特殊召喚/Special Summon †
特殊な手順を踏んでモンスターを出すことを「特殊召喚」といいます。
魔法・罠カードの効果や、効果モンスターのテキストに記載された手順で呼び出される場合等があります。
特殊召喚は条件を満たしていれば1ターンに何度でも行う事が可能です。
特殊召喚はカードに特別な記載がない限り、表側攻撃表示か、表側守備表示でフィールドに出します。
(公式ルールブック 新マスタールール対応 バージョン 1.0 より引用)
- 俗に「デッキからの特殊召喚」を「リクルート」、「墓地からの特殊召喚」を「蘇生」、「除外からの特殊召喚」を「帰還」と呼んでいる。
あくまで俗称であり、これらの言葉は公式用語ではない。
KONAMIに質問する際に使うには不適なので注意。
- その他、特殊召喚を封じる効果の扱い等も含め無効のページも参照。
- Special Summonの頭文字をとってSSと略すこともある。
ただしスペルスピードも同じくSSと表記されるので混同しないよう注意。
特殊召喚の分類 †
モンスターの特殊召喚について †
モンスターの特殊召喚は大きく2つに大別する事ができます。
1つは特殊召喚モンスターの特殊召喚です。
これは特殊な手順を踏んで行うもので、効果の発動を伴いません。
リンク召喚・ペンデュラム召喚、エクシーズ召喚、シンクロ召喚、そして、召喚の条件が定められている効果モンスターがこれに当てはまります。
なお、最新のテキストでは【◯◯族/特殊召喚/効果】というように記載されています。
もう1つはカードの効果による特殊召喚です。
上記の特殊召喚とは異なり、魔法・罠や効果モンスターの効果の発動を伴って処理が行われます。
融合召喚、儀式召喚の他、モンスターを特殊召喚する効果を持つ魔法・罠・効果モンスターの効果がこれにあてはまります。
この方法では基本的に、手札やデッキの特殊召喚モンスター、あるいは定められた方法で召喚されず墓地へ送られた特殊召喚モンスターは特殊召喚できません。
また、「サイバー・ドラゴン」などの一部の効果モンスターの中には、特殊召喚モンスターの特殊召喚のように、効果の発動を伴わずに処理を行い特殊召喚される効果を持った特別なモンスターも存在します。
(公式ルールブック 新マスタールール対応 バージョン 1.0 より引用)
特殊召喚には大きく分けて条件による特殊召喚と発動したカードの効果による特殊召喚の二種類がある。
条件による特殊召喚 †
●自分のメインフェイズ、ターンプレイヤーが優先権を得ていて、ほかのカードの発動や処理が行われていない時に、そのモンスターの効果テキストに記載された条件を満たすことで特殊召喚できる。
●条件による特殊召喚を行う場合、その特殊召喚に対して『特殊召喚を無効にする。』カードを発動する事ができる。
●特殊召喚を無効にされたモンスターは、特別な効果が適用されていない限り墓地へ送られる。
その場合、墓地へ送られたモンスターは、手札・フィールド・エクストラデッキから墓地へ送られた扱いとはならない。
●条件による特殊召喚を行う際、チェーンブロックは作られない。
●条件を満たすために墓地へ送られたり、リリースされたりしたカードは特殊召喚の手順によって場所が移動するため、カードの効果によって移動した扱いにはならない。
●条件を満たすためにモンスターが墓地へ送られたり、リリースされたりした場合、その後にモンスターを特殊召喚する処理が行われる。
そのため、『墓地へ送られた時〜〜できる。』など、そのタイミングでのみ任意で発動できる誘発効果は、処理の途中なので発動できない。
(パーフェクトルールブック2017 P081 より引用)
公式ルールブック上でただ「特殊召喚」とだけ記述されているものはこれにあたる。
シンクロ召喚・エクシーズ召喚・ペンデュラム召喚・リンク召喚・「特殊召喚モンスターの召喚条件」および「《サイバー・ドラゴン》などの召喚ルール効果」による特殊召喚の事を指す。
効果の発動は行わずに特殊召喚を宣言して行う。
(後述するが、例外的に効果の発動を伴って条件による特殊召喚を行うカードも存在する。)
(プレイヤーの間で「チェーンに乗らない特殊召喚」と呼ばれていたもの。パーフェクトルールブックで「条件による特殊召喚」という公式用語が制定された。)
●モンスターは発動した魔法・罠・モンスターの効果の処理によってフィールドに特殊召喚する事ができる。
