスターのコントロールを得ました。
その後にコントロールを得たモンスターが裏側守備表示になった場合、適用されている効果はどうなりますか?
A:「コントロールをエンドフェイズまで得る」効果は適用されたままですが、「この効果でコントロールを得たモンスターは攻撃宣言できず、リリースできない」効果の適用はなくなります。
(そのコントロールはエンドフェイズまで得たままですが、リリースできるようになり、その後攻撃表示になった場合には攻撃宣言もできるようになります。)
なお、《精神操作》で裏側守備表示のモンスターのコントロールを得た場合、「この効果でコントロールを得たモンスターは攻撃宣言できず、リリースできない」効果は適用されたままです。
(その後に表側表示になった場合も、モンスターゾーンに表側表示で存在する限り攻撃宣言及びリリースを行うことはできません。)(24/09/19)
Q:以下の効果によってコントロールを得た相手モンスターを、《亜空間物質回送装置》の効果で一時的に除外した場合、除外状態から自分のモンスターゾーンに戻ったモンスターのコントロールはどうなりますか?
●《No.11 ビッグ・アイ》(コントロールを得る期間が定められていない効果)
●《心変わり》(コントロールを得る期間が定められている効果)
A:《No.11 ビッグ・アイ》のように、コントロールを得る期間が定められていない効果については、一時的に除外された場合でも、相手にコントロールが戻ることはありません。
《心変わり》のように、コントロールを得る期間が定められている効果については、一時的に除外された時点で効果の適用が終了し、モンスターゾーンに戻りますと、直ちに相手にコントロールが戻ります。(24/09/26)