ドラゴン族/Dragon †
基礎データ †
概要 †
その名の通り竜をモチーフにしており、《F・G・D》・《究極竜騎士》など、古くからレベル10以上のモンスターが数多く存在するパワフルな種族である。
《混沌帝龍 −終焉の使者−》をはじめ、《シューティング・クェーサー・ドラゴン》・《ダーク・アームド・ドラゴン》・《裁きの龍》・《超銀河眼の光子龍》・《エヴォルカイザー・ラギア》など、各デッキの切り札の多くがこの種族に属する。
その他にも多くの上級モンスターを有している種族であり、《銀河眼の光子竜》や《マテリアルドラゴン》など効果も多種多様。
人気の高い通常モンスター、《青眼の白龍》・《真紅眼の黒竜》やLVモンスターであるホルスの黒炎竜・アームド・ドラゴンもこの種族に属している。
ドラゴン族のサポートカードにはこれらの上級モンスターの召喚を補佐するものが多い。
《竜の霊廟》・《竜の渓谷》などデッキから墓地へ送るカードや、《聖刻龍王−アトゥムス》・《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》・《復活の福音》など特殊召喚のサポートカードは多い。
自己再生ができ、2体分のリリースとなる《ミンゲイドラゴン》や《霊廟の守護者》を有しているため、最上級モンスターのアドバンス召喚もしやすい。
曲折を経て最上級の4体が全て禁止カードに指定された征竜も、最盛期時代には最上級らしからぬ取り回しの良さで環境に影響を与え続けた。
また、融合モンスターは《龍の鏡》によって墓地のモンスターを融合素材として特殊召喚できる。
これらのことから「上級モンスターを次々とフィールドに展開してパワーで圧倒する」といういかにもドラゴン族らしいパワフルな戦術を最も得意とする。
その他にも、下級モンスターをフィールドから墓地へ送るために使える《ストライカー・ドラゴン》や制圧・後続確保の《天球の聖刻印》と種族特有のリンクモンスターも良質なものがいる。
《巨竜の羽ばたき》・《スタンピング・クラッシュ》・《バーストブレス》・《竜の逆鱗》など、古くからのサポートカードも多数存在するが、どれも癖があるため少々使いづらい。
かつてはエラッタ前の《未来融合−フューチャー・フュージョン》で《F・G・D》を指定することで、即座に大幅な墓地肥やしを得意としていた。
現在ではエラッタにより1ターン待つ必要があるが、墓地で真価を発揮するドラゴン族は増え続けているので見返りもまた大きい。
一方で下級モンスターは汎用性が低く、属するカテゴリ・テーマデッキの中で活躍する傾向が非常に強い。
《仮面竜》・《ドラグニティ−トリブル》・《ドレッド・ドラゴン》といった種族サポートや、下級アタッカーとなる《コアキメイル・ドラゴ》や《アボイド・ドラゴン》、高ステータスの《アレキサンドライドラゴン》はいるが、それらを補助し易いカードは少なく、活躍の場は限られる。
《輝白竜 ワイバースター》・《暗黒竜 コラプサーペント》・《デブリ・ドラゴン》・《輝光竜セイファート》等は環境内でも時折見かけるが、絶対数から見るとやはり少ない。
こうした特色から、数こそ多いものの、長らく種族統一デッキを組みづらい種族であった。
第2期のStruggle of Chaos −闇を制する者−や、下って第10期では下級モンスターがテコ入れされてきたが、いずれも扱いづらいか出張パーツ的な扱いが多く、純粋なドラゴン族としての強化につながったかは疑問が残るところであった。
それでも第7期以降の環境では【カオスドラゴン】・【征竜】・【ドラゴンリンク】・【ビーステッド】・【天盃龍】等が結果を残しており、種族デッキとしてはかつてより非常に組みやすいよう改善されている。
中でも下級モンスターによる展開をメインとした【ドラゴンリンク】は革命的とも言えるだろう。
こういったデッキは《未来融合−フューチャー・フュージョン》・四征竜・守護竜リンクモンスターといった少数のパワーカードに頼っていたので制限改訂に非常に左右されやすいが、【ドラゴンリンク】は定期的に結果を残しており、ドラゴン族のカードプールの増加が働いている証左ともとれる。
- 「竜」と「龍」は別のドラゴン(生物)として分ける説もあるが、遊戯王では特に区別無く使われている。
《青眼の白龍》の派生カードだけ見ても、統一されることなく両方を使用している。
- 劇場版『超融合!〜時空を越えた絆〜』に登場した未来世界からの刺客・パラドックスが使用したSinモンスターも、原作及びアニメで主要キャラが使用したモンスターを元にした物を含め、ドラゴン族が中心だった。
- 高橋和希氏の特別読み切り漫画『DRUMP』では、1000年前の世界において魔女・スペーディアが「ドラゴン族を従えられれば国の掌握すら可能」と語っていた。
- 遊戯王シリーズ以外において―
『週刊少年ジャンプ』の漫画『守れ!しゅごまる』の主人公・守護丸はこの種族が好きらしく、この種族のカードに関する台詞を作中で度々している。
その後の第23話でスカルの暗殺者とのデュエルでは、《F・G・D》を切り札とする【ドラゴン族】を使用している。
- コナミのゲーム作品において―
「マスターデュエル」で24/01/05〜24/01/09まで開催されたイベント「デュエルトライアル/レンタルコンペティション7」では2024年が辰年であることに合わせて、レンタルデッキはモンスターが全てこの種族に限定された【ドラゴンメイド】・【ヴァレット】・【聖刻】であった。
関連リンク †
ドラゴン族に関連する効果を持つカード †
素材にドラゴン族を指定するモンスター †
その他のリンク †