●チェーンブロックを作って発動したカードの効果の処理によって特殊召喚される時、チェーンブロックを作って発動した効果の発動を無効にしなかった場合にはその後の特殊召喚する処理を無効にすることはできない。
●発動して自身を特殊召喚する効果を持つモンスターには、多くの場合『発動できる。このカードを(〇〇から)特殊召喚する。』という記載がある。
また、それらの効果は基本的に起動効果及び誘発効果である。
●他のカードを特殊召喚する魔法・罠・モンスターの効果は、基本的にチェーンブロックを作って発動する効果である。
(パーフェクトルールブック2017 P101,P102 より引用)
魔法カード、罠カード、発動するモンスター効果(起動効果、誘発効果、誘発即時効果)による特殊召喚のこと。
公式ルールブック上では「カード効果による特殊召喚」と記述されているもののことを指す。
前段との対比で分かるが発動しない召喚ルール効果はこちらに含まれないので注意。
(従来「チェーンに乗る特殊召喚」と呼ばれていたもの。効果の残存処理などチェーンブロックが発生しないケースも存在するための呼称変更)
特殊召喚の不発について †
「発動したカードの効果による特殊召喚」は、発動したカードに対してチェーンが行われた結果不発になる事がある。
対象としたカードが《D.D.クロウ》等の効果で移動する事による不発は、不発のページを参照。
- 発動時にどのモンスターを特殊召喚するかが決まっていなければ、特に何の処理も行われない。
- 特殊召喚するモンスターを対象にとらない効果の場合、特殊召喚する数が固定されていると特殊召喚できない。
- 劇場版『遊戯王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』で藍神が行う「次元領域デュエル」では「次元特殊召喚」と呼ばれている。
詳しくはデュエルを参照。
関連カード †
※以下、対象が「エクストラデッキからの特殊召喚」のみに対応する場合はエクストラデッキを参照。
―特殊召喚を規制するカード
―特殊召喚されたモンスターへのメタカード
―その他
―特殊召喚を無効にするカード
―起動効果で自身を特殊召喚するモンスター
※特殊召喚モンスター・召喚ルール効果は除く。
―誘発効果で自身を特殊召喚するモンスター
――以下はそれぞれリンク先を参照。
――その他の場合に特殊召喚できるモンスター
※特殊召喚モンスターは除く。
―誘発即時効果で自身を特殊召喚するモンスター
※特殊召喚モンスターは除く。
―自身以外を特殊召喚するカード
※儀式魔法は除く。
「ステータス・種族等の制限なく手札からモンスターを特殊召喚できるカード」を抜粋したものは《選ばれし者》の関連カードを参照。
※括弧内は特殊召喚元のカード名
関連リンク †
FAQ †
Q:手札から《サイバー・ドラゴン》を特殊召喚しようとしたところ《ライオウ》の効果を発動されました。
これにチェーンして《スターダスト・ドラゴン》の効果を発動することは可能ですか?
A:いいえ、できません。(11/08/29)
Q:手札から《サイバー・ドラゴン》を特殊召喚しようとしたところ《ライオウ》の効果を発動されました。
これにチェーンして《強制脱出装置》を発動し、《サイバー・ドラゴン》を手札に戻すことは可能ですか?
A:いいえ、できません。(11/08/29)
Q:手札から《サイバー・ドラゴン》を特殊召喚しようとしたところ《ライオウ》の効果を発動されました。
更にそれにチェーンして《仕込みマシンガン》を発動された場合、《サイバー・ドラゴン》を手札及び自分フィールドのカード1枚として数えますか?
A:数えません。(14/08/04)
Q:手札から《ダーク・アームド・ドラゴン》や《裁きの龍》などの墓地のモンスターを参照した召喚条件を持つモンスターを特殊召喚しようとしたところ《ライオウ》の効果を発動されました。
これにチェーンして《朱光の宣告者》を発動し、《ライオウ》の効果を無効にしようとしたところ相手はさらに《転生の予言》をチェーンしました。
これにより墓地のカードが変動しこれらのモンスターを特殊召喚するための条件が満たせなくなってしまった場合どうなりますか?
A:その場合であっても特殊召喚を行うことができます。(11/09/10)
Q:相手の《サイバー・ドラゴン》の特殊召喚に対して自分は《ライオウ》の効果を発動しました。
相手はこれにチェーンして《朱光の宣告者》を発動しました。
自分はこれにチェーンして《増殖するG》を発動した場合、《サイバー・ドラゴン》の特殊召喚に対してドローしますか?
A:ドローします。(15/11/05)
Q:相手の《サイバー・ドラゴン》の特殊召喚に対して自分は《ライオウ》の効果を発動しました。
相手はこれにチェーンして《朱光の宣告者》を発動しました。
自分はこれにチェーンして《虚無空間》を発動した場合、《サイバー・ドラゴン》は特殊召喚されますか?
A:通常通り特殊召喚されます。(15/11/05)
Q:相手の《サイバー・ドラゴン》の特殊召喚に対して自分は《ライオウ》の効果を発動しました。
相手はこれにチェーンして《朱光の宣告者》を発動しました。
相手の空いているモンスターゾーンが3箇所である場合、自分はこれにチェーンして《おジャマトリオ》を発動できますか?
できる場合、どのように処理しますか?
A:《おジャマトリオ》を発動できません。(15/11/05)
Q:相手の《サイバー・ドラゴン》の特殊召喚に対して自分は《ライオウ》の効果を発動しました。
相手はこれにチェーンして《天罰》を発動し、《ダンディライオン》を捨てました。
相手の空いているモンスターゾーンが2箇所である場合、どのように処理しますか?
A:《サイバー・ドラゴン》が特殊召喚され、特殊召喚に成功した時、《ダンディライオン》の効果が発動します。
この時モンスターゾーンの空きは1箇所であるため、綿毛トークンは特殊召喚されません。(15/11/05)
Q:相手の《グリーン・ガジェット》1体のペンデュラム召喚に対して自分は《ライオウ》の効果を発動しました。
相手はこれにチェーンして《朱光の宣告者》を発動しました。
自分はこれにチェーンして《リビングデッドの呼び声》を発動し、《星因士 デネブ》を選択しました。
《グリーン・ガジェット》と《星因士 デネブ》の効果はそれぞれどのように処理しますか?
A:相手は《グリーン・ガジェット》の効果をチェーン1で、自分は《星因士 デネブ》の効果をチェーン2で、それぞれ発動できます。(15/11/05)
Q:自分フィールドにモンスターが存在しない状況で《サイバー・ドラゴン》の(1)の効果での特殊召喚を宣言したところ、それに対して相手が《ライオウ》の効果を発動しました。
自分はこれにチェーンして《PSYフレームギア・γ》の効果を発動することはできますか?
A:ご質問の場合、《PSYフレームギア・γ》の効果をチェーン2で発動することができます。(21/01/07)
Q:自分フィールドに《クリボー》1体のみが存在する状況で、その《クリボー》をリンク素材に《リンクリボー》のリンク召喚を宣言したところ、それに対して相手が《ライオウ》の効果を発動しました。
自分はこれにチェーンして《PSYフレームギア・γ》の効果を発動することはできますか?
A:ご質問の場合、《PSYフレームギア・γ》の効果をチェーン2で発動することができます。(21/01/07)
その他 †
Q:フィールドに《マクロコスモス》が存在しています。
墓地から《マシンナーズ・フォートレス》などを自身の効果で特殊召喚しようとしたところ《神の警告》で特殊召喚を無効にされてしまいました。
この場合このカードは除外されますか?
A:はい、その場合除外されます。(11/09/08)
Q:フィールドに《大天使クリスティア》が存在している時、《スターライト・ロード》を発動できますか?
A:はい、発動でき効果の無効化を行えます。
ただし、《大天使クリスティア》の効果が有効である限り特殊召喚する処理は行えません。(12/04/25)
Q:《亜空間物質転送装置》の効果によって一度フィールドを離れた特殊召喚されたモンスターは戻った後特殊召喚されたモンスターとして扱いますか?
A:はい、特殊召喚されたモンスターとして扱います。(13/01/04)
Q:《ダーク・シムルグ》の手札から自身を特殊召喚する効果を発動したところ、《フォッシル・ダイナ パキケファロ》が効果処理時に存在する状態となりました。
どのような処理になりますか?
A:《ダーク・シムルグ》は手札に残ります。(16/07/28)
Q:《ダーク・シムルグ》を対象に《闇次元の解放》を発動したところ、《フォッシル・ダイナ パキケファロ》が効果処理時に存在する状態となりました。
どのような処理になりますか?
A:《ダーク・シムルグ》は除外されたままになります。(16/07/28)